前編「萩ノ宮 里亜、ホームルームにて」


 日本の過疎地域で囁かれてる恥辱な都市伝説がある。  これが真実であったなら、この国では恐ろしい計画が着々と裏で進んで いることになるだろう。  この都市伝説が起こった地域では決して口にしてはいけない言葉があっ た。その言葉は”全裸飼育娘”。  これを口にした者は何と粛清されてしまうという恐ろしい噂もあるのだ。  しかし、”全裸飼育娘”とはいったいどんなものなのだろうか?  今日もこれから日本のどこかで、この都市伝説が始まろうとしていた。  萩ノ宮 里亜(はぎのみや りあ)、高校2年生。  クラスの学級委員を担当しており、クラス1の人気者で文武両道、容姿 端麗、スタイル抜群と男子たちのマドンナであった。  彼女は真面目な女子であるが、時たま大胆な冗談を言ってクラスメイト を驚かすことがあった。  これから行うホームルームでも、ちょっと過激な冗談を出してみんなを びっくりさせようとしたのだが、これが悪夢の序章となってしまうことに.. 「では、これからホームルームを始めます」  里亜の掛け声でいつもと変わらないホームルームが始まった。  ホームルームの議題はクラスで動物を飼おうと言う事で何の動物にしよ うかというものだった。  動物を思いやる優しい気持ちを学校全体に広めようという立派な目標の 元で、里亜のクラスが率先して行おうとクラスみんなで決めたのだ。  里亜のクラスは学校の中で模範的な存在であり、真面目な生徒たちの集 まりだった。いじめも全くなく、平和で明るいクラスであった。  ホームルームの進行はいつも里亜が中心で行っており、この時までは何 らいつもと変わらない平凡な日常だった。  里亜が、クラスメイトに予め書いてもらったアンケートの回答を1つず つ黒板に書いていく。そのアンケートはクラスでどんな動物を飼いたいか という内容だった。 「ビーグル、アメリカン・カール、フェレット、ポメラニアン、グリーン イグアナ、マルチーズ、モルモット、ラブラドール・レトリバー、ウサギ、 熱帯魚・・・」  里亜が読み上げながら黒板に書いていく。全て書いた後で投票を行い、 票が多いのをペットとして飼うのだが.. 「牝犬 萩ノ宮 里亜...えっ?」  一番最後に読み上げた紙には里亜の名前が書いてあり、卑猥な表記とな っていた。  このアンケートに教室中が騒然となった。 「誰だよっ!こんなの書いた奴は」「ふざけてるわ」「委員長も怒れよ」 「み・みんな静かにして。まずは落ち着こうよ」  里亜が必死になって騒ぎを治めようとするが、男子たちは里亜を辱しめ たことに怒り心頭だった。  そして、誰がこんなくだらないことのを書いたのか!正直に手をあげて みんなと学級委員に謝れということに。  今までこんな不真面目なことが無かったクラスだけに手をあげた生徒に は、みんなからの責めに遭うのは確かだろう。 「じゃあ、5秒以内に手をあげろ」1人の男子のカウントダウンの掛け声に この紙を書いた生徒が素直に手をあげた。と同時に皆の顔に驚きの表情が 浮かんだ。 「えっ?」「おい..」「何で?」  異様な雰囲気が漂う中で手をあげた生徒の声が静かに響いた。 「こ・これを・・・書いたのは、わ・私です」  クラス全員が信じられないという顔を見せる中で告白の声が続いた。 「この紙を書いたのは私、萩ノ宮 里亜です。みんなに飼育してもらいた くて志願しました」  文武両道、容姿端麗と言われてた女子の口から出る異常な言葉に皆はど う答えていいか分からなかった。  里亜自身、なんでこんな愚かなことをしているのか分からない。もしか したら、これは里亜が考えていた過激な冗談なのだろうか? (牝犬って..私いつこんなのを書いたの?自分の名前を書いたのは嘘じ ゃないけど、牝犬なんて卑猥な言葉を加えた覚えがないわ..)  予定では、里亜は自分の名前を普通に書いて、みんなが驚いたとこで「 冗談よ。本当は私が飼ってる犬の赤ちゃんのことよ」と言うつもりだった。  それが、何でこんな風になったのだろうか?  ましてや飼育して欲しいなんて台詞を、里亜は言うつもりは無かった。  けど今、この言葉を出した里亜の身体中には電撃のような快感が走って いた。そして飼育されてみたいという異常な願望が強く湧いてくる。 (ど・どういうこと?私おかしくなってる?何か、このまま変なことを口 走ってしまうわ..) 「萩ノ宮さん、これ嘘だよな?」「もしかして、いつもの悪い冗談だろ」 「いえ・・・私、本気です。選ばれたら本当に飼育されても構わないです」 「おい..萩ノ宮さん、何を言ってるんだ?」「ちょっと里亜、どういう こと」「そうよっ、飼育されたいなんて..」  クラスメイトが一斉に悪い冗談はやめてくれと次々と言ってきた。  今ならまだ、これは悪い冗談だったのよと話を流すことが出来るだろう。  なのに、里亜は真剣な目つきで”萩ノ宮 里亜”を飼うことを訴えた。 「今から理由を説明しますので、私に時間をくれませんか?」 「お・おい..冗談が過ぎるぞ」「もう、その話はやめよーぜ」 「やめません。どうか、私に牝犬志願の理由を言わせてください。お願い します」 「牝犬志願って..」「どうしたんだ、あいつ?」  里亜は気がおかしくなったのか?気がふれてしまったのだろうか..  どちらにしろ、クラスのペットで牝犬なんて飼えるわけない!頭がおか しくなった里亜に賛同する生徒はこのクラスにはいない。それは間違いな いだろう。  大体、里亜は何でこんなに牝犬になりたいことを真面目に説明しようと するのか?  このあと、完全に頭がいかれた里亜の志願動機が数分続き、一通り話し 終えたところで、いよいよ最終的な投票が開始した。  投票の際、学級委員が1人1人に投票用紙を配っていくのだが、さすがに こんな愚かな熱弁をした直後だけにクラスメイトの視線が痛く感じた里亜 だった。 (ぁぁっ..私、何でこんな熱弁をしてしまったの?牝犬なんて、なりた くないのに..いやらしいことなんて嫌いなのに何で?)  投票用紙が全員の手に行き渡り、そこから5分間、クラスのみんなが飼 いたいペットの名前を書いていった。 「もうすぐ5分です。必ず、黒板にあがった中から1つ選んで書いてくだ さい。これからずっと飼うことを考えて書いてくださいね」 (今さら、何真面目なこと言ってるのかしら..お願いだから誰も私の名 前を書かないで..)  5分後、全員が書きおわったとこで再び里亜が平然とした態度で、箱を持 ちながら、みんなが書いた票の回収を始めた。 「書いた用紙はこの箱の中に入れてください」  この時の里亜はこう強く思っていた。 (投票を終えたら私はすぐに病院に行こう..いや、もう誰か病院に連絡 してくれたかも..真面目なホームルームを汚してしまってごめんなさい)  せめて、このホームルームだけは最後までやらせてもらおう。里亜は学 級委員最後の仕事として集めた票を1枚1枚読み上げて、正の字を書いてい った。 「萩ノ宮 里亜、里亜、萩ノ宮、学級委員、里亜さん・・・」(えっ?)  里亜のとこにだけ正の字が増えていく?自分自身で言ったことだが、こ んな結果が待っているとは..  黒板を向いている里亜の背中に男子たちの異様な視線が突き刺さる。服 を透かされてるような視線だった。同時におかしな言葉も聞こえてきた。 「牝犬ってことは素っ裸だよな?」「ああ、全裸だな」「裸だ、マッパだ」  真面目だった男子たちの言葉ではなかった。彼らの中で何かが壊れてし まったのだろうか?どちらにしろ、もう手遅れであろう。  全ての票を読み上げた里亜は呆然とした。あらためて自分がしでかした 事の重大さを痛感した。  全ての票が”牝犬 萩ノ宮 里亜”に投票されていた。  この中には女子の票もあるはずなのに..エッチなことが大嫌いな女子 もかなり居たはずだ。  この結果はいかれれてる。最初にいかれたことを言った里亜がいう資格 はないが、模範的なクラスと言われた生徒たちが出す答えじゃない。  将来は弁護士や警察官、婦警や教師を目指して真面目に頑張ってる生徒 ばかりだったのに、いったいどうしたのだろうか?  何かがおかしい?このまま異常な雰囲気を続けてはいけない。  里亜は理性を振り絞り、ホームルームのやり直しをしようと思った。  けれど、決意した里亜の口から出た言葉は全く違うものになっていた。 「投票の結果、クラスで飼うのは私、萩ノ宮 里亜に決まりました。よっ て、今から私のことを牝犬として扱ってください」  そう言葉を出した里亜は両腕を下ろし、足を開いて無抵抗であることを アピールした。どうやら、里亜は自分の意思に関係なく牝犬を望んできた。  あとはクラスメイトの自制に最後の期待を求めるしかない。女子を飼う なんて明らかにおかしいはず。みんなの常識やモラルを信じるしかない。  すると、2人の男子が立ち上がって里亜のとこに近づいてきた。  実は2人とも正義感が強く、常日頃から女性への侮辱やセクハラを嫌っ ていた。  やっと..これで昨日までのクラスに戻れる..里亜は2人が立ち上が ってくれたことにホッとした。  が、安心したのも束の間、真面目な2人が里亜の服に手をかけてきた。 (えっ?ちょっと何を!)  2人が堂々と里亜の服を脱がし始める。こんなことをする男子ではない はずなのに何故、服を剥いでいくのだろうか?  だが、服を脱がしている2人の口元がニヤリとしてるのを見ると、彼ら もまたどこか壊れてしまったのだ。  里亜の全身がゾッとした。このままだと、自分が裸にされてしまうから だ。(本当に牝犬にされるなんて冗談じゃないわっ!いかれた私の言葉を 真に受けてどうするのよっ!抵抗しなくちゃ!悲鳴をあげなくちゃ!)  制服を全て脱がされ、下着姿にされた里亜が何とか助けの声をあげよう とした時に、女子たちの言葉が聞こえてきた。 「見てみてぇー、もうパンティぐしょぐしょじゃない?」 「早く剥いてあげたほうがいいわね。くすくす」 「牝犬のくせに何、下着なんてつけてんのよっ」  声を出した女子は普段、決して下品な言葉を出さない女子ばかりだ。  壊れてるのは男子だけじゃない。この短時間で女子たちも壊れてきてる?  全ての元凶は里亜だが、これはいったいどういうことだろう..  やはり里亜はこのまま牝犬にされてしまうのだろうか? (そんなのは嫌ぁぁー!私にはそんな変な願望なんて絶対にないわ!そう よ。考えてみたら、私には露出癖もないし、エッチな願望を求めることな んてなかったはずよ。大体、どこの世界に牝犬を飼うクラスがあるのよ。 こんなこと学校に知れたら全員、退学よ!いや、警察沙汰よ。それぐらい 十分に分かるみんなでしょ?まだ今なら引き返せるわ。下着姿で済むなら、 今回のことは全て水に流すから。だから、これ以上は..)  心の叫びを続ける里亜に男子たちが下着を脱がすことをやめた。  が、それは里亜に更なる苦しみを与えることになる。 「では、この下着が邪魔であるか本人に聞いてみるか〜」 (えっ..私に!良かった..まだ間に合うかも..) 「おい、牝犬っ。裸にして欲しいか、欲しくないか応えな」  男子たちが里亜に最後の判断を委ねてきた。が、里亜の口から出た言葉 は言うまでもない牝犬としての答えだった。 「裸にして..早く牝犬として飼ってちょうだい..」 (ちがう..これは私の言葉じゃない..ないのよぉぉ)  こんな言葉を言いたくない里亜だったが、結局自分から牝犬を願うこと になり、その言葉を聞いた男子が里亜のブラを乱暴に掴んで引き剥がした。  ついに里亜のCカップの胸が飛び出し、全員の前で無防備なおっぱいが 大きく揺れていた。  そして、もう1人の男子が堂々と里亜の乳首を摘んで胸を上に向けて思 い切り引っ張って離して来た。  ぶるんっ、ぶるるん〜。 「牝犬のくせに美乳なんて生意気だな。俺がしばらく揺らし続けてやるよ」 「あはは、そりゃいいな」「もっと揺らせ〜」  激しく揺れるおっぱいに教室中に嘲笑が起き、揺れが収まるとまた乳首 を摘んで同じことを繰り返しつづけた。 (ぁぁっ..私のおっぱい見ないで..弄らないで..けど、私の乳首が 興奮してる..どんどん固くなってる..飛び出てきている)  里亜の乳首がフル勃起し始めた。今まで経験したことがない固さ、長さ、 大きさへとなっていく。もう誰が見ても里亜がこの行為に喜んでいるとし か見えなくなっていた。 「やだぁ〜、里亜ったら乳首をすごく勃起させてるわよぉ〜。サイテー」 「里亜って変態?ビンビンに固く伸びてるわよ。やらしい女〜」 「もっとキツク引っ張ってあげなさいよ。あはははっ」 「あの牝犬、感じてるんじゃない〜。もっと引っ張りな」  他校のいじめ撲滅運動に取り組んでいた女子たちの罵倒が次々と聞こえ てきた。どの女子もこんな野次を飛ばす性格ではなかった。  それも他の女子ももっと里亜を牝犬にしろという目つきをしていた。  一方、男子たちからは耳を疑う言葉が飛んできた。 「おいっ、さっさと脱がして、おま●こ出せよっ!」「そうだ!おま●こだ」 「おま●こぉ〜、おま●こぉ〜」  真面目なクラスとは思えないおま●こコールが教室中に響きだす。 「おま●こぉ〜、おま●こぉ〜、おま●こぉ〜」(や・やめてぇぇー)  ここでやっと里亜は、何とか必死に理性を振り絞って首を左右に振るこ とが出来た。だけど、今さらこんな仕草に効果があるわけなかった。  次の瞬間、パンティも一気に下ろされて濡れ溢れている里亜のおま●こ が晒された。愛液がお漏らししてる様に垂れており、とても嫌がってるよ うな姿には見えなかった。


後編へ