第2話「ボールを愛する超乳娘。」
はあ〜〜〜樹結歌です..
多少のセクハラには全然、問題なかったので、お姉さまの薦めでこの崎長商事に
入社したんだけど、入社当日からなんでこんな目にぃぃぃーー!!
「ああ〜ん!!お姉さまのばかばかばかばかばかばかぁぁぁーー」
私はお姉さまに騙された悔しさで泣きながらエレベータに走っていった。
お姉さまがこんな人だったなんてぇぇなんてぇぇ・・・・
私が泣きじゃくって走ってる中。魅耶愛は携帯を再度、取り出して連絡を始めてた。
「もしもしー♪魅耶愛でーす。今の状況どうなっている?」
<はい。捕まった1人に気付いてリストに載ってた2人が席を立って消えました。>
「そう♪ちょっとマズイわね。樹結歌ちゃんに連絡入れとくか♪」
<そうですね。一応、牡牛橋さんがそっちに向かっているはずです。>
「了解♪じゃあ切るねぇ♪」
魅耶愛は1度切り、樹結歌が持っている携帯に電話を掛けたのであった。
「もしもし〜♪樹結歌ちゃん、今どこー?」
「・・・・エレベータの中です..こんな格好で乗るなんて..乗るなんてぇぇーー」
「まあまあ♪ところで、13階行ったらとりあえず右に向かって思い切り走って♪」
「はぁ?」
「13階にきっと連中の1人居そうなのよ♪」
「そ・そんなーー!!わ・私、お姉さまみたいに闘えないですぅぅーー!」
「大丈夫♪私の仲間がそっちに向かっているわ♪」
「ほ・本当なんですか?」
「ええ、だから13階についたら右に直行ぉぉー♪」
「はい!右ですね。」
「じゃあ♪切るね♪」カチャン
(ううぅぅぅ・・・・どうしてこんな事になっちゃたんだろう・・・)
私、無事にここから帰れるの?
お姉さまのばかぁぁぁぁぁぁぁーー!!
服をもらったら即効、帰ってやるぅぅぅぅーー!!
そう決意している中、エレベータが13階に近づいた。私は逃げる方向を頭で再確認する。
(もうすぐ13階ね..えっと右、右、右ね!!)
ゴォォォォォンンー、チン!
「ダッシューーー!!」私は13階に着いたとたんに思い切り走った..何故か左に..
「ってしまったぁぁぁ!!こっち左だったわぁぁぁぁぁーーみ・み・右に行かないと..」
ガシッ!誰かが私の手首を掴んだ。
「へへへっ、そういう勘違いする樹結歌ちゃんって大好きだよぉぉぉーーへへへっ」
明らかに異常な目をした男が私に話し掛けてきた。
「ひぃぃーーは・放してくださいぃぃぃーー!!」
「へへへっ!綺麗なおっぱいだねぇぇーー!そうか、僕の為に脱いだんだねぇぇぇー」
「そんなわけ、ないですぅぅぅーー!わ・私、早くここから出たいんですぅぅぅーー!!」
「そうか。じゃあ僕と犯ったあとに帰してあげるよ。どーせ、奴らにばれてるしね。」
男はそう言うと丸出しになった胸を強く揉んでくる。
「いたぁぁい!!そんなに強く揉まないでよぉぉ!!」
「そう、じゃあ吸ってあげるよ赤ちゃんみたいに!」
男が私の乳首に思い切り吸いついてくる。そう、本当に飲むようにして吸ってきたのだ。
「ちょっとぉぉーー母乳なんて出ませんよぉぉーー!」
「そう、じゃあ僕が母乳を出せるように種をつっこんであげよう!」
「け・結構です」
「10ヶ月後にはいっぱい母乳が出せるよぉぉー!」
「ひぃぃーー!自暴自棄にならないでくださいぃぃぃーーお・お姉さま・・助けてぇぇー」
「お姉さま?あれ?君のお姉さんはここの社員かい?いったいどこの課だい?」
「じゅ・13課ですぅぅ・・こんな13課に入るんじゃなかったぁぁー」
「!!なっ!樹結歌ちゃんってもしかして13課に行くんだ?」
「は・はい...一応入社するつもりで..」
「そうかそうか。じゃあ、帰すわけにも行かないな..」
「はい?」
「13課にはいろいろ借りがあってね。樹結歌ちゃんに返してもらおーかな。」
「そんなぁぁ!まだ、正式採用じゃないんですーた・退職するつもりですぅぅぅー」
「もう無駄だよぉぉぉーー13課の名を出した以上、許さないよぉぉぉーー」
「ひゃああぁぁぁぁーーこの人、変・変・変ですぅぅぅーー」
「じゃあ、早速いただくとするよ。樹結歌ちゃんーーー!!」
ビリリリリィィィーー!「きゃああぁぁぁぁーー!!」
男はあっという間に私のスカートを剥いでしまった。
「じゃあ、いただきまーす。」「いやぁぁぁぁぁーー!」
ギュイイイィィィィィィィィーーーンンン!!バキィィィィィンンン!!
襲おうとした男の頬に突然、バレーボールが思い切り直撃した。
「うぉぁぁぁぁぁーーー顔が顔がぁぁぁぁーー!!」ゴロゴロゴロッ!
「ふぅ、肝心な時に左右間違えるなんて楽しい子ね。」
バウンバウンバウン!私の先からバレーボールをドリブルしてる子が
歩いてくる。
「いいぃぃ!ちょっと何で上半身裸なの?そ・それも何なの..あの胸..」
歩いてる子は何故かトップレスになっていた。その上、胸がすごく大きい..
「私の名は牡牛橋 夢音。ボールを愛する超乳娘でも言ってもらいたいわ。」
(うわぁぁぁーーこの人、自分で言ってて恥かしくないのぉぉーー)
顔を真っ赤にしている私に再び男が襲いかかろうとするが...
ギュイイイィィィィィィィィーーーンンン!!バキィィィィィンンン!!
「おわぅぁぁぁぁぁぁ!!腹がぁぁーー腹がぁぁ!!」
バウンバウンバウン!「悪いけど..そこは私の指定範囲なんだよ。」
「この13課めぇぇぇーよくもよくもぉぉぉーー!!」
「総称で呼ぶのはやめて欲しいわね。ボールを愛する超乳娘って言ったでしょ。」
(この人、言ってて恥かしくないの?)
バウンバウンバウン!夢音さんと言う子が胸を丸出しにして徐々に間合いを詰めて来る。
(・・・一体、サイズいくつなんだろ..)
ふと自分のBカップのおわん型の胸と見比べてしまった。
「く・くるんじゃないーーこれを見るんじゃぁぁー!!」
男は突然、ズボンを下ろした。
「きゃぁぁぁぁぁぁーーー!!ん?何あれ?」
ズボンを下ろした太ももに何やら変な黒いバンドみたいなものが巻きつけられていた。
「こ・これは爆弾なんじゃぁぁーーつ・次ボール打ったら押すぞぉぉぉーー」
声を上ずりながら男は夢音さんに向かって脅しをかけたのであった。
「爆弾ね..ちょっと待ってね。」夢音さんは少しも怖がらず携帯を取り出し誰かに連絡を
入れたのであった。
「もしもし。魅耶愛と繋いでくれる?何か爆弾もってるみたいなんだ。」
<爆弾ですか?はい。魅耶愛さんと今、繋げますので。>
「もしもしー♪魅耶愛でーす。何かヤバイ事でもあったの?」
<何か爆弾持ってるそうですよ。今、夢音さんと繋げます。>
「もしもしー♪魅耶愛だよ。爆弾持ってるなんて映画みたいだね。」
「ああ、どうする。偽物と思って攻撃してみるかい?」
「最悪は13階が欠番あつかいで消えそーだね♪」
「まあね♪」
しばらく携帯越しで沈黙する2人。魅耶愛がその沈黙を破るかのように言葉を出す。
「・・・・・・時間はどれぐらい欲しい?」
「塩加減少々で構わない..」
「OK♪何とか薄味になるようやってみるわ♪」
「お・おい!!いい加減に話すのをや・やめろ!お・俺は本気なんだ!」
「もう、終わったわよ。あっ、そうだ。樹結歌ちゃんが逃げないよう見張ったほうがいいわよ。」
「ど・どういう事だ?そ・そうか俺の気をそらそうとしたな。」
「うん。当たり。でも、まだ50点かな。」
「・・・なんだと〜この女〜!!」
2人が対立してる中、突如、私の携帯が振動しメールが飛んできたのであった。
(お姉さまからメールだわ..えっと..)男に悟られないよう、そっとメールを開く。
「!!な・なんで、そんな事!」私はメールの内容に思わず大声を出してしまった。
「うわっ。き・樹結歌ちゃん..さては気をそらそうと協力したな。」
「ち・違います..ううぅぅぅ..」(お姉さまの馬鹿ぁぁぁぁ!!)
私に来てたメールはたったひと言のメールだった。だけど、どういう事かは把握できた。
[おま●こ、男に晒して♪]
そ・そんなぁぁぁーーー!何となく理由がわかるけど・・・そんなのいやぁぁーー!
(で・でも..これが本当に爆弾だったら・・・・うぅぅぅ)
迷う私に男がとんでもない事を言ってきた。
「樹結歌ちゃん..もし13課を捨てるなら、この女のボールを奪ってくれないか?」
「そ・それは・・・」
「そうすれば..君だけは助けてあげるよ。13課はとんでもない課なんだから。」
「ぅぅぅ・・・・どうしよ..」
「樹結歌ちゃん、ボールを奪っていいわよ♪あんたはまだ正式入社じゃないんだから。」
「え..でも、いいんですか?」
「さすがに爆弾相手に無理は出来ないしね。私もそこまで愛社精神はないから♪」
「・・・・わ・わかりました..」私は結局、男を刺激させない為にも彼女のボールを
奪う事を選んでしまった。
彼女に近づく私..彼女はもう諦めたかの様な表情をしていた。
(・・・こ・これで良かったのかしら..やっぱり、お姉さまの言うとおりにした方が良かったの?)
私は少し後悔し始めた。でも..もう遅い判断だった。だったんだけど..
「ふふ♪死角の出来上がりかな〜♪」「へっ?」
「当たったらゴメンなさいね♪超圧鋼力ぃぃーー!」
彼女は何と硬球タイプのバレーボールを手で思い切り握りつぶしたのであった。
「うそぉぉーーそれって、それってぇぇーー」
彼女は握りつぶしたバレーボールを押し出すように投げた。
凄まじい変化球が私の身体すれすれを通りすぎた。
「おわぁぁ!?何だ?このボ・ボールは!?分身ボール!?」
バキィィィーゴロゴロゴロォォォ!!
まるで、どっかのアニメで見たような魔球が男の顔面に直撃し、男はそのまま吹っ飛んだ。
「これで2人目OKね♪ありがと、樹結歌ちゃん。」
「ま・まさか、これをやるつもりで!?」
「どーせ、魅耶愛が出す指令なんてやってくれるとは思わなかったしね♪」
「ぅぅぅ..」
「数秒の死角さえ出来れば私としては問題ないのよ。何たって幻のアタッカーなんだから。」
「幻のアタッカーって?」
「これが試合で認められれば私は今頃、誰もレシーブ出来ない魔球のアタッカーと
なったのよ!!」
「握りつぶす段階でルール違反だと思いますが..」
「多少の違反ぐらい、いいじゃない。みんな堅すぎるのよ。」
「そういう問題じゃないと思いますが..」
「まあ、今さらこんな事、言っても仕方ないか..さあ、樹結歌ちゃん。もう下に
行っていいわよ。」
「は・はい..あの・・・せめて何か下を隠すものぐらいないですか?」
「ボールなら貸すわよ♪」
「そんなもんで隠したくないですっ!」
「じゃあ諦めて行ったいった。うちの連中はすっぽんぽんでも気にはしないから♪」
「私が気になりますっ!ぅぅ・・・」
結局、私は服を全て剥がされた姿でエレベータに乗せられてしまった..
私はこの時..嫌な疑問を抱いた...
もしかして..もしかして..13課ってこんな人ばっかりなの?
んもう〜お姉さまのぉぉお姉さまの〜馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!
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