後編「浄水の間」


 女子社員たちが俗物出しの修行がようやく終わった頃、和尚はにこやか な顔で美奈の元へやってきた。 「どうじゃ。俗物をすっかり出した感想は?」 「・・・・・・」  美奈はもう正気を失って言葉を出せる感じではなかった。  潔癖症であった美奈がみんなの前で排泄物を出すのを見られるのは相当 なショックだったであろう。  みんなが美奈を哀れに思っている中、和尚1人だけは様子が違っていた。 「ほっほぉっ。お主ら、このおなごが可哀想と思っているじゃろ?」 「・・・・・」「・・・・・・・・」「・・・・・」「・・・・・・・・」 「残念だが、このおなごはお前らが思っている程、悔しんではないぞ」  和尚はいきなり美奈の両腕を掴み上に高く引っ張り皆の前に吊るして見 せた。 「ほら、よく見てみい。このおなごの淫らな姿を!!」  皆は和尚に言われ美奈の姿を観察した..  それと同時に和尚の言った言葉が理解できてしまった。  何と美奈の乳首はピンピンにそそり勃っていており、下の秘部からは愛 液が地面まで垂れていたのであった、  そう、美奈はあの惨めな状況を感じていたのだ。  もちろん。あの行為を気持ち良く感じているわけではない。  きっと、あまりの惨めさと恥かしさが奇妙な快感として襲いかかった結 果だろう。  美奈自身が正気を失っているのもそんな自分を感じたからかも知れない。  こんな井戸で排泄している自分、仲間にはしたない姿を晒す自分に感じ てしまった美奈。  辛くて惨めなのに排泄するのを見られてると濡れてくる...  それをもしかしたら望んでいたかも知れない...  いろんな思考が美奈自身の心を狂わしていたのであろう。 「どうじゃ。お主ら。これがこのおなごの本性じゃ!」  和尚は美奈の身体を大きく振り、そのまま地面に投げ倒してしまった。 「美奈!!」「美奈ちゃん」「美奈...」  みんなは地面に投げられた美奈に声をかけ始めた。  そんな中、美奈はその声に応えるように上半身を起こした。 「...あははっ...そ・そうよ..感じたわ...」  美奈は和尚に低い声で答えてきたのであった。 「ほぉー。やけに素直になったのー」 「..あははっ..そうよ。私は変態よ。変態なんだわ...」  美奈は身体を振るえながら和尚に言ってきた。 「そうか。そうか。変態か。よくぞ申したぞ」 「...あははっ..み・みんなも..わ・私をあざ笑って言いよ..」 「美奈...」 「わ・私はいやらしい変態なの..変態なのよ..」 「そうじゃ。お主は変態なのじゃ!!」 「あはははっっ!!み・みんな私を軽蔑していいのよ..あははっ..」  美奈があとわずがで心が壊れそうになった時... 「ああぁぁぁーーんん。和尚ぉぉーーさっきのもう一回やってぇぇー」  当然、美奈と和尚の間に睦代が割り込んできたのであった。 「なんじゃ。お主は急に?」 「ああぁぁぁーーんん。まだ私出し切れないのぉぉーーほらぁぁーー」  睦代は何とあれまみれの手を和尚に差し出してきたのであった。  そう、まるで狂った淫女の様に和尚に迫ってきたのだ。 「こらっ!そんなもの近づけるではない!!」和尚は少し後ずさりしてし まった。 「うへへっ。もっとさっきのを押してよぉぉー和尚ぉぉーー」 「こら止めぬか!!俗物出しはこれで終いじゃ!!」 「そんなぁぁぁぁーーーどうしても駄目ぇぇぇーー?」 「駄目じゃ。ほらっ次の修行じゃ。お主らついて参れ!!」  和尚は慌ててその間を先に出てしまった。  その和尚のスキを見て睦代は美奈に何らかの耳打ちをしたのであった。  その言葉に美奈の目に少し光が戻ってきたのであった。 「・・・・・・・・む・睦代..」 「ふふっ、少しは正気を戻した様ね。全く無茶するからよ」 「..ごめんなさい」 「いいこと。もうしばらく無茶はやめなさい。壊れたらおしまいなんだから」 「...うん」 「さて..次もろくな事が待っていそうね。せめて手が洗えればいいけどね」  美奈に微笑む睦代。そんな睦代にふみが上手く近づいてきたのであった。  ぼそぼそ。「珍しいわね。貴方もこんな無茶をしてくるなんて」  ぼそぼそ。「なぁに。あの和尚にムカついただけよ。ところで手は考えた?」  ぼそぼそ。「無理無理、隠しカメラになるべく映らないコツなら教えて あげるわ」  ぼそぼそ。「いくつあるの?」「いっぱい」「あ、そう..」  ぼそぼそ。「次が何がくるかは予想出来るわよ」「どんなの?」  ぼそぼそ。「洗う所ってとこかしら?」「そう、それなら助かるけど」  2人はある程度、会話を交わすとすぐに離れていった。  女子社員たちは今はとりあえず和尚に従ってついて行くしかなかった。  先ほどの行為がよほどこたえたのが誰1人文句を言わず、女子社員たち は次の修行の間まで足を運んだのであった。  次の修行の間は周りがコンクリートの殺風景な部屋であり、目の前の床 には女子社員たち分のスキーで履くバックルの様なものが設置していた。 「さあ、お主ら4つんばいとなってそこに足を乗せるがいい」  女子社員たちは抵抗したいのだが、また酷い目にあうのがわかっていた 為、素直に足をバックルに乗せてしまった。  和尚はそれを確認し何かのボタンを押すとバックルが女子社員たちの足 首を完全に固定してしまった。  そう、もう足の自由を女子社員たちは奪われてしまった。 「よし。それではご開帳と行くか」和尚はまた何かのボタンを押した。  それと同時に足元のバックルが左右外側に大きく移動した。  そう、女子社員たちの脚は強制的に和尚によって大きく開かれてしまった。  4つんばいとなって開脚された女子社員たちの姿が横1列に見事に並んだ。 「うーん、なかなか良い絶景だのー。だがのー汚いのは許せない事だのー」  そう、俗物出しの修行のすぐ後でここに連れてこられた為、とても人に は見せられない恥かしい状態のままであった。 「ふふっ。安心せい。この”浄水の間”でお主ら汚れた俗物を全て洗い流 してやろう」  和尚はそう言うとまたボタンを押した。  コンクリートの壁から小さな四角い穴が開き、そこからノズルが現われ た。 「まずは1番汚れている馬鹿娘から俗物を洗い流してやろう」  女子社員たち分のノズルは全て睦代の方へ向いてしまった。 (うわぁっ..どうやら狙われてしまった様ね...)  モータとコンプレッサの大きな音の後にノズルから凄い勢いの水が睦代 を襲った。 「ひぃぃぁぁぁぁっっっっっ!!!」悲鳴に近い睦代の声が部屋に響き渡 った。 (うえぇっ!!これ!!高圧水じゃないのっ!!)  そう、洗浄で使う高圧の水が睦代の身体中を襲い掛かったのであった。  電撃の様な鋭い快感が睦代の身体中を走り回った。 「くぅっっっっっ!!!」 「どうじゃ!!浄水の味は?」 (ま・まずいわ!!こ・こうなったら一か万かで...) 「はああぁぁぁんんんっっっっ!!!いっちゃうんんんっっっ!!」  睦代は4つんばいを崩し、お尻を上げた伏せの格好で悶え始めた。 「ああぁぁぁんんん!!もっともっと強くしてぇぇぇぇーーー!!」 「もっとぉぉーーもっとぉぉぉーー!!」 「なっ?この馬鹿娘は?」 「もっとぉぉーー責めてぇぇぇせめてぇぇぇんんん!!」 「ああぁぁぁんんんーーーもっとぉぉもっとぉぉーー」 「・・・・!!もう止めじゃ!!つまらん!!」和尚は高圧水を止めた。 「はぁはぁはぁ・・・・・」 「そこの馬鹿娘!!よがるのはそこまでじゃ!!さっさと4つんばいに直 れ!!」 「はぁはぁ・・・は・はぃ...」睦代はふらふらしながら4つんばいに 戻った。 (はぁはぁ...やばかったわ..あれ以上やられたら本当に気が狂って たわ..)  そう、睦代はまた得意の演技で何とか危機を脱していた。  だが、陰唇から大量にこぼれる愛液やビンビンに勃った乳首は決して演 技で出してるものではなかった。 (くぅぅっっ!!あの和尚、癖になったらどうすんのよ!!ああん。もう っ!!) と思いながらお尻を振って催促する自分に少し呆れていた。 「さあ、そろそろお前らの浄化をいくとするか」和尚がボタンを押すとノ ズルは再び女子社員たちのある箇所に向いたのであった。  そう、ノズルの先は女子社員たちのお尻の穴にしっかりと合わされてし まった。  高圧の水の脅威が女子社員たちを襲い、お尻の穴を洗うのだが、洗い終 わっても止まることはなかった。 「ついでに、おま●こもしっかり洗っておくとするかぁ〜」 「そんなぁ〜!」「いやぁぁ〜」  何と今度は高圧の水で膣内を洗われることになってしまった。  結局、この修行で何回もイかされ続けられることになり、ほとんどの女 子社員たちは腰が立たない程まで洗浄されることになったのである。  こうして俗物出しの修行が終わったのだが、まだまだいろんな修行が待 っており、最後まで理性を保ち続けようと必死に頑張ろうと決意する女子 社員たちであった。 <完>


「恥ずかしき研修−俗物出しの修行−」完