5月下旬の水曜日。朝から初夏の兆しを感じさせる陽気の中、葉須香は 今日も忘れ物をしてしまった。 「今日の罰は、午後からは授業がないので、頭部の自動計測となります」 「え?俺たちが測るんじゃなくて」「自動って意味がないんじゃ」 「どういうことなんだ、これは」 男子たちが不満を漏らす中、今日のデータ計測は頭部を自動で行う罰と なった。 けれども男子たちはこうも思った。もしかするとこの罰にも何かしらの エロがあるのかもと。 「まあ、よく考えたら、いくら罰でも、葉須香ちゃんの頭を俺たちが触れ るのは色々ダメだよな」 「そうだな。俺でもみんなに頭をべたべた触られるのは嫌かも」 「ここは許奇に期待しようぜ」「ああ」 もちろん、そんな男子たちの期待に応えるかのように許奇が教室にマッ サージチェアを運んで入ってきた。 それは職員室で校長たちが歓喜していたマッサージチェアとほぼ同じで あったが、手足があまり動かないものだった。 ただ、内部には最先端の三次元センサーと圧力検知パネル、そして触感 再現技術が詰め込まれていた。 それは、まるで人の手が優しく体に触れて計測しているような感覚を生 み出すようだ。 「今日はこれで頭部を自動計測しようと思う」 許奇が一言告げると、男子たちはどよめいた。 「これって職員室にあったマッサージチェアみたいなものか」 「じゃあ、もしかして例の開脚を俺たちも見れる?」 「いや、今日は計測だから、手足はほとんど動かないぞ!血行をよくする マッサージはしてもらうが」 「何だ、つまんねー。まあ、頭部計測だもんな」 「もちろん、葉須香ちゃんはそのままの姿で寝るってことだよな」 「は、はい、罰なので、全裸のままで計測します」 (ほっ、この前みたいに手足があんまり動かないのなら良かった) 葉須香が全裸のままで座ると、すぐにチェアのリクライニングが滑らか に動き出した。背もたれが静かに倒れ、仰向けに近い姿勢に変わる。 まるで疲れた身体を癒すかのようなその動作に、生徒たちも思わず息を 呑んだ。 「個別調整完了」とディスプレイに表示されると、頭部周囲のフレームが ゆっくりと動き、葉須香の顔の周囲をそっと覆っていく。 外部の光が遮られ、柔らかな音と共に、スキャンが始まった。 「うわ……顔以外は全て丸出しって、何かエロいな」 「両足と両腕は柔らかいパッドに包まれていくぞ」 「なあ、これってやっぱ機械が自由に手足を動かせるんじゃないか」 「そう考えるとますますエロいな。校長たちめ、相当いいもの見たよな」 「まあ、どんなエロいことをされるか期待が膨らむぜ」 男子たちが色々エロい展開を期待する中、葉須香はすっかり安らいでい た。VR機能と立体音響効果で、葉須香の視界には一面に広がる青の大海原、 目の前には雄大な青空が広がり、海の上で心地よい風を受けていた。 (すごく気持ちいい。何か罰を受けてる感じじゃないかも) 同時に、内部作動しているセンサー群が、非接触型レーザーで頭部の形 状をミリ単位で計測し、そのデータがリアルタイムでスクリーンに映し出 されていく。頭蓋のカーブ、目の奥行き、頬骨の高さなど、すべてがデジ タル化されていった。 「すごいな!俺たちが計測できない部分がどんどんデータ化されてくぞ」 「葉須香ちゃんもすっかりリラックスしてるしてるよな」 「それにしても、これのどこが罰なんだ?今日は午前中で終わりだけど、 これはあまりにも違うんじゃ」 「そうだよ!先生、説明してくれよ。この後はどうなるんだ?」 「えっと葉須香はそのままリラックスしたままで、授業を受けてもらう予 定だ。この機械はちゃんと授業の内容も受けられるようにしてあるからな」 「いや、ますます罰じゃないぞ」「もっと説明してくれ!」 「まあ、そろそろ計測が終わるから、そのまま見た方が早いぞ」 葉須香の頭部計測が終わると、チェアの背もたれの部分から謎のアーム が出てきた。まるで人間の整体師が手を伸ばすように、柔らかな動きで葉 須香のおっぱいをわしづかみにした。 「おい!アームがおっぱいを握ってるぞ!」 「って葉須香ちゃん、もしかして気づいてないのか?」 「いやいや、あれは揉むっていうのか握ってるよな」 「先生、どういうことだ?」 「これが今日の罰ってことだ。当の本人はマッサージされてるぐらいしか 思ってないから問題ないさ!それよりも、お前たちは揉み方を参考にした らどうだ?」 「そういうことか!レベルアップしたら、俺たちがあのおっぱいを」 「なら、今日の罰も納得したぜ」 「どれぐらい揉んでもいいか確かめよう」 男子たちが息を呑んで見守る中、アームがおっぱいをぐぐっと握り込む。 おそらく思い切り胸を絞られていることは葉須香自身も気づいてはいた。 (何か、おっぱいをすごく握ってる感じなんだけど..痛くない?) そう、見た目はおっぱいがアームで握り絞られているのだが、まるで固 く凝っていたところがほぐされていくような、優しく引っ張られる感覚。 もちろん痛みはまったくなく、むしろその絞りのリズムが気持ちよくな ってきた。心地よい暖かさも加わって、自然と体の力が抜けていく。 (肩も軽くなってきてるし、これならもっと揉まれてもいいかも) 気づくと、ピンと固く突き出た乳頭をアームの指が上から押さえ、くる くると円を描くように回転させてきたので、男子たちはどよめいた。 「おいおい、あんなに乳首を弄っていいのかよ…」 「っていうか、乳首すごくビンビンになってるぞ」 「相変わらず、おっぱいもかなり握ってるし、本当に痛くねーのか」 「いや、よく見ろ。俺たちと違って、ただ力強く握る感じじゃない!また 握ってくるから、よく観察してみろ」 アームは握ったり放したりしており、握るときもまずは完熟した果実を 手のひらに載せるように、そっとおっぱいに触れていた。 最初は驚くほど優しく、指先だけで表面の感触を確かめるような動きだ った。まるで、握っていいポイントを探っているかのように、ほんの少し だけ柔らかな圧をかけていく。 「そうか!握って心地良いポイントがあるんだな」「これはメモしないと」 男子たちが見ている中、アームの掌全体がゆっくりとおっぱいを包み込 み、じわ……っと力を込める。 ちょうど、オレンジやグレープフルーツを片手で絞るときのような、慎 重でありながら芯のある動き。アームの各関節が絶妙に角度を変え、指の 腹で円を描くように圧力を加えていくたびに、柔らかな葉須香のおっぱい がわずかに変形し、アームに沿って形を変えた。 「……おい、なんか、すげぇ絞ってないか?」 「もう母乳が出てきそうな勢いなんだけど……」 確かに、その動きにはどこか乳腺を刺激して、母乳を出そうという感じ にも見えてくる。決して雑ではなく、むしろ丁寧。だが、その丁寧さの中 に、明らかに容赦のない握りが混ざっている。 さらに、アームの指先が乳首の乳頭を螺旋状に撫でていく。その合間に も、果実のようにわずかにへこんだおっぱいを何度も握り直し、角度を変 えながら、おっぱいをほぐしていく。 「すげーな。あんなにつぶすように握って痛くないのか?」 「けど、おっぱいは綺麗な形に戻るし、アザとかもついてねーぞ」 握る、緩める、揉む、搾る、様々な動作が、あまりにも上手で、男子た ちにとっては、すごく参考になった。 葉須香の方は、痛みが無かったせいか、おっぱいを揉み終えたあとも、 リラックスしたままだった。 ただ、快感はかなりあったようで、乳首だけはビンビンに固く反り立っ たままだった。 股間も少し濡れていたが、こちらは男子に気づかれなかったようだ。 気づけば、午前中の授業は終わっており、男子がやさしく声をかけてく れて、葉須香は目を覚ました。 「葉須香ちゃん、もう授業は終わったよ。頭部計測はどうだった?」 「計測されてる感じはなかったけど..あれ?何か肩が軽いかも」 肩の重さが嘘のようになくなり、おっぱいの張りもすっきりし、全身が 軽くなった葉須香。 しかも、強く揉まれてたおっぱいは痛みどころか、まるで温泉につかっ たあとのようなぽかぽか感があった。 (力強く揉んでた気がしたけど..痛みも赤くもなってないよね?) その後、許奇が用意したハーブティーを飲みながら、リラックスした表 情を浮かべた葉須香だった。 言うまでもないが、罰を受けた感じがしなかった葉須香が翌日も忘れ物 をしてしまい、今度は両足計測をすることになってしまった。 手の時と同じで、足だけを男子たちが夢中で計測していく。 葉須香は全裸で椅子に腰掛け、男子たちの計測を見守っていた。 測りやすくするため、股を開いているが、意外にも恥部を見てくる男子 がいないことに驚いてた。 男子たちは、各々が足の計測にと用意した道具を取り出した。眼鏡男子 の戸来が細い針金のような先端がついた器具を出したときは皆が驚いたが、 どうやら足の形を立体的に記録する器具だった。 「これは針ではないですよ。足裏の圧力分布を測るためのもので痛みもあ りません」「いやいや、本格的すぎるだろ」 葉須香の足には色んな計測器具が触れ、足のアーチ、踵の張り、母趾球 の厚みまで測られていく。 (いや、みんなも本格的だよ。これは結構恥ずかしいかも。どこまで測る つもりなんだろう) 「先生。足首の角度は計ってもいいですか?」 「まあ、それは問題ないだろう」 (え?足首の角度って..そこまでやるの?) 男子が足首の角度を測る器具を取り出し、足の可動域まで丁寧に確認し ていく。足首を軽く上下に動かしながら、柔軟性を確認するその様子は、 まるで医療行為を受けてる感じだった。 男子たちの細かな測定は続き、黒板には葉須香の足の測定値の羅列と、 足の断面図、指の配置、アーチの高さ、汗腺の分布の推定まで、細かく記 されていく。 葉須香にとって、眠くなるような計測は続き、すっかり気が抜けた長い 昼休みに本当の罰が突然、始まった。 「それじゃ、計測も終わったから本格的な罰といくか」 「え?」 「葉須香ちゃんが怪我しないように、ちゃんと足押さえておけよ」 「な、何をする気なの?ま、まさか」 男子たちが葉須香の両足首をそれぞれしっかりとホールドしたとこで、 高1、高2でもやられたあの罰が始まった。 「その罰はいやあああ〜。お腹がよじれちゃう」 葉須香の白くてすべすべしたその足裏を見て、男子たちがニヤリとして ふわふわの羽根や柔らかい筆を手に持っていた。 「それじゃ、今年もくすぐりの罰いくぞ!いっせーのーせっ!」 シュシュッ――と数本の羽根が足裏をなぞる。 「あはははっは!や、やめて」 葉須香は声を出して笑う。まだ、余裕はある感じだった。 「じゃ、今度は指の間、いってみようか」 チクチク、シュシュ、チョロチョロ、シュシュ、チョロッ 「あはははっはははは!ははははは!」 笑い声が大きくなってくる。もう笑いが止まらない。 「まだまだ、次は強めいきまーす!」 今度は柔らかいシリコンブラシで、足裏の土踏まずをゴシゴシ、指先で トントン。 「あはははは、ははは、ひゃはははは!あはははっはははは」 「葉須香ちゃん、笑い過ぎだよ。今度は柔らか筆と絵筆のハーモニータイ ムだあ!」 「やめてえええ」 今度は大小の筆で、足裏をなぞるように、くるくる、なでなで。 「あはははっ、ひゃはははっ、はっ、あはははっははははっ!!」 葉須香はどうにか指を丸めて足を引っ込めようとするも、しっかりと固 定されて逃げられない。 「俺たちの本気はこれからだ!次は五本指フルくすぐりだあああ!」 男子たちが指先を器用に使い、葉須香の足の指の間をくすぐりまくる! 「ひゃはははは!あははは!ひゃはははは!ははははは」 あまりにも笑う葉須香に男子たちはすっかり夢中になり、ついには機械 まで出してきた。 「これぞ俺たちの究極兵器!電動マッサージブラシだあああ!」 「それは反則だよぉぉぉ」 ウイイイイイイン……!!! 「ぎゃははははははは!ひっひっひ、あははははっ、ひゃはははっ」 足の指の間、土踏まず、足のふちを縦横無尽に撫でまわす振動。言葉に ならない悲鳴と、ひたすら弾ける葉須香の笑い声が教室に響いた。 一方、女子たちの方は冷静に「あれ目的完全に見失ってるよね..」「 うん、くすぐりに集中してるね」「残念な連中」と、くすぐりで無防備に なった葉須香の開閉するおま●こを見て言った。 当初は、葉須香のくぱあを見ようとした男子たちだが、それはどうでも よくなって、葉須香の元気な笑い声を聞きたくてやっていた。 |