ルート3−4
69……体の上下を逆にして向かい合い、お互いの秘部に顔をうずめる体勢をとったあたしと明日香は、二人して射精させあった白い樹液を生殖器の中から吸い出していた。
「んっ…コクッ……明日香…スゴい…汁がこんなに溢れてくる……ンッ…ンンッ……」
明日香の脚の間に顔をうずめたあたしは舌でなぞるたびにヒクついた秘孔からあふれ出てくる濃白の液体をノドを鳴らして飲み干していく。
舌を押し込み、淫裂の奥で震えている穴を押し広げれて吸いだすのは、あたしが神木を突き入れ、子宮口を穿ちながら吐き出させた樹液。外見も舌触りも本物の男の精にそっくりなのに甘さを感じさせる味と、それが明日香の膣内からあふれ出てくるという事実に興奮したあたしは、明日香の腰を引き寄せて首を振り、露出した粘膜を唇でなぞりながら音を卑猥な音を響かせる。
「くぅ…ぅうんッ……たく…やぁ……」
「………明日香も…舌…止めないで……」
「だって…だって……っあ…アソコが広がって…だめぇ……!!」
腰をくねらせ、男の時でさえあまりさせてもらえなかった口による愛撫に悶える明日香。畳の上で横に体を傾け、大きく充血させたクリトリスをあたしの唇に擦り付ける幼馴染のヴァギナに深く舌を突き入れたあたしは、抱き心地のよい体を抱え込みながら仰向けに転がる。すると、重力に負けた明日香の顔は赤い着物と襦袢を振り払うように開脚したあたしの股の間へと落ち、唇が、吐息が、硬い木の棒にかき回されてどろどろに穢れたあたしの恥丘へと触れてくる。
「あ…ああぁん……そう…そこ……明日香…ンンッ!!」
甘い樹液と蜜とで秘裂を明日香に間近で覗き込まれ、ぬくもりを帯びた唇が開いて差し出された舌に股間を舐められると、羞恥心の高ぶりとともにおマ○コに鋭い疼きが突き刺さる。
………明日香が…ここまでしてくれるなんて……信じられない……
今日の明日香はいつもとどこか違っていた。あたしにフェラをしてはくれるけれど、こんなに情熱的に舌を使ってくれたことは記憶にない。確かにあたしが望むことはしてくれたけれど、どこかで自分のプライドを保つ最後の一線だけは守っている感があったのに……まるで松永先生とケイトに篭絡されたかのような明日香は、拭い取れるほどの汗を全身からにじませてあたしの花弁に唇を吸い付かせている。
「あぁ…明日香…いい……いいのぉ……」
「ダメ……たくやも…休まないで。私にもちゃんとして……」
その言葉を聴き、自分が夢を見ているのではないかと疑った。
「……明日香のエッチ」
「だ、だってそれは―――!」
「分かってる。……スゴく感じてるんだよね」
五指を広げた右手で明日香の背に浮いた汗を滑り取らせ、そのまま張りのあるヒップを撫で回す。
「っあ……!」
「んっ…んっふっ……んんっんんん……」
「あっ、あっ……んあっ!……いい。たくや…い、いいっ!!」
………そろそろ、次に行ってもいいかな。
攻めれば攻めるほど、下腹部を震わせて流れ出る明日香のいやらしい汁を飲み下す一方で、あたしは畳に腕を伸ばして周囲を探ると、まだ使っていない神木ディルドーを掴み取った。
「明日香…そろそろ入れてあげるね」
「えっ……やっ、まだ…もう少し待って」
「だ〜め。あたしが入れたいから入れるの。…ここに、ね」
―――グチュリ
「んああああぁぁぁ―――!!」
あたしの目の前にさらけ出された秘部にバイブを押し当てると、度重なる挿入で突きほぐされていた汁まみれの淫裂に硬いそれを些か乱暴に押し込んだ。
だって…あたし以外のモノを入れられて喜んでる明日香に腹が立っちゃうけど、それはそれで……
明日香の肉ヒダを内へとめくりこみながら入っていく神木の先端が明日香の子宮に到達した。わずかに反射して戻ってくる硬い感触をこつんこつんと突付くと、あたしの目の前で嬌声をあげて乱れる明日香にうれしさを覚えながら、同時に松永先生やケイトに陵辱されてしまったことに対する困惑と憤懣を一緒に抱えた複雑な気分をぶつけるように、擬似男根にひねりを加えて子宮口周辺の淫肉を抉りたてる。
「んあっ! んあっ! あっ! はああっ!!」
ディルドーの抽送を繰り返すと明日香の股間から響く水音と唇から迸る喘ぎとが重なり合う。背に添えた左手に小刻みな痙攣を感じ取ると、それを煽るように激しくディルドーを出し入れし、中にたまった白濁液を掻き出しては唇をつけてすすり上げる。
「あっ、ああんっ! ダメ、そんなの吸っちゃダメぇぇぇ!!」
「うそばっかり。ほら、クリトリスをビクビクさせて喜んでるくせに。……イきそう、なんでしょ?」
「あっ……」
一瞬、明日香の声が静かになる。
なら……「イきたい」って自分で言うぐらい苛めてあげるんだから。
そう決意したあたしは明日香の腰をぎゅっと抱きしめると、きれいな色をした小粒の淫核に舌を絡ませ、ズズズッと音を立てて秘裂から滴り落ちる愛液を吸い上げる。
「ひあっ…くふぁああああっ!! た、たくやッ…だめ…そ、そんな……許してぇぇぇ〜〜〜!!!」
先ほどよりも声が大きい。……なんとも分かりやすいお答えに妙な充実感を得たあたしは、舌先でクリトリスを転がしながらディルドーを明日香の膣の天井へ強く擦りつけ、さらに声を出させようと責め立てる。
「だめ、だめ、そこ、そんなに、そんなにされたら私、んっ! あああっ!!」
明日香があたしの股間から顔を上げ、長い髪を振り乱す。
太いディルドーをくわえ込んだヴァギナから懇々と愛液があふれ出す。それを唇ですくい、こくりとノドを鳴らして飲み下すと、神木の角度を細かく変えながら明日香のポイントを探り、反応のいいところで胎内に収めたままグルッと一回転させ膣肉をねじれさせる。
「んっあ……あああっ!!」
「ほら、気持ちいいでしょ。どうなの、明日香? どんな気分?」
「いっ…いやぁ、恥ずかしいからいやぁ!!」
あたしの言葉に頭を振る明日香だけど、体の方は膨張を続ける神木をギュッと食い締めて離さず、ならばとあたしはディルドーをずるずると引き出し、明日香の淫液で濡れ光る茎の大部分を露出させる。
「明日香、どうしても言わないの?」
「……ぅ………」
「じゃあいい。―――もっと激しくしちゃうんだから」
神木ディルドーは膨張した分、柔らかさと吸い取った愛液の温もりとをその身に帯びている。それの取っ手へと手の平を添えたあたしは、お知りに叩きつけるように勢いよく明日香の淫裂に突き入れた。
「あっ! あああっ、いぁああああああっ!!!」
ブシャリと音を立てて愛液が飛沫く。勢いよく放たれた熱い汁を顔で受け止めながら大きなストロークで出し入れを繰り返し、時折ねじりを加えて明日香を少しずつ絶頂へと押し上げていく。
「たく、たくや、もう…ダメ、ダメ……わたし、もう……!!」
「いいの。我慢しなくたっていいから、明日香……ほら…ね」
―――カリッ
「―――!!?」
クリトリスに軽く歯を立てる。その瞬間、明日香のヴァギナから抜き取ろうとしていたディルドーが強烈な締め付けで動きを止める。
「明日香……イって」
これが最後の一突きだ。膣奥から愛液を押し出すように強く神木を打ち込むと、明日香の体がビクッと跳ね上がる。
「あっああっ、んんっ…ああっ……ああああぁぁぁ――――――――――ッ!!!!!」
「ハァ……ハァ…んッ……ハァ……」
「明日香、大丈夫?」
「………バカ。たくやが…こんなにしたんじゃない」
高い位置にある窓から覗く外はとうに日が暮れている。あたしと明日香が愛し合い始めて何時間たったのか……思考がはじけ飛ぶことが多く、身も心も蕩けあっていたからはっきりと覚えていない。けれど興奮状態が長く続きすぎたために、触れるだけでも全身が痙攣してしまうほどに敏感になった乳房や指や物をあてがうだけで飲み込もうといやらしく蠢く陰部の開き具合が、どれだけ深く体を重ねあっていたかを物語っている。
「そうだね…あたしが明日香をこんなにいやらしくしたんだよね……」
畳の上で明日香と横向きに抱き合ったあたしは右手を尻の谷間に滑らせると、挿入こそしていないもののあたしの舌で柔らかくふやけてしまったアナルを撫で回す。
「あうぅぅぅ……!」
明日香の体が腕の中でブルリと震える。そして太股を固くキツく閉じ合わせると、着物をまとったあたしの下腹部のそばでいやらしい水音が響いた。
「明日香がこんなにエッチな女の子だって知らなかったな、あたし。知ってたら……いっぱい可愛がってあげたのに」
「だ、だめ…たくや……そこ、汚い……」
「そんなことないよ。明日香の体だもん。……汚すなら、あたしがいっぱい汚してあげるから」
指を食い込ませるだけではじけそうな双尻の谷間からうち太股へと指を滑らすと、上向きに、拒むように閉じ合わさった太股を開くように力を込める。
「くうぅ……」
汗が浮いた太股をなぞると明日香が苦悶に似た呻きを唇からこぼし、それでもわずかに脚を開こうと力を抜く。それを明日香自身にはさせず、わずかに開いた脚の間に膝を割り込ませたあたしは明日香の腰をこちらへと抱き寄せると、子宮の奥からそそがれた白濁液をこぼしている淫裂に太股を押し付け擦りあげる。
「ひゃあっ! あっ、ひゃうううっ!!」
ぬるりとした官職の中で突き出たクリトリスがパンパンに張り詰めたその表面をなぞられながら擦り上げられ、不意に訪れた強烈な刺激に耐え切れなくなった明日香が過敏に反応を示して体をのけぞらせる。
―――ブシャッ
太股に噴きかけられる熱い液体。そして白い脚に吸い付きながら痙攣する陰唇から除く粘膜が明日香が軽く達したことを告げていた。
「もうイっちゃったの? そんなにこれがいいんだ」
「らめぅ…あっん…いっ……ゾクゾク…しちゃ、うぅぅぅ……!!」
あたしが脚を前後に動かすたびに明日香は体を痙攣させ、絶えず送り込まれる快感の波に頂点の波から降りてくることを許されず、こちらの肩に顔をうずめて泣き悶えながら腰をゆすりだす。
「あふっ、ひゃあ…うあぁん!! たくや、わたし、わたし……ッ!!」
「明日香……イって、いいんだからね」
明日香の頭を空いた手で抱きしめ、長い髪を梳きながら耳たぶに舌を這わせる。あたしの乳房と明日香の乳房を押し付けあってひしゃげさせ、互いの乳肉で乳首をこねあいながらも、あたしの手は太股からお尻へと戻り、ギュッと指先を食い込ませる。
「あぁんっ! だめ、そんなに揉まれたら…壊れちゃうぅ……」
鋭く突き刺さる指先からもたらされる刺激に明日香は首をのけぞらせ、間近にあるあたしの顔にさせ焦点を合わせられずに滑らかな喉元を奮わせる。そこへ唇を滑らせアゴ先まで舐めあげると、
「だったら…壊してあげる」
クリトリスを擦られるたびにヒクヒクと緊縮を繰り返しているアナルの孔をふさぐように中指をグイッと押し込んだ。
「――――――あっ………!!!」
前からはあたしの腰が、後ろからはあたしの指が、快楽に堕ちた明日香の体を挟み込んで二つのポイントに揺さぶりをかける。すると明日香の秘唇はヒクヒクと大きくわななき、太股を締め付けてくる。
「あっ……お、尻で…指が……ふるえ、て……るぅ……」
「気に入った? だったら後でココにも入れてあげる……最初は痛いけど、病み付きに……して、あげるからね……」
「!? ゆ、指が奥に…やっ…あああ、くうぅぅぅ!!!」
指の第一関節まで挿入しては円を描いて引き抜き、名残惜しそうに震えるアナルをもう一度蹂躙する。まだ挿入には早すぎるけれど、羞恥心の強い明日香にはこれで十分過ぎ、何度もヴァギナとアナルを収縮させては張り詰めた太股であたしの脚を挟みこんで自ら腰をくねらせ振り緩やかな割れ目への愛撫に加速をつける。
「たく、たくや、はあっ…あっ…わたし……お尻で……」
さらに速なる明日香のリズムに合わせてあたしもアナルをもてあそぶ手の動きを速く、そして強くしていく。
「ほらぁ…あたしの前でイって。さっきみたいに、アナル舐められて泣きながらイったでしょ。イって、あんなふうに泣きながらイって見せて…ほらぁ」
「あっあああっ…ダ、メぇ…イく、イく、っクうううぅぅぅ―――――――!!!!!」
明日香が絶頂に達する。……正確に言うと、絶頂を突き抜け、さらに高い位置へと上り詰めてしまう。
「ひあ……あああああっ!!!」
指を食いちぎりそうな強さでアナルを締め付けながら、膣口に密着していたあたしの脚に大量の温水がはじける。
明日香の射精だ。
潮を噴かされ慣れているあたしと違い、明日香の反応は強烈だ。息を何度もあえがせ、腰を大きく振りながら生暖かい液をビュッビュッと吐き出していく。
「ああ…出る…出ちゃう……いやあぁぁ………」
長かった射精を終えると、明日香の全身から急速に力が抜け落ちていった。あまりに感じすぎたために気を失ってしまったらしい。
………風邪引くといけないから。
室内には暖房が入れられて冷えるわけではないけれど、汗まみれの素っ裸で眠ってしまって体にいいとは思えない。あたしは上に来ていた赤い着物を脱いで明日香にかけると、起こさないようにそっと体を離して立ち上がった。
「………んっ」
その直後、グジュリと卑猥な音を立てて蠢き、粘膜同士を擦り合わせたあたしのおマ○コから、下腹部中に吹き付けられた明日香の絶頂液よりもさらに濃厚な愛液がこぼれだした。
明日香にばっかり、して、あげてたから……満足し切れてないんだ……
別にイっていないというわけじゃない。何度も淫裂に神木という名の硬い男根を挿入され、イきながら子宮の隅々にまであの精液に似た白い樹液を注がれたけれど、体の奥が何かを求めてくすぶっているような感じだった。
「………うあっ………こんなに濡れて……」
薄い襦袢のみを身にまとい、あたしは指を自分の秘裂へと触れさせる。すると、先ほどこぼれだしたときよりもさらに大量の粘液が席をきったように膣口からあふれ出し、太股を伝いふくらはぎまで濡らすように滴り落ちていく。
女の体でいるのが長くなったから……スゴく…エッチになっちゃってる……
「くあっ……んっ…すごい……」
ズブズブと粘つく音を立てて人差し指と中指が根元まで飲み込まれていく。
明日香のよりも熱く、柔らかい……飴を喜んで舐めしゃぶっているみたいに指へ絡みつく肉壁を掻き分け
明日香の抽送のリズムを思い出しながら一掻きすると、腰の奥までジィンと痺れ、熱い喘ぎが唇を突いてしまう。
「んっ…んん……」
明日香は気を失っちゃったし……このままじゃあたしの方がどうにかなっちゃいそう…………オナニー…しよっかな……
静かな和室で立ったままヴァギナへ指を差し込んでいたあたしはテーブルの上にまだ山と積まれているディルドーをとろうとそちらの方を向いた。
「あっ……」
手を伸ばしかけ、息を飲む動きに合わせて体が震えとともにすべての動作を止めてしまう。
静かな室内……明日香が気を失った、だけで静かになるはずがない。この部屋にはあたしと明日香の他にもう二人いるのだから。
松永先生とケイトの声が聞こえなくなったのはいつからだろうか、そんなことを気にしている暇はさっきまでのあたしにあるはずがなく、それ故に、テーブルを挟んで反対側で二人の美女が倒れているのを見たときの驚きはひとしおだった。
「う…うぅん……」
はっ…いけない。思わず見惚れちゃった……
仰向けに寝そべり着物も脚も開いたケイトの全身は白濁液まみれだった。白い着物と襦袢、その色に溶けるかのように髪の毛からつま先にまで浴びせかけられた白い液は集団でレイプされたみたいに大量で、白い肌の中で強烈な赤のアクセントを放っている開ききった花弁の周囲は特に汚されている。
「アァン……ケイト…ギブアップ…ですネ……」
瞳を閉じているけれど多少意識が残っているのか、涎の代わりに白濁をたらした唇から言葉がつむがれる。それに合わせて胸は緩やかに上下を繰り返し、もぞもぞと腰を動かしているのを見つめていると、そのまま襲い掛かり、あたし自身もケイトをどこまでも白く染め上げてしまいたい衝動に駆られてしまう。
そして――
「はっ…ぁうん……」
ケイトに背を向けるようにうつぶせに――ふくよかな乳房が邪魔をして斜め向きにうつぶせになっていた松永先生が寝息を立てる。
そんな松永先生を、あたしは初めて見た。
「―――――」
今にももつれそうな脚を動かして机を回り込む。
「松永…先生?」
「………すぅ……」
松永先生とケイトの周囲には白い蜜をまとわりつかせた神木が二十本は転がっている。あたしと明日香が使った量の倍近い。けれど生臭いどころか甘くさえ感じられる樹液の香りに胸を震わせたあたしはその場にひざまずくと、両手もついて目を開けない松永先生の耳元に唇を寄せていった。
「松永先生…起きて、起きてください……」
「……んっ………すぅ……」
「先生……」
いくら呼びかけても松永先生は起きてくれそうにない。それを確かめると……あたしは湿った熱を帯びた息を吐き、露出した乳房を下から掬い上げるように腕を組んで胸を高鳴らせてしまう。
松永先生の裸は綺麗だった。
均整やバランスという点ではあたしの方が勝っているかもしれない。けれど、学園の男なら誰もが目を奪われたことのある豊満な乳房や何十人という男子に滅茶苦茶に犯されても受け止めてくれるふくよかな腰つきにはあたしや明日香たちにはない大人の色気が充満している。
「……………あった」
周囲に目を走らせると、最後のSEXを終えたときに抜き取ったのだろうか、前後に神木ディルドーを取り付けたペ○スバンドは畳の上に転がっていた。
「これが…松永先生の中に入ってたんだ……」
それを手に取ったあたしは先生を起こさないように呼吸さえ押さえ込み、外側――相手に挿入する側の神木だけを取り外して、そこへ新しい一本、残っているものの中で一番太くて長い、明らかに他のものとは違う寸法で作られた張り型を選んで装着した。
「ハァ……あたしってスゴくいやらしいのかな」
大きいものを選んだのは明らかに見栄だった。それを自覚しながらも外人のモノのような木製ディルドーを装着してしまったあたしは内側にそのまま残された方を指の輪で上下に扱きあげる。
「………一度出したからって、使えないわけじゃないもんね」
カラカラに渇いた唇を嘗め回す。そして喉を大きく震わせて唾を飲み込んだあたしは、ペ○スバンドの内側に向けてそそり立つモノを自分の股の間にあてがうと、上に向けてぐっと力を込めた。
「あううううっ……!!」
挿入したとたん、神木とあたしの膣内、両方がいやらしく波打って互いに悦びにわなないた。
―――ビュルッ
「んっ……出ちゃった…あたしの中に、松永先生のが……」
口にしなくてもよい恥ずかしい言葉を漏らし、自ら興奮を高ぶらせたあたしは、温かい樹液が広がる膣内にズブズブとディルドーを差し込むと、強張りさえ心地よく感じながら手早くベルトを腰の後ろで止める。
「ハァ……ハァ……うっ…はぁぁ……」
腰の左右と股の間、三箇所にベルトを通してしっかりと固定すると、ビクッビクッと震えながら精を解き放つ神木の先端はあたしの子宮口に密着し、上下に擦るように律動を繰り返す。
こんなに、キツいなんて…お、思ってなかったぁ……
自らの手で野太いものを押し込んで子宮を穿ったあたしは脚に力が入らなくなってその場に座り込んだ。バイブのようにコブや振動はないけれど、男性モノもそっくりに脈動する動きは到底真似できない。
「あっ…はうっ……くぅん……」
下半身一帯に痺れるような間隔が広がっていく。そちらへ目を移せば、木の肌が一瞬本物のペ○スなのではないかと思ってしまうほど、見慣れた…けれどどこか異質なモノがあたしの股間からそそり立っていた。
「あ…あはっ……」
喜びの声。わずかな時間でも、自分が男に戻れたような感覚にこみ上げる嬉しさは、すぐさま性欲へと変換されてしまう。
「ふふふ…松永先生……」
畳に巨大な神木の先端を擦るように四つんばいで先生の足の方へと移動したあたしは、そろって横を向いた膝に手をかけてグイッと左右に割り開いた。
「っ……あ…相原くん……?」
体が動かされて目を覚ました松永先生をあたしは無視した。
巨大神木の先端を、松永先生の淫裂の中心にあてがうと、巨大な分だけ動きも大きい、亀頭は見る見るうちに膨らんで収縮しようとする陰唇を強引に押し広げる。
「んっ……!」
ケイトとの行為で火照っていた松永先生の裸体が、たったそれだけのことで震え上がる。
「あ…ぁ……」
虚ろな瞳であたしを見つめている松永先生は浅く唇を開いて小さな喘ぎをもらすだけで抵抗しようとはしない。なら――
「入れますね、先生」
あたしは松永先生の腰を掴むと腰を押し進める。すると、あたしに入れられたら裂けるのではないだろうかと思えるほど大きく膨らんだ亀頭はズブリと大きく卑猥な音を響かせて膣口を潜り抜け、愛液という潤滑液にまみれた膣壁を擦りあげながら膣の最も奥深い場所をごりっと強烈に突き上げた。
「ああっああああっ!! 相原君、なにを…んっ……!!」
まだ根元まで入ってない……それを無理やり納めるべく体を前に傾けると、松永先生は長いウェーブヘアーを掻き揚げながら身をのけぞらせ、大量の淫汁を噴出しながらヴァギナを収縮させてくる。
それを強引に割り開く。小刻みに腰をゆすり、勢いをつけて子宮にディルドーを叩きつけるたびに、反り気味の神木に膣天井を擦られ尿道を圧迫されて先生の美しい顔がゆがむたびに、あたしの性器は少しずつ先生の腰に近づいていき……ついには一つの叩きつける音とともに、巨根ディルドーは根元まで松永先生のヴァギナの中に納まってしまった。
「あふうっ…すご……これ…大き……」
「松永先生用にって選んだんですよ。もっと…味あわせてあげますからね」
「あっ! はああっ、んっ…んんんっ!!」
あたしが腰を引くと、ねじ込んだ神木だけでなく先生の割れ目に触れたペ○スバンドまでがびっしょりと濡れていた。それを見て口元に笑みを浮かべたあたしは先生の乳房を掴み、指を食い込ませながらパンッと腰をぶつけて愛液を膣内からブシャリと勢いよく押し出した。
「あっ、ふうっ……んっ、んんっ、あい、相原…くっ…ん……はああっ……!」
腰の動きを加速させて松永先生の膣内をかき回すとたちまち淫裂から畳へ愛液のシミが出来るほどのいやらしい液が溢れ出す。
松永先生が感じてる…感じさせてる……そう思った途端、あたしの中で何かがはじけ、いきなり膝の裏に手を当てると左右に開脚させて結合部を露わにする。
「あ、相原くん!?」
「先生、見える? あたしに犯されてるところ……初めてですよね、こんな風にあたしが先生を犯すのって」
「あっ…あああっ!!」
あたしが腰を突き出すと先生の唇からボリュームを忘れたように大きな喘ぎがもれてくる。それをもっと聞きたくて斜め上に突き上げるように神木を挿入すると、ヴァギナの腹側を強く擦られることになる松永先生はブルンと乳房を震わせ、
「んっ、ああっ! それ、いい、いいわ、相原くん、い…いいのぉ…!!」
「松永先生…あたしね、一度でいいから先生とこういう風にエッチしたかったんですよ」
「ハァ、ハァ、んっ…んんんっ!!!」
体を倒し、畳をかきむしっていた先生の手を掴むとグイッと引き寄せる。すると松永先生の方からあたしを迎え入れるように挿入に加速がつき、今までにないほど勢いよくあたしの腰が先生の淫裂に叩きつけられた。
「あうぅんっ!!」
両足を肩に抱え、逃がさないように両手を握ったまま腰を小さく叩きつけると、膣奥を突き続けられた先生は声を上げて、ディルドーの先端の形が浮かび上がる下腹部をくねらせる。
あたしの思うが侭になっている……まるで手綱を握るように手を引いて深く強くディルドーを挿入し続けるあたしの胸にこみ上げてくるのは征服感だった。
「先生……」
手を離し、代わりにあたしの胸の前にそそり立つ二本の足の先へと手を滑らせると、あたしはそのまま前へ体を倒して松永先生の体を折り曲げる。
「くっ…ふぅ……!」
「先生、ごめんね。だけど……」
脚を左右へ…もうどうでもいい。脚を放り出して先生に抱きついたあたしは唾液で濡れ光る唇に自分から吸い付きながら腰を真下へと突き下ろす。
「ん〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
先生の唇…甘い…樹液がついてるからじゃなくて…なんか…甘い……
「んっ…はぁぁ…んむっ……」
「こんなに乳首が固くなってる……ふふふ、センセェ…あんっ…♪」
畳に手を突いて上体を起こしたあたしは体の下でゆれる胸の先端を固くとがった松永先生の乳首へと触れさせるように体を動かす。そしてそれが触れ合った途端、あたしは松永先生の乳房を握り締めてその先端に唇を吸い付かせてしまっていた。
「あああああっ…だめ、相原くん、許して…こんなに激しくされたら私…はあああっ…!!」
ディルドーに絡みつく先生の肉ヒダを引き剥がすように、あたしは激しく腰を叩きつけた。愛液が飛沫き、蹂躙することを夢にまで見たことのある裸体にしがみついたあたしは松永先生の制止の声も聞かずに乳輪ごと盛り上がった乳首を吸い上げ、舌と前歯とでぐりぐりころがして弄ぶ。
「あッ、あッ、あッ、あッ、あッ、あッ―――――――ッ!!!」
唇で吸いあげながら顔を上げると、豊満な乳房は上に向かって引き伸ばされた後チュポンと音を立てて重力に従って落下し、タプンと重たげに揺れて元の形に戻る。唾液に濡れたその膨らみをすかさず揉みつぶしたあたしは、挿入するたびにあたしの中でも震えるディルドーの快感と松永先生の体の柔らかさに酔いしれながら腰をぶつけ続ける。
「先生、先生、先生ッ―――!!!」
「うはぁんっ!! ハァ、んんっ…あああっ、めくれちゃう、私のおマ○コが…相原君ので…んんっ、あっ、ひあああああっ!!!」
「先生、出すよ、先生の中に、おマ○コに、あた…出しちゃう、いっぱいいっぱい、あっ…ああああああっ!!!!」
「いいわ、出して、射精して! 相原君のを、全部、受け止めて…ひあんっ!! あっ、あっああっ…い…イく…私が…相原くんに……!!!」
松永先生の表情に戸惑いの色が浮かぶが、貪るように唇を奪ったあたしには一瞬しか見えない。そのまま上へ上へとピストンを繰り返すうちに和室の壁にまで達したあたしたちは、いつしか互いに抱き合いながら舌を絡めあい、身を震わせてオルガズムへと突入していった。
「んんんっ、んむっ、んむぅ、んんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「スゴい…スゴいぃ……相原くんので…素敵…こんなにいっぱい…ああぁ…熱い…熱いわ……」
互いの腰を密着させ、ディルドーの先端から子宮にそそがれる熱い噴射に身を震わせる。あたしのほうに刺さっているディルドーは二度目だからそれほど量は出ていないけれど、しゃくりあげるように樹液を噴射する松永先生側の振動が子宮口に直接響き、射精された分以上の愛液をバイブベルトの隙間からだらだらとお漏らししてしまう。
けど……
「ふふ…相原くん、素敵だったわ……あんなに荒々しく犯してくれるなんて…人は見かけによらないって本当ね」
「んっ……まだ…まだ出来ますよ、あたし……」
まだ絶頂の余韻は残っている。けれどあたしは松永先生に微笑みかけた後いきなり先生の片方の脚を持ち上げ、体を横に向かせると、ディルドーを一度も抜くことなく体の向きを変えて二度目の性交へと突入する。
「あっ…ダメ、そんな…いきなり、激しすぎ…くうぅ…!! こんなに激しく…続けてだなんて…だめぇ……」
「そんなの、いや、あたし、まだ先生を犯したいのにっ!!」
ひとしきり横向きで突き上げたあたしは自分の体も畳の上へと倒して松永先生の背にしがみつく。そして上にある先生の脚を掴んで強引に開かせながら仰向けに転がると、先生の脚を開脚させた騎上位へと体位を移行することが出来る。
「相原くん…この格好……んんっ…相原君のが…あふれ出して……ああああ…♪」
「先生…くぅ…!!!」
―――ドクッ
「いっぱい…いっぱい出すんだから……!!!」
「あんっ♪…いいのぉ…相原君のが…おなかの中に届いて…はぁぁ……♪」
「……もう一回、いいですよね……」
「えっ……まだ…」
「……もっと激しくエッチなことされましたよ。保健室で……だからそれ以上に、ね♪」
「んんんっ! す…すごいぃ…あっ…あんっ! 相原くん…相原くぅぅぅん!!!」
「あたしも、あたしも中で擦れて…イく、また…いっちゃうぅぅぅ!!!」
―――ドプッ
「あああ…来て、私の中にもっと…もっと来てぇぇぇ〜〜〜!!!」
―――ドクンッ
「あっああっ、きちゃう、また…相原くんにイカされちゃうっ……!!!」
「イっちゃう、イっちゃうぅ、イっちゃうぅぅぅ!!! あたしも、先生、あたしもイっちゃうぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!!!」
―――ドクッ
―――ビュル
――――ビュルル
―――ゴプッ
――――ビュクッ
「―――――てな事があったんだ。……てへ♪」
「ふ〜ん、へ〜え、ほ〜お。ずいぶんとお楽しみだったんだ、人が寝てる間に。ふ〜ん」
「ブーブーですネ! ケイトも先生ともっといっぱいエッチしたかったですネ。たくやちゃんが失神させちゃうからエッチできなかったのはその時のせいですネ!」
あああ……こうなるのが分かってたから言いたくなかったのにぃ……
新学期が始まって二週間。予約正月ボケが直りだしたころになって、あたしは松永先生に保健室へ呼び出された挙句、あの時一緒にエッチした明日香とケイトに松永先生とのエッチの一部始終を説明させられてしまっていた。
松永先生が失神した後、ばれないようにって明日香たち相手にもがんばったのに……え〜ん、正月二日目から腰が抜けて寝込んだのは何のためだったのよぉ〜〜〜!!!
「それで? 先生がこうしてあたしたちを呼び出したのは自慢話でもしたいからですか? 別に私はたくやが誰とSEXしようが気にしませんけどね。ふんっ!」
「ケイトはもっと聞きたいですネ。たくやちゃん、今日これから今すぐそこのベッドでケイトとエッチしまくるですネ。それでもっともっとハードに二人のラブを確かめ合うですネ♪」
「どさくさにまぎれてなに言ってるのよ、たくやは私のなんだからね!」
「ノン♪ 明日香ちゃんはさっきたくやちゃんが誰とエッチしても気にしない言いましたネ」
「だからってどうでもいいって言うことはないの!」
「ン〜、ニッポンゴ、ムツカシーですネ」
「難しくないっ!!」
あわわわわ…お正月以来結構仲のよかった二人が一気に険悪ムードに……松永先生はあっちで何も言わずに微笑んでるし……
「松永先生ぇ〜〜、何でこんなことさせたんですか、おかげで…おかげで……あ〜〜ん、もう泣きたい〜〜〜!!」
「ふふふ…ごめんなさい。相原君にはあの時いいように弄ばれちゃったからちょっと仕返ししようかと思って」
「………もてあそびぃ〜? たくや、そのことは家でじっくり聞かせてもらいますからね。……覚悟しときなさいよ」
「は…はい…明日香様……」
「まぁまぁ、片桐さんも落ち着いて。それでね、相原くんには聞いてほしいことがあるのよ」
「はぁ……もうどうにでも好きにしてください…しくしくしく……」
「そう? じゃあ私に生理がこなくなったって言っても良いわけね。二人の前で」
「………へ?」
その瞬間あたしの……いや、あたしだけじゃなく明日香もケイトも、思考が停止してしまった。
「せ…せんせい……それはどういう……」
「だ・か・ら、生理がこないのよ。私の避妊法は完璧だし、思い当たる相手はお正月に膣出ししてくれた相原君しかいなくって」
「そんな、だってあれ、精液じゃないから妊娠しないんでしょ!? それに今のあたしって女ですよ!?」
「あら、あのご神木は子宝成就のお守りよ。きっと相原君が神木を取り替えずに何度も膣出しするから神様が授け下さったんだわ、相原君の子供を」
そんな非現実的なことがあったらたまりませんって! それにそんなこと言ったら明日香やケイトだって――
「たくや……」
「は…はい?」
明日香の冷たい声を聞いて振り向くと、明日香だけじゃなくケイトまで何か言いたそうな目であたしを見つめていた。
「たくやちゃん……」
「ケイトまで……なんなのよ!?」
ふ、二人とも視線が怖いんですけど……「ぶっ殺す」って感じと「私も子供ほしい」って感じで……
そんな視線に押されるように後退さると、席を立っていた松永先生に背中からぶつかってしまう。
「そういうわけだから相原くん」
「な、なんで…しょうか……」
「遅れてるだけかもしれないけれど、とりあえず遺伝子だけは取らせてね」
「い…遺伝子って……」
「安心して良いわよ。認知してくれるのは就職してからで。それから私と結ばれる以上は一晩五回がノルマだから男に戻ったら頑張って。私も鍛えるのを手伝ってあげるから♪」
認知、五回、ノルマ、就職、鍛えてって……やだ、そんなの――
「あ、あたし急用を思い出したのでこれで失礼します!」
とてもじゃないけどあたしと松永先生じゃ釣り合いません!
さすがにそこまで舌が回らず、あたしは抱きしめようと伸びてきた松永先生の腕から逃げ出すと脱兎のごとく保健室から逃げ出した。
「こら、待ちなさい、たくやぁ!!」
「そうですネ。ケイトといっぱいエッチする約束忘れちゃダメですネ」
やだ…やだやだやだやだやだぁ〜〜〜!! ココで立ち止まったらあたしの人生が、人生が終わるぅ〜〜〜〜〜!!
松永先生の子供が本当にあたしの子供だったラオ悪どころではすまないだろうけれど、脳がそれを考えまいとブロックを掛けている。だからあたしは保健室の扉を潜り抜けると、追いかけてきた明日香たちから逃げるように走っちゃいけない廊下を猛スピードで走りだしていた――
「………ちょっといたずらが過ぎたかしら。でもまぁ…このお詫びに相原君が男に戻ったときにでも……ふふふ、あんなに激しく犯されたらどうしようかしら……本当に相原君の子供がほしくなっちゃうわ…ふふふ♪」
ルート3<完>