木曜の夜、4組男子たちのグループチャットは今回も熱気に包まれてい た。処女膜の形状まで知ることが出来た男子たちは明日――金曜の最終決 戦に向けて、最後の作戦を練っていた。 「明日の作戦どうする?これまでのを全部使うか?」 「火は危ない、竜巻も準備が間に合わん」 「だが金曜だからこそ伝説級を狙いたい」 「そういえば、葉須香ちゃんって、光くしゃみ反射体質だよな?」 「それは間違いない!晴れた屋外に出たときにくしゃみしてた」 その一言に、画面が一瞬静まり返る。 次の瞬間、スタンプの嵐。拍手、爆笑、電球アイコンが飛び交い、誰も がその可能性に興奮していた。 「それって、強い光が急に来ると必ず“はっくしゅん!”ってなるやつ!」 「それだ!!」 「つまり…」 「光フラッシュでくしゃみさせて、その勢いで小陰唇を大きく開かせる!」 「完璧じゃん!名付けて――“光反射くしゃみ作戦”!!!」 男子たちはすぐに役割分担を始めた。 理科部の男子が懐中電灯を改造し、演劇部の男子がタイミングの演出を 担当し、「光の角度は45度がベスト」「反射板も用意しよう」など、まる でプロジェクトチームのような真剣さだった。 「あとは葉須香ちゃんが忘れ物をしてくれるかどうかだな」 「さすがにラストは懲りて忘れ物しないかも」 「まあ俺たちは忘れ物をしてくれることを祈るだけだな」 「「同意」」 男子たちの目的はただ一つ――小陰唇の奥に見える処女膜を拝むこと。 それは、男子たちが一週間頑張ってきた情熱の結晶なのだ。 金曜の朝。昇降口には、異様な緊張感が漂っていた。 4組男子たちは、掲示板に吊るされる制服やブラジャーの有無を確認す るため、何度も昇降口を往復していた。 そこへ、葉須香が登校してくる。髪をきちんと結び、制服の校章も靴も 完璧。自信に満ちた笑顔で、まるで勝者のような足取りだった。 「今日は忘れ物してないんだから!全ての罰を回避させてみせるから!」 その宣言に、男子たちは一瞬、絶望しかけた。だが、どうやら運命は彼 らに微笑んだようだった。 「あれ?でも、葉須香ちゃん、それ……」 「ん?なんか形が違うんじゃ……」 男子のひとりが指差した先には、体育の授業で使うはずの真っ白なシュ ーズ袋。しかし、袋の膨らみ方がどうにも靴とは違っていた。 葉須香の顔はみるみる青ざめていく。 「え?これは……まさか、お父さんの朝バナナ?お母さんったら、入れ間 違えてるよぉぉ〜!」 袋の中には、葉須香の父親が駅で手軽に食べるために持ち歩いている朝 バナナが2本、仲良く並んでいた。 葉須香は観念し、忘れ物をしたことを自分の口から喋り始めた。 「……今日も忘れました。靴の代わりにバナナを持ってきました……」 葉須香は深々と頭を下げた。男子たちは一瞬沈黙したが、次第に笑いが こみ上げてきた。 「まあ、バナナで走るわけにはいかないしな!」 「それじゃあ葉須香ちゃん、制服脱いじゃって」 「は、はい」 葉須香は観念し、制服を脱ぎ、ブラを外していく。 脱いだブラジャーを掲示板のフックに吊るされたのを見た4組の男子た ちは、歓喜の雄叫びを上げた。 「うおおお!奇跡の5連続きたーっ!」 「神様ありがとう!金曜も処女膜を拝めるぞ!」 「これで光反射くしゃみ作戦、決行できる」 急いで教室へ戻る4組の男子たちの後で、葉須香も俯きながら、重たい 足取りで教室へと向かった。 教室の前で、葉須香は一度立ち止まり、ここで残りのショーツを脱いで 全裸となった。 葉須香は股間をじっと見つめ、心の中で呟いた。 (今日も何かしてくるよね..この罰も今日で最後だし、来週はまた新し い罰になるよね) そう、今日がこの一連の小陰唇見せの罰の最終日。来週からは新しい罰 になるはずだ。 ――何とかして5秒だけ乗り切れば、この罰も終わり。 葉須香は、小さく深呼吸をして顔を上げた。もう怯んでばかりはいられ ない。 「今日こそ、ちゃんと、男子たちの作戦に負けないんだから」 そう決意し、教室に入ると、男子たちの視線が一斉に葉須香に注がれる。 「葉須香ちゃん、おはようっ!」 「おはよう!葉須香ちゃん」 「う、うん、みんな、おはよう」 葉須香は黒板横に立ち、じっと先生の到着を待つと、許奇が教室に入っ てくきた。 「先生……今日は体育の、シューズを忘れました……」 「そうか!じゃあ、罰をしてもらおう。あと、男子は音を出したり、机を 揺らすなよ」 許奇が色々注意したあと、葉須香が指で大陰唇を摘まむと、男子たちが 声を揃えてカウントを始めた。 「い〜〜〜ちぃぃぃぃ〜〜」 男子たちは机の下で小型フラッシュライトを構え、アイコンタクトを交 わす。 「に〜〜〜いぃぃぃぃ〜〜」 今のところ、特に変わった様子はない。葉須香も、今日は大丈夫なのか も安堵しかけていた。 「さあ〜〜〜んんん〜〜ん」 「よおぉ〜〜〜」 その瞬間、パシャァァァッ!!真昼の太陽のような強烈な閃光が、教室 に走る。 「は、はぁっ……はっくしゅんっっっ!!!」 葉須香の身体が大きく揺れ、小陰唇が左右へ大きく開いてしまう。 「ついに!くぱあきたああああ!!」 「あれ?ピンクのはずが..白っぽくないか」 「お、おい、これって俺たちも..」 そう、カウントはまだ終わっていない。 「ごおおおぉぉぉ〜」 また再び閃光が走った。 パシャァァァッ!! 「はっくしゅんっっっ!!!」 今度は完全なくぱあが男子たちの前で実現した――が、男子たちの視界 も真っ白になった。 必死で目を開いていた男子たちの視界は、まるで霧の中にいるようにぼ やけていた。人の顔も、文字も、色も、すべてが白い膜に覆われていた。 自分たちの視界も閃光でぼんやりしてしまったことに、今さら気づいた のだ。 「これは盲点だぁぁぁぁぁ〜。色がわからんっ!」 「しまったあああ〜。せっかくのくぱあがぁぁ」 男子たちの雄叫びで、教室の窓が震えるほどの大声で失敗を嘆く。 思い切り閃光を受けた許奇も「お前らまたくだらない事を!」と怒って いた。葉須香は、涙目で鼻をすすりながら、小陰唇を急いで閉じた。 「も、もうっ……!くしゃみ体質まで利用しないでぇぇ」 だが男子たちは祝祭の渦の中。 「とりあえず成功は成功だぁぁ!」 「ああ見えなくても成功だよな!」 5秒カウントが終わった瞬間、教室は一週間で最高の熱狂に包まれてい た。葉須香の処女膜――今回もその全貌は見れなかった。 来週どんな罰がくるか分からないか、その罰に期待する事にした男子た ちだった。 そして週末の特別罰が午後に迫る中、昼休み。 陽気に誘われて、1年3組と4組の生徒たちは中庭の芝生にレジャーシ ートを広げ、思い思いの場所に腰を下ろしてランチタイムを楽しんでいた。 「この天気、最高じゃん!お弁当も外で食べると3割増しで美味しいな」 「それな!てか、見て見て、卵焼きふわふわだろ!」 そんな中、なぜか制服姿の葉須香も混ざっていた。芝生の端に座り、1 年生たちに囲まれながら、お弁当を食べており、おしゃべりしながらリラ ックスしていた。 「先輩、マジで彼氏いないんですか?めちゃくちゃ可愛いのに!」 唐突な質問に、葉須香は口に入れたミニトマトを慌てて飲み込んだ。 「本当にいないったら〜。んもぉ〜、先輩をからかわないでよ」 笑いながらも、少し頬を赤らめる葉須香。その反応に、1年生たちはさ らに盛り上がる。 「でもでも先輩、スタイルいいし、おっぱいもでかいし!」 「そうだそうだ!髪もさらさらだし、おっぱいも最高だ」 「めっ、あんまり胸ばかり見ちゃだめ!大きいからってモテないから」 葉須香が指を立てて注意すると、男子たちは笑いながらも反論を続ける。 「いや、俺は先輩のおっぱい、素敵っすよ。なんか、癒されるっていうか」 「うん、最高っす!なんか、見てるだけで色んなとこが元気になるっす!」 「もう!おっぱいの話は厳禁っ!お弁当の話しようよ、お弁当!」 「え〜、そんな〜。じゃあ、先輩の卵焼き、これ毎朝作ってるんっすか?」 「これは、お母さんが作ってるの。朝、なかなか目が覚めないの」 そんなやりとりに、女子たちも笑いながら加わる。 「先輩、その卵焼き、めっちゃ美味しそう〜。交換してほしい!」 「いいよ、じゃあこのきんぴらと交換ね!」 お弁当の中身を少しずつ交換しながら、笑い声が芝生に広がっていく。 葉須香は、1年生たちの無邪気な言葉に時折照れながらも、終始穏やか な表情で応じていた。 中庭には明るい笑い声がこだまし、風がそれをさらって校舎の壁に優し くぶつけていた。1年生たちのちょっと下世話な話も、明るく受け止めて くれる葉須香の懐の深さが、皆を安心させているのだろう。 やがて、校舎のスピーカーから昼休み終了のチャイムが鳴り響く。 「うわっ、もうチャイムか!じゃあ午後の授業の準備するか」 「ああ、時間がもったいないしな」 生徒たちは名残惜しそうに弁当箱をしまい、バッグの中からスケッチブ ックや筆、パレットを取り出し始める。芝生の上に広げられた道具たちが、 これから始まる活動への期待を静かに語っていた。 「じゃあ葉須香先輩も準備お願いします」 「う、うん……」 葉須香は少し照れながら立ち上がり、髪を軽く整える。風が葉須香のス カートの裾を揺らし、陽射しがその輪郭を柔らかく縁取っていた。 「それじゃ、ここで脱ぐね」 つい数分前まで、昼食をとっていた場所で、弁当箱をバックへ入れると、 葉須香は制服に手を掛けた。 けれども、すぐに脱げないのが葉須香であり、1年生男子たちも動きを 止めて、じっと葉須香の方を見てしまう。 (もう何度も裸を見られてるのに、脱ぐのが恥ずかしいなんて……制服を 着ちゃうとやっぱり裸になるのが恥ずかしい) 心臓の鼓動がどんどん大きくなっていく。 まるで胸の中で太鼓が鳴っているようだった。 (落ち着いて……制服を脱がなきゃ……上着から……) 震える手で、葉須香は着ていた制服を1枚ずつバックの上に置いていく。 下着姿となり、ブラジャーのホックに手を掛けた時、思わず手を止めた。 何故なら、その様子を1年生男子たちがジロジロと見ていたからだ。 (私のおっぱいなんて、もう罰で見放題なのに……でも、私も見せるのが 恥ずかしい……下着を外すのが、こんなに恥ずかしいなんて……) 顔が熱く、耳まで赤くなっていく葉須香。外そうとするブラから視線を 逸らしたいのに、逸らせない。 それは、まるで今日初めておっぱいを晒すかのようだった。 (これも罰なんだから、早く脱がなきゃ) 意を決し、ブラジャーのホックを外し、ストラップに手をかけると、お っぱいがぶるんと揺れて飛び出した。 脱いだライトグリーンのブラジャーもバックの上に置くと、それを見て いた1年生男子たちも興奮して盛り上がった。 「何だろうな、葉須香先輩のおっぱいって、何度見ても見飽きないよな」 「でもさ、それがいいんじゃね。なんか……毎回新鮮っていうか」 「おっ!下も脱ぎ始めたぞ!」 「先輩のおま●こ、早く見てぇぇ!」 1年生男子たちは声を潜めながらも、目を輝かせて葉須香が下半身を晒 すのを見守っていた。 葉須香の恥丘も何度も見てるはずなのに、これから初めて拝めるような 気分だった。 葉須香がショーツの両端を掴み、ゆっくりとずり下ろすと、1年生男子 たちの目がバキバキになってくる。 「俺たち、なんでこんなに興奮してんだろ」 「葉須香先輩のショーツを下ろす姿は、なんか特別なんだよな……」 その言葉に、周囲の男子たちがうなずき合う。 誰もが、バックの上にショーツを置いた葉須香の表情の変化を見逃すま いとしていた。 それは今日ここで初めて恥丘を晒したかのような表情だった。 こうして、学校の中庭で、風通しの良い広々とした場所で、葉須香は全 裸となった。これからいよいよ週末の特別罰の合同野外デッサンの罰が始 まるのだ。 「えっと、このまま池に入っていいんだよね?」「はい、足が冷えない内 に真ん中の円台に乗ってください」「うん」 葉須香は裸足で池へと足を踏み入れた。水面がちゃぽちゃぽと音を立て、 足元に小さな波紋を広げる。周囲の生徒たちはスケッチブックを構えなが ら、その様子を見守っていた。 「先輩、すごい……水の反射が綺麗!」 「髪の光の透け方、描きたい……!」 「ちょっと待って、パレットの色足りるかな……」 葉須香が円台の上に立った瞬間、場の空気がすっと張り詰める中、中庭 にやってきた美術教師が葉須香に声を掛けた。 「じゃあ、まずは両手を頭の後ろに持ってきてみようか」 「はい」 葉須香はゆっくりと肩を軽く回してから、両腕を持ち上げる。 肘が空に向かって開き、指先が髪の根元に触れる。その瞬間、背筋が自 然と伸び、おっぱいがぶるんと揺れた。 両手が頭の後ろに落ち着くと、肘が左右に広がり、腕のラインが柔らか く弧を描き、指は髪に軽く触れたままのポーズはエロかった。 「……やべぇ、ドエロすぎる」 「こんだけ完璧な裸、見たことね〜ぞ!」 「先輩のおま●こを描けるなんて、俺この高校に入って超幸せだ!」 1年生男子たちは最初、照れ隠しのように冗談を飛ばしていたが、いつ の間にか筆を走らせる手が止まらなくなっていた。 スケッチブックに最初、欲望のままに、おっぱいやおま●こばかり描い ていたが、気づくと全身を描いていた。 「こういうデッサン、最初は恥部だけで良いと思ったけどさ……」 「なんでこんなにちゃんと描きたくなるんだろ」 「先輩の姿は全身を描かないと!照れてる先輩を色々想像しながら描いて ると、手が止まらなくなる!」「それな!」 女子生徒たちも、当初はふざけた題材と鼻で笑っていた。 しかし筆を走らせているうちに、もっとエロいポーズでもいいんじゃな いのと言う女子もでるぐらい葉須香の裸の魅力に惹きつけられていた。 「ちょっと角度変えてみてよ、葉須香先輩!」 「もっと足を上げて…そうそう! その方が絵になる!」 気づけば女子たちが夢中でポーズをリクエストし、葉須香は困り顔で小 さく笑みを浮かべながら、指示に応えていた。 その一方で、「こんなエロい授業ふざけてる!」と声を荒げた真面目な 眼鏡男子もいた。 だが美術教師が「あそこをじっと見て描いてみろ!」と何と大胆に葉須 香のマンスジを勧めてきた。 「じゃあ、これを描いてさっさと早退します!」と眼鏡男子は渋々スケッ チブックを開き、葉須香の割れ目を見つめると、次第に眉が吊り上がり、 瞳がぎらつき始める。 「ち、違う……線が違う! この神秘はこんな安っぽくない!」 「ただのスジじゃない……そう、あの奥には至宝の塊……っ!」 気づけば眼鏡男子は、葉須香のおま●こばかりを何十枚も描いていた。 スケッチブックのページをめくる音が止まらず、色んな角度からのおま ●こを描き続けていた。 「おい、眼鏡のやつ……もう完全に先輩のま●こに取り憑かれてんじゃん」 「まじで、あのマンスジは反則だよな」 「わかるわ。俺も描いてると、おま●こ開きてえって衝動に駆られる」 男子たちは笑いながらも、同じ気持ちを共有していた。 こうして、みんな授業が終わるまで一心不乱にデッサンしていた。 何枚も描く生徒も居れば、ひたすらに細かく描写をつづけるもの、背景 を変えて描いたり、何故か数ページの漫画を描いてたりとか、色んな発想 が飛び交う授業となった。 授業の最後に美術教師が「お前ら、今日のデッサンは夢中だったな」と 感想を言うと、生徒たちも自分たちの熱中ぶりに驚いていた。 スケベな気持ちで描いてた男子も「俺、何で最後までデッサンしてたん だ?」とすっかり葉須香の裸に惹きつけられたようである。 美術教師曰く、題材が素晴らしいとこういう状況になるという。 描きたいものがどんどん浮かんでいく。とりあえずスケッチブックに描 いていこう。飽きるという言葉は存在しない。集中力が続く限り、とこと ん描いてみたい衝動。それがこの授業で起きたのだろう。 「ん?葉須香どうした?顔がすごく真っ赤だぞ」「だ、大丈夫です」 (あ〜ん、みんなはデッサンに夢中だからいいけど、こっちは視線が集ま ってたから、変なポーズの時は大変だったよ〜) 実はデッサンの途中で女子のリクエストでポーズを変えたが、それはど うみても立ちオナニーをしてるようだった。 左手はおっぱい、右手はおま●こに当てて、動かすように指示される。 「先輩っ!ちゃんと乳首摘まんでください」「こ、こう?」 「もっとオナニーしてる感じですよ。先輩も高3なんだからしてるでしょ」 「…こ、こんな感じでいい?」「へえ〜、先輩って結構、爪で弄るんだ〜」 「い、言わないでぇぇ〜」「じゃあ、おま●この方も指を入れて!」 「!そ、それはさすがに」「指1本ぐらいじゃ見えませんよ!ほらっ」 「ゆ、指1本だけよ..」「あれれ〜。それって、いつもは2、3本かな?」 「それは秘密です!1本で許してっ!」「まあ、それでいいですよ」 1年女子の指示するままに、葉須香は中指だけをマンスジの中へ潜めてい いく。つい、親指をクリトリスに当ててしまったことを指摘された。 「ふふ、先輩もお豆ちゃん弄るんですね」「あっ、こ、これはえっと..」 「親指はそのままでいいですよ、先輩っ。多少弄ってもいいですよ〜」 「弄らないから!これ以上は勘弁して!ねっ?」「ふふ、分かりましたよ」 ようやく、指示した女子たちも満足したらしく、デッサンを再開する。 普通ならここで男子たちが歓喜をあげるところだが、すっかりデッサン に集中してて筆が止められなくなっていた。 (ぁぁっ、視線が突き刺さってくる..こっちは立ってるだけだから、気 を抜くと指がどんどん動いちゃう..) 結局、このオナニーポーズも途中で違うのになったので、おかしなこと にならずに済んだが、葉須香の右手の中指は透明な汁でしっかり濡れてい た。 こうして、この特別罰は5時限目、6時限目をフルで使ったため、罰が 終わると放課後となった。 1年生はそのまま教室に戻るのだけれど、葉須香の場合は罰の関係で特 殊な状況となる。まず、脱いだ制服を着ることができない。身に着けられ るのはショーツだけで、脱いだ服とバックをお腹に抱えてパンイチ姿で昇 降口へ走っていった。 しかも、胸を隠せるのは昇降口に入ってからなので、おっぱいは丸出し だ。 「おおっ!葉須香ちゃんがパンイチで外走ってるぞ!」「すげぇぇ〜!」 「みんな見ないでぇぇ〜!罰で脱いでたんです〜!」 「せんぱーい!それも新しい罰っすか?」 「違います〜!そんな罰してませんから」 丁度、部活に向かう生徒に出くわす葉須香。中庭から昇降口に行く途中 に運動系の部室が並んでいるせいだった。 しかも昇降口に入ると葉須香は抱えてた制服とブラをわざわざ掲示板に 吊るさなければいけない 「は、早く吊るして、おっぱいだけでも隠さなくちゃ..」 ブラを吊るしたところで、ようやくおっぱいを隠せるようになった葉須 香は急いで手隠しをするが、今さらって話にも思える。 まあ、そこが葉須香らしいとこであり、おっぱいを1日中晒してたとし ても、羞恥心が薄れることなく、見られる恥ずかしさは無くならないので あった。 「もう絶対に来週は忘れ物しないんだからぁぁぁ〜!!週末の罰も今回限 りで終わりなんですからぁぁ〜!」 ちなみに忘れ癖は少しずつ改善されているようであり、土曜日、親友の さっちゃんと遊びに行った際は、珍しく何も忘れなかったのだ。 バックの中には、財布、スマホ、ハンカチ、お菓子――すべてしっかり 確認済み。いつもなら何かしら忘れてしまう葉須香だが、今日は違った。 「何か、はっちゃん。今日は派手な忘れ物してないよね?」 さっちゃんがアイスを片手に、ふと葉須香の顔を覗き込んだ。 「そう?……確かに言われてみれば、そういう忘れものはないかも」 葉須香は少し照れくさそうに笑った。自分でも気づかないうちに、忘れ 物チェックが習慣になっていた。 「もしかして忘れ癖、改善されてきたんじゃない?」 「そ、そうかなぁ〜。そうなのかも……」(やっぱ罰の効果が出てるよね) 2人はこの後、バスに乗りながら、目的地へ向かっていたが、ここで葉 須香が重大なことに気づいた。 「えっと..このバスって、どこに?」 「今それ聞くんだ。忘れ物をしないことばかり考えてるから、どこに向か ってるか分かってないでしょ?」 「え?それは遊ぶ場所でしょ……え?」 葉須香が窓の外を見ると、目の前には温泉まであと20kmの看板が見えた。 「え?温泉で遊ぶの?」 「いやいや、混浴で愉しむの」 さっちゃんはニヤリと笑い、葉須香の腕をぐいっと引いた。 「混浴って..男性客も..」 「もちろん!」 「いやぁぁ〜帰る〜!無理無理無理!」 「もう遅い!」 葉須香の叫び声は虚しく響き、混浴に連れていかれることになった。 普段あれだけ裸を晒してる葉須香だが、混浴で裸になるのは違う種類の 恥ずかしさを呼び起こすようで、全身が赤く染まっていた。 すでに愛液を垂らしている露出狂のさっちゃんの手をぎゅっと握りしめ て進み、温泉が見えた瞬間、葉須香だけがホッとした。 「よかったぁ〜。おじいちゃんばっかりだ」 「よくなぁぁいい!私のドキドキの興奮を返せぇぇ〜」 この後は何事も無く、温泉を堪能した2人だが、さっちゃんだけが、ぐ ったりとしていた。 「……あのジジイども!私だけ何度もイかしてくるなんて..気持ちよか ったけど……」 外の芝生にへたり込むさっちゃんを見て、葉須香は笑いながらペットボ トルを差し出した。 「そりゃ、あんなに濡れてたら、弄ってもいいんじゃないかと」 「混浴って想像したら、普通濡れるよぉぉ〜。それが露出狂のサガなんだ からぁ〜。わかるでしょ、はっちゃん」 「私は露出狂じゃないし..」 「いや、忘れ物して全裸になってるんだから、露出狂でしょ?」 「違うっ!忘れんぼの罰っ!」 「まあ、実際忘れ物が減ってるなら、あとは露出癖が目覚めるまで待つか」 「んもぉぉ〜!そんなのに目覚めないからっ!」 2人はしばらく笑い転げながら、ベンチで休憩した。 全裸罰なんて、とんでもないけど、今は忘れんぼを何とかするのが最優 先だと改めて思う葉須香だった。 けれど、忘れ物を来週も続けたら、次のレベルアップが来るのも間違い ないだろう。 |