第23話・・・復讐
その聞き覚えのある声を聞き絶頂の余韻からすぐに現実に引き戻された。
智子はあわてて開いていた股を閉じ手で体を隠す。
「な・・・なんで・・・あんた達がここに・・・・・」
目の前には仁王立ちで腕を組む2人の女子学生がいた。
2年生の神田未來(こうだみく)と1年生の神田苑美(こうだそのみ)だ。
彼女らは元テニス部で苑美がきっかけで問題を起こしそれを未來が加勢して一時期
テニス部が崩壊しかけ、智子が2人を退部させた経緯があった。
それを2人は根に持っているらしくなんらかの嫌がらせをしてくると思っていた
智子だったが何もしてこないので数日は気にしていたがそれから2人のことは
記憶から消えていた。
(なんで・・・よりによってこの2人が・・・最悪だわ・・・まさか・・・久美子が・・・)
久美子の策略に今頃気づいたがもう手遅れだった。
「私達は学校に忘れ物を取りに来たんです。広末先輩こそ、そんな格好で何をして
いらしたのですか〜?」
姉の未來がいじわるそうに尋ねる。
実は姉の未來はレズビアンでしかもサディストだった。智子に一目惚れし、
テニス部に入部、なんとかして智子を手に入れようとして妹の苑美を使ったが
失敗していた。
その時から智子への愛情が憎悪に変わり、近いうちに必ず復讐を誓っていたが、
退部直後、久美子に
・・・・チャンスは与えてあげるから今はおとなしく待っていなさい・・・
と言われた。
その時の久美子からは逆らえないオーラを感じおとなしく引き下がった。
そして、急に久美子からメールで呼び出しがあり、まさにそのチャンスが
巡ってきたというわけだ。
(どういう経緯でこうなったかは知らないけど思う存分復讐してあげる・・・・)
未來はこれから始まることを想像するだけでサドの血が騒ぎ、背中がゾクゾクした。
一方、妹の苑美も別の意味で智子に憎悪の視線を向けていた。
苑美は姉を愛していて、智子が現れるまでは姉も自分を愛してくれていた。
勿論、肉体関係もあり苑美は幸せだった。
しかし、姉が智子に夢中になってその愛情を奪った智子が心底憎かった。
姉の命令でテニス部で問題を起こしたが、それは姉の為ではなく
智子への憎しみからだった。
そして、その智子が一糸纏わぬ、赤い首輪だけの姿で目の前にいる。
姉も憎悪の視線で見つめているが、その中にはまだ智子はへの未練が
残っていることは感じていた。
だから自分は容赦なく、智子をいじめてやろうと心に誓うのであった。
2人の視線が容赦なく自分に向けられている。妹の方は完全に憎悪の視線で
姉の方はヘビのような絡みつく視線で、入部した時から背筋が嫌な感じでゾクゾクし
生理的に受け付けなかった。
その思いもあり、あの時思い切って2人を退部させたのだが、その仕返しをしにきたかと思うと久美子の時とは違う絶望感に襲われる。
(なにがなんでもここから逃げないと・・・・)
「で・・・そんな格好で・・・先輩は何をしてたのですか?・・・首輪なんかして・・・」
未來が質問する。
「お姉ちゃん、わかった!犬になりたかったんちゃうん。」
後ろで苑美がからかうようにしゃべる。
智子は黙ったまま逃げるスキを伺う。
「だんまりですか・・・私らとは口も聞きたくないと・・・・じゃあ・・・」
そう言って未來は智子に歩みよってきた。
その時姉妹の間からドアの出入口が見えた。
(今がチャンス!・・・)
智子はドアに向かって突進した。
2人の間をすり抜けて出口が見え逃げきれると思った瞬間・・・
首に鋭い痛みを感じ意識が遠くなっていく・・・・・
「お姉ちゃんは空手の有段者なのに・・・・バカだよねェ〜」
妹の苑美の声を聞きながら床に崩れる智子だった。
・・・・・
・・・・・・んっ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
首に痛みを感じつつ意識がはっきりとしてくる。
まだ自分は部室にいるみたいだ・・・・
(身動きが取れない・・・・いやっ・・・・こんな・・・・恥ずかしい姿・・・・)
智子は2人の姉妹によって縛られていた。
上半身は一般的な後ろ小手縛りで縛られ赤い縄で乳房は絞りだされてとてもいやらしい。
その後ろから伸びたロープは天井の柱に回されて上体は少し右に傾いている。
そして、右足のつま先は地面に付きかろうじて立っていて左足は膝を折り曲げられロープで固定され足首にも縄が巻かれ天井の柱に回され左足の膝は胸の所まで上がっていた。
その為、智子の足は大きく開脚した状態で秘部はおろかアナルまで丸見えだった。
「想像してたよりいい体ですね・・・広末先輩・・・・でも・・・なぜここに在るべき
ものがないのかしら・・・」
言いながら智子のツルツルに剃り上げられている秘部を撫でる。
「触るな!こんなことしてただで済むと思ってるの?」
「驚いた・・・まだそんな態度がとれるなんて。それにそんな格好で凄んでも
全然説得力がないですよ。苑美、さあ、撮影会の始まりよ。」
待ってましたとばかりに苑美がカメラを構えてあらゆる角度から智子の縛られた肉体を
写していく。
「やめなさいっ!・・・と・撮るなぁぁぁぁ・・・」
自由になる首だけを振り必死に抵抗する。
「それじゃあ綺麗な顔が写らないでしょう・・・」
未來が後ろに回り髪の毛をグッと掴みカメラの方に向けさせる。
カシャ・・・・カシャ・・・カシャ・・・・
「うぎゅ・・・うが・・・むぐう・・・ぐう・・・・」
そして、未來は智子の鼻を豚のように上げたり口を広げたりして顔面を変形させた写真も
撮らせた。
くやしくて智子は涙が滲み出そうだったが泣くと2人の嗜虐心を増長させると思いグッと我慢した。
「どうです?こんなテニス部キャプテンのあられもない姿の写真を見たら皆、どう思うでしょうね?広末先輩!」
「見せるのなら見せなさいよ!あんた達に屈するくらいならどうってことはないし
死んだ方がましよ!」
・ ・・パチン・・・
未來の怒りに触れビンタが飛ぶ。
「口の聞き方に気をつけるんだね、智子!主導権は私が握ってんだよ!」
よほど頭にきたのか急に口調が変わり智子の事を呼び捨てにした。
「おねえちゃ〜ん、やっぱ体に聞くしかないんちゃうん?」
後ろで苑美がニヤニヤしながら答える。
「・・・・ふう・・・そうね・・・・苑美、あれ持ってきて!」
「ああ・・・あれやね・・・・わかった!」
智子の為に持参してであろう大きなバックから苑美が取り出したのは・・・・
200ccの浣腸器だった。
手馴れた手つきで未來は薬剤と水を調合して浣腸器に吸い上げる。
智子は初めて見るもので何に使用するかはわからなかったが自分にとってとても
脅威になるものだということは、はっきりとわかった。
「・・・それは・・・なに・・?・」
智子は恐る恐る聞いた。
「これは・・・・か・ん・ちょう・よ!」
「・・・・かん・・ちょう?・・・・いや・・いやぁ・・・やめて・・ねぇ・お願いよ・・・」
一度だけ自分が意識を失った時に田中からされた浣腸である。
あの時の痛さ、屈辱、恥ずかしさは死ぬよりもつらい経験だった。
しかも田中はイチジク浣腸で、いま目の前にあるのは200ccの浣腸液である。
そんなものを入れられたら・・・・その後の苦しみは恐くて想像出来なかった。
「その態度は経験があるみたいね・・・まあさっき死んだ方がましって啖呵切ったんだし、だいじょうぶですよねぇ〜?」
いじわるそうに未來が浣腸液を少し先から出しながら言う。
「さっき、おねえちゃんに屈してたらこんなことにならんかったのになぁ〜」
「そうね・・・まあ、先輩が愛してやまない神聖なテニス部の部室で汚いう○こを
垂れ流して下さいね♪」
そして、浣腸器を智子のアナルに差し込もうとする。
「いやぁ・・・絶対嫌ぁぁぁ・・お願いやめてぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・」
絶叫しながら智子は力を振り絞って逃げようとする。
「苑美!押さえて。そう・・・・では・・・」
苑美にがっちり押さえられアナルに浣腸器の先が埋まる。
短い痛みがアナルにした後、冷たい液がお腹に広がる。
「いっ・・・・あっ・・・・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・」
浣腸器が未來の手によってゆっくりと押し出される。
冷たい浣腸液がお腹に満たされていく。
この後の絶望と痛みを感じながら智子は首をうなだれたのだった。
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