]]].後妻
「なにか用なの?……私…疲れてるんだけど…はぁ……」
言いながら、栄子さんは入り口の枠にしなだれかかるけど、その仕草がどう
にも色っぽい……
あたしから見て斜めになっている姿勢は、胸やお尻のふくらみが羽織っただ
けの浴衣の上からでも十分に見て取れる。乳首こそ隠れているものの、乳房の
下で組んだうせに押さえつけられた布地を押し上げるように、小さな小豆が立
ちあがっている。
出ているところはあたしよりも小さ目かもしれないけど、均整の取れたボデ
ィラインには、今は女のあたしでさえつい魅入ってしまう。
身体中から立ち上る汗の匂いと、口元から悩ましげに漏れるため息と、それ
らに混じるなんとも言えない大人の女性の色香、そしてわずかに混ざる――あ
たしもよく嗅いだ事のある――オスの臭い……があたしの鼻をくすぐり、同時
に身体の表面から染みこんできて、あたしを少しずつ興奮させていく……
誰がどう見ても(大人限定)あれの後だと言う事が丸分かり。その前に、も
しあたしじゃない別の誰かがきてたらどうするつもりだったんだろう……もう
ちょっと恥じらいを持って欲しいと言うか……ちょっとだけ嬉しかったり…恥
ずかしかったり……
「何…してるの……もじもじして……」
あぁ……耳からとろけそうな甘い声………じゃなくて!!
「あっ……え、えと…えとですね、あの、その……」
「落ちつきなさいよ……急ぐわけでも…ないんでしょ……」
そう言いながら額に貼りついている少しパーマの掛かった髪の毛をかきあげ
る。ううう……あたしより色気があるかも……
「じ、実はですね、もうすぐ夕食が出きるから大広間まできてください! そ
れじゃ!」
言った! これだけ言えば十分、あたしはもう行っちゃうから!!
ついに栄子さんのフェロモンに身の危険をビシバシ感じると、一気に用件だ
け言い放ち、あたしはその場で回れ右をして逃げ出そうと――
「あん…もう行っちゃうのぉ?」
――するよりも早く、首に細くてすべすべの両腕が巻きつけられた!!
「きゃあ〜〜〜〜〜〜!! きゃ〜〜きゃ〜〜きゃ〜〜〜!!!」
「だめよ……女の子がそんな大きな声を上げちゃ……」
ぷにゅん
や…やだ……胸が…背中に当たってる……それに…耳に熱い吐息が……ん
っ……
「あらぁ……その顔…ほんとに感じやすいのね……おっぱいがあたっただけで
感じちゃったの……」
栄子さんに後ろから抱き疲れた途端に悲鳴を止めて頬を染めたあたしの反応
を見て、背中にあたる乳首と柔らかな乳房の感触が小さな円を描き、紺色のブ
ラウスの上からくすぐるように動き回る。
「や…やめてください……こんなところ…誰かに見られたら……」
「そぉ?…遙とはできても…私とは出来ないのかしら?」
「あ……えぇ!? な…なんで……」
それまでなんとか逃げ出そうともがいていたあたしの動きが、耳元に拭き掛
けられた一言で力を失った。
そしてそのまま、栄子さんに引かれるがままに入り口の中へと引き込まれ、
目の前で締まっていくドアをぼんやりと眺めているしかなかった……
「栄子さん……その…なんで……」
「なんで知ってるか、でしょ? それはね……遙から聞いたに決まってるじゃ
ない……」
あたしを部屋の入り口に連れ込み、ようやく離れて奥に向かおうとする栄子
さんの背中に質問を投げかけると、答えはあっさりと帰ってきた。
「嬉しそうに話してたわよ……あんなに気持ちよかったのは初めてだって……
どんな事をあなたにしてもらったか、全部、細かく教えてくれたわよ……」
そう言って、壁にもたれかかりながら首を傾けてあたしの方に視線を向け
る。浮かべる笑みがいかにも色っぽくて、あたしの胸の中に不安を掻き立て
る。
でも……そう言う事を話さないでよ、遙くん……
たぶん、エッチをするって言う事が恥ずかしいとかそう言うものじゃないの
ね…きっと……
「最初は……ヴァギナを見せてあげたんですって? それから遙のペ○スにキ
スしてあげて……」
「あ…あう……」
あ…あの時のあたしはどうかしてたんです……年端も行かない遙くんにあん
な事をしちゃうなんて……で、でも遙くんがかわいく思えちゃってしょうがな
かったし……その前に、なんで話しちゃうのよ!! こんな事なら口止めして
おけばよかった!!
冷や汗をだらだらと流しながら、まるで針のむしろに座っているような気持
ちで栄子さんの説明が続く。まさか自分のしたことをここまで客観的に説明さ
れるのが、これほど恥ずかしかったなんて……
「でもね……遙のアレを見たら、やっぱり欲しくなるわよね……」
「あ、アレって……」
「たくやちゃんだって分かってるくせに……遙のペ○スよ、ペ・○・ス」
「あ……」
「凄かったわぁ……まさかあんなに大きかったなんて……知ってたらもっと早
くに私が遙の童貞を奪ってあげて、いっぱい色んな事を教えてあげたの
に………」
や…ヤっちゃったんだ……義理の親子でも近親相姦になるのかな?
「最初、遙のアレを入れられた時は死んじゃうんじゃないかと思ったわ……マ
○コがメリメリ音を立てて広がっていくんだもん……奥に当たってもさらに押
しこんでくるのよ……それでも入りきらなくて、そのままピストンされたらあ
っという間にイっちゃったわ……遙も一突きごとにスペ○マを子宮の中に撒き
散らすの……脈打ちながら…突き込んでくるの……はぁ……」
遙くんとのSEXを思い出しているうちに興奮し出したのか、栄子さんの手
がゆっくりと動くと、所々に湿った染みが見られる浴衣の胸元をはだけ、先端
で乳首が完全に勃起している美乳を露わにすると、下から掬い上げるように持
ち上げて、手のひらの上でたぷたぷと弾ませるように揉みまわす。同時に、片
方の手を股間に向かわせ、入り口に……さ、三本!?
じゅぶ
「はぁあああ……入って…くるぅ……チ○ポが…チ○ポがマ○コを広げながら
入ってくるぅ!! いいわ、いいわぁ♪ 真一さん…遙ぁ…入ってる…入って
るのぉぉぉ〜〜〜!! はぁぁ〜〜!!」
細いとは言え、三本の指が秘所にあてがわれると、少し離れて立っているあ
たしの目にも見えるぐらいの愛液――いや、白いアレは…精液?――が指を伝
い、糸を引きながら床に落ちていく。
指同士を擦り合わせて粘液をしっかりとまぶすと、秘唇を押し広げながら入
りこんでいく……
「くぅあああああああああ〜〜〜〜、いいぃ、はああぁぁぁぁぁあああぁぁ〜
〜〜〜〜〜!!!」
客室の廊下にぽたぽたと汁をこぼしながら、指が根元まで押しこまれると、
栄子さんの身体がビクンっと跳ねあがる。多分イっちゃったんだろうけど、そ
れでも指の動きは止まらず、なめかましい喜悦の吐息を漏らしながら、腰を振
り、剥き出しの乳房を乱暴に弄び、太股をわななかせながら、真一さんと遙く
んのおチ○チンを想像し、立ったまま激しく快感を貪り絶頂を上り続ける。
ううう……あたしはどうしよう……
栄子さんの艶声にさっきからいろいろと想像して興奮してしまっている身体
が自然と反応してしまう。
恐らく、ここが誰もいない場所だったなら、遙くんのおチ○チンを思い出し
て、あたしもオナニーにふけってしまっていたに違いない。そう思えるほどに
手で押さえているスカートの中は熱気に包まれ、お尻と内股の筋肉にキュッと
力が入ってしまう。
「あ…あの…あたし仕事がありますから、そろそろ失礼したいんですけ
ど……」
「あん、あん、だ、だめ、もっと、ここにいてぇ……見られてる…見られてる
と……はぁ、ああぁ!!」
あたしが声をかけているにもかかわらず、栄子さんは秘肉を抉るように、汁
を掻き回すように、捻らせた三本の指を速く動かし、肩まで伸びた髪と形のよ
い乳房を弾ませている。
「で、でも、あたしも…その……仕事…そう、仕事があるんです!! だから
早く戻らないとダメなんです!!」
「そうなの……残念だわ……せっかく三人で気持ちよくしてあげようと思って
いたのに……」
栄子さんが残念そうに言った言葉で、あたしは真一さんと遙くんが現れてい
ない事にようやく思い至った。
「ねぇ……興味ある?」
「な…何がですか?」
真一さんとのエッチになら……興味はあるけど、なんだか恐い……今度あん
な目に会ったらと思うと、恐いけど……やっぱり……
「その顔は興味ありそうね。だったらいいものを見せてあげるわ♪」
「いいもの……ですか?」
「ええ、そう、いいものよ。でもね……」
怪訝そうに答えるあたしの真正面に立ち直すと、栄子さんはおもむろに浴衣
の両腰の辺りを持って左右に広げた。
「ここから出てるの……飲んでちょうだい……」
「なっ!?……あ……」
突然秘部を見せ付けられた事に驚きの声を上げ、そして次の瞬間にはあるこ
とに気付いて別の驚きの声を上げる。
自分の指で散々に掻き回され、指が引き抜かれた今、ぱっくりと口を開けて
いる栄子さんの蜜壷からドロドロと溢れだし、太股を伝い落ちている液体……
その液体は白く濁り……真一さんの、そして遙くんの注ぎ込んだ精液である事
が分かったから………
]]]T.溜息へ