第5話その4


「っ……ぁ――――!!」  その瞬間、首筋を伝う汗を振り飛ばす勢いで私の体が起き上がり、股間の怒張を突き上げるようにお尻が椅子 から跳ね上がった。 「ぁ…ぃ、やあああああぁぁぁあああああああああ!!!」  頭の中で、たくやと拓也はやさしく私に微笑みかけると、あいつなら絶対に言わないような事を口にする。  そしてその瞬間から、私の手は私のものでは無くなってしまった。 『ほら、足を開いて』  そう言ったのは拓也。  股間のペ○スを一心不乱にしごいている間も服の上から乳首をつまみ、こりこりといじり回していた右手が体 をなぞるように滑り落ちると、それ以上ないほど密着させていた太股の間にさし入り、一転してそれ以上ないほ どに脚を左右に開かせる。 「やっ……こんなの、だめぇぇぇ………!」 『ダメっていうことは無いんじゃない? それよりも…明日香のここ……そんないじり方じゃダメだってば。あ たしにするときはもっといろいろするくせに』 「ち、ちが……わたしは、しちゃいけないの。だめ、たくや、だめ、だめ、やめてぇぇぇ〜〜〜〜〜!!」 『だぁ〜め♪ 今度はあたしがしちゃう番なんだから』 「はうううっ!!」  女の私から見ても色っぽい笑みを浮かべたたくやの手となってしまった左手は、それまで流れ込もうとする血 液を塞き止めていた指の締め付けを緩める。  ………ドクン  小さなおチ○チンが、とても納まりきらないほどの血液を流し込まれた途端、風船のように破裂するイメージ を描きながら二回り大きくなったような気がした。 「たくや、たくや、それ以上はダメ、恐い、恐い恐い恐いからダメ、ダメなんだってばぁぁぁ!!」  白い喉元を反りかえらせて迸らせる涙声が狭い準備室のなんどもなんども響き渡る。そんな私の懇願を無視し、 たくやの"指"は一本、また一本とおチ○チンに絡み付いていく。  そうして、五本の指が男性の性器を包み込むと、"たくや"はまだ精通していない子供の膨らみを根元から先端 に向かってしごきあげ始めた。 「やっ、やっ、やぁあああぁぁぁーーーーー!! はぁ、はぁ、はぁぁ♪ あぁ、はぁ……んっ! そ、そこ… そんな…もう…許し、て……」  止まることなく溢れつづける先走りの粘液を潤滑剤にして、左手はそれまで恐くて触れる事ができなかった先 端部分を重点的に責めたてていた。内部に凹凸のある指の筒は上下に動くだけで、張り出していない傘の部分を 下からめくりあげて汚れなんて一切ない裏側を丹念に擦り上げ、上から降りてくるときには小さいながらも雄雄 しく天井を向いた肉槍のパンパンに膨れ上がった亀頭と言う名の鏃を余す事無く磨き上げている。  たくやの手が…私のおチ○チンを扱いてる……なに考えてるのよ………んっ! そ…その先っぽ……感じるか ら…ダメ、そこは弱いのぉ!! くぅ…ああぁ! そんなに…優しく弄られたら、やだ、せ…せいえきが…出ち ゃいそうで……やぁ…このまま、じゃ…女の子なのに……射精…射精しちゃうんだからぁぁぁ!!  あたしのイメージの中のたくやの動きをトレースして、指は私の肉棒の弱いところを責めたててくる。それが 以前拓也にしてあげた事だと気づく余裕すらなく、手首に捻りをいれながら動かすスピードを早くして、休む事 無く肉棒に刺激を送りつづける。 「ダメ、本当にダメなの。どう…しよう……わたし…こんなに感じちゃ……だめ、だめ、だめええぇぇぇぇぇ! !!」  刺激があまりにも強すぎた。生えたてのペ○スを今にも引き抜いてしまいそうな手淫に意識は何度となく真っ 白に染め上げられ、ペ○スの下側に今もなお存在する女陰から流れ出した淫水で椅子はビショビショに濡れてい る。その上を、未練がましくパンティーを履いたままの下半身が肉茎を左手が往復するたびに淫らにくねり、そ のまま椅子の端までヌルヌルに濡れたお尻を滑らせ、顔が火を噴きそうなほど真っ赤になっていると分かってい るのに恥部を突き出して、愛液をすくい絡ませた指でグチャグチャと聞くに耐えないほど卑猥な音を響かせなが ら「男の子」の部分をいやらしく撫でまわして責めたてる。 「ああ…たくや、見ないで……こんな恥ずかしいところ…あっ……やっ、ああぁ……!!」  嘆願の声。実際にたくやに見られているはずがないと分かっているのに、架空の視線にさらされているだけで 意識はちりちりと焼かれ、恥も外見もなく股間を突き上げてオナニーする自分自身に絶え間無く羞恥を感じてし まう。  けれどもしそれが無かったら、私はとっくに射精していただろう。足首は椅子から遠ざかるように伸ばされな がらもピクピクと根元から伝わる痙攣を受けて揺れ動き、大きく広がった膝と太股には引っ切り無しに緊張と弛 緩が訪れている。私は女の子なのに……生理的に受け入れる事ができない快感への抵抗だけが射精感を無理やり 体の奥に押し戻し、けれどそれゆえに頭の中には気が狂いそうなほどに解放を求める欲求がドロドロと渦を巻き、 膣の真上に溜まっていく圧迫感が今にも破裂しそうな風船みたいに濃厚な精液をためている。  いっそのことペ○スから手を離す事ができれば……そう思っても、たくやに見られていると想像してしまうと ――その白い指先に握られて、あたしの泣きそうな喘ぐ表情を見上げながら先端にキスされてるなんて言う事を 思い浮かべてしまい、ギュウ…と股間に走り緊張と一緒にさらに透明な液体が先っぽから流れ出し、必死に我慢 している事も忘れて肉の傘の裏側の隅々にまで指を這い回らせてしまう。 「あっ…あうっ……た、たく…や……お願い…こんなの、恥ずかしすぎて……んンッ!…やっ、だめ……敏感な の、そこ……だから…だからもう……」 『明日香、そんな心にもないことを言っちゃダメよ。だってほら、ここをこんなに大きくしてるくせに。ついさ っきまで綺麗な体だったのに、突然生えちゃったコレで感じてるんだから……明日香も女に慣れてきてるあたし のことを言えないわよね』 「だって…だってそれはたくやが……たくやがぁ……」  必死の我慢もついに限界がきて、髪を振り乱して泣き喚く私の股間から精液が噴き出そうなのを察したのか、 指先は亀頭先端の縦に入った割れ目をなぞり上げている。爪の硬い感触は一ミリにも満たないほど食い込むだけ で今まで以上の刺激が神経に突き刺さり、肉棒と快感が直結したかのように子宮がググッと収縮し、よじれて根 元に引っかかっている下着の中に濃密な愛液を放ってしまう。それは一足先に始まった女の子の射精……ヒクヒ クと蠢動する割れ目は下半身を圧迫する精液の貯蔵を一切解消することなく、それどころか下着の中で淫水が音 を響かせるたびに伝わってくる脈動に促され、お腹の奥で何かが暴れるように震えが止まらなくなってしまう。 「やめて…やめてよぉ……たくやの意地悪……わたし…もう本当に……だ…だめぇ…!」 『我慢できないんでしょ? こんなにいっぱい先走りをトロトロ溢れさせてるし、こっちの方も――』 『――こんなに濡れてるんだから、もう入れてもいいよね』 「―――――!?」  イメージが切り替わる。正確には、たくやだけじゃなくて、最初だけ現れてそれから思い描いていなかった拓 也までも私の想像の中に現れ、私のものとは違う、大きくそそり立つ肉棒を既に準備の整った割れ目へと押し当 ててきた。  その正体は私の指。張り詰めた太股を這い回って敏感なポイントをくすぐり、その白い肌に愛液を塗り付けて いた指先が下着を横に押しのけ、呼吸するたびにヒクつく膣の入り口に指先を二つ触れさせて、濡れそぼった膣 周辺の粘膜をくすぐり、けれど決して中には入ってこず、悶える私をさらにじらすかのように愛液をかき混ぜる だけだった。 「くっ――あっ……ああっ!!」  指先はふっくらとした恥丘の縦筋を上下になぞり、男性器との境になぜか存在しているクリトリス――淫核は ペ○スが退化したもののはずなんだけど――を軽く突き回す。けれどそのほんのわずかなタッチにでさえ、既に 切迫している体は堪えきれずに過剰な反応を見せ、ツンツンされる度に突き刺さる快感に全身を震わせてしまう。 「やっ…だっ…! こん…こんなの…こんなのって、スゴすぎ、はぁぁ!! いや、イく、イっちゃう、イっち ゃうううっっっ!!」  クリと亀頭の同時責めはまさに淫核を二つ存在しているような強烈過ぎる刺激だった。指がわずかに動いただ けなのに腹筋までビクビクと痙攣し、右手は迸る粘液を浴びてドロドロになっている。けれどそれ以上におチ○ チンの方はヴァギナと違ってこみ上げてくるものを放つ事もできずに、指先をはじきそうなほどの勢いで先端を ビンビンと振り回している。 『明日香…そろそろ入れるよ』 「ま、待って……今は…されたら……変に、なっちゃうから……だめ…拓也、だめぇ……だ…はぁあああっ!!」 『そんな事ないだろ? 明日香のココ、もうとっくに準備できてるんだし、待ちきれないっていう顔してるじゃ ないか。だから…いいだろ?』 「そうじゃないの。感じすぎちゃうからもう少し落ち着かせて。じゃないと私…くぅ!? つぅ…ううううっ… …!」  あぁ……拓也のおっきなおチ○チンが……中に…んんんっ!! な、なにこれ……息が…できないほど感じ… ちゃって……あっ…あっあっ…ひぁああああああっ!!  抵抗し様とアソコに力を入れたのに、指先はにゅるんと膣口を潜り抜け、湯気が立つほど熱く濡れたヴァギナ を擦りながら奥へ奥へと入りこんでくる。  けれど今の感じ方は異常過ぎる。だって拓也に抱かれる時でも、拓也に指を入れられるときにだってこんなに 感じた事なんてないのに…… 「た、たく、た、そこっ、そこぉぉぉおおおおおおっ!! 出ちゃう、やっ、こんなの、うそ、うそぉぉぉおお お―――――――!!!」  粘膜を指が擦りあげるたびにグチャグチャと音が響く。けれどそれを聞き取る事なんてできるはずもない。  根元まで入ってしまった二本の指が膣の天井に触れると、激しく収縮して指を食い閉める膣道から潮かおしっ こかと見まごうばかりに愛液が噴き出るのと同時に、鬱血しているのではと思ってしまうほど赤を通り越して紫 がかってきた肉棒の根元から透明な液でぬらぬらの先端に向けて真っ赤に焼け融けた針が突きぬけるような刺激 が走り抜ける。 「あああああっ!! たくや、たくやぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」  キツく閉じた瞳から涙がこぼれ、限界異常に興奮しているペ○スの先端から我慢できずに迸った透明の汁が飛 沫のように弾け飛ぶ。  眉をしかめてわずかに感じ覚えてしまった射精の刺激に耐えながらも、指は熱く蕩けた肉花の裏側――私のG スポットを収縮する肉ヒダを割り開くように掻き回し、その真上に確かに存在しているペ○スへつながる「神経」 を二本の指で挟んでコリコリと責め立ててくる。 「あああぁぁあああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」  それが本来なら男の人のお尻の奥に存在する前立腺に相当する器官だと知るはずもなく、透明な雫をたらした 肉棒は内と外、両方から両手の指に責めたてられて、私の意思を振り払うかのように中に通る細い管に固体じみ た巨大な「モノ」を流し込んできた。 「いやん、やあぁ、来る、何かが、おチ○チンに、たくや、拓也、たくやあああぁぁぁーーーーーーー!!!」  大きな喘ぎ声を迸らせながら、頭がガクンと後ろに仰け反る。いつのまにか額に浮かんでいた玉のような汗が 目に入った拍子にうっすらと瞼を開けるものの、おマ○コの痙攣とチ○ポを貫く快感で意識だけが一足早く絶頂 に突入した私の目が視界を捕らえられるはずもなく、真っ白に染まった向こう側にいる"たくや"の姿を見つめな がら、意識を両手に擦りたてられている二つの性器に集中する。  ――もうなんにもわかんない。気持ちよすぎて、変に…な……るぅ!!  クラスの男子のほとんどが一度は握ってもらいたいと思っている白い指先が遠慮なくエラばった肉傘をグチャ グチャと粘つく音を立てながら擦りあげ、腰骨を叩き潰す勢いで左手が肉棒の根元までしごきあげる。既にオル ガズムに突入し、ビクビクと断続的に震える膣壁を乱暴に掻き回して射精中枢をギュウウウ…と締め上げる。 「――――――っ!!!!!」  触れる事にさえおびえていた事などすっかり忘れ、歓喜の涙を流しながらたくやを想って激しくしごいていた 肉棒がビクンッと一際大きく震えたかと思ったら、根元からこみ上げてきた射精感――いや、あんなに嫌悪して いた精液があふれ出てきた事で、ググッとその太さを急速に増していく。 「ふぁ……おチ○チンが…熱くて…痛くて……わた、し……熱いのが……だ…ら………だ、めえええぇぇぇ〜〜 〜〜〜〜!!!!!!!」  それまで愛液をしぶかせる膣をグチャグチャと掻き回していた右手が一番奥のこりこりとした子宮口を突き上 げて動きが止まり、同時に、それでも射精を押しとどめ様ととっさにペ○スを離した左手が白濁液の噴き出る先 端を手の平で覆うようにカリに指先を引っ掛けて握り締める。  もはや破裂しそうなまでに勃起し、充血していた肉棒に、無我夢中で爪を食い込ませる。けれど絶叫するはず の痛みは脳に達する前に歓喜の痙攣に変換され、それが引き金となってついに我慢しつづけたものがぴちっと閉 じ合わさった射精口を抉じ開けてペ○スから撃ち出された! 「っあ………ぁ〜〜〜〜〜〜っ〜っっっ〜〜〜〜〜〜……………!!!!!」  全ての声を失うほどの快感。喉から迸るものさえ股間から撃ち出すみたいに、左手の中に熱い液体がビシャビ シャと打ち付けられる。肉棒はビクビクと脈打っているのにそのリズムを無視して溜まりすぎた精液は間断なく 吐き出され、あっという間に下半身を白くドロドロに汚していく。 「っっっ〜〜〜〜!!!……はっ、くっ、つぅうううぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」  いつまでも終わる事のない射精に耐えきれず、全身の筋肉が引きつったかのように体を小さく抱え、体の中に あるもの全てを濃厚な精液に変えて吐き出していく。  生まれてはじめて感じる男の絶頂……左手の中でビクンビクンと跳ねながら欲望を撒き散らし、最奥から精液 が飛び出てくるたびに右手の指に触れる子宮口はペ○スに負けないぐらいに跳ね上がり、白くにごった絶頂液を 右手の平へと放ってしまう。  これが…男の子の快感………私……精液を…射精……しちゃった………  初めてで射精のタイミングがつかめなかった事や我慢しすぎてしまった事が原因かどうかはわからないけど、 私から見ても異常とも思えるほど長い時間射精し続け、ようやく筋肉が痙攣から解放されて弛緩された頃には股 間を伝い落ちて椅子の上に溜まった精液が糸を引きながら床にまで滴り落ち小さな水たまり――正確には白濁だ まりを作るほどの量と濃さ。射精が始まってからの数分間、ただただ射精の突きぬけるような感覚に身を打ち震 わせていた私が気づいたときには、室内は生臭い精液と酸っぱい汗の香りとが混ざり合った、異湯鬼興奮を掻き 立てる匂いが充満してしまっていた。 「ほぇ………なにがなんだか……すごいよね………」  自分自身のオスとメスとが交じり合った臭いを吸いながら、何気なく左手を持ち上げる。  ………これが私の精液………ものすごくドロドロ……ミルクって言うよりコンデンスミルクみたい……  男の子のがドロッとしているのは知ってるけど、左手にまとわりついているのはそれ以上に濃厚だった。指先 から手首までベットリと覆い尽くしている純白の液体はゆっくりと時間をかけて滴り落ちている。その様子は液 体ではなく、ヨーグルトのような半固体。指を動かせば精液がプチュリと音を立てて潰れ、間近に近付けた鼻に めがけて生臭い臭いを放ってくる。  でも……なぜか、嫌悪感は感じない。自慰にふけっていた時はあんなに射精する事を脅えていたのに、それを 解き放ってしまえば想像以上の快感と心地よい脱力感…………このまま目を閉じれば、このまま深い眠りに落ち てしまいそうな…… 「……………………………………あ、そうだ…ビーカー……」  精も根も全て打ちつくし、なにも考える事が出来ないまま手にまとわりついている白濁ゼリーを弄りまわして ぼ〜っとしていると、不意に、というかようやく、私が自慰をするにいたった原因と言う物を思い出してしまう。 「………………」  妙に重たい肩と首を動かして背後に視線を向ける。背をもたれかけているテーブルの上にはガラスのビーカー が体を火照らせている私とは対照的に冷たい光を反射させている。  ………どうし…よっか………手のひらについてる分だけじゃ足らないだろうし、床に落ちたのを集めていれる って言うわけにも……… 「―――はぁぁ……」  仕方ないよね…………ぼんやりしていた私が悪いんだし……  席を立―――つ事ができないので、後ろに左手を伸ばしてビーカーを引き寄せる。  ガラスのビンの中には左手から流れ落ちた精液が雫と言うよりは塊になって落ちていくのを見つめながら、ま だヒクつきがおさまらないヴァギナから引きぬいた右手の指を、自信が放った白い汚れにまみれてい小さくなっ ている肉棒に絡みつける。 『明日香……また…しちゃうんだね……』 「んっ…! もう……そんな事ばっかり言わないでよ……私だって…本当はこんな事したく……んんっ!」  ぴゅる……  あ、あんなに出たのに……また出ちゃった………だけどまだ足りないの………本当にこんな事はしたくないん だから。恥ずかしいし、手やアソコが汚れるし………しかたなく、しかたなくやってるだけなんだから誤解しな いでよ、たくや……あっ…や、うそ…さっきよりも…敏感に…く…うぅん!!!  まだ精通の余韻が冷めないのに、指が柔らかくなったものを上下に扱いていく。絶頂に達したばかりのペ○ス は固さを失ったものの、触れるだけで子宮に逆流するほどの快感を生み出し、たちまちヌチャヌチャと音を立て るほどに手の動きは激しくなっていく。 「たくや…たくやぁ…! 私のおチ○チン…とまらないよぉ……イく…イく…イくのぉ……また…狂っちゃう… っあ…あ、ああああああああああっ!!!」 「―――ふぅ、これで良いでしょう。試験管にわずかに試薬が残っていて助かりました。あとは片桐先輩にあわ せて調整するだけですが………あれから二時間もたってるんですか。遅いですね、なにをやってるんですか」  窓の外は既に真っ暗。別に明日香に恐怖心を抱いていたと言うわけではなく、いつのまないか集中して(のめ り込んで)薬作りに励んでいた千里は凝り固まった腰を伸ばしながら席を立つと、迷う事無く準備室に向かって 歩き出した。  コンコン  小さな手を軽く握って扉をノックする。が、向こう側からは何の反応もない。それどころか人が動く気配もな い事に千里は眉をひそめた。 「片桐先輩、まだですか? こちらの準備はとうに終わってるんですが……先輩、無視ですか、片桐先輩?」  幾らノックをしても返事がないのでドアノブをまわしてみる。すると鍵がついている扉はその機能を使われる こともなく、すんなりと開いてしまう。 「………なんだ、いないんですか。仕方ありませんね。また明日にでも研究に協力してもらうとしましょう」  狭い室内に明日香の姿はない事はすぐに見て取れる。それに長時間剣薬の作成にかかりきりだった疲れもあっ て、千里はさっさと扉を閉めて、きびすを返してしまう。  床に飛び散った大量の精液と、こぼれんばかりに白濁液を注がれたビーカーが視界に入っていないのが……… まぁ、千里らしいと言えば千里らしいんだけども………  で、一方その頃、明日香はと言うと――― 「ごめんね明日香。わざわざお見舞いに来てくれて」 「気にしなくてもいいわよ。同じマンションなんだし」 「それでもやっぱり嬉しいし♪ 熱の方も下がったし、明日には元気になるからね」 「ふぅん………じゃあ…ちょっとぐらいなら…いいよね……」 「へ?……ほえ?…ええっ!? あ、明日香、それはもしかしてなにはなくともナニだったり……どえええええ っ!?」 「たくや……ダメなの、たくやじゃないと私…だからお願い……私のおチ○チン……たくやで満足させて……ふ …ふふふ……♪」 「ま、待って待って、ちょっと待ってぇ! ナニがどうしてどうなったかちゃんと説明して……って、なんだか その笑み恐いよ。だから落ちついて服脱ぎながら覆い被さって…やっ、待って、待っててばあああぁぁぁ〜〜〜 〜〜〜〜!!!」  ――――明日香が元の体に戻るのは、まだしばらく先の話かも………


第6話その1へ