第67話「夜の海で大胆遊泳」


 昼間、海水浴で大胆な露出をしてしまった沙智菜です。  日は落ちて夜中になったけど、まだまだ私の恥ずかしい行為は止まらな いかも.. (寝ようにしても暑くて眠れないんです〜)  こう暑くちゃ仕方ないよね。私は自分に言い訳をするように涼みがてら 散歩に出かけた。  もちろんイケナイ行為をすることも含んでおり、実は全裸で泳ぐ目的が 含んでいた。  だからワンピースだけを着けて散歩に行くことにした。  いや、最初は下着を着けていたんだけど、汗もいっぱいかいてるから、 思い切ってブラもショーツも脱いでしまった。  涼しげな水色のノースリーブワンピースだから、日中にはとても恥ずか しくて着られない夜用のオシャレ服。  それも素肌の上からなので鏡で見てみると、結構透けてる気がする。  おっぱいなんかノーブラって分るほど、胸のラインや乳首がくっきり浮 かんでいる。 (露出用にと買ったものだけど..ここまで透けるんだ..)  さすがに、この服だと堂々と歩けないので、いちいち人が居ないのを確 認しながらホテルの玄関近くまで行って、「ちょっと散歩してしまーす」 と服を見られる前にダッシュで飛び出していった。  海まで向かう道路は街灯が点いてるので、思い切り走りました。  ただ全力で走って汗を思い切りかいたせいで、スケスケ度がすごいこと になっちゃかもぉぉ〜。  それに、このワンピースって裾がひらひらしすぎだよぉぉ〜。  潮風なんか吹いてきたときは思い切り捲れるしぃぃ〜。下もノーパンな んだから捲れたらお尻が丸出しなっちゃう〜。  けど砂浜に到着すると、すっかり人影がなくなり、何か助かったような、 物足りないような感じかも.. 「やっぱ..夜の海って静かよね」  しばらくは波の音を聞きながら砂浜を歩いた。拾った貝殻を耳に当てて 波の音を聞く。昼間はあんなに騒がしかったのに今はすごく静かで、きっ と砂浜に居るのは私だけかも。  ちょっと海の水に触れてみた。冷たくない。むしろ心地いい温度かも知 れない。そう思うとドキドキする。ウズウズしちゃう。 (これなら泳げそうよね..腰ぐらいまで浸かるなら大丈夫かな..)  けど、裸で泳ぐにしても脱いたワンピースをそのままでは、誰かにみつ かる恐れがあるので、少し離れたところの松林に置くことにした。  なるべく小さく畳んで松の枝にかけてから、いよいよ全裸で海に入るこ とに。 「でも夜の海は危険だから、絶対に腰までよ!あとすぐに出なくちゃ」  もし急な波が来てさらわれてしまったら命に関わることになる。  夜の海の怖さは分ってるつもりなので、すぐにあがるつもりだったけど。 「何で〜、こんなに波が穏やかなのよぉぉ〜。もうちょっと進みたくなっ ちゃうじゃないのぉぉ〜」  危険だから上がろうと理性が訴えても、足がどんどん進んでいっちゃう。  やっぱ腰だけなんかじゃ身体が満足出来ないのかも..こうなってしま うのは何となく分ってたんだけど、やっぱ身体が疼くと自分が止められな いかもぉぉ〜。  結局、胸のところまで進んでしまった命知らずの私。夜の海でこんなこ としたら危険なのにぃぃ〜。  けど、こんなに穏やかならと自分を説得してしまう私。  そうよ!水泳も得意だし、海が荒れてきたらすぐに出ればいいと次々と 勝手な理屈を自分に言い始めていた。  まあ、腰だけの位置だと誰かが着た際にばれちゃうし、やっぱ恥部を隠 した方がいいんじゃないのかと.. (いやまあ..人なんか来ることはないと思うけど..)  とりあえず少しだけ泳いで満足したところで浜に戻ろうと思ったところ に、何と地元の不良グループが現れて花火を始めていた。 (そんなぁ〜、本当に人が来るなんてぇぇーー)  とりあえず頭だけを出して様子を伺うしかなかった。  不良たちは大声をあげながら花火を楽しんでいる。それも「誰か女つれ てこい〜」「女とヤリてぇー」などと欲求不満の声を出している。 (あ〜ん、これってまずいよぉぉ〜)  もし今見つかったりしたら大変だ。確実に犯されてしまいそうな気がす る。(見つからないようにしなくちゃ..)  幸い、海の方は暗いから見つかる可能性は低いけど、いつまでも海の中 にいるわけにもいかないし.. (多少危険だけど..遠回りしていくしかないかも)  海の中に潜って、もっと先の砂浜まで行って、そこから彼らに気づかれ ないように松林まで行くことにしたのだが..  いざ、海に潜ろうとしたときに不良たちが歓声をあげたので「どういう こと?」と再び視線を砂浜に向けると..  何と最悪のことに枝に掛けていたワンピースが風で飛ばされて不良たち に見つかり、さらに松林にあった草履も見つかり、近くに女性がいること を確信させてしまった。 (まずいっ!)ひとまず頭を海の中に隠し、見つからないようにしたんだ けど、こういう時に限って波が急にきてしまった。  ジャバァァァーーー。「し、しまったぁぁ〜」  結構勢いのある波で私の身体は思い切り砂浜に向けて押し出されてしま った。  まるでイジワルな波が「へい。すっぽんぽんの女一丁あがり」って不良 たちの目の前にスパーンと差し出したような。  しかも波にのまれて2回転させられたあとで砂浜にバーンと仰向けで打 ちつけられる恥ずかしい有様だった。  もちろん、不良たちにも気づかれてしまい、一斉にこっちへやってきて 取り囲まれてしまいましたぁぁ。  けど、唯一の救いは空が曇ったせいか、完全に真っ暗となったところか も。  取り囲んでいる不良たちも明かりを持たずにきたので、少しパニくって いたのであった。 「目の前に居るのは、すっぽんぽんの女だよな?」「わからねー」 「おい、誰か明かり持って来いよ」「って言うか足元が見えん」 「カメラもついでに持って来いよ」「・・・お・おおっ」 「とりあえず逃げられないように押さえておくか」 (いやぁぁぁ〜、もう逃げられないぃぃ)  暗闇の中で押さえかかった不良たちだが、実際は右手と左足は無事で、 何かの別のものを勘違いして押さえている感じだ。  ただ、ここは手足をガッチリと押さえられた感じに見せなくちゃいけな い。だって、本当に手足を押さえられたら何も出来なくなっちゃうから。  この感じだと、まだ不良たちは何も見えていないのだろう。  すっかり私を大の字で固定していると思ってるし、不良たちの荒い息遣 いが私の生肌に突き刺さってくる。 「さ〜て、明かりが来るまで何発かぶっこんでおくかぁぁ〜」 「まずは、おっぱいでも揉んでやるかぁ〜。これって巷で有名なスライム 乳ってやつかぁぁ〜」  あ〜ん、何か完全に強姦モードに入ってるよぉぉ〜。まあ、実際おっぱ いは揉まれてないんだけど.. (きっと身体の上に乗っかって浜に打ち上げられたクラゲを揉んでいるん だわ..)  とりあえず、ここは何とか逃げるチャンスを見つけなくちゃ!諦めたら、 そこでおしまいなんだからっ。まだ絶対に諦めないんだからぁぁぁ〜!  恐怖で震える身体を、絶望に陥る心を元気つけながら、必死にチャンス を探す私。・・・もちろん、わかってるわ。手足の自由が利かないこの状態 で何も出来ないぐらい.. (でもでもぉぉぉ〜、絶対に何か見つけられるはずよぉぉ)  そんな私の耳に不良たちも揉め事が聞こえた。どうやら、1番先に犯す のを誰かを決められずにいたのだ。 (!こ・これを活かすしかないわ..)  私は勇気を振り絞って不良たちが悦びそうな発言をした。 「あ・あのぉぉ〜、全員とセックスしますから、一番目のチンチンだけは 選ばせてくれませんかぁぁ〜」  ものすごく淫乱な台詞に私の顔が真っ赤になった。  が、これが私の手足を自由にさせてくれたのだ。 「ほぉ〜、俺らを全員、満足させてくれるのかぁぁ〜?逃げたい一心で言 っただけじゃねーか?」  ギクッ!(やはり、こんな嘘じゃ見抜かれちゃう..もうちょっと淫乱 なことを言わなくちゃいけないのね..) 「う・嘘じゃないです。その証拠にみんなのズボンとパンツを私に下ろさ せてくださいっ!」  この台詞に不良たちが歓喜の声を上げたが、納得しない不良が私にある ことを提案してきた。 「いいだろう!10分以内に俺ら全員のズボンとパンツを下ろしたら選ばせ てやるぜ。ただし、10分経ったら、一斉に犯すからな。それでいいか?」 「・・・わかったわ。10分で下ろせばいいのね..」  どっちにしても時間は短い方がいいわ。安易な策だけど、全員のズボン とパンツを下ろせば走ることは出来ないし、全員脱がした段階で猛ダッシ ュで逃げるしかないっ!  こうして、私の卑猥な賭けが始まり、開始の合図と共に不良たちのズボ ンとパンツを下ろしはじめました。  こっちは暗闇に目が慣れてることもあって、脱がすのには苦労はかから ないけど..ないんだけどぉぉぉ〜!  パ・パンツ(トランクス)を下ろすと..みんなアレがびょんっと飛び 出してくるんです〜。  これじゃ、本当に私が痴女みたいだよぉぉぉ〜。  それに..1つ大きな計算違いをしていたみたい。  <こいつら、いったい何人居るのよぉぉぉぉ〜〜>  そうなんです。暗闇だから正確な人数が分からなかったんだけど、後か ら駆けつけた連中も居たらしくて、20人近く居るんです。嘘でしょぉぉ〜!  でも諦めらたらお終いなだけに、脱がし続けるしかなかった。 「ほらっ、もう残り1分だぜ。あと5人脱がしきれるかな〜」 「えっ?1分って..そんなぁぁ〜」 「まあ無理な話だな。第一、最後の奴は100m先に立っている見張りし てるあいつだ」  と言った男が私の両手を掴んで、そのまま宙にぶら下がるような形で持 ち上げてきました。 「と言うことでゲームオーバーだ!」 「!ちょっと、まだ時間がぁぁ〜」 「へへっ、無理に決まってるだろ〜。どうせ、俺らの足の自由を奪って逃 げるつもりだったろ〜。残念だったな〜」 「!!」(そこまで見抜かれてたなんて..)  結局、私のした行為は初めから無駄だったらしく、一気に全身の気が抜 けて項垂れてしまいました。 「やっと観念したらしいな〜。褒美に一番ぶっとい佐藤のを最初にしてや んぜ!佐藤っ、準備いいか?」 「俺ぁ〜、いつでもいいぜ。一気にぶっこむからガバガバになっても文句 言うなよぉ〜」  と言った佐藤が私の方へ近づいてくると少し暗闇に目が慣れてきた不良 たちが私の左右の足を上に持ち上げた。  これで私のおま●こは全くの無防備になり、処女を奪われるのを待つだ けになる。 (周兄さん、ごめんなさいぃぃ〜。処女を守ることが出来なかったよぉ〜)  暗がりでボンヤリしか見えなくても、佐藤という人の太いアレが私のお ま●この入口ギリギリまで接近しているのは分かった。  処女喪失まであと数秒の中、明かりとカメラを取りにいった不良が走っ て戻ってきた。 (ああぁぁっ、これで顔も見られちゃう..)  が、走ってきた不良の様子がおかしく、何か叫びながらやってきた。 「サツがぁぁ〜、いっぱいやってきた。パトカーも何台もきてるぜぇぇ〜」 「何だとぉぉぉ〜」「おい、サイレンの音が聞こえるぞっ」  不良たちが慌てだした。遠くの方では甲高い複数の中年の声が聞こえて おり、警察官たちがパトカーと共に押しかけてきたみたいだ。  後で知ったことだが、誰かが花火と騒音が酷いと警察に通報してくれた おかげで、警察が動いたみたいです。 「ちくしょぉ〜、いいところだったのに!お前ら、早くズボンをあげてず らかるぞっ」「って言うか、こんな状態じゃチャックしまんねぇぇーー」 「ちっ、フルチンで逃げるぞ」「おい、先逃げるなよっ」  不良たちが一斉に逃げ始めるが、ズボンとパンツを下ろしたままにした のが仇となり、追ってきた警察官に次々と捕まっていく。  一方、私の方は宙ぶらりんに持ち上げてた男に尻をピシャリと叩かれ、 海の方へ放り投げられた。 「お前悪運強いな!今日は見逃してやるっ」  きっと、悔しさから出た捨て台詞なんだろう。海に放り込んだのも悔し くてわざと投げたと思う。  逆に私にとっては好機であって、思い切り潜って泳いだおかげで警察に 捕まらなくて済みました。  結果としては時間を稼いだのが良かったみたい。ギリギリまで諦めなく て助かりましたぁぁぁ〜。  この後は周りが静まってから浜に上がって、運よく放置されていたワン ピースを拾って着替えることが出来ました。  けど、何故か股間がチクチクする。どうやら、身を隠すため必死だった ため、クラゲに刺されたことに気付かなかったんです。  あ〜ん、おま●こを刺されちゃうなんて最悪だよぉぉ〜。  周兄さん、もう全裸での海水浴は懲り懲りですっ! *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、今回はかなり危険な状態だったね」   「そういえば捕まった不良たちはどうなったんだい?」   「沙智菜を探していたら厄介だな..」 ********************************  そっちの方なんですが、警察も襲われた女性を探してたんだけど、結局 は夢でも見てたのだろうということで収まりました。  不良たちの方も私を探す手掛かりがなかったので諦めたそうです。


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