第18話前編「琉璃乃VS稚奈」
3年の女子たちとのトラブルも猪崎の計らいで、何事もなかったかの
ようにしてる中、ついに稚奈の対決の日が明日に迫ろうとしていた。
琉璃乃は相変わらず、稚奈の拳のせいで淫らな言葉を吐く生活が続き、
このままでは戦う前からの敗北は決まっているのかも知れない。
そんな中、珠紅はある決意を持ってある場所へ向かっていた。
「よぉ〜戦いは明日みたいやな..稚奈」
「はい。もし明日、私に負けた際は琉璃乃様は私が頂くことにしますわ。
文句はありませんわね?」
「そういう約束だからな..あんたもそれでええのか?最後の三羞牙」
「・・・・・構わないわ。それだけの女だったことさ」
「まあ、相変わらず非情ですわね」
「そうや..1つ、稚奈にお願いがあるんやけど、ええかな」
「何ですか?珠紅さん」
「明日の対決は延期させてもらうで..もう、こんなくだらない戦いは
ご免でな」
「珠紅さん!」「珠紅っ!」
「2対1で不利やけど、あんたらを倒させてもらうで」
珠紅の言葉を聞いた稚奈と最後の三羞牙は、すぐに間合いを取ってきた。
どうやら、一瞬の隙を見て攻撃するみたいであった。
「不意打ちか..珠紅らしくないぞ」
「ふふ、まさか、最後の三羞牙の言った通りになるとはね」
「・・・・」「どういう意味や!最後の三羞牙!」
「珠紅さんが琉璃乃様のとりこになったって話ですわ。あなたが戦いを
挑んでくるのをわかってたので、いつでも逃げれる用意はしてましたのよ」
稚奈は再びにっこり微笑むと一瞬の内にすごい速さで一瞬に遠くに離れ
てしまう。
「しもうた!稚奈ぁ!!汚いぞ!!」
「ずるいのはどっちですか?勝負を台無しにするなんて三羞牙失格です。
はい♪」
稚奈はそう言うと、そのまま姿を消してしまった。
「ちくしょぉぉーー!!最後の三羞牙、あんたどういうつもりや!」
「・・・臆するな。あんたが思うほど、あの子はそんなには弱くない」
「・・・・勝てると言うのか?あの状況で」
「勝てそうな気がするわ..そうしてもらわなければ私の番もこないしね..」
「わかった。ここは引いておくが、いざとなったら、この珠紅も勝手に
助太刀するで」
「勝手にしなさい」
琉璃乃が知らないところで、明日の対決について、それぞれの意見をぶつ
けた三羞牙。
珠紅はすっかり、琉璃乃の事を気に入っており、本当に不利になった時は
全力で勝負を止めることを決意していた。
そして決戦の当日、琉璃乃はゆっこと珠紅の2人の肩に腕をかけながら、
約束の場所へ向かっていた。
まだマスクをしているところから稚奈の技からは開放されてなく、不安に
思う2人が言葉をかけてきた。
「琉璃乃、大丈夫なのか?稚奈は手強いで。そんなフラフラした体では
勝てんで」
「そうよ、琉璃乃ちゃん。勝てる見込みはあるの?」
「だ・だいじょうぶ..一応、彼女の技からは少し開放されてるわ..」
「!琉璃乃。普通に喋れるんか?」「琉璃乃ちゃん..」
「まだ完全じゃないの..気を緩めるとエッチな言葉を出してしまうわ」
「さすがやな..それでも稚奈の力から逃れられるんなら、うちはしばらく
手を出さんでおくわ」
「もしかして、また特訓したの?琉璃乃ちゃん」
「一応ね..うまくいくかどうか..わからないけど」
「何か頼りない言葉やな。うちが日を延ばすように話つけてもええで」
「ううん、どちらにしろ。目の前にやってくるほど、早くやりたいみたいね」
琉璃乃の視線の先には稚奈の姿があり、どうやら対決が待ち遠しくてわざ
わざ目の前に現れたようであった。
「さすがですわね。一時的にしろ、私の技から逃れているなんて」
「大したことじゃないわ。対決が待ち遠しいなら今ここでしてもいいわ」
「琉璃乃!馬鹿、なんて事を」
「そうですよ。今日対決だからって、今することじゃないわ」
「ふふ、私も同じ意見ですが..正直、これ以上は待ちたくない気分ですの。
はい♪」「じゃあ、今戦いましょう。稚奈さん」
「・・・・正気ですの?」「ええ、正気よ」
「琉璃乃!」「琉璃乃ちゃん..」
「ゆっこと珠紅はそこで見ていて..」
「どうやら本気みたいですわね..いいでしょ。待ち遠しいのは本当の気持ち
ですし、早く決着をつけたい理由があるみたいですわね」
「まあね〜♪私もこれ以上、エッチな言葉はいいたくないしね」
「ふふ、残念ながら私に負けたら、ずっとエッチな言葉を言うようにしてあげ
るわ」
「どうぞ..でも、あなたの技はそんなに効かないと思うわ..」
「へぇ〜、それはすごい自信ですわね。また新たな羞恥拳を身につけたという
ことかしら?」
「そうね..それに近い感じだわ」
「いかに羞恥拳で強力な性感を自らに発生させたところで、いつまでも言葉の
快感から逃れると思ってのかしら?」
「どうかしら?」
「なら、私の本気の力を見せてあげますわ。はい♪」
シュッシュッ!稚奈は一瞬の内に琉璃乃の後ろに回り込み、言葉の羞恥拳を
打ち込んできた。
「どうやら、この勝負。私の勝ちですわね。はい♪」
「琉璃乃っ!」「琉璃乃ちゃん!」
稚奈の言葉の力が琉璃乃の脳内に駆け巡りはじめるが、口からはまだ淫乱の
言葉が出てこなかった。
第18話後編
「なるほど..これは凄い力ね..今でも言いたくなりそうね」
「えっ..何で言わない..そんなぁ..私の力は効いてるはずです。はいっ!」
稚奈は続けて次々と琉璃乃に羞恥拳を出していくが、何故か少しもいやらし
い言葉を出してこない。
「無駄よ..なぜ言葉を出さないか知りたい?」
「うそ..どうして..私の力が?教えてよ!この力は完璧なはずです。はいっ!」
「なら、教えてあげるわ。これがあなたの言葉を抑えてる力よ」
琉璃乃はそう言うと素早い動きで稚奈の脇の下を捕らえてくすぐり始めた。
「ひゃははははははははははーーーーーこれって..あはははは」
「どう、わかったかしら?」
「ど・どういうことですひょ..ひゃぁぁあっははははははーーーー」
「わからない?まだ足りないかしら?稚奈さん」
琉璃乃は次々と稚奈のくすぐったい場所を集中してくすぐっていく。
「あははははははは・・・きゃははははははははは・・・」
「どこか答えなのーあはははははーーーひゃはははははははーー」
腹をよじれながら、その場で苦しみはじめる稚奈を見て、珠紅はこう叫んだ。
「そうか、わかったで!さっきからフラフラなのはうちの拳をずっと自分に与え
ていたんだんやな」
「どういうことですか..珠紅さん?」
「うちの拳はくすぐりの拳や。それを受け続けるうちは、まともなことを考えら
れへん。くすぐりを耐えるだけで必死なんや」
「つまり他のことを考えられない..稚奈さんの力を打ち消すことが出来るって
ことですね」
「そういうこと..おかげでわき腹が痛くて痛くてたまらないけど..」
「そ・そんな..ひゃははははーーずるいですわ..あはははははははーー」
「せやけど..うちの拳を防ぐには..例の拳をやってるんやな..」
「ええ、またそのせいで、おま●こが腫れてパンティが穿けないけどね」
「ひゃははははーー、いきがぁ・・・はははははーく・苦しいです・・・」
「そう?じゃあ、あなたにもくすぐりから開放させてあげるわ」
笑い転げている稚奈の身体に琉璃乃の拳が炸裂した。
ピキィーーン「う・うそぉぉぉーーー!何をやったんですかぁぁ」
「くすぐりを防ぐための羞恥前絶拳をやっただけよ」
「ああぁぁんんん〜!こ・この快感が羞恥拳..」
「どう、くすぐりからは逃れらそうかしら?」
「あはははは...はぁぁんん〜!このままじゃ失禁しちゃうですぅーー」
「そう?じゃあ失神も出来るようにあと2、3発打っておくわ」
「あんまりです〜きゃはははは..やめてください..はいぃぃんんんーー」
今まで散々辱められてたせいか、うっ憤を晴らすかのように羞恥拳を稚奈の身
体に打ち込んでいった。
何回も絶頂し、仕舞いには失禁をしながら失神してしまった稚奈。
それと同時に琉璃乃に掛けられていた稚奈の言葉の羞恥拳の力がようやく外さ
れた。
「ふぅ、これで自由に喋ることが出来るわ。今回も散々な目にあったわ」
何とか2人目の三羞牙を倒し、ほっとした琉璃乃に次なるトラブルが起こった。
ただ、それは琉璃乃の身ではなく、この試合をみていたゆっこの身体に起こっ
てしまったのであった。
ガクガクガク...「ぁぁぁぁっ..琉璃乃ちゃん..」
「ゆっこ!?ど・どうしたの?」
「い・今さっきまで、わ・私の後ろに最後の三羞牙がいて..こう言えと」
「何て言ったの?ゆっこ!」
「さ・最後は仁の三羞牙が相手になるとぉぉ..我の力をこの娘にメッセージと
して残したから..対策でも考えるがいいわ..と」
「メッセージって?」
琉璃乃がメッセージのことを聞こうとした時、ゆっこが泣く様に叫び始め、股
間から、大量の黄色の液体がこぼれてきたのだ。
「いやぁぁぁぁーー、み・見ないでぇぇぇぇぇーー」
じょぼじょぼぼぼぼぼっ..じょぉぉぉぉぉぉぉーーーーー
何と、みんなが見てる前で思い切り、ゆっこがお漏らしをし始めた。
それも尋常じゃないおしっこの量で穿いていたショーツが足元まで落ちてしま
ったのだ。
「いやぁぁ..琉璃乃ちゃん..見ないで..これは違うのぉぉ」
泣き崩れるように地面にへたり込むゆっこを見て、意識を取り戻した稚奈が言
葉を出してきた。
「はぁはぁ..琉璃乃様..それが最後の三羞牙の技なんです。はいっ..
私の言葉の力と同じで、掛けられた相手はいろんなとこでお漏らしするのです」
「何よ。その変な技はっ!いったい、そんなのをして何の意味があるのよ」
「意味はあるで。いつ起こるかも知れないお漏らしの辱めに徐々に追い込まれる
力や..女にとってこれほど恥ずかしいことはないで」
「でも..それならオムツをすれば、羞恥から逃れるんじゃ..」
「琉璃乃様..それは無理なのです。オムツなどで防いだ時はそれ以上の屈辱が
来るようになっています。はいっ」
「それ以上って..まさか..」
「言わなくてもわかるやろ..まだおしっこの方がマシってことや」
「・・・とんでもない技ね..ゆっこ、私のせいで..ごめんなさい」
「だ・大丈夫です..琉璃乃ちゃんが恥ずかしい目にあうよりはましだから..」
「ゆっこ..」
「はぁはぁ、琉璃乃様。仁の三羞牙は後で私が話します。今はこれを受け取って
ください。はいっ..」
稚奈が琉璃乃に1枚の和紙を渡した。
そう、それは珠紅の時と同じ、和紙には見慣れたものの墨の拓がしてあった。
「あなたのもあったの..これを受け取らないと駄目なの?」
「はい。是非、受け取ってください。私の忠誠のマン拓です。はいっ」
「..まあ、一応、受け取っておくわ。だから、みんなの力も解いてあげてね」
「それなら大丈夫です。私が敗れた段階で自動的に解けたはずです。はいっ」
「そう、それならいいけど..今度はお漏らしか..はあ〜嫌になっちゃう」
稚奈との戦いにかった琉璃乃だが、もうさっそく最後の三羞牙との戦いが始ま
ってしまったのであった。
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