俺の妹が露出狂なわけがない 後編


「馬鹿兄っ!ちゃんと見張ってるのよ!もしものことがあったら、絶対に 絶対にぃぃ!社会的抹殺してやるんだから」 「はいはい..わかってるよ」  一言、言いたい。社会的抹殺されるのは絶対、お前の方な気がする。  今、俺と妹の美緒は高校の校庭に居る。一見、当たり前だと思うのだが、 夜の4時に忍び込むのはどうかと思う。  今さらながらだけど妹の名は真宮 美緒(まみや みお)。来年の生徒 会長候補とも噂される真面目な女子高生だ。  兄貴の俺が言うのも何だが、頭が良くて運動神経も抜群。さらに顔もス タイルもいいときたもんだ。  妹でなければ完全にストライクゾーンだろうな。兄妹っていうのは実に すごいと思うな。何せ、俺は妹に対して欲情することはないからだ。  もちろん、俺のことを馬鹿兄と呼んでる美緒にも、そんな気は起こらな いはずだ。 「こらぁ〜!馬鹿兄っ。何ぼーとしてんのよ。ちゃんと見張れ!ド馬鹿っ」  ああ..いくら外見が良くても、やっぱ!こんな妹に興奮はしないな..  例え、美緒に露出癖があったとしても、俺が道を踏み外すことはないと 思う。  それにしても、まさかいきなり露出行為を手伝うとは思わなかった。  どこの世界に妹の露出を手助けする兄貴がいるんだろうか..  それも夜中の4時だなんて..俺って本当に馬鹿兄貴かも知れない。  けれど、美緒の大胆露出はこれが初めてらしい。  自分が愛用している露出ものの主人公と同じ事を1度でいいからしてみ たいらしい。 「ああぁ、周兄さん。私、これから大胆になります..」 「おい、美緒。1つだけお願いしたいんだが、その周兄さんだけは止めて くれないか?」 「はあ?何気分を壊してくるのよっ!何で周兄さんがダメなのよっ」 「・・・お前、兄貴の名前を忘れたのか?そ・その周一っていうんだが..」 「はあ?それがどうしたっていうのよ!馬鹿兄、何が言いたいのよっ」 「いや..いいや。お前の中で区別ついてるならいいや..」 「・・・ん?周一..しゅ・しゅ・・・周!!馬鹿兄っ!何、キモイこと 言ってるのよっ!サイテェェー!変な勘違いしないでよっ!ド馬鹿ぁっ」 「はいはい、すいませんね..」  何で俺は自分の名前で文句を言われなきゃいけないんだ..  とりあえず、あいつがいう周兄さんと馬鹿兄は違うってことでいいんだ な?俺としてもその方が気が楽だ。  俺は見張りに徹してやるから、さっさと何でもやってくれ。 「ああぁ、心の中の周兄さんが私に命令してくるわ。私も沙智菜ちゃんに 負けずに頑張るわ」  同じ周兄さんでも、えらい格差だな。俺には一切の命令権なんて無いと いうのに.. 「はぁぅ..自分の校舎に裸で挨拶なんて周兄さんの意地悪ぅぅ〜。けど、 周兄さんの命令じゃしかたないわぁ〜」  おいおい、本気でこれから素っ裸になる気か?実の兄貴が居る前で..  そう、カミングアウトした当日にいきなり俺に無理難題を押し付けてき た美緒。  この作品と同じことしたい!って、カミングアウトしすぎだろ!  とりあえず、逆らうことが出来ない俺は美緒と急遽、計画を立てること になった。  ここ数年、美緒とはろくに口を聞いてなかった俺がまさか、妹の露出計 画に手を貸すことになるとはな。ネガ親父が知ったら横流しの毛が全部吹 っ飛んで発狂するだろう。  まあ、露出行為をするには夜中しかないから朝の4時は仕方ない。  寝静まった夜中に兄妹が息を殺して、廊下を抜き足、差し足で移動して 玄関まで向かう。  途中、ネガ親父が寝言で「・・・無きにしも非ず!無きにしも非ず!」っ て叫んだのはドキッとしたぜ。っていうか、その寝言ウゼェ〜。  美緒は楽しい遠足に行くかのように嬉しい表情をしており、とても恥ず かしいことをしにいく風には見えない。  家を出た後は、急いで校舎へ走って行き、2人でこっそり裏門から忍び 込んで中に入った。 「はぁはぁ..こ、こ、これから露出をするのね..するのね〜」  おいおい、何でそんなにワクワクしてるんだよ..俺はもう生きた心地 しねーっていうのに。  ただ、いくら何でもこのまま美緒に露出をさせていいのだろうか?  思い直すように言うのも俺の役割かも知れない。 「なあ、美緒。やっぱ、校舎で露出って不味いんじゃないか?」 「はあ?今さら何言ってるのよ!それじゃ私たち、泥棒で不法侵入してる って感じじゃない」  いや、露出行為の方がもっと不味いと思うんだが、俺の気のせいか?  美緒は俺の言葉を無視しながら、露出する場所を選んでいた。 「校舎の中っていうのも、露出女子高生の冒険らしくて魅力的なんだけど、 鍵が閉まってそうだから難しそうね」  って言うか、こんな真っ暗の中じゃ肝試しって感じじゃないのか? 「う〜ん。やっぱ、校庭かなぁ〜」  やっぱ、やる気満々なのかよ..まあ、俺たちの高校の校庭は丁度、高 い塀や木に囲まれて外からは覗くことが出来ない。  それに、後ろには誰もいない校舎があるから大丈夫なのかも知れない。  こうして俺たちは校庭に着き、いよいよ美緒の真夜中の校庭露出がこれ から始まろうとしていた。  美緒がドキドキしながら、朝礼台の木の階段を1歩1歩登っていく。  そういや、何度も1年代表として美緒の朝礼台姿は見たことはあるが、 あんなに緊張しながら登ってるのは初めて見たかも.. 「!こらぁぁ〜。馬鹿兄っ!何、変な目で見てるのよっ。襲い掛かったら 絶対に絶対に警察に通報してやるんだからね!」  って言うか、これから裸になるお前が一番最初にわいせつ罪で捕まると 思うのは俺の気のせいか?  だが、本当に美緒の奴、朝礼台の上で脱ぐつもりなのか?  ひょっとすると急に怖気ついてやめるのかも!  そうだ!俺はそれにかけてみる!俺の妹がこんなに露出狂なわけがない からだ!  でも、周りが暗闇に包まれる朝礼台の上で、美緒が上着を脱いでいく。  おいおい、マジで裸は勘弁してくれぇぇ〜。俺は確かにお前に欲情はし ない自信はあるが、お前のスタイルがいいのは間違いないんだぞぉぉ〜。  お前の裸なんかに慣れてしまったら、俺の将来絶対にインポテンツだ!  何だよ〜。天はこの俺にどれだけの苦行を与えるつもりだよぉぉ〜。  美緒の方はすっかり興奮モードに入ってスカートまで脱いじゃうし、朝 礼台で未来の生徒会長様が下着姿かよぉぉ〜。  いや、もうあの状況じゃ下着を外してしまいそうだ。完全に自分の世界 に入ってやがる.. 「はぁぁぅんんっ、周兄さん。私、こんなとこで裸になっちゃいますぅ〜。 おっぱい出しちゃいますぅ」  もう俺のことなんか背景の一部にされてるんだろうな..ああ、何だこ の仕打ちはぁぁ〜。  俺の止めて欲しい願いはもはや通じることはなく、美緒がブラを外して きた。水色の可愛らしいブラのホックをパチンと外すとDカップの美乳が 大きくブルンと飛び出してきた。    すげぇ〜。美緒の奴、乳首がビンビンじゃないか?  初めての露出の快感のせいか、おっぱいを出した途端に乳輪に隠れてい たピンク色の乳首が見事に勃ち始めていた。  俺は実を言うと、おっぱい大好きなんだが、美緒のおっぱいは柏手を打 つほどの賛美を捧げたい。  あのピンと勃った乳首をクリクリとしたい。ああぁ〜、何であれが妹の おっぱいなんだぁぁ〜。お願いだから、顔を変えてくれ〜!  あれほどのおっぱいを目の前にして興奮できないなんて俺どうかしてる! 「ああぁっ、気持ちいいよぉぉ」  兄貴の苦しみなど理解してくれない妹が声をあげて快感に酔いしれてい る。よく見るとショーツにシミが出来てきてるんじゃないか? 「ああんっ、このままじゃショーツがぐしょぐしょになっちゃうぅ」  そう言ってショーツを下ろして、ついに全裸になった美緒。  この時初めて、美緒が他の女性より濡れ易くて愛液も多いと知った。  でも..今まで浮ついた話が無かったから、まだ処女だよな?  俺が美緒のおま●こを最後に見たのは小5だから、すっかり大人のおま ●こへ変わったことに俺は驚いた。  あんなに濡れ易い美緒が今まで性癖を抑えられたってのは奇跡なのかも 知れない。  それにしても、朝礼台にどんどん愛液が垂れてきてないか?朝までに乾 くのか?  美緒の愛液が大量に溢れ垂れてくる。俺の立ってるとこからも愛液の濃 い匂いが嗅げるぐらいだ。  こんな状況でも冷静でいられるなんて俺ってすげー。  だけど、少しぐらいはこんな暴走妹にうっ憤を晴らしてもいいと思う。  よし、せめて俺の妄想の中で辱しめてやる。  そうだな。あいつの勧めた「沙智菜の高校日記」のような妄想で責めて やるぜ!  てめーみたいな淫らな妹は「裸で挨拶」がお似合いだぁぁ〜! ==========【周一の妄想】====================================================== 「ええっ!何で私が生徒会長挨拶で裸になるんですか?」 「それは、我が生徒会の伝統なんだ!さあ兄貴が見てる前で服を脱ぎなさ い!」 「ううぅ..馬鹿兄たちの前で脱ぐなんて..」 「君は生徒会の伝統を終わらすのかい?前生徒会長のEカップの美佳ちゃ んも脱いだんだよ」 「そんなぁぁ〜」 「ほら、早くすっぽんぽんになるのじゃ!それとも皆で脱がして欲しいの かい?」 「誰が馬鹿兄なんかに..わかったわよっ、脱げばいいんでしょ!」  美緒が恥ずかしながら朝礼台で服を脱いでいく。  俺は妹が辱しめられてるのを見てるだけで十分嬉しい。  みんな、もっと美緒に野次を飛ばしてやるんだ! 「ぬーげ、ぬーげ!」 「ひゅー、でっけー胸だぜ」  全てを脱いだ美緒が何故か俺の悪口ばっか叫びながら、必死で恥部を隠 していた。が、校長に尻を叩かれて手を離すことを強要された。 「何隠しているんですか?君の自慢のおっぱいとおま●こをお兄様に見せ てあげなさい」 「!だ・誰があんな馬鹿兄なんかにぃぃーー!悔しいぃぃ〜!見るなぁ〜。 馬鹿兄っ!馬鹿兄っ!馬鹿兄ぃぃっ!」  そんなこと言ってる美緒だが、身体の方は正直で、おま●こなんかは凄 くぐしょぐしょになっていた。  こんな辱めを受けながら美緒の挨拶が始まった。 「こ、こ、これから生徒会長を務めます真宮 美緒です..露出狂として 私を恥ずかしい女に変えてください..」  う〜ん、実にいいぞ。我ながら見事な妹辱めとなったぞ!  この後は美緒の辱しめのオンパレードで行くのだが.. ============================================================================  ビニョォォォーーンン!ビンビン  って、俺はなに股間をフル勃起して妄想してるんだぁぁぁ〜!  こんなところをあいつの目に入ったら、絶対キック入れてくる。  俺の大事な棒さまがグキっとボキっとなるぐらいの強烈な蹴りを入れて くるに違いない!  悪ふざけはここまでにしよう!鎮まれぇぇ〜、鎮まれぇぇ〜。俺のぼっ きん棒ぉぉ〜。  とりあえず、おそるおそる美緒の方を見てみると、まだオナニー中だっ たので助かったかも知れない。  結局、美緒はイクまでオナニーを続けてしまい、満足したところで俺を 大声で呼んできた。 「馬鹿兄っ!あんたさっき、私の裸で勃起してたでしょ!キモッ!とりあ えずクタクタだから服を着させてちょうだい」 「服って..お前」 「今日のところは、それでチャラにしてあげるわ」  いやいや、服ぐらい自分で着ろよ!と言いたいところだが、俺の大事な 棒さまが大変なことになりそうだから、素直に言うことを聞くことにした。  って言うか、身体をヒクヒクさせてる妹に下着を穿かせ、服を着させる 兄なんてヤバくないか.. 「着せ方が下手ね..マジ使えないわ..ほら、馬鹿兄っ。私をおんぶし て早く家に帰ってちょうだい」  おいおい、そこまで俺がしなくちゃいけないのかよぉ〜。  かなり頭にきた俺だが、背中ですやすやと眠ってる美緒を見ると、何か 怒る気が無くなってしまう。  まあ、兄妹で変な関係になるよりはマシと思って、しばらくは美緒の我 がままに付き合うことに決めた。  これからも俺が一線を越えることはないと思うが..俺の棒さまが立た なくなるような気がする。  それを考えると、ため息が止まらない俺だった。 <完>


「俺の妹が露出狂なわけがない」完