新緑が眩しい5月上旬、忘れ物を続けてる葉須香のパーツの罰が続いて
いた。そう、柏餅の罰が続いており、男子たちの胃袋を毎日パンパンにさ
せていた。
「いや、柏餅がマジ、美味過ぎるだろ!」「葉須香ママ、とんでもねーぞ」
「この柔らかさエモすぎるっ!」
本来は柏の葉がメインのはずだが、葉須香ママが作った餅とこしあんは
異次元の美味さだった。
もちもちとした生地に甘さ控えめな上品なこしあんが絶妙なバランスで
包まれた柏餅。さらに、食べられる柏の葉の香りが口に広がるたびに、ま
るで美しい母と娘が裸で作っているようなエロさもこみ上げてくる。
「ううぅ!何でこんなに柔らかいんだ!」
「マジで美味しい!柏餅ってこんなに美味しかったのか」
男子たちの歓喜する言葉がついつい口から出るのも無理はなかった。
しかも、葉須香がとんでもないことを暴露してしまった。
「あっ、もしかして、突き立てのお餅、お湯に入れたから..あっ!えっ
と!ちゃんと隅々まで洗ってるから!綺麗なお湯だからね」
「ん?」「い、今の大鍋の話か?」「違うぞ!この量だし、この言い方は
浴室の浴槽じゃないのか!」「うおっ!浴槽に入れたのか!」
「だ、だから、ちゃんと洗ってるから!お母さんが浴槽が丁度良いって、
飛び散るあんこも気にならないから..」
「あんこも浴室だと!」「ま、マジかあああ」
「いや、ちゃんと衛生には気を付けたから..」
「そんなこと!どうでもいい!」「ああ、それはどうでもいい!」
「え?」
「それは葉須香ちゃんも手伝ったのか?」「うん、手伝ったけど..」
「じゃあ!もしかして2人とも全裸だったのか!」「全裸なのか?」
「……チ、チガウヨ」
葉須香の目は、まるで逃げ場を探すかのように左右に泳いでいた。
見事に真実を突かれ、片言で誤魔化そうとする様子が明らかだった。
「やっぱ、母娘全裸でこの餅を作ったんだな」
「チ、チガウヨ、ウン、チガウヨ」
「うおおおっ!マジかあああ!」「全裸確定だああ!」
「だから..それは絶対言わないから!」
「じゃあ、もしかしたら葉須香ママのことだから、浴槽の餅分ける時、時
々、おっぱいも浸かってるじゃないのか!」「それ絶対有り得るぞ!」
「……チ、チガウヨ、ツカッテナイヨ」
「うおおお!そっちも確定だあああ」
こんな情報まで知ってしまった男子たちの食欲は余計に高まり、机に置
かれた大量の柏餅を前に、男子たちの目はギラリと輝き、理性の鎖は完全
に断ち切られた。
「食いつくすぞ!」「ああ」「最後の1つまで食べてやる」
昼休みは戦争が始まったかのように柏餅に飛びつき、無我夢中で頬張り
始めた。2つ3つ同時は当たり前、柏餅を丸ごと口に押し込む。口の端に
あんこをつけながらも次々と手を伸ばすその姿は、もはや理性のカケラも
ない。
「手が止まらねー!こんな上手い柏餅を残せるかぁぁ!」
「晩飯も朝飯も要らん!俺はこの昼食に全てをかける!」
一息ついたかと思えば、また次の餅を手に取る男子が叫ぶ。
「そうだ! 成長期の俺たちの腹は無限なのさ!」「まだまだいけるぞ!」
男子たちが自分に言い聞かせるように笑いながら、さらなる柏餅を胃袋
に押し込む。
特に目を輝かせていたのは、葉須香の股間にあった柏の葉を巻いた柏餅
だ。必死に特徴を覚えた柏の葉だが、それを見つけ出すには、運か根気が
必要だった。しかし、男子たちにそんな余裕はない。
「くそっ、葉須香ちゃんの股間の柏餅を食べてみたいのに、どこにあるん
だよ!」
「あー、今日こそ絶対に見つけてやる!」
だが、その言葉とは裏腹に、あまりの美味しさに、男子たちは次々と柏
餅を口に運ぶのだった。
結果として、数日間の罰なのに男子たちの姿に変化が現れた。制服のボ
タンが少しきつくなり、顔にはほんのり丸みが帯びてきた。体育の時間に
シャツから覗く腹回りには、見慣れない柔らかさがあった。
「お、お前、すごく太ったんじゃね?」
「う、うるさい! これも全部成長期の証拠だ!」
「そうだ、筋肉だと思えばいい、これは筋肉だ!」
もはや、柏餅の罰は方向性がズレてきているようだが、あと2回で終わ
ることもあって、翌日も苦しい言い訳をしながらも、昼休みに用意された
柏餅が机に置かれると、男子たちは歓声を上げて食べつくした。
「さあ、今日も食べまくるぞ!」
「俺たちの胃袋は無限なのさ!」
当然、昼休みが終わると、男子たちが笑い声をあげながらお互いの腹を
ぽんぽん叩いている。今日もかなりの量の柏餅を食べすぎたのだろう。
葉須香もその輪の中にいて、顔を真っ赤にして笑いをこらえていた。
「みんな食べ過ぎ!今日の午後もただの全裸罰だけど文句は言わないでね」
シャツをまくり上げ、まん丸に膨らんだお腹は、まるで風船のように張
っていて、それを見た葉須香はまた笑ってしまった。
「そんなに笑うなよ、葉須香ちゃん」
「柏餅が美味しすぎるんだよ!こうしないと苦しいんだ」
「ってお前、それ本気で食いすぎだろ!まあ俺もだけど」
ほとんどの男子たちがシャツをまくり上げ始めており、みんな似たり寄
ったりだった。
「お前すごいな..いや俺のもすげえ膨らんでるな」
「やべえ、これじゃ腹筋どころか、柏餅筋だな!」
「んもぉ〜、笑わせないでってばぁ!く、くしゅんっ!」
葉須香は鼻をすする音を立てながらも、肩を震わせて笑い続けてた。
そのくしゃみは明らかに花粉症の薬を飲んでない証拠であり、くしゃみ
の頻度も増していった。
「葉須香ちゃん、大丈夫か?花粉症まだ続いてるのか?」
「最近はそんなにはひどくはないから大丈夫」
葉須香が手をひらひらと振り、まるで何でもないかのように笑顔を浮か
べた。
「今日は..みんなが笑わすから..くしゅん」「すまんすまん」
「んもぉ〜、くしゅん」
そう言う葉須香の鼻先は赤くなり、目も少し潤んでいる。明らかに症状
が出ているのだが、本人は全く気にしていないようだった。
どうやら、パーツの罰では以前の様な落ちたらアウトみたいなものが無
いのを許奇が伝えており、花粉症への対策を必死にやらなくて良くなって
いた。花粉の飛散量も少なくなっており、先月のような花粉症への警戒心
はすっかり緩んでしまったようだ。
しかも、午後は普通の全裸起立の罰でいいと言われたことで、葉須香は
この柏餅の罰に隠された凄い秘密に気づかなかった。
「くしゅん!くしゅんっ!く、くしゅんっ!」
連続するくしゃみの後で葉須香は慌ててティッシュを取り出し、鼻を
押さえた。
くしゃみの勢いで少し鼻水が垂れてしまい、葉須香は顔を真っ赤にし
て恥ずかしそうに笑った。
「や、やだぁ!笑わないでよぉ!そんなに出てないから」
「わかってるよ。葉須香ちゃん」「俺たち、腹が苦しくてそれどころじ
ゃねーよ」
男子たちにとって、鼻水が垂れたことはどうでもよく、葉須香が気に
しない股間に全員注目していたのだ。
ぼそぼそ「おい!今の見たか?」「バッチリ見た!」
ぼそぼそ「葉須香ちゃんの陰唇、一瞬開いたよな?」「ああ!」
ぼそぼそ「こ、これが許奇の言ってた警戒心の緩みか!」
ぼそぼそ「それにしても、くしゃみだけで開くものなのか?」
「くしゅん!く、くしゅんっ!」
再び大きなくしゃみが教室に響き、葉須香はすぐにティッシュで鼻を押
さえた。けれど少し遅れてしまい、鼻先には透明な鼻水がほんのり見える。
葉須香は慌ててそれを拭き取りながら、照れくさそうに笑った。
「いやぁぁぁ〜。鼻の方は見ないでぇぇ」
頬を赤らめて周囲を見回す葉須香が、男子たちが顔に視線が向いてなか
ったことにホッとした。
が、教室の隅、窓際の席に陣取る男子たちがヒソヒソと声で何かを確認
しあっていた。
「やっぱ、割れ目がくしゃみと同時に普通に開いたぞ!」
「ああ、何かピンクっぽいのが見えたぞ!」「マジか!」
いつもだと開脚しても閉じたままの割れ目があっさり開くことを信じら
れず、目の錯覚だと思いたくもなった。ちょうどその瞬間、また葉須香が
くしゃみをしたのだ。
「くしゅんっ!」
くしゃみの勢いで前のめりになる葉須香。そのあと、ティッシュを手に
取って慌てて鼻を押さえる姿に、男子たちは驚いた。
「今見えたぞ!葉須香ちゃんのおま●このピンク見えたぞ!」
「ああ!俺も見た!」
「でも何で急にあんなに開くように?」
「しかも、葉須香ちゃん、まったく気づいてないよな」
「この大チャンス、バレないようにしようぜ」「ああ」
男子たちは手で口を隠しながら股間に気づいてないフリをした。
もちろん、小さなくしゃみの時は何の変化はなく、鼻をすする音が聞こ
えるだけだった。
「でもさ、何で葉須香ちゃん気づかないんだ?」
「あっ!家庭科の授業のせいじゃないか!聞いた話だと、葉須香ちゃんの
くぱあ丸出しのままらしいぞ」「じゃあ開きやすくなってるのも!」
「ちくしょぉ〜。許奇のやつ、ここまで計算してたのかよ!憎い演出だぜ」
「あんなに俺たち、必死に願っても見せなかったのに」「ああ」
そう、くぱあを見るために「落ちろ!落ちろ!」と男子たちの心の中は
その一念で埋め尽くされた枯れ葉の罰は最後まで少しも見れなかった。
パーツの罰ではもう、くぱあが見れる機会はないと思う、柏餅の罰では
よりそれが無理だと深く実感したのだ。
そう思ってた矢先、普通の全裸起立の罰で、突然の御褒美が待っていた。
「くしゅん!」
最初の柏餅の罰の午後に葉須香のくしゃみが聞こえた。その瞬間、男子
たちは目を見開いた。
割れ目の大陰唇が普通に大きく揺れた。時間が止まったかのように男子
たちが固唾を飲む中、次の瞬間にくぱっと割れ目が開いた。
くぱあというレベルの開きではないが、明らかにピンク色の恥部が見え
てしまった。
ついに葉須香のおま●この入口が男子たちに晒されたのであり、待ちに
待ったくぱあへの一歩が見えた瞬間だった。
美味しい柏餅も食べれて、ピンクの部分も見える柏餅の罰は大好評であ
り、葉須香にはしばらく言わないでおこうと決めた。
もちろん、この罰にも許奇が見え過ぎないように罠を仕込んであり、く
しゃみの瞬間を終始狙えないようにしていた。
それは自業自得、男子たちは柏餅を毎回食べ過ぎてしまい、機敏な動き
が全く出来なくなっていた。
その様子を近くで見ていた女子たちはクスクスと笑っていた。
「くしゃみだけじゃないのにね〜。今日もそこには気づかないんだ」
「いや、あんなに柏餅食べて、くしゃみに反応するだけ偉くない?」
「大体、開くの一瞬だけだし、あれであんなに喜ぶんだ〜」
「私たちの時なんて、奥の方まで見れるのにね〜」
「まあ、でも大満足してるからいいんじゃない」
女子たちが言う通り、今の男子たちにとっては、これでも充分な御褒美
であった。
ただ、クラスメイトの不自然なやり取りが続くと、葉須香も何かを感じ、
ふと男子たちの方を振り返った。
「もしかして、私のくしゃみってそんなに気になってない?」
その問いに、男子たちは慌てて目を逸らした。男子の1人が咳払いをし
ながら適当な話題をでっち上げる。
「いや、あんまり顔を見るのは悪いと思って..鼻水見られるの恥ずかし
いだろ?」
「そう?…くしゅんっ!」
またしてもくしゃみをする葉須香。その瞬間、男子たちは顔を見合わせ
てガッツポーズをとった。
「今開いたな!」
「ああ、バッチリ」
そんな密かな御褒美に気づくこともなく、柏餅の罰の葉須香の午後はく
しゃみと共に過ごしていった。
男子たちの歓喜は、葉須香が知らないところでますます盛り上がってい
くのだった。
まさか、柏餅の罰の本当のメインが午後の全裸起立にあるとは葉須香は
今日も気づかないまま、男子たちに大事なとこを見せてしまった。
まあ、男子たちも今さら、花粉症対策を怠っても意味がないとは思って
いた1日目、くしゃみの度に見えるピンクの箇所に許奇への感謝が溢れて
きた。
「GW前の許奇の言葉が、今やっと理解できたぜ!こういう事か!」
「俺は今、。感謝の気持ちでいっぱいだ!」
「葉須香ちゃんが気づく前にとことん見るぞ」
再び、花粉症対策を取られる前に楽しむ男子たちだったか、当の葉須香
はティッシュで鼻をかむのに夢中で全く気づかない。教室の窓から入る花
粉が、葉須香の無防備なおま●こを数回開かせていた。
翌日から、葉須香に見つからないよう、教室の換気の回数を増やした。
葉須香を笑わせて油断させるのも実行した。
「今日も花粉症の対策忘れてるな!あとはくしゃみを待つだけだ」
「しばらく、俺たちは御褒美もらいまくりだな」
どうやら、男子たちの日々膨らんでいくお腹に油断してる葉須香は股間
に気づかずにくしゃみを何回もしてしまった。
あまりの御褒美のせいか、数人の男子が股間のテントの爆発を抑えきれ
ず、しくじった顔を机に伏せる始末だ。
柏餅の罰もそろそろ終わる頃には、葉須香ママの方も張り切って、餅の
量が倍増したが、完食してしまう男子たち。もはや膨れ上がった太鼓腹は、
女子たちも思わず心配してきた。
「ちょっと、あれ全部食べちゃったの?あんたたちバカなの?」
「俺たちの腹は無限なのさ!こんなことで午後の授業は休めないのさ」
「って言うか教室の窓全部開けっ放しって..ここまでしたら気づくわよ」
「このぽんぽこお腹に注目させるから問題ないっ」ぽんっ!ぼぼんっ!
意外なことに男子たちの努力は報われる。股間の無防備さは続き、くし
ゃみが多くなってることにも気づかなかった。
そして、柏餅の罰の最終日に運命の時が訪れる。ここ数日間、食べ過ぎ
た影響で明らかにバレバレの首の動きに葉須香が気づいてしまった。
「くしゅん、くしゅん」(え?)
ほとんどの視線が自分の股間に集中していたのを見つけた葉須香。何か
に気づいて顔を真っ赤にし、慌てて股間を手で隠そうとしたときに、突然
鼻がむずむずし、間に合わずにくしゃみが出てしまった。
くしゃみの音が響き渡り、男子たちは葉須香の股間を見ると、葉須香が
恥ずかしそうに「こ、これ、いつから..」と呟いたが、男子たちは口を
押さえながら視線を逸らした。
今さらながら、家庭科の授業でのくぱあが影響で、簡単に開くことに気
づいた葉須香は恥ずかしさで顔を真っ赤にしていた。
そんな中でも、くしゃみが出てしまい、男子たちに御褒美を与えてしま
うのだ。
「これ、先生が考えたんでしょ!何か柏の葉でずっと隠せるのに何か怪し
かったのよぉぉ」
そんな中、タイミングよく教室のドアが開き、許奇が手に持った出席簿
を軽く肩に叩きながら入ってきた。
「やれやれ」とため息をつきながら、出席簿で肩をもう一度叩き、「よう
やく気づいたのか」と言った。
葉須香は許奇の方へ振り返り、顔を真っ赤にして抗議の目を向けた。
「もしかして家庭科でずっと開いたままで立っていたのも、最初からこれ
が目的で..」
許奇は葉須香の反応を楽しむかように、ゆっくりと歩いてきた。そして、
大胆にも出席簿で葉須香のお尻をパシンッと軽く叩いた。
「ここまでされて忘れ物を続けるお前が悪いっ」パシンッ!
「ひゃぁんっ!」
「次のレベルアップでは、これぐらいでは済まされないぞ」
「え?」
驚く葉須香の声が響く中、許奇はさらに追い打ちをかけるように、思わ
せぶりな笑みを浮かべた。
「葉須香、ちょっと耳を貸せ」
許奇が小声で提案したのは、明日のレベルアップへの大胆な宣言であり、
それを聞いた葉須香は首を何回も左右へ振った。
「何でそんなことを言う必要があるんですか!」
「さすがに、ここまで言えば忘れ物はしないだろ?」
「ぅぅっ..」
「今回は気づかないお前も悪い!気を引き締めるやめにも言った方が良い
ぞ!」「わ、わかりました」
葉須香は数回、深呼吸を繰り返したあとで、許奇の言葉を思い出しなが
ら、明日のレベルアップを自分から宣言した。
ただ、恥ずかしさで男子たちの方は見ることは出来ず、天井を見上げな
がら声を張り上げた。
「明日も忘れ物をしたら……パーツの罰をレベルアップします。もちろん、
それでも忘れ物を続けたら、今よりももっと開くことをここに宣言します」
葉須香の宣言は教室の隅々まで響き渡り、男子たちが一斉に歓喜した。
言うまでもないが、葉須香の顔はもっと真っ赤になり、耳まで熱くなる
のを感じた。
すると、許奇が勢いよく葉須香のお尻を出席簿で叩くと、葉須香の恥丘
は前に突き出した形となった。
パシンッ!「つまり、これより開くという事だ!」
「うおっ!ピンク見えたぞ!」「すげぇぞ、許奇!」
くしゃみで開いたシーンを尻叩きで再現した許奇。だが、許奇がこれで
許すはずはなかった。
「ほら、もう1回宣言だ」
「え?」
パシンッ!再びお尻を叩く音が響く。葉須香はまた恥丘を前に突き出し
た。
「ああっ!それはダメェェ〜」
「これでも手加減してるんだぞ!これ以上、開かせてもいいのか?」
「い、言います!明日も忘れ物をしたら、レベルアップでします。忘れ物
を続けたら、これ以上開くことをここに宣言します」
「よし!いいぞ」パシンッ!
最後にまた尻叩きをされ、葉須香の恥丘は開いてピンクの部分を晒して
しまう。痛さはさほど無いが、叩かれる度に強い振動を与えられ、体の奥
まで響く感覚だった。
「ここまですれば、忘れ物はしないだろう。明日は用意したものが無駄に
なるように期待してるからな」
「は、はい」
この瞬間だけは、男子たちも「そうだぜ!忘れもんするなよ」「俺たち
をガッカリさせてくれ」と葉須香を応援し、教室の雰囲気は一層盛り上が
ったのであった。
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