置換遊戯娘 読切(挿絵:aさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

(今日も昨日と同じ繰り返し..電車で学校行って授業を受けて帰るだけ)  私は、ごく普通の平凡な女子高生。  クラスメイトも友達も普通、先生も普通、イジメもなく、トラブルもな く、本当に何もない普通の繰り返し..  両親も普通、不満はないけど..父も母も真面目すぎて、何か面白くな い。でも、考えてみたら普通が一番いいのかも..  最近はケータイも普通すぎて飽きてきた。  同じとこしか見ないし、何かこう刺激的なものが欲しいというのか.. 「はぁ〜、毎日毎日同じ繰り返しばっか…。何か面白いことが起きないか なぁぁ〜」  そんなぼやきを呟いた時、頭の中に1つの質問が流れた。 <それなら置換しますか?楽しい遊戯を置換しますよ> 「?」(い・今の声は何なの?置換?楽しいのと置換するって..)  突然、頭に問いかけた謎の質問に戸惑ったが、あまりにも退屈だった私 は、とりあえず「Yes」と返事してみた。 (よく分からないけど..どうせ、ただの幻聴だわ..)

<それでは、さっそく置換を開始し
ましょう。君が望む最高の遊戯と置
換しようじゃないか>
(!えっ、何なの?今の声は..)
その謎の声が聞こえた直後、何本か
の手が私の身体に触れてきた。
「!!!」(ち・痴漢っ!?)
<はい、貴女が望む置換をただ今、
行なっています。どうでしょうか?>
(ちょっと!ふざけないで)
何よ、この馬鹿にした行為はと私は
思い、痴漢する手を全部払った。
が、すぐに痴漢の手はスカートを捲
り、私のお尻を触ってくる。
(やめてよっ!触らないでっ!)
必死で痴漢する手と攻防する私に再
び、例の声が頭の中に聞こえてきた。
<遠慮はいりませんよ。どうぞ、私
が置換した遊戯を楽しんでください>
(何が置換よ。これって痴漢でしょ!
変な駄洒落で誤魔化さないで!>
<!なるほど、置換を痴漢ですか。
これは1本取られましたな〜>
(ふざけないでっ!!)

謎の声に頭くる私だったが、今は必
死でスカートを抑えて、これ以上の
痴漢の侵入を防ぐしかなかった。

<おやおや〜、どうしていつまでも手を払っているんですか?私は貴女が 望む遊戯を置換したのですが..> (こんなの望んでるわけないでしょぉぉぉー!あなたがやってるんなら、 さっさとやめてよぉぉぉ〜)  何故、直接頭に問いかけてくるかは分からないけど、このくだらない痴 漢の元凶であることは間違いない。 <おっ、そういえば胸への刺激を忘れてました。なるほど、これが無かっ たから怒っていたのですね?>  はぁ?この謎の声はいったい何なのよぉぉっ!いい加減にしないと、大 声で叫んでやるんだからぁ!恥ずかしいけど、叫ぶからねっ!  さすがに赤の他人に胸を揉まれるのは、すごく嫌なので「痴漢〜」って 叫ぶしかないと決めたのだ。 <叫ぶのですか?それだと、このスピードじゃ物足りないですね。ジェッ トコースターのスピードを”置換”しましょう!>  と同時に電車のスピードが尋常なものへ変わっていった。  ゴォォッ〜という轟音と共に超スピードで走る電車。が、何故か乗客は いつものように無関心で何も気にしなかった。 (ど・どういうこと?これ何キロ出してるのよぉぉ〜。何でみんな、気に しないのよぉぉ〜) <それでは遊戯の続きといきましょう。今度はちゃんと揉み揉みも忘れま せんので> (だからぁぁ〜、そういうこと言ってるんじゃないのよぉぉぉ〜)

電車が猛スピードで走ってる中、私への痴漢
が激しくなってくる。
男の手がゆっくりと私の胸を揉んでいる。
下の方は何とか私のパンティを下ろそうとし
てきた。
パシンッ「!やめてよっ、下ろすな!この痴
漢〜」もぐら叩きのように何回か痴漢の手を
叩いてパンティを必死で守る私。
そんな攻防を繰り返してる中で胸を揉んでる
手がだんだんと上手くなってきてる。
(いくら上手くなってるからって、こんな刺
激で落ちる私じゃないわっ!)
「やめてっ!この馬鹿ぁぁっ!」
女性が痴漢されて気持ちよくなるなんて、有
り得ないんだからぁぁ〜。
必死で痴漢する手を払っていると、また例の
馬鹿声が聞こえてきた。
<揉み揉みがお気に召さないとは何かいけな
いのでしょうか?気持ちよくないのですか?>
(気持ちいいわけないでしょ!いい加減、こ
の痴漢の手を何とかしなさいよぉぉ〜!)
<あっ、もしかして刺激不足ですかっ?私と
したことが、そんな事に気づかないとは>
(はぁ?さっきから何、勘違いしまくってる
のよぉぉ〜。もう、こいつらを殴ってでも実
力行使に出るからね)
<大丈夫ですっ。ここのみなさんのタッチを
”置換”しますから。これで刺激解決です>
「えっ?みんなのタッチって?」

 次の瞬間、私の全身に無数の指で押す感覚が起こった。いったい、この 感覚は何なの? <この車両に乗っている乗客が弄ってる携帯の感触を貴女の身体に”置換” しておきました。これで刺激倍増です> 「この馬鹿ぁぁぁ〜、何てことをぉぉぉぉ〜」  もはや私の身体を痴漢するのは、男たちだけではなく携帯を弄る乗客全 員と変わってしまった。 「あっ、あぁぁっ、ケータイを弄らないでぇぇ〜。車内はケータイ禁止な んだからぁぁ〜」  と注意したところで乗客が携帯をやめるはずはなく、私の全身には凄ま じい指タッチの快感が襲ってきた。  身体から力が抜けてるのを気づいた痴漢の手が勢いづいてくる。 (パンティだけは下ろされてたまるものですかぁぁ〜) <あれっ?何でまだパンティを守っているんですか?せっかく刺激倍増さ せてあげたのに、肝心の恥部を弄ってもらわないと意味ないですよ> 「はぁはぁ、弄られてたまるものですかぁぁ〜。こんな刺激、耐え切って みせるんだからぁぁ〜!ぁぁっ」  強気で言ってみたけど、身体の快感は増してきてる。これでパンティを 下ろされて、侵入なんか許したら落ちてしまいそうだよぉ〜。  そう、この最後の一線だけは必死に守らなくちゃ。それに、これだけの スピードで走っているんだから、そろそろ降りる駅に着くはずよ。 (私が降りるのは終点だし、そこでみんな一斉に降りるから、駅に着くま での我慢だわっ)  私は恥部を揉まれる手の快感を必死に耐えて、早く電車が駅に着くのを 祈った。  そして、ついに終点駅に電車が着いた。左右のドアが一斉に開き、乗っ てた乗客が次々と降りていく。  通学時間でもあるので、同じ高校に通う生徒が大勢降りて改札口へ向か っていた。  が、何故か私の周りにいる痴漢連中は、まだ私の身体を触ったり揉んだ りしており、降りようとしなかった。 「ちょっと、いい加減にしなさいよっ。駅員を呼ぶわよぉ〜!駅員さん〜。 駅員さん、痴漢ですっ!来てくださいぃ〜」  ついに大声で叫ぶことが出来、あとは駅員が駆けつけてくることを待つ だけだったが.. <お取り込み中、申し訳ありません。駅員さん全員は別のトラブルで精一 杯らしいとのことです> 「はぁ?何であんたが代わりに答えるのよぉ〜!こんな破廉恥な痴漢行為、 駅員がほっとくわけないでしょ!」 <そのことなんですが、もっとすごい破廉恥行為が起こったので後回しに されてます> 「?ど・どういうことよ..」  何か嫌な予感がする..まさか、また何かこいつがやったの? <はい、貴女の興奮を高めようと思いまして、駅の広告を全て”置換”し ておきました。けど、予想を上回る混乱が発生しました> 「・・・広告を置換って..何を置き換えたって言うのっ!」 <貴女の入浴シーンや着替えシーン、トイレシーンなどと置換しました。 なかなか、いい身体をしていらっしゃるじゃありませんか?> 「うそぉぉぉっ〜!そ・そんな非現実的なこと出来るわ・・・け・・・!!」  謎の声に言われて、目の前にあった看板を確認すると、大学入学募集の 看板のバックの写真が私のオナニーシーンになっていた。 「いやぁぁぁぁぁぁっ!何してんのよぉぉぉぉぉっ〜」 <これじゃ、ピンク大学の入学募集になってますね。いや、おま●こが真 っピンクだからピンクと言ってるわけじゃないですよ> 「いやぁぁぁぁっ〜!何で何でぇぇー、こんな写真がぁぁぁーー」 <他の看板では、貴女のご学友が狂喜乱舞してましたよ。明日から有名人 ですよ、悦んでくれましたか?> 「ふざけないでぇぇぇーーー!ほ・本当に全部、置換したの?」 <はい、全部です。さあ、これでパンティも下ろす気になりましたよね? そろそろ電車も折り返しますので。続きをお楽しみください> 「折り返すって..どういうこと?いつもだと、全員降りてから発車なの に..」  何と電車が私と痴漢連中を乗せたままで折り返し運転を始めた。  いや、それだけじゃない。折り返し発車する前に乗客がいっぱい乗って きたのだ。

<さあ、そろそろパンティを下ろす
のを邪魔しないでもらえますか?>
「誰が、うんと言ってたまるもので
すか..」
<けど、結構濡れてませんか?>
「ぬ・濡れてない..濡れてなんか
いないんだからぁ..」
痴漢の指がこんなに濡れてますよと
ぴちゃぴちゃと音を立ててくる。
本当は、すごく濡れてて気がおかし
くなりそうなんだけどぉ..
<揉み揉みやタッチを増してみまし
たが、まだ駄目ですか?>
「駄目っ!駄目ぇっ、こんな恥ずか
しさじゃ..許さないんだからぁ」
この私の答えに謎の声が「ポンッ」
という相槌を打って、こう言ってき
た。
<これはこれは大変失礼いたしまし
た。置換が足りないと言うことです
ね。もっと置換いたしましょう>
「あっ、あぁっ。そ・そうよっ..
置換を..もっと置換してよぉ〜」
いつの間にか私は、この置換を望み
だしていた。
もっと恥ずかしさを倍増したい..
「置換足りないよぉぉ〜何やってん
のぉぉぉ〜」

<おまかせくださいっ!考えられる置換をさせていただきます。”置換っ、 これも置換っ、こっちも置換、まだまだ置換いたしますよっ> 「そ・それでいいのよぉぉぉっ。あっ、ああっ、すごい!すごいわぁぁっ、 私の恥ずかしさがどんどん増していくわぁぁぁ〜」  この快感の喘ぎと共に私のパンティが下ろされた。  それも完全に下ろすのではなく、おま●こが丸出しになるとこで止めて きた。 「いやぁぁっ、見ないでぇぇー。私のおま●こ、見ないでぇぇーー」  今さら、こんな悲鳴をあげても意味がないのは分かってるけど、やっぱ り、電車でおま●こ丸出しにされるのは恥ずかしいのよぉぉぉ〜。 (あっ、あっ、指が侵入してくるよぉぉ〜)  痴漢の指が次々と私の膣内に侵入し、膣壁を強弱をつけて擦ってくる。  中には指が子宮頚部までやってきて撫でたり、軽く叩いてくるのぉぉ〜。  クリトリスも丁寧に責めてくるしぃ〜。すごいテクニックだよぉぉ〜。 「イく、イくぅ、イっちゃうよぉぉ〜!あっ、ああっ、イくぅぅぅぅ〜!」 <ようやく、イきましたか。けど、まだまだ心の奥から、ご満足するまで 続けてさしあげますので> 「そ・そんなぁ..こ・これ以上イかされたら、おかしくなっちゃうぅ」  気が付くと痴漢たちが堂々と私の身体を弄っており、この行為を他の乗 客は見て見ぬフリをするだけだった。  いや、この車両に乗ってる乗客もきっと”置換”されている。  私を辱しめるために、用意された連中に過ぎない。だって、私が嫌いな 魚屋の中年親父とか、スケベな体育教師、しつこい男子がいつの間にか同 じ車両に傍観者として乗っている。  どこまで辱しめるかは分からないけど、まだまだこの置換遊戯は続きそ うだ。

<そういえば学校間に合いそうにありません
ね。無断欠勤はいけませんので学校へ連絡を
入れておきましょう>
「えっ?ちょっと、何をする気ぃぃ〜」
<状況説明です。ほら、みんなと一緒に明る
く笑顔で笑ってくださいよ>
「笑えませんっ。いくら何でも、これは不味
いわよぉぉ〜」
学校の誰宛に送るかは分からないけど、こん
なおま●こ写真、学校中に転送されたら、ど
う責任取ってくれるのよぉぉ〜。
<その心配はご無用です。転送されないよう
に全員に送信いたします>
「あんた、馬鹿かぁぁぁ〜。いやぁぁぁっ〜
こんな破廉恥写真は送らないでぇぇ〜」
<はい、チーズ。あっ、言っときますが、別
にチーズの匂いがするから言ってるわけじゃ
ありませんので>
「そんな匂いなんてしないわよぉぉ〜」
パシャパシャッ、パシャパシャッ〜
ああっ、何枚撮って送るつもりなのよぉ〜!
こんな卑猥な写真を撮るなんて、れっきとし
た犯罪なんだからぁぁぁ〜!
<あっ、これはまた大変失礼なことをっ!!
確かにこれは卑猥すぎました。いくら何でも
黒々とした恥毛が写るのはいけませんな>
「・・・あ・あのぉ..まさか、また変なこと
を考えてるんじゃ..」
失敗したぁぁ〜。絶対、ろくなことしてこ
ないよぉぉ〜。まさか..まさかぁぁ〜!

<剃りましょうっ!今、”置換”して呼びますので> 「えっ?置換って..な・何を?」  私が新たな置換に疑問を抱いてる中、車内にアナウンスが流れた。 ”お客様の中に、どなたか床屋さんはいらっしゃいませんか?” 「いやぁぁぁぁ〜、そんな置換しなくていいわよぉぉ〜。って名乗り出る 奴っているのぉぉ?」  心配無用だった。すぐに床屋が名乗り出て、私の恥毛を剃り始めてきた のであった。  まさかパイパンにまでされるなんて、やりすぎだよぉぉぉぉぉぉ〜!  私が大きな悲鳴をあげた次の瞬間、突然場面が変わって誰かに頬を叩か れていた。「お客さん、起きてください!風邪ひきますよ!」  バッ!「えっ?も・もしかして、夢だったの!?そ・そうよね..いく ら何でもやり過ぎだったしね..」  ちゃんと制服も着てるし、乱れてるとこもないので、今までの出来事は 悪夢だったのだろう。とりあえず、ホッと一安心する私だった。  その後は急いで家に帰る私だったが、これが夢で無かったことを後で思 い知らされることになった。  そう..あるはずの毛がすっかり剃られていたのを気づいたからだ。  その頃、私が乗っていた電車から全身影で覆われた車掌が出てきた。  青く光るダイヤ目が異様であり、1枚の切符を取り出しパンチで切って きた。パチンッ、パチンッ! 「お客様〜、置換遊戯ありがとうございましたぁ〜。お代は貴女の秘めた 願望。大変美味しゅう戴きました〜」そう言って、ドロンと消えた謎の車 掌。どうやら、あの謎の声や置換をした者はこの車掌であるのは間違いな いであろう。  ただ、この車掌が何者であるかは不明だった。 <完>


「置換遊戯娘」完