漫画でわたしを辱めて 読切


 最近、男子の視線がいやらしく感じてくる。  自意識過剰じゃないんだけど、私のスカートの中とかブラウスに映るブ ラのラインを確認されているような?  私の名は鳴谷 由穂(なるたに ゆほ)、共学の高校に通っている3年 生であり、クラスの中では美人でもなくブスでもなく普通のレベルの女子 でスタイルはまあまあ?バストサイズはBカップ、目標Cカップだったけ ど、これ以上大きくなる見込みはないかも..    そんな普通の女子である私に男子たちの視線が集中している..  見せるつもりじゃなかったけど、椅子に座るときにスカートが捲くれ上 がった時に男子たちが一斉に見てきたような気がした。  それも、何だショーツか..って言う顔で全員落胆してる。 (ちょっと待って!まるで私がノーパンだったような見方じゃない?)   大体、共学の高校でノーパンで通学する女子高生がいるわけないでしょ!  それに私はそういう性癖を持ってないし、何でそんな風に見られないと いけないわけ?  疑問に思った私が男子たちの動向を伺っていると、とんでもない事実が 隠されていたことを知った。  何と、私のことを題材にしたエッチな漫画がネットにアップされている らしく、それを見た男子が私のことを変な風に見てくるのであった。  もちろん、そんなものがあると知った私はいろんな手をつくしてアップ されているホームページのURLを入手しましたさ。  で、本当にそんな漫画があるかを家のPCで確認することにした。 「ちょっとぉぉ〜!何よ、これっ!鳴谷 由穂の露出日記ってぇぇーー! どこの誰よっ!こんな破廉恥なものを描いてるのはぁぁぁーーー!」  漫画の中に出てくる私は名前だけでなく学校名や住んでるとこまで同じ であり、顔や身体の特徴もかなり似せて描いていたのだ。 「私の悩みはBカップのおっぱいと勃起しやすい乳首って..どこで、こ んな情報入手したのよぉぉぉーー。合ってるとこが悔しいぃぃぃーー」  何もかも堂々と私のことを題材にしていることに怒りを覚える私。  ちょっと嬉しかったのは可愛さではクラス女子No.1ってとこだけど、こ んな変態漫画を描く奴に言われたくないかも。  これを描いた奴を絶対に許さない!許さないんだからっ!  けど..それは全てを読み終えるまでのことであった。 「はぁはぁ..」どくんどくんっ..  全て内容を確認した時には何故か怒りが収まっており、荒い息を吐いて いた。  漫画の中の私の行為に身体が激しく疼いている。これは間違いなく感じ ている。  正直、今まで体感したことがないほどの、すごい興奮の高まりだった。 (私が何でこんな卑猥な漫画で..どうかしてるわ..)  疼く身体を抑えようと、私は急いでお風呂場にいって冷たいシャワーを 思い切り全身で浴びた。 「ひゃぁぁぁぁっ!つ・つめたぁぁぁっ!」ガクガクッ  これは不謹慎な自分をいさめる為の罰なのだ。  風邪を引いても構わない。あんなもので興奮するぐらいなら..  でも、頭の中ではまたも漫画の内容を思い出してしまった。  露出行為にはまっていく漫画の自分を思い出すと、はしたないことにア ソコがヒクヒクとしてしまう。  漫画の中の私は日を越すことに大胆になっていき、それをクラスの男子 たちが隠れて見て楽しんでいる。  男子たちは私の恥ずかしい行為を見ながら、そそり立った男性器を擦っ て思い切り射精していく。漫画で描く射精の勢いは激しいものだった。 (みんなのアレの大きさや形が違ったけど..まさか忠実に再現してない よね..)  結構リアルに描写しているクラスメイトの男子たちの男性器を想うと自 然におま●こに手を伸ばして自慰をしてしまった私だった。  もう少し..もう少しだけ様子を見てみよう..  そう思った私はこの漫画をしばらく黙認することにした。  そして、気づくと半年間。こんなに黙認してどうするのよっ!  半年経った漫画の中の私は露出行為を一部の男子たちに見つかって脅さ れるようになった。  そんな男子たちが脅しで出す過激な露出命令にドキドキしてたまらない。  牝犬のように調教されていく漫画の中の私は悲惨に思うけど、正直なと ころ、自分の心の奥底では羨ましくも思う。  男子たちの卑劣な悪戯を決行したシーンがアップされた翌日は実際の自 分も同じ事をされてしまうのかもと不安と悦びが交錯してたまらなかった。  そう、卑劣な悪戯とは男子たちが私のお弁当に精子をかけて食べさせる ゲロゲロなもので、漫画の中の私が恍惚な表情で食べていたのだ。 (大体、そんなものかけられたら、ひと目で分かるでしょ)  まあ、そんな悪戯をされるかもしれないというのに漫画の中の私と同じ、 ドロドロの白濁色のクリームシチューをつくって持ってくる私も馬鹿なん だけど.. (私ったら..何を期待してるのよ..わざわざ、こんなものを作るなんて)  でも、実際に昼休みで口にした時は変な物が入っているのかもと、興奮 しながら食べてしまった。そんな淫らなことを考えながら食べたせいか、 ひどくクリームシチューの味と匂いが変だった感じもするけど気のせいだ ろう。  また別のある日、漫画の中の私が男子に脅されて旧校舎の古びた更衣室 で着替えさせられるシーンがアップされた翌日、私もたまたま古びた更衣 室で着替えることになったけど、それは偶然だと深く思うしかない。 (漫画の中では男子たちが覗いてたけど、実際は覗いてないし..)  こういった”偶然”が何回か起こったけど、男子たちに脅されたことも ないし、変な噂が立った覚えも無いから問題ないだろう。  ただ、私はどんどんとこのエッチな漫画の虜になっていった。  日課の様に漫画の私の淫らな行為を見ながら自慰をする。  私のクラスで起こった出来事がエッチに再現されてるとこを見ると漫画 の描いてる奴は自分のクラスに居るであろう。  私の身体の特徴もかなり細かく捉えてるとこを見ると、ひょっとすると そいつにストーカーされているのかも。  そして得られた情報を元にエッチな漫画を描いていくみたいだけど、実 際の私はこれを見続けたからって、決して露出行為をすることもないし、 恥ずかしいことも絶対にしなかった。  こんな漫画で自慰をするぐらいだから、多少露出癖があるのかも知れな いけど、本当にやってみようとは思わない。  大体、そんな破廉恥なことをする勇気など私にはないのである。  そう、これからも漫画のような自分になるつもりはないと思っていたが、 ある事件をきっかけに私は変わっていくのであった。  その事件とは、この漫画を描いていた男子が学校に見つかってホームペ ージを閉鎖され、そのまま退学させられてしまった。  彼は閉鎖する寸前である言葉を書いて去っていった。  <次回からは彼女が実践するだろう!!>  私がこっそり見ていることは彼は知らないと思うけど、この言葉は興奮 を呼び起こすものだった。  それからというもの..  クラスの男子たちの視線がますますいやらしいものとなってきた。  どうやら、私が本気で変なことをするのかと期待しているのだ。 (冗談じゃないわっ!わ・私がどうして、そんな変なことをしなくちゃい けないのよっ!)  それほど、男子たちの脳裏には、あの漫画の内容が残っているのだろう。  すでに漫画の中の私は、ほとんどの男子に露出狂と知られてしまい、ク ラスの牝犬として調教されていたからだ。  当然、エッチな漫画だから..そのぉ..えっと..お・犯されるのよ。  漫画の中の私は悦びの表情を浮かべながら男子たちのアレを口やアソコ で貪りつくしていた。  あの行為が実践されることになったらゾッとするわ。 (私がそんなこと望んでるわけないじゃないっ!絶対にしないわよっ!)  現実でそんな馬鹿なことをすることはないが、自慰するときはつい自分 が犯されてる妄想をいっぱいしてしまう。  妄想だからこそ自分を汚すことが出来るけど、実践するほど愚かじゃない。  男子たちもいい加減、現実と漫画の区別をつけて接して欲しいわ。  まあ..私もこのまま、漫画のようにみんなに襲われて犯されたらと思 うと、恐怖よりも疼いてしまうのだがら反省しなくちゃいけないけど.. (これというのも..あんなにリアルにアレを描写してるから..)  漫画で出てくる男子たちの男性器は明らかに本人のアレを忠実に再現し ている気がする。どうやって再現したかは私には想像つかないけど、自分 の性器が正確に描写されていれば当然、相手の女性の性器もそっくりに描 いていると思うだろう。  そう思えば男子たちが執拗までに私の股間をじっと見てくることが納得 できる。 (あんたらはどうだが知らないけど、私がアソコを男子になんか見せるわ けないでしょ!)  漫画で描かれてるアソコは全然、違うんだからっと言いたいとこだが..  それは出来なかった。一応、私はあの漫画を見てないことになってるし..  いや..もう1つ大きな理由もあるんだけど.. (ぅぅ..何であんなに似てるのよ..)  自分の股間に視線を向けた私は悔しさで唇を噛んだ。  何故なら、恥丘に生えてる毛の感じも、大陰唇の形も..それを開いた 小陰唇の様子も何もかもそっくりに描かれていた。  どうして、こんなに似せて描けるのだろう?人前でアソコなど見せたこ とないし、露出行為もしたことない以上、私のアソコの情報を得るのは難 しいはずだ。 (ま・まさか..あのトイレに盗撮カメラが..)  ふと1つだけ、私のアソコの情報を得られる可能性を思い出した私は急 いで、グラウンド近くにある共同トイレに向かっていった。  実は、どうしても悶々となって理性が負けそうな時に興奮を抑えるため にイケナイことと分かりながら、トイレで発散していたのだ。  大体、いつもいやらしい視線でじろじろ見てくる男子たちのせいなのよ。  私だって、たまに視線に負けて理性が危うくなるときだってあるの。  まさか、その都度早退するわけにもいかないので、人のいないとこで興 奮を抑えるしかなく、仕方なくしてるんだから.. (周りに人がいないわね..とりあえずカメラの確認をしなくちゃ)  作りが単純な共同トイレだから、盗撮カメラなどセット出来ないはず..  結局、念入りに調べてみたけど、カメラを設置した形跡がなかったので 一安心した私であった。 (そうよね..いつもする前には、ちゃんと調べたし..これで安心かも)  ただ、せっかくトイレにきたのだから、少し発散させて戻ってもいいと 思った私は服と下着を脱いで、ほんの少しだけオナニーをすることにした。  妄想の中の私は当然ながら、盗撮カメラがあったことに気づき、更には 男子たちに後をつけられたことに気づかず、カメラを外そうとした時に襲 われてしまうのだ。 (これって、結構いいかもぉ..罠にはまった哀れな由穂ってとこかな)  数分後、オナニーで発散して落ち着いた私は制服から生徒手帳を出して 手帳に挟んでいた細かく折りたたんでいた紙切れを出した。 (今の妄想、忘れないように書いておかないと..)  そう、ちょっと恥ずかしいことなんだけど、あの漫画のつづきが読めな くなった私は漫画の代わりに自分で恥ずかしい日記でもつけようと思って、 妄想する都度、恥ずかしい内容を書き足していたのだ。 (この生徒手帳だけは死んでも落とすことできないわ..)  何せ、自分の恥ずかしい部分を全てこの手帳に凝縮させているから。  そう、紙切れ以外にも自分の裸の写真も挟んでおり、誰かに見つかった ら一巻のおしまいだろう。  だが、この行為が私にとんでもない恥辱の試練を与えることになった。 「あっ..」ぱらっ..ぴらぴら..  ふと、大事な紙切れを落としてしまい、すぐに拾おうとしたのであった が、次の瞬間突風が吹いてきたのだ。  もちろん、突風ぐらいで壊れるトイレではないが、足元のほうが5cmほど 空いている設計のため、運悪く紙切れが風でトイレの外へ出されてしまった。 「いやぁっ!あんなの見られたらっ!!」ガチャッ!  トイレの外に飛ばされた紙切れを回収するために、私はすぐにドアを開 けて走って拾いに行った。  あの紙切れには私の名前が書いてあるし、誰かに拾われて筆跡など調べ られたら、とんでもないことになってしまうからだ。  運よく、紙切れがトイレより10m先に落ちていたので無事に回収が出 来たのだが、私はもっと大変なことにしてるのに気づいた。 「!!あぁぁぁっ..」  そう、素っ裸のままで外に飛び出てしまったことに今、気づいた。  もちろん、すぐにトイレに走って戻ったので誰にも見られることはなか ったが初めて露出をしてしまったのだ。  これは紙を拾うための事故とはいえ、露出をしたことに私の何かが壊れ たような気がする。  太ももを見ると愛液がべっとりとついており、とめどなく濡れているの が分かった。 (うそ..何でこんなに感じているの..ぁぁっ)   この快感は私の本当の答えのようであり、いくら理性で抵抗しようが次 々といやらしいことを考えてしまう。 「・・・教室に戻らなくちゃ..ここにいちゃ変になっちゃう」  服を着替えてフラフラと戻る私。たった1回の露出が一気に自分の理性 を崩していくのが分かる。あの漫画のように辱しめて欲しいことを心から 望んでいることを理解した。 (ダメよっ!そんなこと考えちゃダメ!いつもの私を取り戻すのよっ!)  堕ちないように必死になる私だったが、教室に戻った時にある重大なこ とに気が付いた。 (・・・・生徒手帳を置き忘れたわ)  それを知った私は恍惚とした表情を浮かべていた。  そして..その時、同時にあの男子の描いてた漫画のサイトが再開して いたことが管理人の男子のメルマガで男子たちの携帯に伝えられた。    偶然なのかも知れないが..漫画の中の私が自分の恥ずかしいことを書 いた手帳を落として他人に拾われてしまう話で再開されていた。 <完>


「漫画でわたしを辱めて」完