今日は球技大会。今日はイケナイ事をやめて球技に集中したいと思います。
何たって優勝がかかってるし、こう見えても結構、頼りにされてるんです。
それに前回の非常階段の事もあるから今日は煩悩をポポイのポイしました。
えっ?沙智菜の事だからまたそうなるって?
でも、今回は大丈夫!!
人には言えないけど昨日、オナニーをしてすっきりしてるんだから。
ネタは例の非常階段で男子達にやられちゃう過激な内容だったけど
別にレイプ願望なんてないですよ。(絶対に!)
あの時は手足がガクガクして本当に怖かったのに、今では興奮してしまうなんて
ちょっとヤバイかな..
けど。スッキリしたんだからいいよね?周兄さん。
(さあ、今日は球技大会でガンガン得点を決めるわよ!)
球技大会の出場種目は全部で4つ、ソフト、バレー、バスケ、テニスの4つを
男女別々になって球技をやるんですか私はバスケを選びました。
こういう競技になると真剣に一所懸命になってしまい、私のボールさばきに
みんなが関心するぐらいでした。
一応、どの球技もトーナメント制で負けない限り試合が続く事になり私のとこは
何とか午前中まで勝ちつづける事が出来ました。
これもイケナイ事を考えないで競技に集中出来たせいかな♪
ちなみに、午前中までに全て負けたクラスは何と大会が終わるまで校外に出れず
クラスで担任と一緒に待機になってしまいます。
当然、担任によっては授業をする先生もいてちょっとツライ1日になっちゃうんです。
私のとこは、男子が野球で唯一勝っており女子はバスケとテニスが何とか残って
ました。
あとは午後で数回勝ちつづければ、もしかすると優勝出来るかも知れません。
「よし、午後もバンバン、シュートを決めるわよ!」
そんな張り切る私だったのですか、またあんな事が起きるなんて..
「さっちん〜さっちん〜、ちょっと大変よ!」
昼休み、私が昼食を取ろうと校舎に戻ろうとした時、後ろの方から親友の美紗里
が慌てて駆けつけてきた。
「美紗里?どったの?何かすごく慌ててるけど?」
「まずい事になったのよ。今グランド裏で悠子が大変なのよ」
「悠子が?どういう事?美紗里?」
「今、悠子が内川さん達に取り囲まれてるのよ。どーしーよ..」
「内川さんに!!なんで、そんな事に?」
そう、この内川さんは実はイジメの常習者であり、グループを組みターゲットを
決めてイジメをするタチの悪い女子であった。
今までは他のクラスの女子をターゲットにしてたので私たちは悪い事ながら
傍観者として黙っていたが、まさか自分のクラスの女子をターゲットにするなんて..
「美紗里、悠子を助けにいこうよ!」
「さっちん、それはやばいよ!内川さんに反抗したら私たちも狙われるよ!」
「でも悠子をほっとくことは出来ないわよ。さあ、行こうよ」
「・・・ご・ごめんなさい..私にはそれは..」
「美紗里?」
美紗里は黙ってしまった。確かに内川さんに目を付けられた女子は今まで2・3人
いたがみんな登校拒否になってこなくなっていた。
美紗里の気持ちはよくわかる..私だって今まで傍観者の1人として黙ってみて
たんだから。
でも悠子が狙われて初めて気付いた。黙っていた自分がどんなに恥かしかったか..
「美紗里..私、1人で悠子のとこに行くよ。教えてくれてありがとね」
「さっちん!?ちょっとマジで行くの?何か先生に言うとか..他に手を考えようよ」
「先生では無理よ。今までだってチクった子がヒドイ目にあったの知ってるでしょ?」
そう、内川さんは学年で1・2の秀才であり、先生からは期待の生徒として事の事実を
黙認してる噂があったのだ。
要するに大事にならない限りは何をやったとして、学校側が隠しとおしてくれるので
あった。
内川さんもそれを知っており、もはや誰も止められないタチの悪い女子生徒になりつつ
あったのだ。
「美紗里、私は大丈夫よ。仮にターゲットになったとしても何とかやってみせるわ」
「さっちん..」
「じゃあ、悠子にとこに行くわ」
「ご・ごめんなさい..」美紗里は少し涙を浮かべて申し訳ない顔をしていた。
私はとりあえず急いでグランド裏に行くと美紗里の言った通りに悠子が内川さんたちに
囲まれていたのであった。
「内川さん!そんなとこで何やってるんですか!」
「・・・新宮?ちょっと、この子の罰を今からしようとしてたのよ」
「さっちん..私が悪いの..悪いの..」
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