読切「星純ロボ ヴァルゴディウス」


ウイイイィィィィィーーーーンンンン!! 朝早く、学園内に敵ロボットの来襲のサイレンが鳴り響いた。 パイロットの4人は急いで司令室である生徒会室まで走ってきた のであった。 龍美「うぐわぁぁぁーーー!!せっかくの日曜なのにまた敵が来たの!!」 不機嫌そうに頭を思い切り掻きむしって龍美は叫んでいた。 どうやら寝起きで急いできたらしくパジャマ姿で髪がぐしゃぐしゃの状態に なっていた。 虎乃「龍美さん。はしたないですわ。常に身だしなみはしっかりしませんと」 白いワンピース姿でいかにもお嬢様の虎乃が龍美に注意をしてきた。 「うぐわぁぁぁーーー!!こっちは寝不足なのよーー!!」 「夜9時に眠ればそんなに眠たいと思いませんか?」 「うぐわぁぁぁーーー!!そんな時間に寝れるかーーーせっかくの夜がーー!!」 「夜更かしはお肌の天敵なんですよ。これでも龍美さんはアイドル候補生なんだから」 「うぐわぁぁぁーーー!!そういう昔ながらの考えは古いのよーー」 「・・・ところで何時ごろ寝たんですか?」「2時..」 「呆れた..なんでそんなに遅くまで..」「携帯がかかってきたからつい...」 「とりあえず自業自得ですわ」「うううぅぅぅーーー」 雀歌「先輩たちーおはようございまーす♪朝から元気いっぱいですねーー♪」 元気な笑顔と声で話し掛けてきたのは1つ学年が下の雀歌であった。 「元気なのはそっちでしょ?朝からそのトーンはやめてよ..」 「雀歌ちゃん。おはよう。今日も元気なのですね」 「私もこれでも眠たいんですよー♪でもワクワクするんですー♪」 「本当に眠たいのか?それで?」 「眠たいですよー♪眠たいとハイテンションになりませんかー♪」 「そうか...」 「そうですよー♪」 「そういや、武奈はどうしたのよ」 「龍美さん。先輩に対して呼び捨てはいけませんのよ」 「そうですよー♪武奈ちゃまなら廊下で寝てますよー♪」 「あんにゃろ!!起こしにいっちゃる!!」龍美は廊下に出て壁を枕にして寝てる武奈 を足で思い切りごついたのであった。 「ぴゅっ?痛いぴゃ!!武奈を蹴るのは誰だぴゃ!!」 「わ・た・しだよ。武奈せ・ん・ぱ・い!!」龍美は足で武奈を蹴りつづけてきた。 「先輩を蹴るぴょはいけないのぴゃ!!」見た目が小学生に見えるほどちんまりした 武奈は龍美に怒ってきた。 「先輩ならその頭のでかリボンを外しなさいよ。あとそのぬいぐるみ手袋に背中の羽も!!」 「みんな武奈のシンボルぴゃ!!あとこの首の鈴もチャームポイントぴゃ!!」 チリンチリン。武奈は首についてる大きな鈴を鳴らしてきたのであった。 「こんなのをしてるから先輩に見えないのよ!!」 「これがいいと言ってる人も多いのだぴょ」 「・・・・・そうね。男はこういう少女系好きなやつが多いからね」 「武奈先輩。おはようございます。相変わらず派手ですね...」 「武奈ちゃま♪おはようですー♪」 「おはようぴょ。このちゃん。じゃくかちゃん」 「このちゃんー。この暴力女が武奈をいじめるぴょ!」 「龍美さん。仮にも先輩なんだから暴力はいけませんよ」 「虎乃...これが上級生に見えるの?どう見ても小学生じゃない!!」 「ひ・ひどいぴょ!これでも高3なんだぴょ!」 「そうですよー♪見た目、小3でも先輩なんですよー♪」 4人が廊下で喋ってる中、眼鏡を掛けた1人の女性が生徒会室から出てきた。 「そろそろ井戸端会議やめてくれないかしら?」 「あっ。博士ぴょ。おはようぴょ!」 「・・・その博士ってのはやめてくれない?どっかのエロじじいを思い出すから..」 「鯉町さん。おはようございます」 「テア先輩♪おはようございますー♪」 「照愛!おはよっ。今度は誰が攻めてきたんだ?」 「詳しい話しは中で話すわ。生徒会長も待ってるしね」 4人が生徒会室に入ると奥の部屋から生徒会長の聖留さんが出てきた。 「皆さん。おはようございます。朝早く起こしてすいません。こちらにどうぞ」 聖留さんが壁のボタンを押すと壁が大きな音を立てながら開き、司令室が 現われたのであった。 四方八方、様々な機械で囲まれたこの部屋は正に司令室に相応しい部屋で あった。 「みなさん。こちらのモニタを見てください」聖留さんがパネルを操作すると 目の前のモニタに戦況が映り出された。 そのモニタには時代を逆行させる様な木製のロボットが映り出されたので あった。 「うぐわぁぁぁーーー!!こ・この木製ロボは・・・あいつの?」 「確か7姫将のウッドナナヨさんですよね?」 「また懲りずに来たのかぴょ!」 「よく来ますねー♪」 「そうだ。7姫将のウッドナナヨだ!狙いは恐らくここだろう」 「照愛・・なんでいつもここは幹部連中が襲ってくるんだ?」 「そうぴょ!こんな田舎の学園1つおとしても無意味ぴょ!」 「そうですね。まずは首都を狙うべきでは?」 「おそらく、首都はそれ程気にしてないだろう。何せあのハイパーガーFは  壊されてしまったんだからな...」 「でもー♪噂だとすごいメカを作ったって聞いてますよー♪」 「人型巨大ロボ、美瀬乃Mの事か・・・あれは確かに凄いが、じじいの趣味が  入っているからやつらも呆れてるんだよ」 「だから、幹部がこっちを狙ってるのか?」 「ああ、おそらく首都はウオーターノ1人で充分だと思っているんだろ?」 「鯉町博士がここの学園から引き抜いた水菜子先輩ですね..」 「ああ、あのエロじじいに渡すべきではなかったよ」 「でもー♪どうして裏切ったんですかー♪」 「想像したくないな...あのエロじじいのやる事にはついていけないからな..」 「どっちにしてもいつかは決着はつけるぴょ」 「・・・そうだな。それより今は目の前の敵を倒す事が先決だ!ヴァルゴディウス発進だ!」 「ラジャー!!」「はい!」「頑張りまーす♪」「GOだぴょ!」 4人は直ちに搭乗口である特別更衣室に向かったのであった。 特別更衣室に入るとそれぞれ服を脱ぎ始め、4人は裸になっていった。 「いい加減、服を着て操縦できる様にしてくれないのかな?」 「しかたないですわ。ボディコントローラの仕様上の問題なんだから..」 「このちゃん。りゅうみ。見てみて。まだまだ、つるつる縦すじぴょ」 ドカァァーー。自分の恥丘を見せつけて来た武奈に龍美のキックが思い切り入ったので あった。 「武奈!そんなもん。人に近づけてくんな」 「ぷぅぅーー!!武奈のこの見事なたて筋が幸せもんだぴょ!!」 「誰が幸せもんよ!!全くこれで生理が来てるなんて不思議なぐらいよ」 「ぶっといのを入れてもすぐ綺麗に閉じるのが凄い所ぴょ!」 ドカァァーー。また龍美のキックが武奈に炸裂した。 「痛いぴょ!!このぼーぼー娘!!」ぶちっ!! 「うぎゃああああーーーー!!!!」武奈が突進して龍美の恥毛を掴んで 引き抜いたのであった。 「このがきゃぁぁぁぁーーーー!!」股を必死に押さえ武奈を睨みつけた。 「ふふふ!!りゅうみは生えすぎなのだぴょ!!」 じりじりっじりじりっ。2人は互いに間合いを取りながら牽制しあっていた。 「2人とも、いい加減にしてくれませんか?」 2人の間に虎乃が割り込んできたのであった。 「ううっ」「うぴょ..」 2人の間に入った虎乃の身体は見事であり、大きく整ったDカップの胸が ゆさゆさと揺れていた。 「虎乃...また少しそれ大きくなってない?」 「すごいぴょ。このちゃんの胸はメロンなみだぴょ」 繁々と虎乃の胸を見る2人。「あのーあんまり見ないで下さい」 「はぁぁーーしかし、世の中、不公平だよな。これだけのプロモーション の上、文武両道で才色兼備まさに完璧だよな」 「でもでも、縦すじもいいんだぴょ」 「はいはい。好きなやつもいるでしょ」 「龍美さん。あまり先輩にそういう口を聞いては..」 「このぴゃぴゅぴょ女が先輩に見えるか?」 「ひどいぴょ。方言を馬鹿にしてはいけないのだぴょ」 「そのぴゃぴゅぴょのどこが方言なのよ!!」 「まあまあ♪2人とも落ちついで下さいよぉー♪」 「そうですわ。今は緊急事態なんですのよ」 「そうだね。うん?虎乃..あんた、まだそのお守り持ってたの?」 龍美は虎乃の首にぶら下がっていた古びたお守りのことで 言ってきた。 「・・・やっぱ、これがないと私..」 「はぁぁーこんなに完璧な虎乃だけど、どうして男のセンスは最悪 なんだろうね」 「!!龍美さん!助朗さまの事を悪く言わないで!!」 実はこのお守りはあのハイパーガーFのパイロットの助朗からもらった ものであり、実は助朗に片思い中であったのだ。 「うぴゅ?助朗ってたしか女がいたんじゃなかったぴょ?」 「鯉町 美瀬乃よ。照愛の従姉妹だったはずよね。虎乃?」 「いいえ、助朗さんはまだ1人です。たまたま研究所が同じなだけで..」 「まあ、どっちにしろ、男のセンスは駄目って事ね」 「龍美さん!!」 「はいはい。確かに顔はいいよ。でもあの..じっちゃーんが嫌なのよね」 「いいじゃありませんか。それだけ博士を信頼しているって事よ」 「でも、その博士は照愛が言うには無類のスケベでしょ?」 「ううっ..それはそうですか...」 「あげくにはあの水菜子先輩も裏切るんだから相当とんでもなくない?」 「きっと、ぶっといのをぶっこまれたのだぴょ」 ドカァァーー。またまた龍美のキックが武奈に炸裂した。 「その顔でとんでもない事を言うな!!」 「痛いぴょ。予想を言っただけじゃぴょ」 「うるさい、これ以上言うとまた蹴るぞ!!」 「ふふふのぴゅ。今度はもっと抜いちゃうぴょ」 じりじりっじりじりっ。また2人が互いに間合いを取りあい始めた時... 「こらっー!!お前らいつまで着替えてるんだー!!」 スピーカーから照愛の声が大きく響いた。 「っっっっーー最大ボリュームで怒鳴らなくても...」 「ずるいぴょ。1人だけタグを使うなんて汚いぴょ!!」 「ほら。私たちまでとばっちりを受けましたわ..」 「耳がキンキンしまーす♪」 「ともかく、これ以上うるさく言われないうちに行くわよ」 「ぴょ」「はい」「♪♪」 ロボットものなのにまだまだ発進しないパイロットたち。 っていうか..これ読切ものなんだけど.. 発進出来ないままで終わっていいのか?                        <おわり>
☆☆☆一応、新連載予告(予告当番:武奈)☆☆☆
「何故か、読切の割には結構、特別読切が多いヴァルゴディウスだぴょ。 そんなヴァルゴディウスの新連載予告だぴょ!」 「紹介がまだだったぴょ。玄條 武奈。高校3年生。これでも4人の中 では先輩だぴょ」 「チャームポイントは今でもチャイドルで通じるこのスタイルと童顔が ポイントだぴょ」 「でも、これでもぶっといのはノンプロな武奈だぴょ」 ドカァァーー。龍美のキックが武奈に炸裂した。 「武奈!!新連載予告はどうしたのよ!!新連載予告は!!」 「痛いぴょ。そういう固いのはち○こだけで充分ぴょ」 「武奈ぁぁぁぁぁーーー」 「とりあえず状況が緊迫したので終わりだぴょ」 「ああぁぁっ!中途に終わらすなっ!いつか新連載するから待っていてね」 「というより、元々、連載が読切になったので難しいだぴょ..」 「武奈ぁぁぁーーそういう、サイトの事情は言わないでぇぇぇーー!」