私は今、生まれたままの姿で調理台の上に登ろうとしていた。
こんな姿、他人に見られたらとても恥ずかしい。
調理台の上にようやく登ると私はそのまま、そこで仰向けで寝た。
言うまでもないが私の胸とあそこは丸出しのままだ。
調理台の上にはすでに先客が私と寄り添う形で横に寝ていた。
そう、それは川坂くんがどっかからで仕入れた1m80cm近くのかじ
きまぐろであり私はそのまぐろと一緒に調理台の上で並んで寝てる形にな
ってしまった。
(どうして、私がまぐろと一緒にされなくちゃならないのー。この乙女し
らずー。鈍感男ー。)
私のそんな心の怒りとは別に川坂くんは平然とやってきて水洗いを始め
ようとしていた。
「あ・あのー隼人。出来れば水しぶきが目に入るからタオルを顔にかぶし
てくれない?」
「ああ、構わないよ。この大きいタオルでいいか?」
「ええ、それでいいわ」
私は川坂くんに顔に大きなタオルをかけてもらった。
その瞬間、私の視界は消え回りの様子が一切見えなくなった。
そう、別に水しぶきでタオルをかけたのではない。これから材料の様に
水洗いされてる姿を見たくなかったのであった。
ましてや自分が好きな相手にこんな事をされる姿などとても恥ずかしく
て見れるものではなかった。
ついに水洗いのシャワーの音が聞こえ、シャワーの水が思い切り上半身
にあたった。
一瞬、私の体は軽く跳ねDカップの胸も大きく揺れたのだが川坂くんは
何と平然にその胸を思い切り掴んできて左胸を洗い始めた。
「ひゃぁぁっ!」
水洗いのシャワーは左胸を中心に固定され、川坂くんは両手で私の左胸
を一生懸命に洗っていた。
その洗い方は女性の胸を揉む様なものでなく、まるで果汁のつまった柔
らかい果物を洗っている感じであった。
通常、胸には似合わないきゅっきゅっとした音が私の耳に大きく響き、
その音に合わせるかの様に川坂くんの見てない下半身からは愛液が少しず
つ飛び散っていた。
(ぁぁっ..濡れてるわ、感じてるわ)
大陰唇はぱくぱくと小刻みに開閉を繰り返しており、もしこんな姿を川
坂くんが見れば軽蔑されると思うと必死に違う事を考えようとした。
だけど、川坂くんが硬くなってる乳首を果物のヘタの様に摘んで磨き始
めるともうそれどころではなくなってしまった。
「うぐ・・うぅぅ・・・うんぅぅーー!!」
私はタオルの中で声を漏らさない様に必死に唇を強く噛んでいた。
こんな所で喘いだらもう一巻の終わりだからだ。
私の両足はもう自然に開き、つま先は今にもつりそうな具合までピンと
伸びきっていた。
秘部からは止まることなく愛液が流れつづけており、べとべとに濡れて
る大陰唇は私のものと思えない程の淫乱さを見せていた。
川坂くんが右胸に洗いを移したあとも快感がどんどん高まり、私にとっ
ては絶頂だけを避けるものとなっていた。
運良く絶頂寸前で胸を洗いが終わり、私はタオルの中でほっとしていた。
(はぁ・・はぁ・・・たすかった・・あと・・もうすこしで・・・・)
私がほっとしている中、川坂くんはあいかわらず平然とした口調で次の
作業にいこうとした。
「じゃあ、桜野くん。次はお腹を洗うよ」
「・・・・は・はい・・・・・」
「じゃあ、シャワーをすこ・・・!!!」川坂くんはシャワーを私のお腹
に合わせようとした時、言葉を止めた。
きっと、とんでもない光景を見てしまったのだろう。
それは私の淫らな下半身の姿。まだシャワーをかけてもないにも関わら
ず、秘部の回りは愛液で濡れきっており、いまだに止まらない愛液がぱく
ぱく開閉している大陰唇から垂れ流れていた。
「・・・・・・・・・・・・・!!!」
川坂くんはこの時、初めて我に帰ったのだろう。
そう自分がとんでもない事をしている事に気づいてしまったからだ。
「・・・・・しまった・・・俺は何て事を・・・・」
川坂くんは2度、私の裸を見たのだがそれは両方とも暗闇が少しかかっ
た所であり、こんな明るい照明の下で見たことはなかった。
2度目の時は唇をかわし互いに裸で抱き合いはしたのだが、私が急にこ
わがって、そこまでしか進展はしておらず胸などは2・3回軽く触った程
度であった。
いくら料理に夢中になってたとは言え、川坂くんは私の胸を思い切り弄
っていたのは事実だ。
その上、まだ川坂くんは私の秘部をはっきりと見たことがなかった。
そこまでの関係にいかなかったので今日初めて、それもこんなに淫らな
私のここをいきなり全て見てしまったのだ。
今、もし川坂くんが私に関係を求めれば今度は全てを受け入れてもいい。
もう私の体は完全に準備が整いすぎていたからであった。
「桜野くん、俺っ」
川坂くんがついに禁断の行為に出ようとした時・・・
「・・・隼人?どうしたの?シャワーがおかしいの?」
好きにしてなんて言えなかった。まずは知らないフリをして急に水が止
まった事を口にしてしまった。
(私ったら、何でこんなことを..)
「!!あ・・・すまん。ちょっと調整が・・・今、出すからもう少し待っ
てくれ・・・」
「・・・うん・・・」
(もう、してもいいのよ..ううんっ、挿れても..いいわ)
けど、これが失敗したかも。川坂くんが突然、大声をあげてきた。
「ああああああーーー俺は何て事をしようとしたんだ!!俺は・・・」
川坂くんの理性が強かったのか、葛藤をし始めた。
(ちょっと待って..してもいいんだからぁぁ)
私の本音を知らず、川坂くんがゴソゴソと音を立ててズボンのポケット
より1枚のぐしゃぐしゃになっている写真を急に取り出した。
それは恋人の私の写真ではなく、あの陸永 洋蔵の写真であった。
「そうだ。俺はあいつを倒さなければいけないんだ!!あいつは許せねー!!」
よく、川坂くんはくじけそうになった時に、今みたいな言葉を吐いていた。
きっと、憎っき相手の写真を強く握り締めるのだろう。
(だから..そうじゃないって)
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