第22話「悩ましい美術の授業」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今、葉須香は美術の授業で忘れものをした罰を受けていた。  その罰とはモデルの罰であり、今やショーツまで脱がされ完全に全裸と して立たされてしまっている。  当然ながら、ショーツを取られた葉須香に男子たちの黄色い声援が次々 と飛んできた。 「いいぜー、お尻もぷるぷるして可愛いぜ」 「カツラの髪の毛がエッチっぽいぜー」  男子たちの視線は、より股間へと集中していく。  それも仕方のないことだろう。何せ、今の葉須香の姿は長髪のカツラで 股間を覆うだけの姿であり、そのカツラの毛の中には本物の茂みも混じっ ているのだから。 (...ああっ..後ろは見ないで..)  葉須香は隠してる前よりも後ろの方も気になって仕方がない。  台の上に乗ったこといよって男子の視線がお尻の奥まで覗かれてしまう 恐れがあるからだ。  葉須香は必死にお尻に力を入れて奥の秘部が見えないように閉じる努力 をしていた。  ただ、まだ前の方へ視線が集中していることから後ろを注目してるもの はいなかった。  クラスの全員が葉須香の身体に釘付けにしている中、いよいよデッサン が再開しようとしている。  こんな姿で今からデッサンされるのにも耐え切れない葉須香だが、更な る羞恥を笛地が要求してきた。 「葉須香、どうせだからもっと細かいポーズをとってみよう」 「細かいポーズって・・・・」 「まずは、おっぱいを隠している右手だが軽く揉む風な感じで手を広げて くれないか」 「手を広げるって...」 「時間がないから先生がポーズを作ってやろう。まずは手を広げるんだ」 「はい..」  笛地は葉須香の広げた右手の指を1本ずつ位置を決めていく。  そんな中、指の後ろに隠れていた葉須香の乳首を見つけた笛地がとんで もない事をしてきた。 「人差し指と中指の間からは乳首を出した方がいいな」 「えっ..乳首って..」 「ちょっと摘むぞ」 「あぁ..」  笛地は大胆にも中指の後ろに隠れてた乳首をひょいとつまんで表に出し てきた。  出すと同時にそれまで柔らかかった乳首が出された途端に徐々に固く勃 ってくる。  そんな固くなってくる乳首に笛地は更なる大胆な事をしてきたのだ。 「う〜ん、今日はこれぐらい勃った方かいいかも知れんな。だが、ちょっ と中途半端か」 「せ・先生!?何を?」 「少し弄るだけだから我慢してくれ」  笛地はそう言うと何と指で軽く葉須香の乳頭をなぞってくる。  わずか数秒の事だが、笛地の巧みな擦り方と恥ずかしさのせいもあって、 あっという間に葉須香の乳首は固くピンと勃ってしまった。 「ぁぁ..」 「よし、これぐらいでいいか」 「・・・・・」 「後はこれを人差し指と中指の奧で挟むんだ」  固くピンと勃った乳首を挟む様にされてしまった葉須香。  指には固くなっていく感触が伝わってしまい、より恥ずかしさを感じて しまうことになる。  そんな葉須香に笛地の卑猥な指示はまだ襲い掛かってきたのだ。 「よし上はこれでOKだな。次は下だが大事な所だから手を動かすのはや めよう」「・・・・・・はい...」 「ただ、どうしても1本だけ指を動かしたいんだがいいか?」 「えっ..1本ですか..」 「大した事じゃない。この中指をこう折り曲げて髪の毛を押さえるだけだ」  不安になっている葉須香の手に笛地の指示を行う手が迫る。  さすがに女性の大事なとこだけに、今度は触れないように気遣いながら 葉須香の中指だけをつまんで折り曲げてきた。  そして、その折り曲げた中指を長髪のカツラの中に沈めるように入れて きたのだ。 「!!ぁぁっ・・・・」 「ん?どうかしたのか?」 「・・・いえ..何でもありません...」 「そうか..それならいいが..」  笛地は狙って入れてきたのだろうか?髪の中に沈められた中指は何と葉 須香の大事な所の一番敏感な箇所にピッタシ当たるようにしてきたのであ った。  そう今、葉須香の中指は女性にとって敏感な箇所であるクリトリスをし っかり当てる形になってしまったのだ。  こんな卑猥なポーズを平然と命令する笛地は、もはや考えがおかしくな っているとしか思えない。  でも、そんな笛地の授業で忘れたものをした葉須香は何も言えず、この 状態をただ受け入れるしかなかった。  ついに完成した卑猥な葉須香のポーズを前に笛地は平然とポーズの解説 をし始めた。 「よし、これで完成だ。タイトルはそうだな..悩ましいヴィーナスの誕 生ってとこだな」 「さすがー先生、見事なポーズだぜ〜!」 「ひゅーひゅー葉須香ちゃん、サイコーだぜ」 「じゃあ、そろそろみんな、ポーズも決まったからデッサンを開始してくれ」  笛地の非情な合図と共に葉須香の身体の描画が始まった。  男子たちは我先にと前に近づき、葉須香の身体を注目してくる。  今でも逃げ出したい気分でいっぱいの葉須香だが、それも出来ずにただ この身体を晒すしかない。  男子たちは荒い息を立てながら、いろんな角度から葉須香の裸を観察し ていた。 「すげーな。マジですっぽんぽんだぜ」 「おい、こっちから見てみろよ。すげーもん見れるぜ!」 「!!」  葉須香の後ろに回っている数人の男子たちが何やら興奮して騒いでいる。  他の男子たちは後ろ側に興奮する理由が掴めなかったが、高い台に乗っ ている葉須香の背姿を考えてると答えが自ずとわかってきたのであった。 「う・後ろはあんまり見ないでっ!!」  葉須香の叫びに近い願いを無視しながら、お尻を下側の方から覗いてく る男子たち。  そう、その視線はお尻の間から見える部分に集中していた。  足をいくらぴっしり閉じていても、どうしても空いてしまう部分から見 えてしまう股下の恥部。  葉須香のおま●こが見えてしまうポイントであったのだ。  ただ、残念なことに影が出来てはっきりと見ることは出来ないが、ある 程度の形はわかってしまうので覗く男子たちを十分に満足させるものにな っていた。 「すげー、マジ見えだぜ。影さえなければバッチリなんだがな..」 「少しでも足開かせれば良かったな」 「その内、罰がレベルアップすれば見れそうだな。へへ」 「おい、お前ら。いつまでも覗いているんじゃない。ちゃんとデッサンに 集中しろ!」  あまりにも露骨な態度を出していた男子に注意をする笛地。  だが、あまり効果はなく男子たちは葉須香の身体を舐めるように見続け ていた。  男子の注目や視線が集まるに連れて、葉須香自身の身体にも変化がし始 めてくる。  何と身体がだんだんと火照り、息までも徐々に荒くなってきたのであった。 (なんで..こんなに身体が熱くなってきてるの?)  身体が物凄く火照る中で当然、胸のほうにも変化が現れていく。  さっき、笛地に無理矢理立たされた乳首が今では自分からピンと固くな ってくる。  そんな固くなった乳首に気づいた男子がニタニタしながら言葉で責めて きたのだ。 「葉須香ちゃーん、乳首ビンビンだぜ〜〜もしかして感じるんだろ?」 「悩ましいヴィーナスじゃなくて感じるヴィーナスってか?」 「か・感じてませんっ!!」  男子のからかう声に抵抗する葉須香だったが、実際には感じてない事は なかった。  丸裸で立たされてる恥ずかしさとこの卑猥なポーズのせいで身体はすっ かり火照っている。  濡れるとこまでいかないが、濡れでもしたら淫乱扱いされてしまうだろう。  息が少し荒くなりながらも、葉須香は必死に火照りを治めようと努力を する。このまま少しでも悶えてしまったら、一巻の終わりだからだ。  でも..身体の反応はだんだんと敏感になり時たま身体がぴくっと反応 しまう。  そんな葉須香の反応に男子たちはますます興奮を高めていった。 「おいおい、また震えたぜ。マジで感じてるんじゃねーか?」 「このまま、ずっと見ていたいぜ。時間が止まってくれねーかな」 「絵なんかより別のとこをかいてしまうぜ」  男子たちの卑猥な言葉で今の自分自身がどれだけ卑猥かを思い知らされ る葉須香。  自分が卑猥だと思うと余計に身体が熱くなってくる気がしてしまう。  葉須香は視線を上に向けて何とか、この火照りを何とかしようと模索した。  だが、視線を上に向けると恥部を押さえている自分の両手が自然に動い てしまいそうな感じがするのだ。  特にクリトリスを直に触れている中指は今でも勝手に動きそうで怖かった。  時間が過ぎていく内にだんだんと股間が熱くなってくる葉須香。  身体が熱くなってるせいか、クリトリスを押さえてる指先に少し湿った 感じがしてくる。  濡れてはいないが、このままじゃ、本当に濡れてしまうかも知れない。  何とか最後まで今の状態で耐えないといけない。もし仮に濡れてしまっ たら、それに対する罰までも笛地が用意するかも知れないのだ。  けど、クラスメイトの視姦で葉須香の身体はますます激しく火照ってくる。  濡れまいと思えば思うほど、指先の湿りが濃くなっていく葉須香だった。 (なんで?なんでこんなに感じてくるの...こんなに恥ずかしいのに..)  何とか必死で火照る身体に耐える葉須香だが、時間が経つにつれて身体 中からは次から次にと汗を噴出してきてしまい、息も完全に荒くなってし まう。  一体..今自分自身はどんな姿をみんなに見せてるんだろう。火照りに 悶える姿を考えると頭の中が真っ白になっていってしまう葉須香であった。  そんな葉須香に笛地が、仕打ちに近い言葉を掛けてくる。 「葉須香、ぼぉーとしてると下の手からカツラの毛が外れてしまうぞ。外 れたらカツラを没収するからな」 「そ・そんな...」  とんでもない笛地の仕打ちに、下を押さえている指に力が入ってしまう。  けど、強くは押さえてはいけない。この状態でクリトリスに力を加えた ら一気に気がおかしくなってしまうからだ。  葉須香は強く力を入れながらも慎重にカツラの毛を押さえていく。  ちょっとでも指が滑れば声をあげてしまいそうになるからである。  必死に刺激からくる快感に我慢する葉須香だが、どうしてもひくつく身 体を止めることが出来なかった。  ひくつく間隔もだんだんと短くなり、その反動も大きくなっていく。  男子たちはそんな葉須香に、より興奮してしまい野次を飛ばしてきた。 「おいおい、すげーぜ。腰がぴくぴくしてんぜ」 「こりゃ、マジでイくんじゃねーの?」 (やめてぇぇーーそんな事言うのぉぉ・・・本当に身体がおかしくなっち ゃうぅ・・・)

男子の卑猥な言葉に葉須香の性感はますます
高まっていく。
(ああぁ..早く授業が終わってくれないと..
感じちゃう...)
あともう少し我慢すれば開放される。
それだけを必死に我慢する葉須香だが、身体
の震えがいよいよ激しくなってくる。
それに合わせてクリトリスを押さえてる中指
も小刻みに震え始めてしまったのだ。
(ぁぁ..指が勝手に動いていく..)
震えてる中指の振動が、そのままクリトリス
へ通じてしまい、ますます身体の火照りも激
しくなる。

まるで、みんなの前で公開オナニーをしてる
様で恥ずかしくてたまらない。
チャイムが鳴るのはあと数分というのに、こ
こで喘いだら全てが終わってしまうのだ。
何とか必死に理性を保とうとする葉須香だが、
今度は男子の卑猥な野次が聞こえてくる。
「葉須香ちゃん〜本当に我慢しなくていいん
だよ」「声を出しても気にしないぜ」

 男子たちも葉須香がかなり危ない状態でいることに気づき始め、葉須香 を喘がそうとし始めてきたのだ。  もはや葉須香の目には授業の終わりを告げる時計の針を見るだけで精一 杯であった。  あと、もう少しで美術の時間が終わるはず、葉須香は残り時間を目で確 認して最後まで耐えるしかない。  けど、何でこんなに感じてしまうのだろうか..これまでも何度か今の 姿に近い形で立たされているのに、今回はどうしてこんなに反応してしま うのか。  もしかしたら、こういう性質を持っているのだろうか?  葉須香はいろいろな不安な考えを思いながらも最後まで頑張るしかなか ったのだ。  キンコーンーカンコーンー  葉須香の耳に終業の鐘の音が聞こえた。何とか男子たちのやらしい視線 や卑猥な言葉を浴びながらも最後まで耐え抜くことが出来たのであった。  だが、これはギリギリでの状態であり、葉須香の性感は全身に広がって 声を出す寸前だったのだ。  汗で全身がぐったりとなった葉須香の身体に笛地が丁寧にタオルをかけ てきた。 「よく最後まで頑張ったな。これに懲りて今度は美術の授業で忘れものす るなよ」「はぁはぁ..はぃ...」 「今度、俺が代理の美術の授業で忘れたら次は何も着けないでモデルをや ってもらうぞ」「えっ?そ・そんな..」 「そんなじゃない!忘れなければ問題ないことだ。わかったか、葉須香」 「は・はい...」  結局、今回もとんでもない限定レベルアップを宣言されてしまった葉須香。  次に笛地が代理をやる美術の授業で忘れたら、葉須香は完全なヌードモ デルをやらされる事になるだろう。  だが幸いだったのは、しばらくは美術の先生が休まなかったと言うこと だった。  でも、いつかはヌードモデルをやらされると思うと今度こそ忘れ癖を直 そうと決意する葉須香であった。  けど、運命はそんな葉須香を裏切るかのように次から次にと羞恥な出来 事を降り注ぐのであったのだ。


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