Cルートその3
「よいしょ、よいしょっと」
いきなり扉の上から現れた舞子ちゃんの登場に呆然とするあたしをよそに、当の舞子ちゃんは天井と扉の間
の狭い隙間に上半身を差し込んで、個室内に入ってこようとしていた。さすがに女の子だから、清潔感の
ある白いブラウスと赤いブレザーに包まれた胸が引っかかって、なかなか思うように入ってこれないでいる。
「ん〜〜!!もうちょっと……きゃっ!!」
「あぶない!!」
胸が窮屈な隙間を通り抜けると同時に、バランスを崩して舞子ちゃんが逆さまになって頭から落ちてくる。
それを見たあたしは反射的に両手を伸ばして受け止めようと――
どすん!!
――したのはいいけれど、非力なあたしに女の子一人の体重も支えられるはずが無く、立ち上がって舞子ちゃん
の身体の下に入っって支えた途端、扉と便座の狭い隙間の中に崩れるように倒れこんでしまった。
「あたたた……」
「おねーさま……身を呈して舞子の事をかばってくれるなんて……舞子、感激です〜〜♪」
「そ…それはよかったから…早くどい、んむぅ!?」
頭と肩を壁にぶつけ、足のほうも膝を曲げている状態という窮屈な体勢のあたしのお腹の上に、頭から落ちて
きたはずなのになぜかちょこんと座っていた舞子ちゃんは、あたしの首に抱き着いてきて、一年生の間でも
かなりの人気を誇るかわいい顔をあたしの目の前に近づけて、思いっきりキスしてきた!!
「んんっ、んんむぅ、んんんん〜〜〜〜〜!!!」
突然の出来事続きで頭がかなり混乱しているあたしは、鼻で呼吸する事も忘れて段々と息苦しくなる中で、
口の奥深くにまで入ってきた舞子ちゃんの舌に強引に舌を絡め取られて、唇の端から溢れ出るほど唾液を
流し込まれる。
「んむぅ…ふぅ……んん……」
最初のうちは為すがままになっていたあたしだけれど、酸素が薄くなって徐々に意識がぼんやりしてくると、
舞子ちゃんの動きに勝手に反応して、唾液に泉の中で舌が蠢き出し、頭を抱きしめられるままに強く、深く、
互いの口内を貪りあった。
舞子ちゃんのキス……すごく…上手……
前に舞子ちゃんとエッチした(させられた?)時よりも、繊細に、そして大胆にあたしの口の中を舌が這い回る。
外見に合う小さな舌先は歯茎をなぞり、下の裏側に溜まった唾液を吸い取って、唾液を混ぜあいながら絡み
合う二つの舌が奏でる淫靡な音をあたしの耳に聞こえるようにわざと唇に隙間を開けて狭い個室の中に響かせる。
「ん……ふぅ……」
「はぁ……おねーさまの唇……とっても素敵……」
ゆうに数分間ディープなキスを繰り返されて、ようやく舞子ちゃんの唇が離れていくと、あたしの唇は身体の
中に渦巻く熱気を払うかのように、唾液でなめかましく光る唇で大きな呼吸を繰り返した。
「舞子…ちゃん……一体…なんで……」
どうしてこんな事をしたのか?
そう言いたいけど、新鮮な空気を取りこもうと躍起になっている口は思うように言葉を発してくれない。それ
でも舞子ちゃんにはあたしの言いたい事は伝わったらしく、何かを思い出したかのように胸の前で手のひらを
打ち合わせる。
「そうでした。舞子、おねーさまのお手伝いをしようと思っておねーさまを探していたんでした〜〜♪朝から
探してたんですけど、遅くなってしまってごめんなさい、おねーさま♪」
………お手伝い?この状況で一体何を手伝うって言うの?
千里からにがり水の効果を聞いた舞子ちゃんがひどく気落ちしていたのは知っている。土曜日に舞子ちゃんの
家から帰る時も、あたしと視線を合わせようとはせず、始終すまなさそうに俯いていた。その姿はいつもの
元気一杯の舞子ちゃんの姿とはあまりにもかけ離れていて、あたしも強く印象に残っている。
「さ、おねーさま、おトイレに早く座ってください、舞子、おねーさまのお役に立って見せますから♪」
まぁ……落ちこんでるよりはいいんだろうけど……なにかすっごくイヤな予感が……
さっきからあたしの背中にはむずむずと虫の知らせが這いまわっているけれど、この状況では何もする事が
できず、舞子ちゃんに手を引かれるまま抵抗もせずに身を起こして、後ろにもたれるように再び便座に座ら
された。
「それじゃあパンツを脱ぎ脱ぎさせちゃいますね♪」
と言って、舞子ちゃんの手はするりとあたしのスカートの中に進入し、水を含んだパンツの腰紐に手をかけ――
「へっ!?」
ろくに言葉を発する暇も無く、丸いお尻や太股を乗り越えて一気に足元まで引き抜かれてしまった!!
「きゃあっ!?」
「あれ? おねーさま、どうしたんですか?」
慌ててスカートの真ん中を押さえると、舞子ちゃんはあたしがなんでそう言う行動を取るのかわからないと
いったような表情で見つめてきた。
「どどどどうしたんですかって、舞子ちゃんは何する気だったのよ!?」
「舞子ですか? 舞子はおねーさまに機嫌を直してもらおうと思って、おねーさまを「看病」しようと思ってるん
です〜〜♪」
「か…看病ぉ〜〜!?」
「はい♪ 保健室で松永先生におねーさまの機嫌を直したいんですって相談したら、一生懸命看病してあげて
元気にさせてあげればいいって言われたんです〜〜♪」
ま…松永先生か〜〜!! 舞子ちゃんに余計な事を吹き込んだのは〜〜!!
頭の中で、あたしの困った様を見下ろしながら高笑いする松永先生の図が浮かび上がってくる。
「おねーさま……ひょっとして、舞子の看病はおいやですか?」
「う……い…イヤって言うわけじゃないけど……」
今にも泣き出しそうなぐらい瞳に涙を溜めて見上げられて、返答をちょっとどもる。
確かに舞子ちゃんみたいなかわいい子につきっきりで看病してもらえば、ちょっとうるさいのはあれだけど、
元々男のあたしとしては嬉しいものがある。だからって、わざわざトイレの中にまで入ってこなくても………
ちょっと待って、なんで看病するのにトイレの中に入ってこなくちゃいけないわけ?
「舞子がおねーさまの看病をしてさし上げてもいいんですね♪ それじゃあ、早速看病しちゃいます〜〜♪」
そう言うなり、舞子ちゃんはトイレットペーパーをぐるぐると手に巻きつけ、あたしのスカートを捲り上げよう
としてきた。
「おねーさま、ダメですよ、体調が悪いんですからちゃんと舞子に看病されてください、ぷんぷん!」
「そうじゃないでしょ!? なんで看病するのにトイレの中に入ってきたり下着を脱がせたりスカートを捲り
上げたりする必要があるのよ!?」
「舞子がおねーさまの大事なところを優しく拭いてあげるんです。おねーさまのお手は煩わせませんから、早く
足を開いてください♪」
「大事なところって……アソコを拭くぅ〜〜〜!!い…いいっ! 底までしてもらわなくても自分で拭くから
いい!!」
「だめですぅ!! おねーさまは何もしなくてもいいですから、舞子に全部任せてください!! それとも……
舞子じゃダメなんですか?」
「う………だ…ダメじゃないとか……そう言う事じゃ……」
舞子ちゃんのうるうるの瞳から一雫の涙が零れ落ちる。それを見てしまったあたしは、もうそれ以上無理やり
にはどうする事もできず、ため息をつきながらスカートの上から手をどけるしか他には無かった。
「じゃ、きれいきれいしちゃいますね♪ わぁ…おねーさまのおマ○コ……うふふふふ♪」
そんなアソコを覗きこみながら笑うのはやめて欲しいんだけど……
足首から下着が抜き取られ、舞子ちゃんの手に力が加えられるままに便座に座った状態で膝を左右に開いていく。
お尻に噴き掛けられた水を拭き取らずに下着を履いてしまっていたせいで、あたしの用をたしたてのアソコは
お漏らししたわけじゃないけど、びっしょりと汗でもかいたかのように濡れてしまっている。そんなところを
覗きこまれて含み笑いされちゃったら、さすがに恥ずかしい………
「ふきますよ〜〜、えい♪」
ぴとっ
指に巻かれた紙があたしの秘唇に押し付けられると、すぐに水分を吸い取って肌に張り付いていく。
「んっ――!」
「奥のほうまでしっかり綺麗にしてあげますからね♪」
舞子ちゃんの指はあたしの形よい土手の周りを拭き終わると、割れ目に指を合わせて、花弁の間に指を押し
込んできた。
「ふふふ……舞子頑張っちゃいますからね……おねーさま♪」
「あ…あぁん……!!」
舞子ちゃんの指が微妙な動きでアソコを愛撫してきた途端、あたしの蜜壷からどろりとした愛液が漏れ出して
しまった……
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