第82話「着替えは男子たちと..」


 前回のバスタオルの件で私の裸を見れた男子が増えてしまって、すごく 心配な沙智菜です。  まあ、私から裸を見せたわけじゃないので、露出癖はばれてないんだけ ど..どんどん内川さんたちの仕打ちがエスカレートしていきそうです。 *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「確かに最近の内川さんの暴走は目に余るね」   「前回のバスタオルは正直やばかったし、次はすごそうかも」   「でも、沙智菜なら乗り越えられるよっ。きっと..」 ********************************  いやいやいや!これ以上の仕打ちは危険ですからぁぁ〜。  けれども..内川さんの暴走は男子たちに原因がありそうなんです。  赤城君も井下君もあんなにスケベな割には、私のことを助けてくれるか ら、内川さんが頭にきたらしいんです。  そんな男子たちのタガを外してやろうと、どうやら内川さんたちに変な スイッチが入ってしまった気がします。  そして今日の三時限目の水泳の授業が終わったときに、とんでもない仕 打ちをされてしまいました。 「あれっ?私の着替えが無い..タオルも無いよ..」授業が始まる前に あった制服と下着がタオルと一緒に無くなってました。  そんな私の後ろに内川さんたちがやってきて、信じられない言葉を出し てきました。 「新宮ぁ〜、あんたの着替え一式は机の上に置いといたから。タオルも一 緒に置いといたから、教室で着替えてきなよ」 「えっ!!教室って..」  内川さんったら何を言ってるの?水泳の授業は女子は更衣室で着替える んだけど、男子は教室で着替えいるのだ。  それって男子たちが着替えてる中に水着で飛び込んでこいってことなの? さ、さすがに着替えろとは..い、言わないよね? 「ほら、時間も無いから着替えてきなよ」「で、でも..」 「私たちが教室に戻って水着姿のままだったら強制着替えするからね」 「ぅぅ..」(ど、どうしよ..)  こんな馬鹿げた仕打ちに応じるつもりはないけど..問題は私の脱いだ 下着が教室にあるってことよね..(それは非常にまずいよぉぉぉ〜)  だって、一時限目に悶々しちゃって、ちょっとだけ濡らしちゃったんで す!か、乾いてるはずだけど..これで露出癖がばれたら最悪だよぉぉ〜。 「わ、わかったわ..着替えてくるわ」 「ふふ、素直で結構」  ここは男子たちに事情を話して服と下着を回収して、女子トイレで着替 えればいいんだからっ! (赤城君も井下君も話せば納得してくれるはず)  そう、この時の私はまさか本当に教室で着替える羽目になるとは思いも しなかったんです。  私は女子トイレで着替える時間を考えて急いで教室に向かいました。  男子の水泳の授業が長引けばこっそり服と下着を回収できると思ったの ですが、すでに教室では男子たちが着替えてました。  コンコン「あ、あの..新宮だけど..誰か..出てきてくれないかな」  ノックの音と私の声を聞いてパンツ一丁の危ない姿の赤城君がドアを開 けてきました。 「新宮か!話は中で聞くから、入った!入った!」「え、え、えええ〜!」  急に腕を引っ張って私を強引に教室に引き込んでくるなんて、思いもし ない展開だよぉぉ〜。  私の眼前には男子たちの着替えのシーンが広がりました。みんなこれか ら水着を脱ぐとこだったから下半身丸出しが無かったのか助かりました。 「あ、赤城君っ!!ちょっと何で私を教室に!」 「って言うか!お前、内川の罠にはまってるのに気づいてねーだろ!」 「罠?」 「内川の息がかかった風紀委員がうろついてるぜ。あいつらに捕まったら 難癖つけられて水着脱がされてたぞ」「!そ、そうなの」  基本的に風紀委員は真面目な人ばっかりなんだけど、一部の人だけ、立 場を悪用して裏で悪さしてるって話を私も聞いたことがありました。  それも最悪なことに、その悪い風紀委員と内川さんたちがLINE仲間みた いなんです。  赤城君が私を教室に連れ込んだのは善意だったらしく、疑ってしまった 私が恥ずかしいです。 「ご、ごめんね..赤城君」「謝る必要なんてねーよ。それよりもどうす るかだ」「俺たちが早く着替えて出ればいいんだが、時間がたりねーよな」  このままじゃ、私のせいで赤城君たちにも迷惑かけちゃうし..  こんなこと言いたくないんだけど..思い切って言っちゃいますっ!! 「あ、あのっ!私、ここで着替えていいかしら?みんなが絶対に見ないっ てことで..だ、駄目かな..」  我ながら、ものすごぉぉぉく大胆な台詞だよぉぉ〜。男子たちと一緒に 着替えるって、こっちの方が危険じゃないのかなぁぁぁぁぁ〜! 「…し、新宮..お前、大丈夫なのか..」 「みんなが見ないっていうなら..し、信じるから..」 「そこまで言われたらなぁ〜。いいぜ、俺たちも約束を守るぜ」 「でもやっぱ新宮を机のとこで着替えさせるのもまずいから、教壇に隠れ て着替えろよ」「そーだ、それがいいな」「み、みんな..」  ただ、この時何か私に胸騒ぎのような嫌な予感がきたんです。 「…えっと、みんなを信じるから自分の机でいいわ..ここで着替えるわ」 「おい、いいのかよ」「お、俺たちは..どうすれば」 「背中を向けてくれれば..それだけでいいから..」  あーん、私ったら、自分からとんでもないことを口走ってるよぉぉ〜!  何で素直に教壇の方で着替えないのぉぉぉ〜!わけわかんないぃぃっ!  でも今さら言い直すのも変な雰囲気になっちゃうし、みんなちゃんと背 中を向けているんだから、私が信じなくちゃいけないよね。  今、私を囲うようにパンツ一丁の赤城君や井下君たちが5人立っていた。  パンツがかなりびしょびしょなので私が教室に来るまでに身体を拭かず に急いで着替えたんだろう。  私の恥部が見えないように立ってくれてるようだから、他の男子たちに 見られることはないはずだ。  時間も迫っているので、私は恥ずかしいのを我慢してついに水着を下ま で一気に降ろしました。  胸と股間に手を当てて私を囲ってる赤城君たちの様子を伺う。誰一人と して振り向いて見る仕草がない。教室内は新宮沙智菜が水着を脱いだこと に気づいているはずだ。 (ど、どうしよ..水着びしょびしょだし..)  自分の足元がどんどん水浸しになっていく。この狭い中で足元が濡れた ままで着替えるのは危険だよね?  意を決して、大胆にも私は床で丸まった水着を足首から抜き取った。  そして、抜き取った水がぽたぽた垂れる水着をそっと手を伸ばして私を 囲う輪から出したのだ。 「あ、あの..これびちょびちょだから窓際で干してくれないかな..」 (わ、私、水着渡しちゃうっ!渡しちゃうのぉぉぉ〜!) 「ああ、わかった。おい、宇賀っ。これ干してくれないか」「あ、ああ…」  新宮沙智菜の脱ぎたての水着が男子たちの手に渡っていく。不謹慎だけ ど、私の身体がビクビクと震えて興奮した。  だって、さっきまで身に着けてた水着が男子たちの手で窓際で干されち ゃうなんて..  もし、ここで赤城君たちがどいてしまったら、あっという間に新宮沙智 菜の素っ裸が公開されるのよね。そう考えると、これってすごい状況だよ ね。  どきどきどきっ!「ぁ、ぁぁ、んんっ..」  やばいっ!私ったら感じてきてるっ!ああっ、窓際で宇賀君たちが私の 水着を取り合いながら搾って興奮してる。ここからじゃ宇賀君たちの声は 聞こえないけど、どんなこと言ってるのかな..いやらしいことを言って ると思うと、私のおま●こもはしたなく濡れてきちゃうぅ〜。  いっそうのこと、つまづいたフリをして男子たちに私の裸をみせたいち ゃいよぉぉぉ〜〜。  だめだめだめぇぇ〜!それじゃ今までの赤城君たちの苦労が台無しにな っちゃうよ。それに今、私のおま●こ濡れてるし、露出癖が一発でばれち ゃう! (…す、少しぐらいなら..見られてもいいよね?)ごくりっ。  自分から囲ってる男子たちの輪の隙間に身体を持っていく。チラチラ見 えるぐらいなら構わないよね..  が、ここでとんでもないハプニングが発生しました。  ガラッ!「おいっ!ここに不審者が来なかったか!確認させてもらうぞ!」  何と風紀委員たちが前と後ろの扉を思い切り開けたんです。 「あ、あれっ?」「おい、話が違うぞ」明らかに風紀委員は教壇とかカー テンの方だけを先に確認したようでした。 「何ですか、先輩っ!俺のフルチン目当てっすか」「違うわっ!」  教壇近くで海パンを下ろした風間君が風紀委員に文句を言うと、舌打ち しながら扉を閉めて出て行きました。 「ふぅ〜、やっべぇ〜。内川の奴、ここまで考えていたのかよ」 「いや、新宮の方がすげーよ。そういうことを先読みしたんだろ?」 「!そ、そういうことか!頭いいな」「わ、私は別に..」  さっきの胸騒ぎはこれだったんだ。教壇のとこで隠れて着替えてたら、 一巻の終わりだったよぉぉ〜。  いや、それよりも私ったら裸のままで男子たちとお喋りしてるんだよね。  いくら恥部が見られてないからって、こんな安心しきっていいの? (ともかく..いやらしい気持ちがおさまったから助かったわ..)  そろそろ着替えないとまずいので私はタオルを取って身体を拭いていき、 大胆ですが両手で頭をゴシゴシしました。  その間は私のおっぱいは丸出しのままでぶるんぶるん揺れるから、肝心 の場所が見えなくても男子たちにとっては興奮ものでした。  ちなみに私を囲ってる赤城君たち以外は着替え終わって、素っ裸のは私 だけみたいです。  当然ながら、みんな囲ってる輪の隙間に集まってくるし、赤城君たちの 我慢の限界にきているようだった。 (赤城君、井下君ったら..横目で必死に見ようとしてるよぉぉ〜)  チラチラ見えるポイントもどんどん発見されていくし、みんなの視線で 感じてきちゃうよぉぉ〜!  ど、どこまで..見られてるの?新宮沙智菜の裸はどれぐらい晒されて るのぉぉぉ〜〜?  私の露出癖がどんどん暴走している気がして、囲ってる赤城君たちが邪 魔に思えてくる。おま●この方も愛液が溢れてるし、もうこのまま全部晒 されても構わない。  これって赤城君たちにとって絶好のチャンスなのに、赤城君ったらわざ と「新宮、着替え終わったか?まさかまだマッパなのかよ」と言い、井下 君も「へへっ、マッパなら振り向こうかな〜」と囃し立ててきました。 「マッパだけど、すぐ穿くから待ってよぉ〜」と私は慌ててショーツを手 にとって穿きました。「あと1分でどいちゃうぜ」「はあ?せめて2分にし てよぉ〜」と和やかに交渉してる状況でもないんだけど..  正直言って赤城君たちのおかげで我に帰ったって感じでした。  ようやく時計を見ながらブラをつけて、制服を着替え始めたところで、 「赤城君たちも時間が無いから早く着替えていいよ」と輪を解きました。  実はまだ着替え中だから下着が見えたと思うけど、これぐらいはサービ スしてもいいよね? 「へへっ、今日は上下、水色か」「ばかっ、見ないで!スケベッ」 「あははっ」「んもぉぉ〜、スケベ..」  って言うか内川さんがわざと下着を上に置いてたから知ってるはずだけ ど、それは言わないことにしよう。  こうして、私が着替え終わると、2分後に内川さんたちが慌てて教室に 戻ってくるなり「新宮?あんた何で制服なんだ!」って大声を出してきた。 「ここで着替えたからよ」と私も意地悪に言葉を返してみた。 「はあ?」予想とおりの顔を見せてきた内川さんたち。 「教室で着替えろって言ったよね?いいんだよね?」 「…そ、そうだけど..そうだけど..」  無言で取り巻きの方へ睨みつける内川さんに「ちゃんとしましたから」 と取り巻きたちが必死に言い訳をしていた。  まあ、蘭ちゃんたちも臨戦態勢で戻ってきたんだけど、制服姿の私にき ょとんとして、そっと聞いてきました。 「さっちん..どういうことだよ..」 「ここで着替えたからよ」 「そっか..」「そうよ」「・・・」「・・・」 「そっかじゃねぇぇ〜!だ、男子たちは..」 「俺たちがスケベだからって見くびらないでもらいたいぜ」と赤城君が私 たちの会話に割り込んできました。 「はぁぁ〜、お前らって..まあ、いっか」とぐしゃぐしゃと頭をかきむ しりながら勝手に納得した蘭ちゃんでした。  まあ、蘭ちゃんが何を言いたかったは分かる気がしたけど、内川さんた ちの内輪もめが見れたことで、これ以上は女子の方は誰も事実を解明しよ うとしませんでした。  今日は本当に赤城君たちにいろいろ助けてもらったので、お礼をしない と駄目ですよね?周兄さん。どんなお礼をしたらいいでしょうか。 *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「それは言わなくても沙智菜がよく分かってるんじゃないかな」   「赤城君と井下君がじっくり堪能できるようにね」   「もちろん、沙智菜もその方が安心だと思うよ」 ********************************  丁度、次の水泳の授業で蘭ちゃんたちが先手を打って例の覗きの噂が堪 えない女子更衣室に着替えを退避してくれたので、ここでお礼を返すこと にしました。 「ここも洗った方がいいよね」と携帯用ビデでおま●こ開いて見せたのは、 お礼しすぎちゃったのかも..


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