弟いじり〜イズミ君の受難〜 4


「イッちゃん、何するの!? 私としたいならちゃんとベッドで―――」
「イヤだ! もうお姉ちゃんの言う事なんか、絶対に聞かないから!!!」
 玄関を入ってすぐのところでイズミに押し倒されたシズルは、戸惑いの表情を浮かべている。
 ふり払おうと思えば、女武蔵もかくやと言われるシズルなら、イズミの細腕など苦もなく払いのけられるけれど、先ほどまで家の外で弟のイズミを求めてやまなかった豊満な体は今までにないほど勃起したペ○スをお尻に押し付けられただけで抵抗の力を失ってしまっている。もしレイプ同然にシズルが「犯す」ことはあっても、その愛情の深さゆえにイズミを傷つける事だけは出来なかった……が、
(やっとイッちゃんが襲ってくれた……もう、私をずっと待たせて……しかも、こんな場所でだなんて……♪)
 ―――内心、ものすごく喜んでいた。イズミに犯されそうになっているんだけど、もし仮にイズミがいなければ、乙女のように赤く染めた頬を手に当て、イヤンイヤンと身をくねらせそうなぐらいに思いっきり喜んでいた。
 なにしろここまで持ってくるのにどれだけあの手この手をつくした事か……辱めて辱めて辱めて。それでやっとイズミが「キれて」、堪えきれない性欲のままに襲い掛かってきてくれたのだ。―――二人っきりになれる今日のこの日の為に、こっそり食事に媚薬を混ぜ続けた苦労も報われるという物だ。
(いいの……イッちゃんにだったらどんなに滅茶苦茶にされたってお姉ちゃんは耐えてみせるわ。……ううん、それもイッちゃんの会いなのね。お姉ちゃん、ちゃ〜んと分かってるんだから。だから思うが侭に好きにして。牝奴隷でも肉穴扱いでもいいんだから……♪)
 だけどその想いをイズミに悟られてはいけない。もし気付かれたら羞恥心の強いイズミが正気に戻ってしまうかもしれない。だから細心の注意を払ってこのまま無理やり犯され……
「んあっ……!」
 後ろから押し倒されたのに緊張感の欠片もなく妄想に没頭しかけていたシズルの胸にイズミの指が食い込む。
 それは揉むと言うよりも握る。握ると言うより握りつぶすと言った方が正しいような激しい動きだった。大きな膨らみと床の間に押し込まれた手は指の隙間から柔らかい乳肉が押し出されるほどの強さでシズルの胸を揉みしだく。突然の痛み交じりの刺激に気丈なシズルでさえ頭を跳ね上げ、クッと唇を噛んで迸りそうになる声を押し止めなければならなくなる。
「ダ…ダメェ……そんなに強くされたら……ンッ……イッ…ちゃん……ンアァァァ!!!」
 嬉しさと柔らかい膨らみを揉みしだかれる快感とで瞳から涙が溢れ出す。
 普段でさえ、イズミの事を想いながら胸をいじるだけで達してしまうぐらいにシズルの胸がウイークポイントなのに加え、肌を重ねる際にイズミから手を動かしてくるのも、また初めて。シズルから迫る事はあっても、イズミは姉の見事なまでの女体へ自ら手を出そうとしたのは一度もない。
 だから今、イズミが我を忘れているとは言え、自分の乳房を弄んでくれている事が何よりも嬉しかった。……だが、
「………お姉ちゃんは、こんなに乱暴にされても気持ちがいいんでしょ」
 頭の線が一本といわずに五本か十本まとめて吹っ飛んでいるイズミには、喜びに打ち震えているシズルの心中を察する心の繊細さが欠けていた。
「ほら……もっとしてあげるよ。こうして欲しいから、僕に、毎晩毎晩毎晩毎晩毎晩っ、悪戯してきてたんでしょ!」
 固い床と大きく柔らかい膨らみに挟まれながらも、イズミの指先がシズルの乳首を探り当てる。服越しにも分かるぐらい硬くなったその場所へ人差し指の先端をあてがうと、スカートから頭を覗かせたペ○スを姉のヒップへ擦り付けながら、指先を立てて敏感な場所へ深く突きたてた。
「んんっ、んふぅ…んあぁぁぁあっ!!!」
 他の場所と違って皮膚の柔らかい乳首を抉られ、さすがのシズルも目を見開いて頭を跳ね上げた。硬く勃起した乳首が張りのある乳房の中へ押し戻し、それだけでは飽き足らずに痛みに震え怯える膨らみを内側から刺激する。逃げ出さないように他の八本の指で乳房を締め上げ、無理やり陥没させた乳首をいじり倒していると、生まれてから今までで一度も聴いたこともないような姉の涙声が、二人が重なり合っている玄関に響き始める。
「ふあっ、いッ……ダメ、それ、痛いのぉ……お…お願い……イッちゃん…もう、意地悪は…やめてぇ……」
 イズミを振り向かず、両腕を突いて上半身を軽くそらせたシズル。……だが、堪える姿を見せれば見せるほど、生まれて初めて芽生えた嗜虐心に性欲を支配されたイズミは手に力を込めてしまう。いつも甘えた姿は見せても弱い姿を見せないシズルの、もしかすると初めて聞くかもしれない涙声にイズミの股間のモノは否応無しに硬くなる。
「………もっと、よく声を聞かせて」
 シズルの胸をいたぶっていた右手を、姉の股間へと滑り込ませるイズミ。スカート越しにヒップの谷間へ充血したペ○スを押し当てながら、緊張している腰を前と後ろから挟み込んだ状態でシズルの秘所を圧迫する。……あふれ出る愛液。うつ伏せのシズルの股間からはスカートから染み出るほどの露が染み出していて、軽く押さえただけのイズミの指先を濡らしてしまう。
「やぁ……ぁ……っ!」
「僕、まだ軽く触っただけだよ? こんなにビクビクさせて……感じてるんだ。よっぽどエッチな事が大好きなんだね」
「ち、違……っ!」
「違わないでしょ。こんなに、お漏らししてるくせに!」
 咄嗟に反論しようとしたシズルの言葉が、割れ目を圧迫される快感によって遮られる。巧みな技巧もなく、ただ押さえつけられただけなのに、ぷっくり膨らむぐらいに充血したシズルの秘所は収縮を激しくし、外でそそがれたイズミの精液を自分の愛液と一緒に膣口から搾り出してしまう。
「あ…ひゃん……イッちゃん…許して……おねえちゃんが悪かったから……だから……」
 秘唇を割り開くように指が蠢き、二人分の蜜を溢れさせている膣口へ下着の布地をこすり付ける。そのまま布地を突き破って挿入されそうな強引な押し込みにシズルは唇を噛み締めると、暴走する弟をいさめるように自分の手をイズミの手の上へ重ねるが、
「邪魔しないで!」
 イズミは逆に力を強めてしまい、柔らかい秘所へ指が激しく食い込む。人差し指と中指を蜜の溢れる膣口へ捻じ込み、自分の前で乱れた姿ばかりを見せる姉を容赦なく責め立てた。
「もっと…やさしく……あ…あッァ、ッ、ハァ、イッちゃん、ダメ…だってば……アァ、ああああああっ!!!」
 股間をドロドロに濡らし、シズルが首を仰け反らせて体を痙攣させる。イズミに抱きつかれたままヴァギナの中の液体をタップリと搾り出し、細かく腰を揺すりながら濡れた唇から何度もあられもない声を上げて泣き悶えた。
 ―――イっちゃったの…かな……?
 こんな姉の姿は見たことがない。シズルの股間に差し入れている指先から伝わってくる蠢動を感じながらも、今ひとつ確かな確証はもてなかったが………けれど、自分の手で姉を悶えさせた事実と、玄関にぐったりとうつ伏せに倒れこんだシズルの官能的な姿に、音を鳴らして唾を飲み、言葉を失いながらも沸きあがってくる興奮が抑えられないことだけはなんとなく分かってしまう。
「―――――――――!!」
「ひゃんッ! い…イッちゃん……も…もう許して……」
 何を許すというのか……それは実の弟の目の前にさらけ出した、この大きな膨らみのことだろうか……
 シズルの体を無理やり仰向けにさせたイズミの体の下で、ボタンがいくつか外れたシャツの隙間から乳房が覗き見える。紅潮した肌と、瑞々しい肌の張りを目にした途端、頭の中で理性の糸がまた一本はじけたイズミは、二つの膨らみにそれぞれ手をあてがい、本能のままにシズルの胸の谷間へ自分の鼻先を押し込んだ。
「ひゃあぁ……ぁ…クぅん……!」
 柔らかくふくよかな膨らみ……その間から立ち上る濃厚な姉の体臭をかいだ瞬間、イズミの全身に震えが走り抜け、思わず射精しそうなほどにペ○スにも痙攣が走る。
「綺麗だよ……スゴく大きくて、柔らかくて……それに、温かくて……」
「イッちゃん……」
「だから……僕は………!」
 顔を膨らみの心地よい感触に挟まれながら、イズミは谷間の奥へ唇を押し付け、舌先を這わせていた。そして、前の愛撫の跡が赤く残る膨らみをまたも荒々しく揉みしだきだして、硬く尖った先端を何度も何度もひねりあげた。
「ハァンッ!! うッ……うあぁ……どうして…どうしてそんなひどいこと……んイッ!!!」
(そんなの……お姉ちゃんがいけないからじゃないか!)
 もうイズミも限界だった。やおら立ち上がると、突然愛撫を中断されて乱れた呼吸を繰り返しているシズルの体をまたぎ、下唇を噛み締めながら無理やり履かされたミニスカートをめくり上げた。
「ぁ………」
 今までにも何度も目にした事はあったけれど……今のイズミのペ○スは、どこか女性を圧倒する迫力を漂わせていた。興奮したからといって勃起時の大きさや形がそうそう変わる筈がないのに、徐々に鼻先へ近づいてくる弟のペ○スから目が離せなくなったシズルに、その弟から無理やり感情を押し込めた命令の言葉が投げかけられる。
「―――どうすればいいか、分かるでしょ」
 体の向きを入れ替え、シズルの上に覆いかぶさるように四つんばいになったイズミはペ○スの先端を突きつける。
「お……お姉ちゃんが、いつもしたがってた事をすればいいんだよ……したいんだろ、ほらぁ!」
 まるで乙女のように体をふるわせるだけでなかなか手を出そうとしないシズルに業を煮やし、自分の手で筆のようにペ○スを握って、先走りで濡れた先端を姉の唇へ擦り付ける。
「〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「しゃぶってよ。前にも僕をベッドへ押し倒して自分からしてきたじゃないか。いまさらそんな、かまととぶったって僕は許さないんだからね!」
 敏感な先端が唇をなぞるたびに、イズミの腰へ心地よい快感が込み上げる。このまま射精したい……そう思わせる淡い快感に女の子のように細くくびれた腰を震わせていると、いきり立つペ○スをシズルの手に包み込まれてしまう。
「――――――っっっ!!!」
 肉茎を優しく握られ、先端だけがシズルの舌で舐めあげられる。いつもと違い、どこかおずおずとした……けれど滑らかでスムーズな舌の動きに、全身を緊縮させなければ溜まらず白濁液を噴出してしまいそうな快感に襲われる。
「お…おねえちゃん……もっと深く……!」
 先っぽが姉の唇に挟まれただけで背筋に快感電流がひっきりなしに駆け巡る。ほんの1センチ深く入り込んだだけで舌先はカリ首や裏筋にまで届く。舌の動き自体はそれほどではないのに、シズルの唇がカリ首に引っかかり、時々敏感な場所を舌が触れるだけでペ○スの血管が大きく脈打ってしまう。
「そんなんじゃダメ! ちゃんと…咥えてくれなくちゃ……もっと口を開けて、いつもみたいに咥えてよ!」
「んむぅぅぅ!!!」
 快感を感じるほどに、まるで行為を覚えたばかりの少年のように腰を振り、ペ○スの先端でシズルの喉を突き抉る。顔を真っ赤にして必死になって込み上げてくる射精感を押さえ込みながら、暖かく包み込む口内にペ○スを抽送する。
「あ、ああ…ッ! お姉ちゃん…吸って……このまま……ん、んぅ〜〜〜!!!」
 今にも射精しそうなほど張り詰めたペ○スの先端をシズルの喉に密着させ、イズミは自分の顔を姉の湿ったスカートへ押し付ける。
「うう……くぅん……っ!」
 途端に鼻の奥に広がるツンとした香り……姉の秘所から立ち上る濃厚な香りを胸の奥へ吸い込むと、ミニスカートとショーツに包まれたお尻を小刻みに震わせながらイズミは鼻と唇をスカートを間に挟んだまま、シズルの恥丘へグリグリと擦り付けた。
(お姉ちゃんの……お姉ちゃんの香り……お姉ちゃんの口にしゃぶられながら……)
 嗅げば嗅ぐほど、股間の屹立が脈打ちながら張り詰めていく。鋭い刺激が駆け巡り、血液の代わりに精液が込み上げてきているのではないかと思えるほど膨張したペ○スは、ネットリと絡みつくシズルの舌と、あふれ出さんばかりに精子を溜め込んでいる陰嚢に吹きかけられる鼻からの吐息のくすぐったさで責められ、追い立てられてしまう。
「お…姉…ちゃん………出すよ、このまま、口の中に、出す…出しちゃうか…ら……あぁぁぁ……!!!」
 グンッと顔を跳ね上げて柔らかい髪の毛を振り乱したイズミは、限界を越えて堪えていた精液が一気に堰を切り、緊縮していた射精感を内側から押し広げ、擦りあげるようにペ○スの中を駆け抜けていく感覚の強烈過ぎる気持ちのよさに、唇をだらしなく開いたまま言葉を失ってしまう。
 シズルの唾液にまみれたペ○スが狂ったように跳ね回り、女の子の服に身を包んだ体が震え上がる。そして、祈祷に絡み付いているシズルの舌の上に精液をぶちまけようとした瞬間、
「―――ぷあっ!!!」
 あまりに喉ばかりを突かれ過ぎたシズルが苦しさに耐え切れず、イズミのペ○スを吐き出してしまった。
「イッひゃん…ハァ、ハァ…わたひ……ぅんんん……!」
 突然温かい唇の中から外へと放り出されたペ○スだが、もう射精を止める事は出来ない。肉茎はシズルの顔の上をすべり、唾液を塗りつけるように暴れまわると、先端をある場所にあてがって動きを止めた。
「は…はあぁぁぁ……!」
 イズミが腰を揺すってるうちにペ○スが向かったのはシズルの胸の谷間。上から下へ貫くように膨らみの間へ滑り込むと、精液が射精口のもうすぐそこにまで迫っていたペ○スの一番敏感な場所が柔らかくて張りのある膨らみに左右から挟み込まれ、口内との感触の違いに、イズミの頭の中で真っ白いスパークが弾け飛んだ。
「あ、うぁあああっ、お姉ちゃん、ああっ、あ―――――――――ッッッ!!!」
 姉の胸に挟まれたペ○スが一際大きく震え、大量の白濁液を噴出した。放たれた粘液は左右の膨らみを綺麗に包み込むブラの紐の上下から、シャツに包まれたままのヘソの方へと放たれ、流れ落ちていく。
「あぁ……あぁぁ………」
 射精する場所が突然変わり、驚きの中で最後の一滴まで放出し終えたイズミはゆっくりと腰を上げ、姉の体の上から玄関横の壁へと疲れた体を移動させる。壁にもたれかかり、射精と共に流れ出してしまったかのように興奮が収まっていくのを感じながら、視線をシズルへと泳がせると、
「はぁ……ぁ…ぅん……………イッちゃん…どうしてこんな事………」
「―――――――――!!!」
 ………白濁液にまみれた胸からウエストへの滑らかな肌。
 ………シャツの合間から覗く黒い下着と突き出された膨らみ。
 ………乱れた服装と投げ出された両脚の艶かましさ。
 ………そして、涙に濡れた瞳と、少しだけイズミを責めるような姉の火照った眼差し。
 それら全ての要素がイズミを狂わせていく。実の姉と肌を重ねる行為がどれほどイけないことかは重々承知しているのに、股間が疼いてたまらなくなり、何度唾を飲み込んでも喉は渇く一方。―――そして、目の前にある水密等のように瑞々しく美しい姉の肢体にむしゃぶりつきたくなる衝動を、抑え切れなくなってしまう。


「………お姉ちゃん、もう一回、いいよね……」


5へ