知らぬ顔の羽由恵（はゆえ）−恥辱のバス−　読切

　知らぬ顔の羽由恵（はゆえ）。私はみんなからそう言われている。
　その名の通り、何も気づかない振りを装って恥ずかしい目に遭う日々を
過ごしているからだ。

　今日も校内を歩く私を見ながら、みんながくすくすと笑っており、一部
の男子たちは荒い鼻息を立てていた。
　明らかに変なのが分かっているが、私は何も知らない顔を通して教室へ
向かっていく。
（ぁぁ．．恥ずかしい．．はずかしいよぉ．．）
　お尻の方がすーすーしており、恥ずかしさが増していく。実は私のスカ
ートの裾がショーツのゴムに挟まって、下着が丸見えだった。

　そう、女子トイレで用を足した時に気づかずにスカートの裾が捲ってし
まったというシチュエーションで私は校内を歩いていた。それも丸出しに
なってるショーツはＴバック風だから、お尻丸出しと変わらない。
　普通だと誰か注意するのだが、私がいじめに遭っているのを知ってるせ
いか、誰もが知らぬ存ぜぬを決め込んでくるのだ。

　つまり、この辱しめは全て私をいじめてる女子たちの命令でしており、
この派手なショーツもその女子たちが用意したものである。
　ただ．．このいじめ、世間で言われてるものとは事情が異なっていた。
　何故なら、私はこれを悦びとして受け入れているから。
　すごく恥ずかしいけど．．同時に身体が疼いてしまう。
（ぁぁ．．私って何でこんな酷いことで感じるんだろ．．）
　これって、マゾっていうものなのだろうか？
　イジメられればイジメられるほど、快感が高まっていき、家に帰った後
でいじめられたことを思い出してオナニーに耽る私。
　最近ではいじめられることを密かに期待しており、マゾであることを知
られないようにしながら辱しめの日々を過ごしているのだ。
（いじめられるのが気持ちよくなってるなんて、ばれたら大変だわ．．）

　今までは何とかマゾの兆候が出てることをばれないように頑張っていた
けど、明日からの修学旅行で、それを隠し通せるかがかなり不安だ。
　何せ、私をいじめてる女子たちもこの修学旅行を利用して相当な辱めを
仕掛けてくるからだ。
　耳にした話だと、この４泊５日の修学旅行でこの私、不知火　羽由恵（
しらぬい　はゆえ）を男子たちの前で全裸デビューさせるらしい。
　正直、これを聞いたときは不謹慎なことにイきそうなぐらいの嬉しさが
身体に響いた。
　どうやら、私のマゾ性癖はどんどん悪化しており、どんな風に辱められ
るんだろ？と妄想するだけで激しいオナニーが何回も出来た。
　果たして、こんな私がマゾとばれずに可哀想な女子を演じ続けられるの
だろうか．．
　とりあえず、知らぬ顔の羽由恵らしく知らぬ顔を決めこむしかない。
（初っ端のバスから脱がされたらどうしよ．．いや、何とか乗り越えなく
ちゃ．．）

　こうして翌日から、5日間の修学旅行が始まり、さっそく最初のバスから
いじめてる女子たちの指示に従うことになった。
　奇妙なことに、いじめてる女子たちは私を辱しめること以外は何もせず、
むしろ逆に困っている時には助け舟を出す変な間柄となっている。
　もしかすると、私をいじめてる女子たちはサドに目覚めているかも知れ
ない。だって、私が恥ずかしい仕打ちさえ我慢すれば後は優しく接してく
れるからだ。
　けど、この修学旅行では彼女たちはサド全開となりそうなのでかなり不
安である。
　ましてや、いろんなことを前もって指示されているので、いったいどう
なることやら．．
（まずはバスでどこまで辱められるのかしら．．いきなり全裸ってことは
ないよね．．）

　いろいろ事を考えているうちに、ついにバスは発進した。
　そしてバスに乗って30分後、最初の指示が私の耳元で静かに出された。
＜羽由恵、今からあなたは寝たフリをするのよ！＞

　そう、女子からの指示は今から２時間の間、完全に寝たふりをしろとい
う事だった。それもだらしなく足を開いて寝れと言うのだ。
　もちろん、私には逆らう権利はないので、女子たちの言う通り窓に顔を
当てて寝たフリを始めた。
　それと同時に女子たちの１人が近くの男子グループに声をかけた。
「ねぇねぇ。ほら後ろから２番目に座ってる羽由恵、熟睡してるわ。それ
もよく見てよ♪羽由恵ったら、足開いて寝てるわ。だらしないわよね」
「おお、本当だ。いいよな。後ろの席は。前からは完全に視界外れてるし、
寝ようがジュース飲もうがバレねえもんな〜」
「そうよね。あっ！そうだ。美加！美加！ちょっとぉ〜」
　私の隣に座っていた美加がわざとらしく声をかけた女子に気づき、小さ
な声で応答した。
「ちょっと何の用？今、見ての通り寝てる羽由恵が起きちゃうから声かけ
ないでよ〜」
　それを聞いた女子は、ジェスチャーで何かをあげろと美加にリクエスト
してきた。
　その何かとは私のスカートであり、隣に座っていた美加が女子のリクエ
スト応じ、私のスカートを静かに腰の所まで捲ってきた。
　当然、私のパンティは丸見えとなったがこれはまだ叙の口だと私は思っ
ている。
　そんな悲しい予感も当たったらしく、今度はボタンを外してというリク
エストに美加が応じた。
　そして、ゆっくりと私のブラウスのボタンを上１つだけ残して外してい
き、さらにブラウスを開いてブラジャーが見える様にしてきた。
　と同時に、これを見ていた男子グループは手で口を押さえ喜びの奇声を
押さえてきた。
　が、まだこれで羞恥は終わってもなく美加が小声で男子たちと女子にこ
う言ってきた。
「ねぇ。羽由恵ったら、けっこう大胆のしてるわよ。ほら、下はひもで結
ぶパンツにブラはフロントホックよ♪」
　と美加は言ってるが本当はこの下着も女子たちから受け取ったものを指
示でつけているだけだ。

「ねぇねぇ、これってもしかして校則違反になっちゃうんじゃないの？」
　女子がわざとらしく美加に聞いてくる。
「そう言われると、ひもパンも色が派手なブラも校則違反かもぉ〜。そう
だわ！こういう判断は風紀委員の昌子に聞きましょうよ」
「そうね♪昌子、ちょっと．．」
「何よ、あなたたち。私に何か用？」
　クラスの中で真面目で有名な昌子に女子たちが私の剥き出しの下着を指
出して質問してきた。
「あのねぇ〜。あそこで寝てる羽由恵の下着って校則違反かなぁ〜」
「・・・ふぅ〜、あなた達バスの中で何やってんのよっ！悪ふざけもいい
加減にしなさい！」
「まぁまぁ、そこは目をつぶってよぉ〜。昌子♪」
　怒り気味の昌子を女子たちがなだめており、ここまでは真面目な風紀委
員らしい応答だったのだが．．
「・・・確か、あれが校則違反かどうかって話よね？」
「ええ、それだけ教えてよ。昌子〜」
　キリッ！「あれは立派な校則違反ね！風紀委員の私としては見逃すわけ
にはいかないわねっ」
「やっぱ、そーなんだ。じゃあ、どういうこと？」
「規則に従って、その場で没収ね！美加、後で構わないから彼女に伝えて
没収しておきなさいっ。いいわね」
「はぁ〜い。わかったわ、昌子〜」
　これはどう見てもおかしいはず。下着が丸見えになってることを無視し
て没収なんて言うのは変だ。
　
　そう、この真面目な風紀委員の昌子もいじめてる女子たちの仲間であり、
この言葉が何を意味するかはわかっていても私は寝たフリを続けるしかな
かった。

　そんな中ついに予想していた言葉が女子たちから発せられた。
「ねぇ。没収なんだから外しちゃおうよ〜」
　美加もそのセリフを待ってたかの様に「そうね。でも見せるのは少しの
間だけよ♪」といってあっさりブラのホックを外してきた。
　外すと同時にＤカップの私の胸が元気良く飛び出し、女子たちが嫉妬す
るほどの綺麗な形と見事な弾力を出しながら、ぶるぶるんと揺れていた。
「相変わらず、生意気なおっぱいよね〜。早く下も剥いちゃえば」
「剥いじゃえ、剥いじゃえぇ〜」
「そんじゃ、次ヒモパンいきまーす」
　そう言った美加が手早くパンティの両側のひも結びをほどき、紐をほど
いた美加が小声で「ねぇ。このほどいたパンツどうする？」と女子たちに
聞いてきた。
　言うまでもなく、女子たちの答えは「足開いてるから、そのまま取っち
ゃえば」であり、「そうね。じゃあ、取るわね」と美加は私の腰からパン
ティを抜いてしまった。
　これで、私はＤカップのおっぱいを出され、恥毛も丸見えの状態にされ
てた。
　もちろん、こんな状態になっても私は寝たふりをし続けてなければなら
なかった。
　そんな状態の中、今度は最後に止めてあったブラウスの上のボタンも外
され肩ひものないブラもあっさり引き抜かれた。
　引き抜かれた下着は、風紀委員の昌子の方には行かず、この羞恥姿を見
ている男子グループへ渡されてしまった。

　男子たちが私の下着を取り合いながら堪能してる中、美加が手招きして
近くに来るように誘ってきた。それと同時に美加が手で私のひざを２、３
回指でつついた。
　これが何を要求かは私には分かっており、その要求どおり私は足をさら
に広げ始めた。
「ふふっ、羽由恵ったら〜はしたない寝姿ね。おま●こ丸出しじゃない〜」
　美加が失笑する中、私のおま●こを見て興奮した男子たちがとんでもな
いリクエストをした。
　それはジェスチャーで私のおま●こを開いてほしいということだった。
「駄目よぉ〜、そんなことしたら羽由恵が起きちゃうじゃない〜」
　と言った美加だが、「でも少しだけ開っこかぁ〜」と私のおま●こをく
ぱっと開いてきた。
　私のおま●こが男子たちの前でぱっくりと空洞を見せる。男子たちが狂
喜乱舞した。私の膣内を見た感想が聞こえてくる。それを聞きながら私は
寝たフリを続けなければならない。だけど、おま●こを丸出しにされたシ
ョックで頭が真っ白となりそう。
　このまま意識を失うことが出来たら、どんなに楽だろうかと思った。
　チラリと目を開けると窓の風景が通り過ぎるのが見える。カーテンも閉
めないで、こんな恥ずかしいことをされてることにさらにショックを受け
た。
「おいおい、美加の奴開きすぎだぜぇ〜」
「けど、あれでも起きねーのか？ま●こ全開だぞ」
「おおっ、クリ出てきたぜ。真っピンク、ピンクッ！」
　私のおま●この全てが晒されてる中、美加の悪ふざけはひどくなってい
く。「何かぁ〜あっつぅ〜。窓あけよっ♪」
　裸の私が座っているというのに、美加が堂々と窓を開けてきた。おそら
く外からも私の裸が露となっているはずだ。
　もう本当にこのまま意識を失いたい。こんなに恥ずかしい目にあってる
のに、当の美加は物足りない様子だった。
　
　美加がまた新たな指示を出してきた。私はその指示に従って今度は美加
の方に寄りかかるようにした。
　私が寄りかかってきた美加がわざとらしく「暑苦しいわね〜。寄りかか
ると揺らすわよ」と言いながら私の身体を揺さぶり、Ｄカップのおっぱい
を大きく揺らした。
　そして男子たちに私のおっぱいに指さして「弄ってみない？」ってアピ
ールしてきた。
　もちろん、男子たちがこのアピールを断ることはなく、あっと言う間に
私を囲む様にして男子たちが集まってきた。
　このあと何をされるかは、あえて説明する必要はないだろう。
　そう、集まってきた男子たちにじっくり見られたり、触られたりしてイ
ンターチェンジに着くまで寝たフリを続けることになった。

　こうして、初っ端から過激な全裸デビューをした私だが、どうやら本当
のこれからだったらしい。
　寝たフリを続けていた私を美加が強引に起こして、私の耳元でこう話し
かけてきた。
「こらっ！羽由恵、いつまで寝てんのよっ。休憩時間終わっちゃうわよ！
次の休憩所はずっと先なんだから、早くトイレに行ってきなさい」
「！！」（えっ．．ま・まさか私に．．）

　美加の顔を見ると、私に知らぬ顔を続けろと言っており、即ち今の姿で
トイレに行けと命令してきたのだ。
（どこの世界に裸にされたことを気づかない女子がいるのよぉぉぉー）
　だけど、私にはそれを拒否する権利はなく、裸であることを気づかない
フリをしてバスの外へ出てしまった。
「何だなんだぁぁーー、素っ裸だぞぉぉー」
「女子高生が裸で走ってるぞっ！」
　私は野次馬の声も聞こえないフリをしながら必死に全裸のままでトイレ
に走っていった。
　だけど、さすがにこの恥ずかしさは私の頭を真っ白にしてきた。

　何と野次馬が大勢居る中で、意識を失って倒れてしまったのだ。
「ふふ♪ここまでってとこかぁ〜。はいはい、どいてぇ〜どいてぇ」
　私のあとをこっそり着いてきた美加が、堂々と現れて私の身体をかつい
でバスの方へ帰っていく。
　興奮した野次馬が迫ってきたが平然と携帯を取り出して「警察、呼ぶわ
よぉ〜。捕まっていいなら襲ってきたら♪」と一喝すると、分が悪い野次
馬たちは逃げていった。
「さて、気を失ってる間に元通りに戻してあげるから、夢だと思うことに
してね〜」
　この辱めを一切、なかったことにしろと無理難題を言った美加が、妖し
い笑みを浮かべながら次の恥辱を考えていた。

　その後、私が寝たフリから起きた時には少しでたらめながらも美加が言
った通り、元の服装に戻っていた。
　しかし、まだまだ先が長い修学旅行であり、これから起こることに比べ
ると今回のはまだまだ序の口だったらしい。

　知らぬ顔の羽由恵の恥辱はこれからがメインディッシュであった。


＜完＞