第21話「エッチな虫取り」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今年も暑い夏となり、みんなが暑さで参っているこの頃。  そんな暑い外を元気で駆け回っているのは子供たちぐらいであろう。  どうやら虫取りに夢中になっているようであり、駅の周りでは何故か子 供たちの姿が大勢、見かけられるのであった。  そう、駅の周りだと言うのに虫かごを持って虫を探している子供たち。  山の中ならともかく、こんな駅の近くで虫が取れるのであろうか?  そんな駅の近くを、ちょうど学校が終わって汗をかきながらやってくる 女子高生たち。  どの子も暑いせいか薄いワイシャツにブラという、薄着の格好となって いる。 「暑いよぉ〜こんな暑い中でよく虫取りなんて出来るわねぇ〜〜」 「けど、何で駅の近くで虫取りをしてるの?」 「あっ、しまった。もしかして例年の虫取りなんじゃないっ!」 「それじゃ虫には気をつけなくちゃね」  子供たちの虫取りを見て何かに気づいた女子高生たちが警戒し始めた。  何故、子供たちの虫取りに警戒心を示さなくてはいけないのだろうか? 「あっ、オオクワガタがこっちに向かってくるわっ!」 「いやぁぁっ、私たちを狙ってるよぉぉぉーー」 「今すぐ、逃げなくちゃ!このエロオオクワガタぁぁぁぁーー!」  飛んでくるオオクワガタから逃げて走る女子高生たちだが、彼女たちの 隙を狙って何と1匹のオオクワガタが大胆にも服の中に侵入し、ブラのホ ックを切ったのであった。 「きゃあぁぁぁぁ〜」「しまったぁぁぁ〜やられたぁ〜」  女子高生たちの悲鳴を聞いて辺りにいた子供たちが集団でやってきて何 と大胆にもワイシャツを剥いで虫を捕まえようとしてきた。

「すげーかなりの大きさだぜ〜」
「こっちも大きいぞ〜」
大きいおっぱいにしがみついていた
オオクワガタを見て喜ぶ子供たち。
オオクワガタの方も捕まれないよう
に女子高生のおっぱいの下に素早く
もぐり込んでしまう。

「あっ!おっぱいの中にもぐったぞ!
早えっ!」
「左の方へ行ったぞ!」
「もっとよく持ち上げろよっ!」
「今度は端っこ行ったぞ!広げろ!
広げろ!」「ちげえよ寄せるんだろ!」
「あぁっ、そんなに強く揉まないでぇ」
捕まえるように難しいせいか揉みく
ちゃにされる女子高生たちであった。

 しまいにはオオクワガタが最後のあがきで乳首を挟んでくるので、女子 高生としては災難としか言いようがないだろう。 「ああぁぁっ、乳首を引っ張らないでぇぇぇーー」 「なかなか離れないぞっ!もっと引っ張ろうぜ」 「だからっ!引っ張らないでぇぇーー!もっと上手に取ってよぉぉ〜」  女子高生たちを卑猥な目に遭わせるエッチなオオクワガタ。  けど、どうしてクワガタがこんなことをするのであろうか?  実はこのオオクワガタは「おしゅうちさま」が駅の空き地でこっそり育 てていたものであり、成長して飛び立つと何故か女性の下着を切る習性が ついてしまったらしい。  当然ながら、山の中の虫取りが苦手な今風の子供たちにとっては、これ ほど楽な虫取りはないだろう。  まあ、そんな虫のターゲットとされた女子高生たちは可哀想であるが、 ここは無邪気な子供たちの虫取りと思って諦めてもらうしかない。  下着を着る習性があるせいか、パンティを狙うオオクワガタもおり、そ んな時は下半身も丸出しにされてしまう時もある。  アンダーヘアーが多い女性の場合は下着を切るだけではなく、毛まで器 用にジョキジョキと切ってしまうらしい。  虫取りまでもエッチなことに利用するとは、さすが「おしゅうちさま」 と言ったとこだろう。  しかし、こんなレイプまがいのことをされたら女子高生たちもかなり怒 ると思うが大丈夫であろうか..  ちなみにこのオオクワガタは襲われそうになると大量のフェロモンを出 すようであり、このフェロモンが身体に染み込んだ女性はしばらくの間、 男性からのアプローチが殺到することになる。  つまり、どんな男性でも落とすことが出来るモテモテパワーを得る事が 出来るのだ。  さらに、このフェロモンは高級な香水と同じ効果があり、常に甘い香り が身体から出る事となり、効果が続いている間は肌のツルツル、スベスベ 感が持続するようであった。  そんな効果が出るせいか、中にはわざとオオクワガタを誘う女子高生も 居て、こちらの身体の方が美味しいわよぉ〜と呼び込み合戦を行うシーン も出るようになっていた。  かくして、このエロクワガタがいなくなるまでは、駅付近ではエッチな 虫取りの風景は続くのであるが、実はエロクワガタの他にもとんでもない 虫まで用意していた「おしゅうちさま」であった。


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