[.湯冷
「はぁぁ、よかったよ、たくやちゃん」
そう言って、目隠しが取られた。
………あれ……ここ…どこだっけ?……
…あ、そうだ…あたし露天風呂で……
目を開けると、おじさんたち三人の顔がうっすらと見えた……
「そろそろ、朝風呂の時間だから、急いで部屋に戻ったほうが良いぞ」
「わしらはもう帰るから、さっさと戻って休んだほうが良いじゃろう」
「それじゃたくやちゃん、後でね」
そう言って三人は露天風呂から出ていった。
えっと、あたし何してたんだっけ……?
………………そうだ。
あたし、あの三人とここで一晩中SEXしてたんだ。
思い出し、あたしはゆっくりと、力の入らない体を起こした。
…わぁ、すごい匂い……
何とかまともな嗅覚が、辺りに漂う濃縮したような精液のにおいを嗅ぎ取った。
見ると、あたしの体中、まだ温かい精液に覆われている…髪の一本一本にまで白濁液が絡み付いている……
あたしの回り一面、精液と愛液で真っ白だ…実際、睫毛についた精液で視界全部が白く見える。目を開けるのさえ
つらい……
さっきまでヤってたんだ…記憶は……思い出した…
目隠しされて盛大にイッた後、目隠しそのままでいろいろされたんだっけ……
まず、奉仕。フェラやパイズリが気に入られたみたいなんだけど、何回も出され、顔がドロドロになり、お腹の中は
ザー○ンでいっぱいになった……昨晩の食事はこれなんだろうか………
そして誰かの上にまたがって腰を振ってたら、さらに口とお尻に入れられたんだっけ…
その後で温泉の中でもシたんだっけ…お湯の中で、前と後ろ同時に攻められてイキまくった…だって中にお湯が
入って来るんだもん…その感触が新鮮で……
床に溜まったザー○ン飲まされたりもしたっけ……這いつくばって、舌と頬の感触を頼りに床を舐めまわしている
ときに、いきなりお尻をつかまれて……結局ザー○ンまみれになっちゃうんだよね……その後、綺麗にしてやるって
言われて、オシッコを一斉にかけられた……それだけで軽くイッちゃったけど。
最後は精液便所…四つん這いにさせられて口とオ○ンコに入れられた……もう愛撫も何もない…ただ入れて、
がむしゃらに腰を振り、中に出したら交代、それの繰り返し……疲れて体もろくに動かなかったのに、
オ○ンコが緩むと、乳首やア○ルを責め立てられ、無理やりに締めさせられた……
まだうまく働かない頭の中で、指折り昨日したことを思い出しながら、這いずって、最初にオナニーを始めた
岩肌に再び背を預ける。
……でも、気持ち良かった…もう、何度死んじゃうと思ったことか……結構人間って頑丈なんだね……
もう何度イッたか数え切れない……
呆けた目で、まだ暗い空を見上げる。しかし、手は昨晩のことを思い出しながら………
…あの人たちってやっぱり絶倫よね。一人あたり、一体何発出したのやら。途中、十人ぐらいに犯されてるん
じゃないかと思ったぐらい。
秘芯からは、精液と共に、新たにあふれ始めた愛液が………
…でも、目隠しされて最初にイッたときのあの感覚って、やっぱり、潮吹きなんだろうな……なんとなく射精に
感じが似てたけど、それ以上に気持ちがよかった……そう、オ○ンコの、このあたりを、んん、こう、
いじられて………
「そう、ここ、ここがいいのっ、っ、っあ、っあ、っあ、あああああぁぁぁ〜〜〜〜!」
誰もいなくなった露天風呂に、ただ、あたしの喘ぎ声だけが響き渡る!
ぷしゃあああぁぁぁっぁぁっぁ〜〜〜〜〜〜〜
「あああぁぁぁ、はああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜……あ…ん……」
………イッちゃった……
からだが蕩けるような快感に身をゆだね、全身の力が抜けていく……
あれだけヤッた後なのに……オナニーして簡単にイッちゃった…
しかも、クリ○リスとオ○ンコを同時にいじって、おしっこまで漏らしちゃった……
……気持ちイイ
オナニーしながら、昨夜のことを全部思い出した。
ピクン
オ○ンコや乳首が疼き出して、いくらでもイッちゃう…
このまま横になって、もう一回……一日中でも………
「っ!そうだ時間だっ!」
おじさん達にも言われたっけ!
冷水を浴びせられたように、頭の中がはっきりしてくる。
確か朝風呂がどうとか言ってたっけ。それに朝のミーティング。
今何時だろう?まだ暗いけど、たぶん四時か五時…
やばい!あたしは何時間ヤッてたんだ?
あたしは急いで体を洗い、精液を落とす。髪に絡まった精液がいやになるくらい落ちにくい。
そして休みを欲する体に鞭打って、全裸のまま、ホースで水を巻き床一面の精液や愛液を洗い流す。
何とか綺麗に見えるようになったが、お湯の中に浮いてる精液と、漂う臭いはもうどうしようもない。
「何とかバレませんように」
一通り後始末を終えると、あたしは脱衣所に駆け込んだ。
急がなきゃ誰かに見つかっちゃう。
あたしは、自分のメイド服を入れた籠を探す。
え〜と、あれは〜、っと…………
……あれ、ないぞ?どこにもない。確か真中の段に入れといたはずなのに……
しかしいくら探してもあたしの服は、メイド服はおろか下着一枚、バスタオルまでない。
あるのは、お風呂に持って入ったタオルが一枚だけ。
「何で、何でないの…」
もう何がなんだかわからなくなって、涙が溢れてくる。
たぶんあの男たちが持っていってしまったのだ。あいつらなら、やりそうだ。
「……仕方ない、タオルで隠して部屋まで行こう」
ここで問題となるのが、一枚しかないタオルで胸を隠すか、腰を隠すかである。
胸を隠してアソコを隠さないと言うのは論外。
かと言って、腰を隠すにはタオルが短すぎる。旅館のタオルは普通のものより一回り小さいのでなおさらだ。
隠そうとしても、お尻が大きくて腰を回りきらない。お尻が駄目なら、胸も一緒。
…こんな時だけ、自分のナイスボディが恨めしい……
これならどう?
あたしは胸からタオルを垂らして股間を押さえる。お尻が丸見えでもしょうがない。
鏡に写してみると、
「ふぇ〜ん、エッチだよう」
胸なんか乳首はかろうじて隠れているが、他はぜんぜん隠れてないし、下も長さが足りなくて、前かがみに
ならないとアソコを隠すことができない。しかも、前かがみになることで胸の谷間が強調されてしまう。
…ええぃ、部屋まで誰にも会わないことを祈ろう……
「何であたしがこんな目に〜〜」
あたしは覚悟を決めて、泣きながら脱衣所を出た。
結局あたしは気付かなかった……
今夜のあたしを見つめる「目」があったことを………
こうして、山野旅館での、あたしの長い長い初日が終わったのである………
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