第64話「危険な攻防」



 今回も今までに増して危機的な状態におちてしまった沙智菜です。  だって、犯される寸前なんですよぉぉぉぉーーー!  今、私の目の前には下半身を丸出しにし、剃り立った汚いモノを右手で 握りしめているヤバい男子がいるんですぅ〜。  花も恥らう乙女にそんな汚らわしいモノ見せないでぇぇぇーーと訴えた い気持ちだよぉぉ〜。きっと周兄さんには、こんな凶悪なモノはついてな んかいないわっ!(うんうん)  私のイメージだと周兄さんのアレは騎士が持つ聖槍のような立派で素晴 らしいものだと思うものっ。  まあ、今はそんなことを考えてる場合じゃないわ。どうやって、この危 機を脱するかを考えないと..  顔についてる石灰も取れかかっていることから、数分も経たない内に私 の正体もバレてしまうかもしれない。 (そうなったら..きっと)  ついつい、こんな切迫した状況の中で正体がバレてしまった最悪のシナ リオを想像してしまった。 =======沙智菜の最悪なシナリオ============================================  私のお尻にはマジックで次々と正の字の棒が書き足されていく。  パンパンッ!ぐちゅぐちゅっ。パンパンパンッ! 「ああぁっ..」「そりゃ、2周目のフィニッシュだぜっ」  どぴゅっぴゅぴゅっ。(ぁぁ..また中にぃぃー)  男子が悦びの声を出しながら、私の膣内に射精してきた。  そう、正の字は私を犯した回数であり、処女を奪われたばかりのおま● こに男子たちの精液がどんどん注入されているのだ。 「こ・これ以上、中に出さないでぇぇ」  私の膣内はいろんな男子たちの精液でいっぱいに詰まっており、子宮か ら出てくる卵子と結ばれてしまう恐怖に怯えていた。 (このままじゃ妊娠しちゃうぅぅ〜。父親が誰か分からない子供なんて作 りたくないよぉぉぉーーー) 「へへっ、安心しろよ。新宮さんなら責任とって一緒になってもいいぜっ。 確実に誰かが当たるように、3周目にいくとするかぁ」「OKだぜ。へへっ」  どうやら男子たちには妊娠してしまうことなど恐れておらず、逆に誰か 妊娠させるかを楽しんで、私を犯しつづけてきたのであった。 (冗談じゃないわぁぁーー。何であんたらの子供を身ごもらなくちゃいけ ないのよぉぉぉーー。周兄さん以外の赤ちゃんなんて作りたくないよぉ〜)  けど、男子たちのレイプは止まらない。そして私の身体の感覚も壊れ始 めており、犯されることに感じ始めてきた。  涎を出しながら喘ぐ私の口に、何と男子の剃り立ったモノが突っ込まれる。  おま●こだけでは物足りなくなった男子が口での奉仕も求めてきた。 「おらっ、口の中にも出してやるぜ」「うぐっ..」 「へへっ、このまま朝まで犯し続けてやるぜ」 「明日には立派なヤリマン女だな。あっはは」 「さあ、そろそろ3周目も終わるぞ」 (ぁぁ..助けて..周兄さん..) 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 ======================================================================  って!どうして私が犯されなくちゃいけないのよ!!  周兄さんのために大事にしてたバージンをこんなとこで失ってたまるも のですかぁぁーー!  こうなったら、お母さんからもしもの時にと教わった必殺の蹴りを使う しかないのかもっ。  その名も100均キック。何かお買い得な安売り蹴りみたいなイメージ があるけど、あまりの凶悪さを隠すためにわざと命名したらしい。  お母さん曰く、100人までなら一発ノックアウトよ♪と満面の笑みで私 に連撃の蹴り上げを見本で見せてきた。  コサックダンスをスーパー早送りしてるような無数の蹴り上げであり、 この蹴りを集団で襲い掛かる男のピーに1つずつ的確にヒットさせていく ようだ。 (本当に凶悪すぎる技よね..まあ、私にはそこまで出来ないけど..)  でも生のアレに蹴りを入れるなんて、すごく抵抗あるよぉぉぉーーー。  だけど、ちゅうちょする場合ではないわ。石灰も取れかかってるし、犯 られるぐらいなら、やっちまえという状況だ。 (ぅぅ..蹴りたくても、焦点をあわせたくないぃぃっ。あんな汚いモノ を凝視したくないよぉぉぉーー)  ついつい勃起している男子のイチモツから目を反らしてしまい、蹴りど ころではない私の視界にあるものが映った。  それは遠くで何か目で合図を送ってる男子の姿だった。 (!あれはたしか..虐められていた男子?)  さっきまで裸にされて虐められていた男子がそのまま放って置かれてい たらしく、奴らの隙を見て体育館の端に移動していた。  その男子が視線であるものを指してきた。それは体育館の室内灯のスイ ッチであり、これを今から切るからこっちへ逃げてこいという合図らしい。  もちろん男子たちに気づかれないように小さく頷いて返事を見せると、 彼がさっそく行動に移してくれた。  ガシャンッ!!大きな音と共に辺りが一気に暗くなった。  男子たちが私を犯すのを外から見られないようにカーテンをかけたこと が裏目になった瞬間であった。  ただ、ここで誤算が発生した。暗くなったと言っても真っ暗というわけ ではなかったので、逃げる私を男子たちが追うことが出来た。 「はぁはぁはぁ..」  何とか奴らに捕まらないように逃げようとしたけど、相手の方の追い込 みが上手かったせいで、結局は暗さに慣れた奴らに囲まれてしまった。  思い切り走って体力も使い果たした私は、その場で腰を落としてしまい またもや逃げることを諦めるしかなかった。  唯一の救いは石灰が落ちた私の顔を暗さで判別できなかったことだ。 「ちっ、いったい誰が明かりを消したんだぁぁーー」 「まあいいじゃねーか。この女を逃げられないようにしてから明かりをつ けることにしよーぜ」「なるほど、そりゃいいアイデアだな」  そういうと2人の男子が私の両脇を左右から抱きかかえ、引きずるよう にしながら、体育館の端に置いてあったバスケやバレーで使う得点板のと ころまで連れていった。  高さ150cm、幅が2mほどある頑丈な得点板に私の身体をくくりつける様 であり、暗い状態の中で器用に股を開いた大の字の状態で固定してきた のであった。  そしてリーダ格らしい男子の1人がニヤニヤしながら、こう話しかけて きた。 「今、携帯探してるからな。見つかったら、ライトを照らしててめーの顔 を拝見させてもらうぜ。そっから壮大なレイプショーをやらしてもらうぜ」  さっきよりも危機的状態になってしまった私。  頼みの綱は虐められていた男子なんだけど、正面から堂々と助けるほど の力はないだろう。  どうやら今度こそ本当にロストバージンされるかも知れません... (ぁぁ..こんなとこで処女を失うなんて、いやだよぉぉぉぉーーー)  いつものように誰か助けにきてよぉぉーー!お願いぃぃっっ!  でも..今回は間に合わないのかも..  すでに周りの男子たちが私の顔を確認するために携帯を探し始めている からである。  きっと携帯が見つかった途端にライトを点けられて顔を見られてしまう のだろう。  もう..全てがおしまいになってしまったかも..  ごめんなさい..周兄さん..  手足を大の字で固定された私は、男子たちに犯されるのを待つだけであ ったが、ここで何と幸運なハプニングが起こったのであった。  それは意外にも恐れていた携帯であり、携帯を探していた男子の近くで 鳴りはじめ、電話に出ると相手の男子が携帯から漏れるほどの大声で怒鳴 ってきた。 「何、いつまでもイジメをしてるんだよ!センコーどもが慌てて職員室を 出て行ってるぞ!誰かが気づいてチクった感じだ」 「どういうことだよ!ちくしょっ!まだ女に触れてもいねーんだぞ!ここ で引けるかよっ」「でも教師が来てこんなの見つかったら停学だぞ」 「そーだぜ」「ぐっ!顔もわからねー上に何もしないで去れるかよ」  私の身体を触れることも出来なかったリーダ格らしい男子が駄々をこね ていると別の男子が何やら変なことを言ってきた。 「それなら、アレを使えばいいさ。あいつを虐めるのに買ったアレがペア のせいで使い道がなかったからな」 「なるほど、それは名案だな。じゃあアレを付けて逃げるぞ」  そう言って1人の男子が私の股間に何かを付けて、急いで逃げていく。  ただ私は縛られたままで置いていかれたので逃げることが出来なかった。 (ちょっとぉぉぉーーー!こんな姿、先生に見つかったら私も停学だよぉー これじゃ、一難さってまた一難だよぉぉぉぉぉーーー)  すでに私を犯そうとしていた男子たちは全員逃げてしまい、完全に取り 残された状態になってしまいましたぁぁぁーー。 「あ〜ん、誰かぁぁーー助けてぇぇぇーー!」「しぃぃぃー、静かに」 「えっ?」「まだ先生が来るまで時間があるから..今これを解くから」  何とまだ残っていた男子が居て、その男子が手足の紐を解いてきてくれ たのだ。  その男子は裸で縛られて苛められていた男子であり、ここに1人残って私 を解放しようとしてきた。  よく見ると彼を縛っていた紐は完全に自分で解いていたから驚きだ。 「君の顔は隠れているから誰だがわからないけど、僕の名は方藤 しげ。 君が何をしていたかは追求しないけど、あいつらに付けられたソレを一刻 も早く何とかするんだ。そうしないと君は奴らの言いなりになってしまう から」「わ・わかったわ」 「僕に付けられてるのは男性用で、君のは見て分かると思うが女性用だ。 本来は鍵を使わないと取れないが、取る方法はいくらでもあるから」 「う・うん..」「さあ、紐も解けたから早く!」「ありがと..」  ようやく得点台の大の字から解放された私は、彼にお礼を言ってから急 いで更衣室に戻って着替えて出ることにした。  ちょうど私が体育館から出た直後に先生たちが乗り込んできたけど、彼 もどこからか逃げたみたいで、もぬけの殻となっていた。  とりあえず男子たちに付けられたアレは家に帰ってから考えることにし て、何とか無事に帰ることが出来ました。    家に帰った私は浴室に急いでいって股間に付けられたオマケを外す方法 を考えることにした。  私の股間に付けられたモノ..それは貞操帯であり、鍵を入れないと取 れない恥ずかしいものであった。 (ああぁ〜ん、こんなものを付けられるとは思いもしなかったよぉぉぉ〜)  まずは強引に脱ごうと思ったけど、貞操帯と言われるだけであって本当 に鍵がないと外せないことに愕然した。 (ど・どうしよぉぉ..こんなものをずっとつけなくちゃいけないの?そ・ それに..これを外さないと言いなりになるってどういうこと?)  どうしても外せないことに不安に思っていた私であったが、それを解決 する意外な言葉が聞こえてきたのだ。 「う〜ん、沙智菜ちゃんって、そういう趣向もあったの?けど、貞操帯は 早すぎるわね..調教されるのは処女を失ってからにしなさい」 「!お・お母さんっ..いつの間に」「なかなか、お風呂に入らないから 様子を見にきただけよ。でも正解だったようね〜♪」 「あ・あの..実はその..これは..」「言わなくていいわよん♪」 「えっ!?」「言わない代わりに、その貞操帯ちょーだい」「へっ?」 「それって結構、高い貞操帯なのよ〜♪ちゃんと排泄も出来るし、遠隔操 作で恥丘を刺激することも可能なのよ。調教用の貞操帯として結構、使え るのよん」「そ・そうなの..」 (そうか..調教用だから早く外せと言ったのね。じゃあ、一刻も外さな いと大変なことに。ど・どうしよぉ..鍵がないよぉぉぉぉーーー)  カチャカチャ..カチャァァーーンン♪「えっ?」 「じゃあ、約束どおり貰うわよ〜。遠隔リモコンは別売りで取り寄せれば よさそうね〜♪もうけっ」とお母さんがヘアピンであっさりと鍵を外して 貞操帯を取ってしまいました..(って言うか、何に使うつもりよぉぉ〜)  このあと本当にお母さんは何も聞いてこなかったのですが、一言だけ注 意してきました。 「危ないことはほどほどにしなさいよ♪あと、沙智菜ちゃんの趣向は知っ ているんだから困った時は相談するのよ」と。  どうやら、家に帰ってきた時から、お母さんが私の異変に気づいていた ようです。周兄さん..今回は本当に危なかったです。 *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「さすが、何でもお見通しのお母さんだね〜」   「これからも困ったことがあったら、どんどん相談したほうがいいぞ」   「けど、貞操帯は本当に欲しかったかも知れないな..」 ********************************  かも知れないです。後日、本当に遠隔リモコンだけ取り寄せてたみたい だから..(自分で使うつもりなのかな..聞くのが怖いよぉぉ〜)  あと、私を助けた男子のことですが後日、礼璃んにそれとなく聞いてみ たら、どうやら自分から進んでいじめられていたM気のある男子だったそ うです。(はぁぁ〜、そういう趣向の男子もいるんだぁぁ〜)


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