エピローグ
私が『占いの館 G』に行ってから、6日が経ちました。
占ってもらった結果はほとんど当たり、とても幸運な時間を過ごす事ができました。最初は少し疑って
いましたが、やはりあの人の占いは本物だったみたいです。
そして占いの結果とは直接関係ありませんが、この一週間は私にとって非常に大きなものになりました。
それは……
「んぅ、く……ぁん!」
そう、私はあの日から毎日オナニーしてるんです。
占いから帰り自分の部屋のベッドに腰掛けた私は、占いの時の自分を思い出し、急激にオマ○コを熱く
しました。
私の指はその欲求に逆らわず自然にオマ○コへとそえられ、あの時と同じように激しく上下に擦りました。
そして私は再びイき、結局占い師からもらった下着も汚してしまいました。ですが、その汚れは占って
もらった時よりも小さく、また私自身、完全に満足できる程の絶頂感を味合う事はできませんでした。
やはり2回目だから、疲れていてあまり感じられなかったのかもしれないと思い、次の日の夜、同じように
オナニーをしました。
ですが、やはり満足できません。私の身体は満足せず、結局連続で4回もイくまでオナニーしました。
体育の時間に長距離走をした時よりも疲れ、ベッドもビチョビチョに濡らすほどオナニーしたのですが、
やはり物足りなさを感じてしまいます。
私は必死に考えました。オマ○コへの刺激は充分なのです。それでも満足できないならば、他に原因がある
はず……
そして私は、一つの答えに辿り着きました。
「あ、あん、だめぇ……声が、聞こえちゃうよぉ……でも、いい……」
私の辿り着いた答え、それは占い師の視線です。
あまり認めたくありませんが、どうやら私には恥ずかしい思いをすることで感じてしまう性癖があったよう
です。そしてそれこそが、私が家でのオナニーに満足できなかった理由でした。
そう思った私は、次の日の深夜、居間でオナニーしてみました。
もちろん家族は寝静まっており、私がこんな所でオナニーしているなど、気付くはずもありません。ですが
何かの理由、例えばトイレなどのために起きてくると、私の痴態にももちろん気付きます。その興奮のため、
その日は今までよりも満足したオナニーができました。
しかし、あの占い師に見てもらいながらのオナニーにはかないません。そうして私は、より恥ずかしく興奮
でき、それでいて皆にはばれないぎりぎりのオナニーをし続けています。
そして今、私がオナニーしているのは……
「あははー、何言ってるのよ」
「えー、ウソじゃないよ。本当だってばぁ」
「ン……ま、また誰か来たの……はぅ!」
学校の、しかも昼休みのトイレです。
もちろんたくさんの女の子がやってきます。ちゃんと個室に入り鍵も閉めていますが、声が漏れたり、エッチ
な汁の匂いでばれるかもしれません。そんな興奮が、より私を感じさせてくれるのです。
そのため人が入ってきたりすれば、余計にエッチな声をあげてしまう可能性があるのです。今も大きめの声を
あげてしまい、私の入っている個室の近くで足が止まる気配がします。
「ねぇ、何か変な声しなかった?」
「え、気のせいじゃない」
「あぐぅ、ン、くぅ!」
私は、オマ○コを弄っていない方の手で口を押さえます。ですがオマ○コを弄る手は止まらず、また気付か
れるかもしれないというスリルが、よりはしたない反応を助けます。
「ん、くぅ、ん、んぅうううううう!!」
その興奮により、私はあっけなくイってしまいます。しばらくそのまま呼吸を整え、周囲の気配をうかがい
ますが、どうやら気付かれなかったようです。
私は安心と充足感を抱き、トイレから出てきます。
こうして学校のトイレでオナニーするのは、今日で2回目です。ですが、やはり昨日ほど感じる事はできま
せんでした。
そう感じながらも私の足取りは軽く、幸せな気持ちになっています。
その理由は、明日で占ってもらった日から一週間が経つからです。
そう、明日になれば『占いの館 G』に行き、彼に見てもらいながらオナニーできるのです。
一週間分の運勢を見てくれる彼のお店には、一度占ってもらったら一週間は行けません。正直何度かあの
お店に行きたいとも思いましたが、もしそんな事をすれば、あのお店で占ってほしいと思っている他の女の
子の迷惑になりますし、お小遣いも減ってしまいます。ですからあのお店に行くのは一週間に一度、逆に言
えば週に一度は必ず行くと、自分の中で決めたのです。
そしてついに明日、再び見てもらいながらのオナニーができるのです。それを考えただけで、私の下着に
はいやらしい染みができてしまいます。
明日はこんな簡単に染みを作らないように注意しなければなりません。そうでないと、スカートを脱いだ
段階で占いが終わってしまうかもしれません。まぁ彼ならば、私がオナニーをしたいと言えばさせてくれる
と思いますが……
とにかくは明日です。私は自分でも笑顔を分かる表情で廊下を歩き、明日の事を考えてオマ○コを潤ませ
るのです。
「ふふ、楽しみだなぁ……」
※
「ありがとうございました。それでは、またのお越しをお待ちしています」
俺は先ほど占いを終えた少女が出て行くのを見送る。
彼女はまだ中学生で、自慰という言葉すら知らなかったが、俺の前でイくまでオマ○コを擦り、顔を真っ赤
にしながら帰って行った。
だが、恐らく彼女はもう来ないだろう。まぁ占いはちゃんとしたものだから、訴えられる事もないだろうが。
実際俺の店のリピーターは、2割程度といったところか。ほとんどの女の子は、やはりオナニーを見られる
事に抵抗を覚え、いくら占いが当たろうとも再び訪れるという事はない。
で、リピーターの半分は純粋に占いの結果を求めてだ。彼女達は羞恥心を感じながらもオナニーをしてくれる
ので、俺も見ていて楽しむ事ができる。それに彼女達は、俺の占いが本物だという事を周囲に言ってくれる。
そのおかげで新たな客が来てくれるのだから、ありがたいもんだ。
しかし残るリピーターの半分である娘は、俺の店でのオナニーにはまってしまった女の子達だ。彼女達も最初
は占いのためによく来てくれていたのだが、媚薬を使ったオナニーにはまり、ほぼ毎週俺の店に来るようになっ
たのだ。
だが、彼女達からはあまり羞恥心というものが感じられない。そのため、いまいち楽しめないのだ。まぁ金銭
的な面ではありがたいが。
「そういえば、明日で一週間か……」
俺はこの前来た女の子――名前は確か優といったか――の事を思い出す。
彼女は間違いなく、明日俺の店に来るだろう。初めてであれほど乱れたのだ。間違いなく、そういった資質を
持っている。
だが、そんな女の子にオナニーさせても、ただよがるだけで終わるだろう。正直、
「もっと見て〜」
などと言われると、若干引いてしまう。さて、どうするか……
「えぇと……よろしいですか?」
おっと、いかんいかん。つい考え込んでしまい、新しい客が入ってきたのに気付かなかった。
まぁいい。とりあえずは明日だ。明日来なかったらそれでいい。来た場合は……その時考えよう。
今はこの初めての客を恥ずかしがらせるだけだ。
俺はいつもの微笑を浮かべ、彼女を羞恥の渦へと誘った……
<完>