「羞恥の街の記憶探し」第四話:警察署にて・中編
「さぁ、恥ずかしがらずに脱いじゃいましょ。」
貴代さんはそう言うと、躊躇無く服を脱ぎ始めたんです。私は
恥ずかしくて顔を真っ赤にしていました。そんな風に私が服を
脱がずに立ちつくしていると
「直代さん、駄目じゃない、脱がなきゃ。私はもう脱いじゃっ
たわよ。」
その言葉にハッとして貴代さんを見るとすでに靴と靴下以外を
身につけていなかったんです。均整のとれたプロポーションで
私はついつい見つめてしまった。
「あら、私を見つめてるだけじゃ駄目よ。」
貴代さんは言うが早いか、私の後ろに回り込み一気に服とスカ
ートを下着ごと奪い去ってしまったんです。
「きゃあぁぁぁ!」
私は体を丸め、背中やお尻丸出しの状態で、胸やあそこを守ろ
うとした。しかし、貴代さんはそうすることを予測していたか
の如く、私の両腕をつかみ強制的に直立不動状態にされてしま
ったんです。私は外で丸裸にされてしまい目を開けていること
が出来ませんでした。しかし、貴代さんは追い打ちをかけるよ
うに
「直代さん、これから入り口まで歩くんだから目つぶってたら
危ないじゃない。」
そう言って、私に目を開けるように言うのです。私は怖くて、
そして恥ずかしくて目をやはり開けれません。
「う〜〜ん、恥ずかしがってちゃ駄目じゃない。まぁしょうが
無いから中にはいるまでは私が押していってあげるわ。」
そう言うと貴代さんは私を背中から押し出しました。私は裸で
外を歩く恐怖、何も見えずに歩く恐怖、でも目を開けるだけの
勇気がない私は、連れられるまま歩いていました。そして歩き
ながら貴代さんは「男の人が直代さんのおっぱいに釘付けよ」
とか「中学生がオマ○コ、必死に見つめてるわよ」とか行って
からかってきます。目を開けることの出来ない私は、本当か嘘
かわからず、ただただ、身もだえるだけでした。
「ここに段差があるわよ。気をつけてね。」
直代さんはある程度歩いたとき(私にしてみれば4・50分歩
いたような気がしました)そう言ってくださいました。私もお
そるおそる足の感覚だけで段差を確認し慎重に移行としたとき
、後ろから急に押されてしまいました。
「きゃっ!!」
私は踏ん張ることも出来ずそのまま足を滑らせ段差に引っかか
ってしまいました。そして私はしこたま頭を打ってしまったん
です。
続く
戻る