「通学バス(その8)」


「どう、すごいでしょ?こんな様子じゃ覚えてないでしょうけど、こんな風にあなたは犯されていたのよ」 瞬き一つせず画面を見つづける私の目の前で、「私」の陵辱は次々と場面を変えて、望みもしないものを私に見せつけた。 「私」は男のものを二本同時に口に咥えて、吹き出るものを顔に、口に、身体にかけられていた…… 「私」は犬のようにバスの床に這いつくばり、お尻を捕まれて、後ろから犯されて喜んでいた…… 「私」は全身を男たちの手で撫で回され、頭の先から指の間まで、濃厚な精液を隙間無く擦りこまれた…… 「私」は窓から身を乗りだし、何人もの人が外で見ているのに、恥ずかしげも無く胸を揺らしながら大声で喘いでいた…… 「私」は走りつづけるバスの窓からお尻だけを出して、男の人に命じられるまま、外におしっこを撒き散らしていた…… 「私」は前後から男性に挟まれ、秘所とお尻に同時に肉棒を押し当てられ、身体を何度も振るわせていた…… 「私」は仰向けに寝ている男の上で、大きく足を開いて激しく上下に腰を振り、口には肉棒を根元まで咥え、両手に ドロドロに汚れた肉棒を二本ずつ握りしめ、身体とは少しずれて揺れる胸に肉棒の先端を押しつけられ、お尻にも、 首にも、お腹にも、髪にも、太股にも、脇にも、背中にも、数え切れないほどの男の肉棒が擦りつけられ……… 「私」は……十数本の肉棒から全身にくまなく精液を注がれて……肌が見えないほどに白く汚されて………… 「いやあああぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 「私」は………汚されながら………微笑んでいた………… 「一体どうしたの?全部あなたの姿なのに、なんで目を背けるのかしら?」 「いやあぁぁぁ〜〜!!いやなの!!もう、いやぁぁ!!許して!いやなの!いや!いやいやいやいやいやいやいや いやああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」 テレビからあふれ出る「私」の喘ぎ声の奔流だけでなく、先生の優しい声にも耳を塞ぎ、だだっ子の様に泣きながら 首を振りたくった。 見たくない。あんなもの、見たくない。 私じゃない。あんなひと、私じゃない。 「違う………あんなの私じゃない……私は…あんな事したくなかった……私は…私は違うの……アレじゃない……… アレは…私は……違う……違うの………」 バァン!! 「きゃあ!!」 いきなり目の前で大きな音が響き、周りの事を何も気にしていなかった私は驚き、バランスを崩して後ろに倒れて しまった。その拍子に白いスカートがめくれてしまい、何もつけていない股間が露わになったので慌てて姿勢を正す。 俯いていた顔を上げると、先生がテーブルの上に手を置いていた。どうやら先ほどの音は先生がテーブルを強く叩いた みたいだ。 「あ……あぁ………」 「いままで男性経験の無かったあなたがあんな目にあって、信じたくないのは分かるけど、これは現実よ。もう少し前 を向きなさい。これからはこれぐらいじゃ済まないかもしれないんだから」 そう言うと、テーブルを叩いた手を持ち上げて、テレビの画面を指で差す。 私は力無く、指の動きに合わせてゆっくりと顔を向けると、テレビ画面は「私」のバス内での陵辱では無く、画面の中 では女性のアナウンサーがニュースを読み上げていた。 お…終わったんだ………あんな目に……あんな事はもう…終わったんだ……… 視線を上げて壁に掛かった時計を見ると6時20分。着替えた時に時間を確認していないからよくは分からないけれど、 恐らくビデオを再生していた時間は10分か15分だろうか…… もうあの「私」の姿を見なくて済むんだ、そう思い、気を緩めた時……… 「今日、早朝からバス内で陵辱の限りを尽くされた女性は葉塚学園の大学一回生の女性――」 え? もしかして――私? テレビの中で淡々と語るアナウンサーの言葉に再び顔をテレビに向ける。 「――この女性は現在、葉塚マンションの23号棟405号室に一人暮し、スリーサイズは――」 私の学生書にも使われている写真が大きく映るスクリーンの前で、アナウンサーさんが私の名前を、私の住所を、 私の経歴を、冷静に、淡々と、淡々と語りつづける。 「よかったわね。これで毎日バスの中で、いえ、学校でも、町でも、部屋にいる時でも男性に陵辱されるわ。今日 みたいに何人もの男に、女に、時には犬や動物にさえ、あなたは犯されまくるのよ」 「そ…そん…な……そんな……なんで…こんな……」 「警報が発令されたら、それに関わった女性の情報は全て公開されるわ。犯され、辱めを受ける事を望んでいる 女性だから、あなたの全ての情報が公開されたのよ」 「……違います……私…こんな事好きじゃない………」 そう……私は淫らなんかじゃない……なんで…私がこんな目に……… 「そうかしら?だったら、これを見なさい」 そう言うと、先生はビデオのリモコンの早送りのボタンを押した。 まさか…今のもビデオだったの? すると、ニュース画面は横に歪み、次々と場面が変わっていく。 途中で肌色の画面が現れたから、恐らく「私」が陵辱されている場面がまだあったんだろう…… そして一分も経たない内に、テレビ画面には「私」でもない、ニュースでもない、別の画面を映し出した。 これは……何?男の人がバスの中にいっぱい座ってる……… 「あ……え〜……私はレポーターのハッちゃんです。ただいま市内を走り回っていた痴漢バスの車内にいます。 現在バスは路肩で停車しており、車内での陵辱の宴も既に終わっております。今から乗ろうと思っていた人は 諦めてください」 そこで言葉が途切れると、画面が動き、レポーターの姿が画面に映る。 引き裂かれたブラウスに、白い精液を一面に振りかけられたスーツを身にまとって、陵辱の跡も生々しい胸や股間 を隠す事も無く、バスの床に座り込んでいた。 「え…と……私も昼から車内で犯されつづけ、既に腰が抜けている状態です……何人相手にしたか覚えてません…… おマ○コも……大分ヒリヒリしてます。 恐らく昼以降のニュースで放送されたと思いますが、今回の警報の発端になった女性はここにいるほとんどの男性を 打ち止めにした後、運転手の股間に顔を埋め、五発抜いてから葉塚学園前で降りたようです……」 そして画面はまたバスの車内を一望する。 座席に並んで座るのは、全身の力を抜かれたような疲れた顔をした全裸の男たち。中には床に倒れていたり、眠って いる人もいる。 恐らく三十人か四十人はいる男たちが全員骨抜きにされるなんて……… これを私が? 信じられない。 信じられるわけが無い。 「それでは…わたし達中継班(二人)も下車したいと思います……今日は早く帰って、寝たいです……」 (私は……かわいい子でお口直ししたい……) 「もう……そんなの後にしてよ………早くしなきゃ、復活したこいつらに犯されまくって、イかされまくっちゃうん だから………それでは、スタジオにお返しします。ほら…早く降りて……局に帰るわよ」 ブツッ……ザザザザザザザザ そこで映像は途切れ、我慢は砂嵐のような黒い画面になり、先生が停止ボタンを押すことでビデオは止まり、黒い 画面に切り替わった。 「これが6時のニュース、あなたが着替えている間に放送された分よ。聡明なあなたなら、これで分かったでしょ。 あなたがあれだけの人数の男性を足腰立たなくしたのは、まぎれも無い事実。まして、男性経験が皆無だったん だから、あなたがどうしようもないスケベの才能があるって事にはならないかしら?」 「………違います。それは……そう、あのレポーターの人がやったんです。私じゃない……私じゃないんです……」 「そんな事無いわ。同姓の私から見ても貴女はとても魅力的だもの。知的な顔立ち、豊かな胸、引き締まったウエスト、 肉付きのいいヒップ。それに身体測定の時に計測された膣圧と快感に対する反応度。今まで男達が放っておいたのが 不思議なくらいよ」 「でも……違うんです……違うんです………」 認めたくない。認めたくなかった。 先生の言葉に、私は視線を畳の上にさまよわせ、セーラー服に包まれた自分の身体を両手でギュッと抱きしめる。 私は、あんな目にはもう会いたくない。会いたくない。 白い布地を押し上げる胸の膨らみを腕で押しつぶす。 会いたくないのに……何故だろう……… 身体が……どうしようもないぐらいに熱くなってる……… 吐く息は自分でもわかるぐらいに熱くなっていて、先生にばれないように、細く、長く呼吸を繰り返している。 胸を隠すように身体を抱いたのも、下を向いた視線の先で、セーラー服の上からでもわかるぐらいにくっきりと乳首 が勃ちあがっていたから、それを隠すために。 でも、違う。 こんな私は嘘だ。本当の私はあんな事したくないんだ。あれは「私」だったから……今も「私」だから……… 「もう……本当に強情ね。弱気なくせにこういうときだけは頑固なんだから。しょうがないから、あなたに頼むのは やめるわ」 そういうと、先生は何かを諦めたように大きくため息をついた。 「頼み事……ですか?」 私は胸を隠したまま、眼鏡をかけた視線を先生に向けてそっと聞き返した。 「ええ。実は実習授業の成績が悪い子が何人かいるのよ。その子達の補講実習が今日なんだけど、今日は私、痴漢バス 警報で興奮した男性教師の皆さんに呼び出されちゃったのよ。そこで代理としてあなたに補講実習の引率を頼もうと 思ったの。当然謝礼も出すつもりだったけど――」 こんこん 先生の話を遮るように、用務員室のドアが控えめにノックされた。 「あら?もうそんな時間だったかしら。入ってらっしゃい」 「失礼します………あっ……」 「あ……君は………」 「お姉さん……」 先生に呼ばれて入ってきたのは、小柄な男子生徒。恐らく中学生だろう。まだ少し幼い顔つきで、どことなく中性的 な感じがする。身体が華奢なのもあるのか、抱きしめれば折れてしまいそうな儚さもある。 そして、彼はバスの中で一番最初に私を犯したあの男の子だった…… 男の子は部屋の中に私がいるとは露にも思っていなかったのだろう、一瞬驚いた表情を見せた。ひょっとすると、 その驚きは私がこんなセーラー服を着ていたからかもしれないけど…… 「あら?二人とも顔見知りだったの?」 「い…いえ、違います。なんでもありません」 そうは言ったものの、先生には何か気付かれたらしく、唇に指を当てて何か考え事をしている。 「そうね……君、ズボンとパンツを脱ぎなさい」 「はい……え…え?」 「聞こえなかったの?ズボンとパンツを脱いでわたし達の前に立ちなさい」 基本的に女性の立場が弱い葉塚市では、いくら大人と子供とは言え、女性が男性に命令するのは珍しい光景であった。 私が学生時代にも、この先生だけは男子生徒だけでなく、男性職員にも強気な態度を取り、そしてそれが災いしてか、 校内で一番多く辱めを受けている先生でもあった。 そんな先生の命令び従い、顔を赤らめながらも男の子はその場で黒い学生ズボンと真新しいブリーフを脱ぎ捨てると、 靴を脱いで畳の上に上がってきた。 や…やだ……どんどん大きくなってる…… 私が見ている前で、ズボンを脱ぎ始めてから、腕を後ろに組んでちゃぶ台の前に腰を突き出して立つまでの間に、 私が今日見てきたものの中では一番小さいけれども、下を向いていたおチ○チンがゆっくりと頭をもたげ、皮を かぶった先端をカッターシャツの一番下の切れ目から突き出して、私のほうにグイッと向けてきた。 顔を隠したいぐらい恥ずかしかったけれど、なぜか私はその様子を固唾を飲まずにジッと見続けていた。 それが男の子にも伝わったのか、突き出していた筈の腰を少し引き、私の視線から逃れ様とモジモジと腰を 揺すっている。 そして、私も男の子が私のほうをジッと見ている事にも気付いた。その視線の先は大きく開いた私の胸元から 覗く胸の谷間。 ど…どうしよう……隠すこともできないし…… 勃ってしまった乳首を隠している腕は動かす事ができないので、つい本能的にさらに強く腕を締めてしまい、 寄せ挙げられて深くなった胸の谷間を彼に見せつけることになってしまった。 恥ずかしい……どうしよう……このままじゃずっと見られちゃう…… 「二人とも、何を恥ずかしがっているのかしら?」 「あうっ!」 それまで横でわたし達の恥らう姿を見ていた先生が、手を伸ばし、ピクリピクリと震えていた男の子のおチ○チン を手で掴んだ。 「まぁ…ずいぶんと固くしてるわね。どうしたのかしら?目の前の女の人の姿に興奮しちゃったのかしら?」 「あぁ!!」 先生の細い指が少し強めにおチ○チンを握り締めると、男の子はたまらず腰を引き前かがみになった。けれど彼の 股間から手は離れなくて、小さなおチ○チンの分厚い皮を動かすように先生の手が前後に動き始めた。 「ハァ…ハァ…せ…先生……お願いします…やめてください……うんっ!」 先生の手が動くにつれて、男の子の息はだんだんと荒くなり、目を閉じてうっとりとした表情を浮かべている。 あんな顔して感じるんだ……すごく気持ちよさそう………やだ…なんだろう……私………でも…なんだか モヤモヤする……… さっきまで私を見つめていた男の子が私を無視して先生の手の快感に身を委ねている事に、軽い嫉妬や寂しさ を感じる一方で、見つめられる恥ずかしさからの開放感、そして……わずかな甘い感覚…… ただ男の子が辱められている所を見ているだけなのに、胸を押さえつけている所から芯に向かってじわじわと 甘い痺れが浸透し、押しつぶされた乳首が心臓の鼓動に合わせて脈動し、ジンジンと痺れ出してくる。 小さく擦り合わせている太股の奥のわずかに開いていた秘唇も、ときおりズキリと痛いぐらいに奥の方が疼き 出している。 私は――いえ、「私」は――頬を熱くし、ぼう…とした表情で擦りつづけられている男の子のおチ○チンを見つめ 続ける。 吐く息も熱く湿り、私の身体にまとわりついて、セーラー服から覗く胸や太股がだんだんとねっとりとした汗に まみれていく。 はぁ……あ……クリ○リスが………おっきく…なってる……… 太股の動きに合わせてくちゅりくちゅりと小さな水音を立てている秘裂のすぐ上で、皮の中に収まっていた筈の クリ○リスがみるみるうちに充血し、膨らみながら、身を捩じらせるような刺激を身体中に走らせている。 なんで……こんなの……こんなに感じてるの……私じゃ…無いの……… 「ねぇ…知ってる?あの女の人…セーラー服着てるでしょ?あの下は下着つけてないのよ」 「えっ!?」 な…なんでそんな事言うの!?そんな…先生…… 「あら?少し大きくなったわね。そんなに興奮した?あのお姉さんの裸を想像して興奮しちゃったの?」 「ち…違います……僕…そんな………」 「違わないでしょ。こんなにしてるのに。ほら、いつまでも震えてないで、好きな人に見られてる前でイっちゃいなさい!」 「ちが…あっ……ダメッ!…せんせ…やめ…あ、あぁん!!」 びゅく!びゅく、びゅっ……! まるで女の子のような悲鳴を上げながら男の子は立ったまま身体を振るわせて、おチ○チンの先端から宙に精液を 解き放った。 飛んでから落ちるまで、まるでスローモーションのように感じられた精液の軌跡は私のところまで届かず、ぴしゃり と音を立てて、ちゃぶ台の上に落ちた。 「あ………」 「ふふふ、どうだった?男の子が目の前でイっちゃうのを見るのは。なかなかいいものでしょ?」 少量ながらも、今だの身体を振るわせて射精を続けている男の子のおチ○チンから手を離し、先生は私のほうに振り かえった。けれど、話は聞こえているけど私は答える事ができずに、ジッと、ちゃぶ台の上に飛び散った、精子の 含まれていない透明な精液を見つめていた。 「せ…せんせえ……」 泣きそうな男の子の声が聞こえる。その声には反応して私は顔を上げる。 「ダメでしょ。あなたも男の子なんだから、もっと女性を恥ずかしがらせて、陵辱する事を覚えなさい。そんな事 だから補講を受ける事になるのよ」 「でも……そんなの……」 「もっと勇気を出しなさい。ほら、アソコにあなたの言う事をなんでも聞いてくれるお姉さんがいるわよ」 「え!?」 それは………私……? 突然の言葉を理解できぬ間に、男の子がまるで視線で貫こうとするかのように私を真っ直ぐに見つめる。 やだ……見ないで……そんなに見られると…私……… 見られるだけで、腕の下の勃起した乳首から、股間の奥でぷくっと膨れ上がった肉真珠から身体中に甘美が走る。 身体中が燃えてしまいそうなほどに火照りきり、細かい痙攣が収まらなくて、今すぐにでも愛液を垂れ流すヴァギナ から潮を噴き出してしまうそうだ。 「お姉さん……」 いや!言わないで!!私が…「私」を押さえきれなくなっちゃう!! ゆっくりとちゃぶ台を周り、手を伸ばせば届きそうなところに男の子が立っている。 「あ……あぁ………」 遂に耐えきれなくなって、私は秘唇の奥をうねらせて、まるでおもらししたかのように大量の蜜を噴き出させた。 見ると、白いスカートの股間のあたりが太股にまでわたって塗れ湿っていて、肌に張り付き、淡い翳りが透け見えていた。 「お姉さん……」 あぁ……私……「私」……わたし……「わたし」……… 私に向かってそそり立っているおチ○チン……私がバスの中で嗅ぎ続けた「男」の臭い…… それを……「私」は喜んでいた…… 「お姉さん……お願い……」 断ろうと思えば拒絶もできたはず。 嫌がろうと思えば逃げ出す事もできたはず。 でも……私の中の「私」は……… 「……は…はい……」 男の子の一言に全ての枷が外されたように、胸を押さえていた手を解くと、するり…と胸を彩っていた赤いスカーフ を抜き取り、ムッチリと汗ばんでいる胸の谷間と、服の上からでも分かるぐらいに勃起している乳首を男の子の目に さらけ出す。 目を見開いた男の子の前で、私はさらに正座していた足を横に崩して、太股の付け根まで、私の濡れきっている おマ○コが見えそうで見えないギリギリの所まで引き上げる…… 私は…こんな事しない……これは…「私」のしている事なの……私じゃないから……私じゃ……… 私は、強制ではなく自分から肌をさらしている事に対する恥ずかしさにジッ…と耐え、それでも心のどこかでこの 行為を望みつづけていた。 時折、身体を動かして、胸の谷間の奥を覗かせたり、太股を組替えたりと、ポーズに微妙な変化をつけながら、 わたし達二人はお互いにお互いの身体を見詰め合った。 「ねぇ、お楽しみの所を悪いんだけど……」 「え?…え??…あ、はいっ!」 やだ…声が裏返っちゃった……私ったら…何してたんだろう…… 「やっぱり、補講の引率、あなたにお願いできないかしら?」 「で…でも私……あの……」 本当の所を言えば、今は恥ずかしくて何もできません…… 私は先生との会話で現実に引き戻され、顔を赤らめつつ晒していた胸元やスカートを手で押さえて服装を正した。 「あぁ……」 ごめんなさい……やっぱり…恥ずかしいんです……… 顔を背けた男の子の方からなんだかとっても残念そうな声が聞こえてきたので、心の中で謝った。 「あらあら、かわいそうに。もっといっぱい見せて上げてもよかったんじゃないの?」 「そ…それは………そ、それよりも補講って何ですか?まだなんの実習かも聞いてませんし、それじゃあ受けようと 思っても………」 「ふふふ……大丈夫よ。あなたなら行けば分かるわ。それにもうそろそろ時間だしね」 時間は6時27分。もうすぐ6時半になる。 「どうする?貴女の隣にいる子も参加するんだけど……お願いできるかしら、「補講実習」の引率………ふふふ………」


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