W.湯浴
この旅館ではしきたりとして、夕食は宿泊客全員でとることになっている。三組のお客様と従業員全員が広間に
集まって隆幸さんの挨拶の後、夕食が始まったのだが…
誰だ、こんなしきたり作ったやつは……
食事が始まって五分で、あたしは誰だか分からない何代か前の主人に対して、心の中でおもいっきり文句を
言っていた…
中年三人は、当然のごとく酔払って、胸やお尻を触りまくってくる。あゆみさんがこちらにこないように旦那で
ある隆幸さんが誘導しているが、その代わりに悪戯されまくってるあたしの身にもなれっ!こともあろうにお酌
をしているときに、他の人が酔ってスカートに手を突っ込んできたんだぞっ!
そのうえ、遥君が「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と連呼しながら寄ってくる。どうやら両親がかまってくれないらしく、
こちらに御鉢が回ってくる。何か二人とも黙々と食事をしているが…
お願いだから子供の面倒くらい見てください……
夏目さん一行は身内の中で楽しんでくれている。ただ一人の女性である遼子さんという髪の長い美人を中心に、
男どもが話をしている。しかし遼子さんは男性三人に囲まれて居づらそうである。まぁ、こっちの手がかからない
からいいんだけど………
忙しいのに、けっこう観察する余裕があるな、あたし。
なんにせよ、仕事一日目にしてこの仕事を選んだことをかなり後悔したのであった。
こうして三者三様の賑わいの後始末が終わった後、休む間もなくあたしと梅さんは一階、隆幸さんとあゆみさんは
二階の布団敷きという肉体労働が待っていた。一階は夏目さんご一行が男性と女性と二部屋に分かれて宿泊している。
「失礼します、布団を敷きに参りました」
と言って部屋に入っていくあたし。
梅さんは「仕事に早くなれるためじゃ」とか言ってやり方を教えてくれるだけであまり手伝ってくれないみたいで、
廊下で待っている。
仕方なく一人で布団を敷くため押入れを開け、布団を敷き始める。
部屋の中は、テレビに冷蔵庫、電話、などが備え付けられていた。窓際にはソファーとテーブルが置いてあり、
自然の景色を眺めることができるようだ。
敷布団を敷き、その上にシーツを掛けていると、それまで部屋の中で宴会をしていた人たちが、あたしの後姿が
見える位置に移動してきた。
「すみませんね、わざわざ布団を敷いてくれるなんて」
「いいんですよ、これも仕事の内なんですから」
と、愛想笑いを浮かべて社交辞令を返す。
振り返ってみてみるとサッと顔をそむけるが、あたしのスカートの中を覗いているのはバレバレである。
この、どスケベどもが〜
話し掛けてきた大柄な男がどうやら織田というらしい。後の二人は、前に顔をのぞかせた男が坂本・小柄なのが
小林と言うらしく、夏目という人は、まだ来ていないようだ。女性の遼子さんは、一人で隣の部屋に泊まっている。
でも、着替えた時に鏡で見た自分の姿が、男たちに見られていると思うと……
それに、布団を敷くにはどうしても屈まなければならない。と言うことは、後ろにいる三人にはあたしのお尻は
丸見えと言うことに…
「…ぁ」
そう思っただけで、股間の奥の肉壁がじんわりとし始める。女性化してから感じやすいと思っていたが、最近特に
感じやすい。体が女性として安定した影響かな……
シートを布団の上に広げ、端を布団の下に折り返していく。
四つん這いに近い格好で移動をしていると、下着に包まれた恥丘にいくつもの視線が突き刺さっているような気になる。
そう考えるだけで……
ヤバイ。濡れてきたことがこんな連中にバレればどうなることか。
あたしは布団を敷き終えるやいなや、簡単な挨拶をしただけで部屋を出ていってしまった。
「最後の挨拶はいただけんのう」
おっと、梅さんは部屋を出てすぐのところに立っていた。いきなりこの顔があるとビックリするなぁ…
「なんか言ったかのぅ?」
「いいえ、なにも言ってません」
「そうか、隣の部屋はわしが敷いておいたし二階も布団を敷きおえておるから、あとひと働きしてもらったら、
今日の仕事は終わりじゃ」
まだ仕事があるのか…。初日からほんとにハードよね。
「露天風呂の掃除をしてくれんか?行けば掃除道具を入れてあるロッカーがあるから、デッキブラシで床を磨いて
おいてくれ。営業時間も終わっておるし掃除中の看板を出しておけば誰も入ってこんから、ついでにゆっくり風呂
に入ってくるとええ」
「えっ!温泉に入ってもいいんですか?」
喜びのあまり、聞き返してしまう。
「かまわんよ。洗濯物は部屋の籠に入れておけば、後であゆみが集めてくれるからの」
ラッキー、温泉に入れるなんてなんて良い仕事なんだろう。
「わかりました、それじゃ、もうひとがんばりしてきますね」
疲れきっていたあたしは梅さんの言葉に素直に喜んだ。
温泉に入って疲れをとったら今日は早く寝よう。
そんなことを考えながらあたしはお風呂掃除に向かった。
「ふぅ、ようやくおわった〜」
あたしはデッキブラシを持ってその場にへたり込んでしまった。露天風呂の熱さと湯気で体中汗まみれである。
「じゃ、早速お風呂に入ろうかな〜」
そう言いながら脱衣所に向かい、つくやいなや鼻歌を歌いながらメイド服を脱いで脱衣籠に入れていく。
汗で張り付いていて脱ぎにくいなぁ。
下着だけになったとき、
「ひゃうっ」
玉になった汗が背中を伝っていく。ゾクッとしちゃった。
ブラを取るとおっぱいがぷるんと揺れて、窮屈さから開放され気分がいい。やっぱり明日からは夏美にもらった
下着を着けようかなぁ…
そうして裸になったあたしは、桶でお湯をすくい、汗を軽く流してから湯船に浸かった。
「はぁ〜〜気持ちいい」
最近ここにくる準備や休学の手続きなんかで忙しかったからなぁ。ようやくのんびりできたって感じよね。
………こうやってのんびりしているといろんなこと考えちゃうなぁ…
明日香どうしてるかな、あたしのこと心配してくれてるかなぁ……
千里のやつ、ちゃんと研究してるんでしょうね、あたしの運命があの子にかかってるってことには不安を感じずに
いられないわね……
弘二、あなたを実験体として千里に渡してしまってごめんなさい、でもあなたは千里の作った薬で戻れるんだから
別に良いわよね、薬ができたら報酬(?)も出すんだし……
そのうち考え事がこの旅館のメイド服のことになってきた。
……どう考えてもあのメイド服は誰かの陰謀よね、あゆみさんのは同じミニでもパンツが見えるくらい短くはないし。
となると隆幸さんか梅さんが怪しいわよね………
…でも、あの服すっごくエッチだったな〜、胸をあんなに強調するなんて、どんなスケベ親父が考えたのかしら、
パンツなんてほとんど丸見えだし……
…あたし、お客さんにどんな風に見られてたのかな〜、やっぱりあたしの格好を見て興奮してたんでしょうね……
夏目さんたち後ろから食い入るように見てたもんね……シーツを掛けるときは、どうしても屈んでお尻を突き出す
ような格好になっちゃうし……きっと最初のおじさん三人組のように、浴衣から……それで、あたしのことを
こんな風に…
あたしの手のひらが無意識に胸に当てられる。
「んっ!」
あん…乳首がもうこんなに立ってる……ちょっと触っただけなのに………そう言えばこのところHなことして
ないなぁ……最後にHしたのは夏美にいじめられた時だから…
「んぁっ」
…あぁ…思い出したらもっと感じてきちゃった……
お湯の中では左手が胸を乳首中心にそろそろと撫で回し、右手はオ○ンコの周辺を軽く撫で回している。
…あの時は、もっとこう強く…
「あぁぁ」
…だめ、止まらない………どうせ体は完全に女性化してるんだもん……ちょっとくらい…いいよね……
そう思うと、あたしは湯船を出て床に座って岩肌にもたれかかった。お湯の中も良いけど、今は思いっきりあそこを
掻きまわしたいの……
「…冷たくて気持ちいい」
火照って少し赤くなったからだが、岩肌と風の冷たさを感じている…乳首が風を受けて、少し感じちゃう…
アソコでも風を感じたくて、少し股を開いてみる……
あたしの股間は、お湯とそれ以外の液体でぬれていた。もうひとつの液体は、あたしの秘裂から止めど無く溢れ
出している。
「…うゎぁ、びちょびちょ…」
…口に出した途端、急に恥ずかしくなってくる……考えてみると、夜の露天風呂で美少女が自分のオ○ンコを
いじってるのって……考えるだけで、とってもエッチ…
オ○ンコからあふれている液体は、すでにお尻の方へと流れ落ちている。
…ちょっとエッチなことを考えただけでこんなにあふれちゃうなんて……
「はぁぁ…」
手が自然と胸とオ○ンコに移動する……さっきと違い、胸はやわやわと揉みしだき、オ○ンコは割れ目に沿って
さすりあげる…
「んっ、はぁ、はぁ、はぁ…あぁん!」
胸があたしの手を押し返しながらグニグニと形を変える…
オ○ンコの柔肉を指で挟み、左右に振る…
「ああ…イイ…はぁんっ」
手が胸を揉み、搾り、乳首をつまみ、しごき、引っ張る…
…あぁん、これだけでイッちゃいそう……もう…我慢できない!
あたしは床にうつぶせになりお尻を高く上げ、床に乳首を摩り付ける。床に押し付けられた胸がムニッとつぶれ、
乳首を擦りつけるたびにその形を変える。
「ぁあん!…乳首が…擦れてるぅぅ!…ああん!…いい…ああぁぁ!」
乳首を床に擦り付けることで自由になった両手をオ○ンコに持っていく。片手で、すでに向けているクリ○リスを
こね回し、もう片方の手でオ○ンコの中に指を二本突っ込んで掻き回す!
「はああぁ!いい!すごくいいぃん!」
両乳首とクリ○リス、そしてオ○ンコを同時に刺激して、あたしはもう本能だけで腰を振りまくる!
「もっと!はぁっ!いいぃん!もっとぉぉん!」
あたしはさらなる快感を求めてクリ○リスをいじっていた手をお尻の穴に持っていき、アヌスの周辺をいじった後、
中指を…
「ふあぁ!いい!いいよぅ!」
もうなにも考えられない。もっと、もっと掻き回してぇ!
もはやイク寸前のあたしの頭の中では今まで体験してきたオトコたちが思い出されていた。男の顔や名前ではない、
その手や舌、肉棒が、である。
口、顔、手、胸、臍、背中、太もも、お尻、オ○ンコ……。今までからだのありとあらゆるところに、それこそ
頭の先から指の先まで、愛撫され、舐めれ、肉棒を突っ込まれ、精液をかけられた。
…そのときの快感がほしいのっ。もうイッちゃうのぉ!もっともっと感じさせてぇ!誰か…誰か……
「誰かチ○チン突っ込んで〜〜〜!!」
「ああ、俺達ので良かったら突っ込んでやるぜ」
X.混欲へ