エピローグ


 服を着替えて戻ってきた結愛子の前に誓約書が出され、約束どおり自筆 のサインを入れた。 「課長、サイン書き終わりました。これでいいですか?」 「ああ、構わんよ。じゃあ、確認のために皆の前で誓約書の内容を復唱し てもらうがいいかね?」 「ふ、復唱ですか?」 「確認のためだよ。よくあるだろ。小さい字でこっそり書いてあったとか、 後で勝手に追加されたとか、そういう不正がないかを皆にも確認してもら うための復唱だよ」 「わ、わかりました。皆の前で復唱させてもらいます」 「よし、決まりだ。みんな〜、桜野くんの方へ注目だ。今から誓約書を復 唱するから聞いておいてくれ」 「わ・私からもお願いします。恥ずかしい内容ですが復唱します」 「それじゃ桜野くん。せっかく復唱するのなら、この足場台に乗ってした まえ」「・・・は・はい..」  いつの間にか、幅2mの3段アルミ足場台が用意されており、結愛子は 陰健課長に言われるがまま、台の上に上っていく。 「桜野くん、直立姿勢だと台が不安定になるから、足を大きく開いて復唱 してくれたまえ」 「!・・・わ・わかりました」  結愛子はノーパンであるにも関わらず、素直に足を大きく開いてきた。 「課長、そろそろ復唱していいですか..」  陰健課長に開始の確認を取る結愛子。足を開いたことで少し身体が火照 ってしまい、汗をかきはじめた。 「おや、汗ばんでないか?足が滑ると危険だから上のブラウスはボタンを 全て外して風通しよくしなさい!いいね!」 「…は・はい、ボタンを外します..」  台の上でブラウスのボタンを外し、裾まで出した結愛子に、男子社員た ちの目は釘つけとなった。 「おいおい、台の揺れでおっぱいが飛び出すんじゃないか?」 「って言うか、ま●こがチラチラ見えてるぜ」 「すげぇ〜、マジで桜野さんノーパン・ノーブラだな」 「あの姿で復唱させるとはな。また気が狂いそうだ」 (あっ、あっ、あんまり今の姿のことは言わないでぇ)  男子社員たちの言葉は結愛子にとっては甘い刺激だった。 「はぁはぁ..」(あっ、あっ、いよいよ復唱するのね..)  結愛子は荒い息を整えようと深呼吸をするのだが、やはり身体が熱くな ってしまう。これから恥ずかしい復唱をすると思うと、股間が熱く疼いて きた。 (私..なんでこんなに興奮してるの?)  これは女性にとっては辱めの舞台だろう。前の自分だったら、気持ち悪 くなって吐いていたであろう。それが今では気持ちよくなり、恥ずかしい 復唱をすることにドキドキしている。不謹慎なことだけど、湧き上がる高 揚感を押さえきれない。 (あっ、あっ、早く復唱しないとまずいわ..)  結愛子は理性を奮い立たせて復唱を始めた。  そんな必死な結愛子の復唱に、男子社員たちの股間は爆発寸前だった。 「では復唱します。本日より桜野 結愛子は以下の事項を遵守履行するこ とを、ここに謹んで誓約いたします。違反した時は即座にその場で全裸の 懲罰を受ける事を承諾します」 「1.今日から1週間、桜野結愛子は、いかなる時でもどんな場所であっ    ても下着を着ける権利を放棄します」 「2.上着は厚着を禁じ、下はいつも好んで着けてるタイトミニスカート    のみとし、上も下も1枚以上の服を着てはいけない」 「3.下着着用禁止中に少しでも感じた場合、必ず自己申告し全裸の懲罰    を受けることを誓います。もちろん隠しません」 「4.全裸の懲罰内容は陰健課長に一任し、桜野結愛子はどんな内容でも    喜んで受けて行います」 「5.何度も全裸の懲罰をする場合、桜野結愛子は自分が淫乱であること    を認めるものとする」 「6.3日後の社内旅行は混浴温泉へ変更し、桜野結愛子はピンクコンパ    ニオンとして、おもてなしを致します」 「以上、桜野結愛子は承諾の証として自署記名の上、全ての内容を誓約し、 かつ、承諾します。及び、淫乱と認められた場合、その瞬間から桜野結愛 子は全裸社員として働くことを認め、誓います。 平成**年*月**日 桜野 結愛子」  結愛子が全て言い終えると、男性社員たちから一斉に拍手が湧き上がっ た。これを見た陰健課長は「堕ちたな…」と完全勝利を確信したかのよう な呟きをした。  最後に宣誓書を掲げた証明写真を撮る際に、結愛子の口からとんでもな い台詞が出てきた。 「課長..この誓約書は今から有効なのでしょうか?」 「うむ、まあそういうことになるが、どうしたかね?」 「す・すいません..私、か・感じました」  両足をモジモジしながら、何と結愛子が自分から感じたことを自己申告 してきた。  が、この申告を聞いた陰健課長が何故か結愛子を優しくフォローしてき た。 「まあ、それは仕方ないだろう。それはきっと快感の余韻からきたものと 思うぞ。淫乱の判断はしないことにしよう」 「!ありがとうございます。・・・け・けど、罰は受けます」  こうして、結愛子はそのまま全裸となって宣誓書を掲げた証明写真を男 子社員たちに撮られることになった。  しかも、陰健課長がこっそり提案した追加罰も堂々と口にしてきたのだ。 「今回の反省として、明日の社内で3回行うラジオ体操を、桜野結愛子は 必ず全裸で実施します!」  ここまで結愛子を堕としたことに男子社員たちは全員満足し、結愛子に はこれ以上、何も求めることなかった。 「そろそろ終電だから、早く帰るか!」「もう俺たちしか残ってないよな」 「桜野さん、明日から色々よろしくな」「は、はい」  課内では皆が普通に帰り支度を始めるが、隼人は結局戻ってこなかった。  一方、結愛子は未だに服を一切着ることを許されず、帰宅する男子社員 たちを裸のままで何と正面玄関で見送ることになった。両手は体の側面に 付けてるから、おっぱいやおま●こを一切隠せなかった。  すっかり恥部を公開された姿は結愛子のこれからの更なる恥辱を暗示し ているようであった。  その後、50周年記念の料理勝負の結果はどうなったかは分からない。 半年後、隼人は異動となり、陰健課長は部長へ昇進し、結愛子もすでに会 社を辞めていた。  この頃から陰健部長が接待でよく使う料亭で、世界各国のトップや財界 人、VIPを虜にしてしまう伝説の女体盛りが噂されるようになった。 <おわり>


「結愛子の媚肉料理−羞恥試食会−」完

<あとがき> ぺた@ぺんです。  第3期となったこの作品は誤字・脱字や改行等、追加修正を一切しない で、そのまま載せています。  と言うより、誤字・脱字や改行等、追加修正をしたのが、後の5期目作 品の為、3期目の作品を出す意味がなくなってしまいます。  なので、5期目と思い切り内容がダブるのは、ご了承ください。  ただ何故、12話の最終話とエピローグがあるのか?という点ですが、単 純に5期目の時に、3期目公開用に追加で作って、そのまま未公開にしてし まいました。(すいません)  あと当時の9話頃に、今後の展開でどちらかいいかを聞いた経緯(チャッ トかメッセンジャー)があって、その作品も残っていたので、「結愛子の 媚肉料理−淫女裁判−」として公開することにしました。  これも後々の5期目にうまい具合に統合されています。  最後に..結愛子の媚肉料理は毎回、フルリニュールしてるので、第4期 もそのうち、当時のままで公開しようと思っています。 <おわり>