第26話「腰タオル1枚で」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 6月上旬、梅雨の時期ということもあり、雨の日がずっと続いている。  通学する生徒にとって、こうも雨が降り続けると憂鬱にもなりそうだが、 葉須香のクラスの男子たちは毎日が楽しくてたまらない。  雨が降り続けているのに明日も雨が降りますように日々祈っているよう であった。  ここまで雨を歓迎するには訳があり、葉須香が絡んでいるのは言うまで ないだろう。  それは葉須香が去年同様に傘の置き忘れをして登校してくるからだ。  葉須香はバスか自転車かで通学しており、雨が降る日は必ずといってバ スで学校に通学してくる。  よくバスの中に傘の置忘れをしてしまう人がいるように、葉須香もよく 傘を置き忘れてバスを降りてしまうのであった。  ただ葉須香の場合、雨が降っていても置き忘れて降りるので呆れてしま うほどの忘れ癖のひどさだろう。  だから、置き忘れた時は停留所から学校まで頭にカバンを乗せながら走 るしかない。  小雨の時はそれほど濡れないが、大雨だと制服はびしょびしょとなり、 濡れたままで教室に向かうしかなかった。 「はぁはぁ..」「また傘を忘れたのかよ。葉須香ちゃん」 「しょうがないなぁ〜。じゃあ服を乾かさないとな〜」  そういって何と男子たちが堂々と葉須香の制服に手を掛けてきた。 「あ・あの..自分で脱ぎますから..」 「どうせ、罰でショーツ1枚になるんだろ?ほら、脱いだぬいだ〜、ちゃ んと乾かしてやるんだから」 「いやっ、脱がさないでぇ〜」  葉須香の悲鳴を無視するかのように男子たちが上着を捲りはじめる。 「今日は水色のブラだね。こっちも結構濡れてるな」 「濡れてるのは乾かさないとな」「そうそう、風邪ひいちゃうし〜」 「じゃあ、シャツをまず乾かさないとな」  捲った上着があっという間に脱がされ、ブラ1枚となった葉須香の背中 に次の魔手が伸び、今度はブラのホックを外してくる。  パチンッ。「ぁぁっ、外さないでっ!」 「今さら、何を言ってんだよ。ほら手をさっさと放したはなした」 「いやぁぁっ!!」 「わがままだなぁ〜葉須香ちゃんは。じゃあ、万歳しような」 「それぇー、万歳ばんざぁぃっと」「やめてぇぇぇ〜」  男子たちが強引に葉須香の両手首を掴んで天井方向に思い切り引っ張っ てきてバンザイの格好にし、ブラをあっさりと取ってポイッと放り投げる。  丸出しのおっぱいが揺れる中で、そのままバンザイの格好でスカートを 外され濡れたショーツ1枚だけとなった。 「いやぁぁぁっ!見ないでぇぇーー」 「ショーツも結構濡れてるね。これは乾かさないといけないな」 「そーだな。いけないな。うんうん」 「すぐ乾きますから、そのままにして」 「そんなこと言っても。これは罰だしね」「そーだな。罰だからな」 「ううぅぅ..」  そう、実はお尻太鼓の罰は雨季に入ると終わる事になり、雨季にあった 罰が始まる事になったのだ。  その罰を開始するために男子たちが予め用意していたタオルを葉須香の 腰に巻いていき、巻き終えると大胆にタオルの中に手を入れてショーツを 下ろしてきた。  これが新しい雨季の罰「腰タオル1枚の罰」であり、傘を忘れた段階で 男子たちが勝手に実行していいことになっていた。  つまり傘を忘れて登校してしまうと、葉須香は教室に入ると同時に男子 たちによって服や下着を脱がされ、銭湯に入浴ような格好にされてしまう。  もちろん、ショーツを脱がす時は必ずタオルを巻いて行う事が絶対条件 になってたので、葉須香の大事なところが見られることはなかった。  けど、男子たちの手で着てるものを全て剥がされてしまうのは相当恥ず かしいことだろう。  それも腰タオルの方も完全に巻いてるわけではないので葉須香にとって は不安でしかたない。    布を被せて巻く腰タオルならいいのだが、葉須香の腰タオルはそうでは なく、腰の横の上側の1箇所だけを軽く結んだものであるのだ。  当然ながら結び目のすぐ下からはタオルのスリットが出来ており、葉須 香の生の横臀部が見えている。  さらに男子が結んだものだから、もしかするとちょっとしたことでパラ リと解けてしまう可能性もあるだろう。  葉須香の最後の場所である「おま●こ」が見えるかも知れない雨季限定 の腰タオルの罰に男子たちはずっと続けて欲しいと思っていた。  何せ、この腰タオルの罰も少しずつながらレベルアップしており、タオ ルの長さと幅が少しずつ減っているからだ。  これはスリットの幅が広くなるのと丈が短くなるわけであり、少しでも 捲れれたり解けたりすれば恥丘が晒されるということである。  更には生地まで薄くなってきているので葉須香の恥丘の守りがどんどん 弱くなってるのだ。  もし男子が変な風にタオルを付ければ、その日の内に葉須香の恥丘は視 線の征服にあうだろう。  これは恥丘の危機が確実に刻々と迫っているのかも知れない。  ただ雨季と言っても雨がそこまで降り続けるわけがなく、雨が降らない 日は葉須香自身が脱いで自分で腰タオルをつける罰となった。  自分で結ぶ以上は相当固めに結んでいるはずなので、雨が続かないよう になると男子たちが違う罰を要求するようになってきた。  こうして雨季の罰の腰タオルの罰は終わるのであったが、男子たちは1 つだけ大きな勘違いをしていることに後で気づいた。

どうやら、葉須香の結び方が下手だったら
しく、実は葉須香が結んだ時の方が解き易
かったようであった。
それも、なかなか結べないことに焦ってい
たのか肝心の恥丘が無防備にチラチラと
見えてしまっていた。
(あ〜ん、うまく結べないぃ..)
悲しいことに男子たちは、せっかく見えて
る葉須香の恥丘を見逃していた。

どうやら男子たちは、「どうせ、がっちり
結んで見えるわけが無い」と思い込んでい
たらしく、葉須香の揺れるおっぱいばかり
見えていたらしい。
おそるべし、思い込み。かなり恥丘が見え
ているのに誰も気づかなかったとは。
まあ、この罰自体の回数が雨季のせいで
少なかったのが幸いしたのだろう。

つまり、この罰がもし続いていたら今頃、
葉須香の恥丘は何度も晒されていたので
あり、この事実を知った男子たちはしば
らくの間、相当悔しがって影で泣いてい
たようだった。

そんな惜しい罰を変えてしまうことになっ
たが、中旬からの罰もある意味、腰タオル
の罰に引けを取らないものとなっていた。

「葉須香、次にの罰だが今度忘れ物をしたら、おっぱいに正の字を書かせ てもらうぞ」 「正の字って..どういう事ですか..」 「忘れた回数を身体で覚える為に書くことにするからだ」 「そんな...」 「もちろん、消えないように油性マジックで書くから忘れたら大変だからな」 「油性マジックって..ひどすぎます」 「まあ、油性と言っても2週間ほどで消えるものだから諦めるんだな」 「・・・わ・わかりました..」  おっぱいに字を書かれる恥ずかしいレベルアップ。  もう、腰タオルまできた葉須香にとっては、おっぱいだけを見せるだけ では済まないということを深く実感してしまう。  さすがの葉須香もおっぱいに字を書かれるのは嫌であり、何とか忘れ物 をなくそうとするが、それでも翌日には忘れ物をしてしまうのは葉須香ら しいとこだろう。  ついにおっぱいに字を書かれることになる油性マジックの罰が開始する。  ちなみに全身の格好は以前と同じショーツ1枚を身に着けたものに戻る ことになった。 「じゃあ、正の字を書かせてもらうぞ。葉須香」 「はい..」  キュポン。笛地が油性マジックの蓋を開け、マジックの先が葉須香のお っぱいに迫る。  油性マジックの先が触れ、葉須香のおっぱいに恥ずかしい1本の黒い線 が入る。  女性にとっておっぱいにマジックで書かれることは、かなり屈辱的な事 だろう。  いくら2週間ほどで消えると言っても、それまでは無様なおっぱいとな ってしまうのである。 「今度こそもう2度と忘れ物をするものですか..」  と誓う葉須香だが、結局、その日以降も忘れ物が続いてしまうのである。  こうして、どんどんとおっぱいに描かれていく正の字。  正の字が増えていく内に、葉須香のおっぱいは徐々に無様な姿へなって いく。  そうなってくると、男子達も遠慮をしなくなり平気でおっぱいを揉んだ り、服を捲ってくる者も現れた。  当然、1度でもそういうイタズラがされていくと、それに便乗して他の 男子までが葉須香のおっぱいを揉んだり、服を捲ったりしてくるのだ。  最近では忘れ物が発覚すると葉須香が服を脱ごうとする前に、雨季の罰 でしたように男子たちが服を脱がしてくるのだ。 「な・なにっ、するんですか!」 「罰だから脱がすだけだよ」「そうそう」 「そんな勝手に..」  こうなると男子が脱がす事も当たり前となってきており、いきなり男子 が後ろから服を捲っておっぱいを出してしまう事も起こり始めてきた。 「葉須香ちゃん、もしかして国語の教科書、忘れてるだろ?」 「あっ・・・は・はい、忘れてます...」 「それじゃ、早くおっぱいを出さなくちゃね」ぐにゅっ 「ちょっと、揉まないでよ..」 「そんなことより、早く上着を捲らないとな」 「だからって..触らないでください..」 「いいじゃねーか、良かったら捲ってやろーか」  そんなやりとりをしてると、すぐに葉須香の周りには多くの男子が囲う ように集まってしまい囲いはじめ、この状況から逃げる術を失ってしまっ た感じであった。 「それじゃ、みんなで脱がすの手伝ってやるよ」 「け・結構です..」 「結構ということは良いということだね〜」 「ち・違いま・・・」  葉須香が言葉を言う前に、男子たちの無数の手が次々と服へ伸びていく。

「きゃああ〜お願いだからやめてっ」
何とか悲鳴を出した葉須香だが、もう男子た
ちの無数の手の暴走が止まるはずはなかった。
「じゃあ俺、上着いくぜ」
「こっちはスカートだ」「ああぁ..待って」
葉須香が抵抗する間もなく、男子たちが次々
と葉須香の服を剥いでいってしまう。
上着はあっという間に捲られ、スカートもあ
っさりと落とされ、数秒で下着姿にされてし
まった葉須香。
「今日は色違いの下着なんだ〜」
「ピンクのブラも凄く可愛いなぁ」
「じゃあ、そろそろお手手あげましょうね」
「えっ..」

2・3人の男子の手が捲った上着を両腕にか
らめて天井の方へ引っ張ってしまう。
葉須香の両腕の自由が利かなくなったところ
で男子の掛け声でピンクのブラに手がかかった。
「じゃあ、おっぱいポロリといきますかぁ〜」
「そーれーぽろりんと♪」
ぺろんっ♪ぶるぶるんっ♪

 まだ1分も経ってない内に、ショーツ一枚の姿にされてしまった葉須香 だが、まだまだ恥辱の手が伸びてくるのだ。 「みっともない正の字、かくしてあげなくちゃな」ぐにゅっ 「ちょっとぉ〜やめてっ」 「じゃあ、俺は右のおっぱいぃぃー」ぐにゅぐにゅっ 「ぁぁっ..」  隠すと言う名目で男子たちに、おっぱいを揉まれ始めてしまい、やりた い放題になってしまっている。  こうなると、かなり危険な状態となっており、葉須香が抵抗できないの をいいことに、どさくさ紛れにショーツに手をかける者までが出てしまった。 「えっ!?」 「おっと、間違えちゃったぜ」ぺろんっ 「きゃぁぁっっ!」  一瞬だけわざと葉須香のショーツを捲ってしまった男子。  すぐに元の位置に戻してくれたが、脱がした男子や近くにいた一部の男 子には恥丘を一瞬だけでも見られてしまった。  こうして、どんどんエスカレートしていく男子たちの行為。  当然、その行動は笛地の耳にも入り、意外にもこのエスカレートした事 に対して男子を叱ってきたのだ。 「お前らが勝手に罰を行うなら、忘れんぼの罰を無くすことにするぞ」 「そんな俺たちはただ..」 「言い訳は無用だ。今後勝手な行為をしたら罰をレベルダウンするからな」  笛地のレベルダウンの言葉にようやくエッチなイタズラが治まってきた のだが、笛地がこのまま素直にレベルダウンするわけがなかった。  ある日、イタズラを止められてストレスが溜まる男子たちにとんでもな い妥協案を出してきたのであった。 「お前たちが胸を揉んだり、服を捲りたいのは良くわかる。だがな、お前 たちの行為はただの集団強姦行為だ」 「ぅぅ..それは..」 「いくら先生でも、そんな行為を認めるわけにはいかないのはわかるだろ?」 「はい..」 「だが、健全としたものであれば先生も特別な罰として認めることにしよ うではないか」  何と笛地がとんでもないことを言い出そうな雰囲気に男子たちの期待感 が高まっていく。 「健全なものってどういうことですか」 「ここは、特別な罰としてみんなでおしくらまんじゅうをやるのはどうだ ろうか」「おしくらまんじゅうですか..」 「ああ、短期間の特別な罰として、葉須香を中心にしておしくらまんじゅ うを行う罰だ。ただし、葉須香にはちゃんと服を着てもらうがな」 「何だ〜ショーツ1枚じゃないのかよ〜」 「当たり前だ、そんな破廉恥なものはおしくらまんじゅうではない」 「ちぇっ..でもまあいいか..俺は笛地の意見に賛成だな」 「う〜ん、俺もそれでいいや」「俺も〜」  意外にも笛地の罰の案に素直に同意する男子たちだが、このおしくらま んじゅうの罰が、かなりとんでもない罰になることを誰もが密かに思って いたのだ。  そして、そんな男子たちや笛地の真意を気づかずに罰を受け入れてしま った葉須香にとんでもない羞恥が襲い掛かってくるのであった。


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