]]]]Z.木霊


「ほれ、もっと尻をこっちに向けんか。やり方がわからんなどとはいまさら言うまいな」 「……は、はい………こう…ですか?」  影になって見えない梅さんの顔から感じる鋭い視線に肩をすくめるほど脅えてしまったあたしは、急に激しく なった心臓の鼓動を押さえながら、たっぷりと揉まれた余韻がジンジンと痺れになって残っている乳房をベラン ダの手すりに触れるぐらいに身体を屈め、背中を反りかえらせてスカートに包まれたお尻がより強調されるよう な姿勢を自分からとる。  うっ……やぁ…み…見えちゃってるかも………くふぅ……  後ろにいる人――梅さんだけじゃなく、部屋の中から夏目やほかの男たちが見ていることを意識しながら、お 尻を少しでも高くしようと足を少し開いて真っ直ぐ伸ばして立つ……手すりに顎を乗せるこの姿勢だと、一番高 い場所がお尻……しかも下着は夏目に二回目に抱かれた時に脱がされて履いておらず、豊満な膨らみを包むのは 今にもめくれてしまいそうな短いスカートだけ…… 「ほほう、ほんにいい尻じゃ。これだけ男に嬲られておるというのに、まだ男を誘うておるわい」  と――梅さんの手がスカートを捲り上げ、あたしのお尻に触れてきた。 「ふあっ!」  思わず息を呑む。  見られている事を意識しすぎたせいで敏感になっていたお尻に柔肌に静電気のようなビリッとした刺激が走り、 内股と背筋に鳥肌が立つ。  こ…こんなところで犯されちゃうの…?  目の前には黒い山、下の方は地面がどこにあるのか全然見えない。開放的と言えばそうなんだろうけど二階に いる松永先生たちに気付かれないように声を出す事がほとんどできない。もし、ここで梅さんや他のヤツに犯さ れたら…… 「はっ…ふぅ……くぅ……」  声を出さないようにブラウスの袖を咥えた口から小さな呻き声が漏れる。  双尻を両手を使って撫でまわされるたびに身体の奥でドクンと熱い脈動が起きる。左右に大きく広げられ、ア ナルから秘唇までの繋がりを全てをさらけ出し、じわじわと染みこんでくる快感が…あたしの心を揺らがせる。  いやがろうと思えば少しぐらいできたはずなのに、今のあたしは誰かに気付かれて、その人まで巻き込んでし まうという心配よりも、それを踏まえた上での自然に囲まれたベランダで犯されてしまうというスリルに思いを はせて、逆に愛撫を受け入れて身体を火照らせてしまっていた…… 「くくくくく…そろそろここに欲しくなってきたんではないか? こんなにも漏れておるぞ」  梅さんの指がお尻の膨らみに沿って降りながら、ついに股間の割れ目にまで迫ってきた。指先を割れ目に触れ させたまま半回転して手のひらを上に向けると、どんなに風が通り抜けても湿気と熱気がなくならない股の間に 手を差し込み、人差し指と中指で陰唇を左右に大きく割り開いた。 「んんっ!…は、はぁぁ……」  その瞬間、歓喜の震えが身体中を駆け巡り、それが収まると外気にさらけ出された膣口からドロッとマグマの ような粘液が疼きと一緒に溢れ出してきた…… 「はぁ…はぁ…くぅ……あぁ……」  唇から唾液で湿った袖の布が零れ落ちると、窮屈な姿勢のまま冷たくて新鮮な空気を求めて荒い息を繰り返す。 「ほうほう、もう準備せずともよいか。こんなに濡らしおって…人がおっても野外でも、パンツを下ろされれば 男を誘ういいマ○コじゃ」  その間に梅さんは…もう一方の手でズボンから肉棒を取り出して、闇に隠れて姿が見えないソレを寒いわけじ ゃないのにヒクヒク震える潤んだ肉ヒダに押し当てた。 「!?…やっ……そこ…だめぇ……」  いざ挿入となるとやっぱり恐怖心が湧きあがり、高く突き出したお尻を振って先端から逃れようとするけど― ―  ジュブッ! 「!! くあああああぁぁぁっぁあああああああ!!!」  挿入と一緒に膣道に入りこんだ空気が粘膜と肉茎の隙間から湿ったいやらしい音をたてて抜けていく……まる で風船が弾けるようなその感触と、その直後に襲い掛かってきた肉棒の圧迫感にそれまで我慢していた喘ぎ声が 堰を切ったかのように迸った! 「あっ! あぁ!! ああああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」  今まで我慢していただけに、奥に少しでも入ってくると、その分だけ喉から絶叫が押し出される。  でも、それを差し引いても梅さんの男根はものすごい快感をあたしに押し込んでくる。淫蜜に濡れそぼった肉 ヒダを夏目のよりもさらに大きな亀頭が無理やり押し分け、まるでバットでも押し込まれているかのような感覚 に襲われて、汗で淫らに濡れ光る背中が大きく反りかえり、頭の先から指の先まで全身に激しい痙攣が広がって いく。 「くっ…ふうぅぅぅ…んっ! くぅ……」  す…っごい……梅さんのが…こんなに太くて…大きいなんて……んんっ!! 「くくくくくく…これよ、この感触よ。まさに絶品よのぉ、ワシのチ○ポを美味そうにくわえ込んでおるわい… ほれ!」  亀頭がヴァギナの中ほどまで入りこむと、梅さんは両手であたしの腰を掴んでしっかり固定し、チ○ポを搾る ような強烈な締め付けのせいでなかなか進入する事ができないあたしの胎内に力強く肉棒を押し入れてきた。 「! んくぁぁあああ!!」  亀頭の先端が子宮口に衝突した衝撃に両手を伸ばし、男を魅了する悩ましげな身体を暗闇の中で躍らせた。  は…入ってるぅ……んくぅ…いっぱいまで……うんっ…ま、まだ入って……ん…んあぁぁぁぁぁ!!  ヒクつき、すぼまり、蠢く膣道を全て満たされた深い快感にあたしが滑らかな肌を見せている肩を震わせなが ら熱いため息をつくと、次の瞬間にはより深く入りこもうとしてきたおチ○チンに子宮がどんどん押し上げられ ていく。 「くはぁ! んくぅ…はあぁぁん!!」  内蔵を突き上げられるような感触に、あたしの目から涙がこぼれる。そして、ようやく梅さんの腰があたしの お尻に触れると同時に汗にまみれた肢体が激しく痙攣して、膣と子宮を激しく震わせながらまるで射精するかの ように愛液を迸らせた。 「んはぁぁぁ!! い、イくぅ、いぃ、ああっ、あああぁぁぁ〜〜〜!!!」  断続的に続く射精感にあたしに意識が徐々に溶かされていく。ただ、もっともっと突いて欲しかった……突か れて、抉られて、貫かれて、打ちつけられて、汚されて……愛液が体外に迸るたびに、あたしの中でそれらの欲 求だけが大きくなっていく…… 「潮まで噴いたのか? くくく…その調子じゃ、もっと淫らになるがええ!!」 「んあぁ!?」  誰かに声を聞かれてしまう事なんか当に忘れてしまったあたしの露出した乳房を梅さんが後ろから掴むと、あ たしの身体を手すりから引き離した。するとヒクつくおマ○コの中で挿入角度が変わり、梅さんのチ○ポの裏筋 があたしのおマ○コの丞面、一番感じちゃうGスポットのざらざらした部分に押しつけられた。 「そうら、よがれよがれ、よがり狂えぇ!」  梅さんの両手とおチ○チンに支えられた体勢で、あたしの秘唇からズボッと言いそうなほど勢いよく引き抜か れ、そして熱い淫蜜で濡れそぼったトンネルを真っ直ぐ真上に向かって腰を叩き壊さんばかりに力強く腰を打ち つけてきた! 「ひゃあ! いいっ! いひゃぁあああああ!!」  リズミカルに肉棒を突き込まれるたびに振動で揺れ楼になる乳房に指がキツく食いこみ、押し寄せる凶悪的な 快感に一突きごとに絶頂感を味合わされてしまう。  だ…だめ……イっちゃう…イっちゃうのが全然とまらないのぉぉぉ〜〜〜!! 「はぁん♪ 梅さん、すご…あはぁ…んはぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜♪」  いつの間にか腰を揺すっておチ○チンを自分の気持ちのいいところに少しでも擦りつけようとしていたあたし は、背中に梅さんの身体を密着させるぐらい身体を弓なりに逸らせ、大きく深いグラインドで挿入を繰り返すお チ○チンに肉ヒダが絡みついて、ものすごい快感を湧きあがらせる。 「う…梅さぁん……も…だめぇ…許してぇ……い…いひゃあああ!!」 「くっ…急に淫らになりおって…腰がもたんわい……それよりも、声を出してもいいのか? やはり一人が寂し いと見えるな…くくく」 「!?」  耳元で少し変な匂いのする梅さんの吐息を吹き掛けられ、その中に含まれていた言葉にあたしはドロドロにぬ かるんだ甘美の沼からハッと我に帰った。  そして、いきなり前に押し倒された。 「きゃあっ!!」  結合したままあたしの身体と足を梅さんが抱えてくれたおかげで痛い思いはしなかったけど、木の床に横向き で寝転ばされたあたしのヴァギナの中を梅さんの太いチ○ポが所狭しと暴れまわり始めた! 「どうした? だんまりになった割りにはマ○コをギュウギュウに締めつけておるではないか。ほれほれほれ!」 「んぐぅ! んふぅ…んんん〜〜〜〜〜〜!!!」  今にも狂ったように叫びそうになる口を両手で必死に押さえ、固くて太い梅さんのチ○ポの出し入れを必死で 受け入れていた。  もう…狂っちゃいそう…… 「ほうれ、そろそろ出させてもらうぞ。ひょっとすればワシの子を宿しておるマ○コにな」  上になっていた足を持ち上げられて大きく開かれると、あたしの身体は自然と仰向けになる。チ○ポに絡みつ いた肉ヒダがよじれる感触に一瞬意識が飛びそうになるけど、梅さんの言葉が何故かはっきりと意識の隅に残っ た。 「んっ……ふむうううぅぅぅ〜〜〜!!」だけど、それが難なのかを考える間もなく梅さんは叩きつけるように 肉棒をつきたててくる。上を向いた乳房は梅さんの激しいピストンの振動でプルンプルンと揺れ、固くしこって 痙攣を繰り返す乳首を口に含まれて生暖かい舌先でしつこく根元まで舐め扱かれた。  き…気持ちいい……い……いやぁ………  視界の中の星が激しく点滅する。梅さんが大きく開いた股間に腰をガツンガツンと打ちつけるたびに身体がど んどん熱くなってしまう。  イくぅ…イっちゃぅぅぅ…このまま…イっちゃううううううううううう!! 「くぅ、まだ蠢きおる…も、もう我慢できん!!」  梅さんの肉棒がビクンッと震えたかと思った途端、ものすごい勢いで腰を動かし、あたしの胎内を抉り始めた。 熱い剛直があたしの膣内の粘膜をたっぷりとこねくり回し、中に溜まった愛液を次から次へと張りを増したカリ で外に掻き出していく。 「ふぐううぅぅぅぅ〜〜〜〜!!!」  あたしが骨にまで響くうちつけに目をギュッと閉じて耐えていると、身体中の会館が脳へと集まり、待ち望ん だ絶頂に向かって身体中が痙攣を繰り返す。 「こんな手でおさえんで泣き叫べ! ほれ、ほれ、イってしまえぇぇぇ!!」 「はぁ、や、いやあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  口を覆っていた手を梅さんに床に押さえつけられ、それまでこらえていたものと一緒に溜まりに溜まった絶頂 が一気に頭の中で爆発した!!  胸を大きくプルンと震わせながら、頭と結合部とでブリッジするように身体をのけぞらせる。意識があっとい う間に吹っ飛び、梅さんとの身体の間で恥裂から透明な射精駅が爆発するようにしぶき出した! 「おおおぅぅぅぅ!!!」  ビュグッ!!  今まで以上に大きくウネり、チ○ポを締め上げるおマ○コを梅さんが数回突き上げたかと思うと、熱い物を子 宮の中に解き放った。  ブビュルルルル! ビュクビュクビュク、ビュル! ビュル!! ビュルルル!! 「んひゃあ!! あっ…ああっっ!! あっ…ああぁ…ああっぁああぁぅああああ!!!」  信じられないぐらいの量の精液が子宮の中で暴れまわる。痙攣を繰り返す子宮口にゴリッと押しつけられたチ ○ポから打ち出された精液はあたしの脳天にまで突き抜けるほどの衝撃で子宮の壁にぶち当たり、あっという間 に胎内を満たしきり、子宮口と射精口の間から溢れ出しておマ○コの中を逆流し始めた!  あたしが身体を震わせるたびにお腹の中で特濃の精液が波を打つ……その感覚にあたしの背筋は震えあがる… … 「くくく……タップリでたのぉ。あれ以来出すのを控えておったからの…これも全てお前のためじゃ、のう、た くや。ワシの精液をたっぷり注ぎ込まれて嬉しかろう?」 「うぅ…は…ぁぁぁ…んっ………」  あれだけ出したのに……梅さんの肉棒は全然小さくならなかった。  一滴残さず大量の精液を子宮の中にぶちまけたチ○ポをずるりと引きぬかれると、入り口を塞がれ、パンパン に膨らんでいた子宮空一気に精液が逆流してくる。 「んっ……」  どろぉ……ぐほっ……  身体を貫いていた物がなくなったと同時に締まり出そうとする膣口……でも窄まりきる前にぽっかりとあいた 穴からイった直後でウネりまくっている肉ヒダに絡みながら真っ白い液体が溢れ出してくる……あたしの愛液と 混ざり合ったゼリーのような白濁液は左右に開いたまま戻らない太股の間に流れ落ち、床の上に盛りあがった水 溜りを作り始めた……… 「ふぅ……まぁ合格じゃ。よいな、お客様から求められれば今のようによがるのじゃぞ。それにしても運がええ のぉ。上には気付かれんかったようで…くくく」 「うっ……」  全身から力が抜けて動けないあたしは黙って梅さんの言葉を聞くしかなかった……  もし逆らえば……松永先生たちが……  それに…もうあたしに逆らう気は残ってなかった…… 「ほれ、はよう舐めて綺麗にせんか。あの時は言わんでも自分から舐めしゃぶったじゃろうに」 「………あの時?」  あたしの愛液を全身にベットリとまとわり突かせたチ○ポをなめかましい吐息を漏らすあたしの唇に突き出し てきた梅さんの言葉にわずかに残っていた意識が反応した。 「いったい……なんなの………みんな……」  もしかして…あの時一緒にあたしを犯したの?  頭の中に布団部屋での惨劇を思い出すけど、二人に犯されていたような気配はなかった。梅さんほどの大きな ペ○スを入れられたら絶対に気がつくはずだし……じゃあ…いつ?  唇にペ○スの先端をこすり付けられても呆然とその事ばかり考えていたあたしは咥えようとも拒もうともせず に、ぼんやりと空を眺め続けていた…… 「なんじゃ? そんなに以前ワシに犯された時が気になるのか?」  あたしに咥えさせようとするのを諦めた梅さんは、あたしが最初に胸を吹いたお手拭を床から拾い上げて自分 で自分のモノを綺麗にすると、その布を丸めてあたしの身体の上に放り投げた。 「ならば教えてやるわ。もしかしたら……自分の目で見ることになるかもしれんがのう…くくく」  振り返り、ようやく明かりに照らされた梅さんの顔にはいやらしそうな笑みが浮かんでいた。  そして、室内に通じる窓に手をかけると、よどみなく横に動かした。  ガラッ 「いやあぁぁぁ!! ひゃあ、あぁ、固いのぉぉ!! 大きすぎるぅぅぅ〜〜〜!!」 『んはぁ、オジさま、スゴい、もう、イく、イく、イっちゃううううぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』  …………え? な…なんで………  明るい世界……身を起したあたしの正面から女の人の叫び声が聞こえてくる。  それも二人……二人の女の人………  一人は遼子さん……さっきまで夏目に抱かれながら横でたっぷり聞かされたから間違いない……  じゃあ……もう一人は………? 『はぁぁぁ〜〜〜ん♪ オジさま、スゴいのぉ♪ 壊して、あたしをメチャクチャに壊してぇぇぇぇ〜〜〜♪』  聞き覚えのある声だった。でも、松永先生でも、あゆみさんでも、真琴さんでも、栄子さんでも、この旅館の 中にいる女の人の誰でもなかった。  ―――ちがう……この声…………ま…まさか………  思い出してみれば誰でもない。あたしが一番よく聞いている声だった。ただ、いつもと違うのは、その声の出 ているところ…… 「もしかして………あたし?」 『イッ、イッく、イッ、イックぅううううぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』  室内から聞こえてくる声は遼子さんのそれよりもはるかに大きく、何度も息を弾ませてオルガズムを迎えていた。


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