■第六話


壁の方を向かされているので何をしているのか確認できなかった。
「んんん・・・・」
おま○この中に入ったままのローターが間断なく振動を続ける。
お尻を突き出す格好で不安なまま待たされる。
(どうなるの? 何をされるの?)

「じっとしてろよ」
そう言いうとズブッ、とお尻に何かを入れられた。
「きゃあ!」
「騒ぐな騒ぐな・・・」

何なのかを聞こうとしたとき、
「ひっ、何? 何なの?」
お尻の中に何かが流れ込んできた。
「騒ぐなって、害のあるモンじゃねえよ」
そういって挿し込んだ物を引き抜いた。

男は手に持ったソレを横にポイと捨て、別の物をまたお尻に入れた。
「ああああ・・・・」
おま○こをローターに刺激され、何かをお尻に流し込まれる。
不気味な感触を味わいながら、男の捨てた物を見る。
(あ、あれイチヂク浣腸だ・・・・え? 浣腸?)
軽くパニックになった頭がようやく状況を把握する。

「いやっ、やめて!」
「ダメだって。ほらほら」
そう言って更にもう一つ浣腸を入れる。
「んんんんんっ」
お腹が膨らんできて苦しくなる。
「はい、もういっちょ」
更に一つ。また一つ。
「はい終わり」
5個目のイチヂク浣腸を入れ終わり、お尻をパンと叩いた。
思わず漏れてしまいそうになったけど、なんとか耐える。
でも段々と排泄欲が高まってお腹がゴロゴロと鳴る。

「あ、あああ、お願い、トイレに・・・」
「おいおい、ここがどこだと思ってる?」
「あ・・・」
そういえば今トイレにいるんだった。

慌てて便器にしゃがみこむと、体制を変えたせいでローターがブルブルと暴れた。
「んあああっ」
思わず悩ましい声を出してしまい涙が出てきた。
男はニヤニヤ笑ってカメラを三脚から外し、あれこれ動かしていた。アングルを探っているらしい。

「い・・・イヤ、こんなところ撮らないで」
カメラを遮ろうとしたらバシッと手を叩かれた。
「駄目だ・・・よし、ここにしよう」
ベストアングルが決まったらしく、カメラを構えてじっと待っている。
前の方から、私の顔も、ヒクヒク動くお尻の穴も、ローターの入った恥ずかしい場所もハッキリ見える位置だ。

「ううう・・・・」
思わず顔を背ける。お尻がヒクついて今にも漏れそうだった。
「カメラの方を見ろ」
「無理・・・無理です」
「ばら撒かれてもいいのか?」
その一言で逆らえないことを思い出し、泣きながらカメラの方を見た。

男がニヤニヤ笑い、その瞬間を待っている。私ももう限界が近かった。
「ああ、出る。出る。出ちゃう・・・・」
そして限界が来た。

「いや、ああぁ、いやああああああああぁぁぁぁ!!!」
カメラの方を向いて絶叫しながら脱糞する。

大量に浣腸をされて少し水っぽかった。嫌な臭いが充満する。
「あああ、早く終って・・・」
ゴロゴロと鳴り続けるお腹は中々落ち着かなかった。

どれだけの時間が経ったのか、10分とも1時間とも思える行為を終えて、ようやく排泄が収まった。

「ほれ、紙」
差し出されたポケットティッシュを使ってお尻を拭き、水を流す。

ジャー・・・
しかし、あまりにも大量だったため一度では流しきれなかった。
男はそれをカメラで撮りながらけらけらと笑っている。
もう一度流してようやく全てなくなった。

「便秘気味だったみたいだな。お腹スッキリしただろう?」
「・・・・・・」
悔しさか怒りか悲しさか恥ずかしさか、その全部か。なんだかわからない感情が溢れて頭が回らない。
「どうなんだよ。言え」
「・・・・スッキリしました」
実際に、最近は便秘気味だったのがスッキリしてしまったという事実も、その複雑な感情を大きくしていた。


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