第3話「丸太渡り」
第1競技を圧勝でクリアした私たちは次の競技の場所へ向かっていた。
温泉の端に逆さ開脚姿で吊るされて並べられている10人のためにも、皆
で団結して圧勝で続けるしかない。
そんな私たちの前に第2競技「丸太渡り」の競技場が見えてきた。
この競技は名の通り温泉の上にかけられた丸太を渡っていく、さっきの
杭丸太渡り同様にアスレチック定番の競技であろう。
もちろん、この競技でもバスタオルの下端の丸い穴にペナルティロープ
を両足に救助ロープを付けられ、両手を後ろ手で縛られた姿で挑戦するこ
とになった。
1番目の選手として、高部奈津紀がいよいよ丸太を渡る。
そんな高部さんに向かって司会者が恥ずかしい言葉を連発した。
「ぱっくりおま●こがカメラにぱっくりして映ってまっせ〜」
「えっ!?」
おま●こが映っているという言葉に思わず動揺して、顔を真っ赤にした
高沢さんが足を滑らしてしまった。
ツルッ「ぁっ、しまった!」
ドパァァァァァァーーーーンンンッ
落ちた高沢さんを恥辱のウインチが温泉の中からつり始め、全裸での逆
さ開脚姿を観客に見せながら端まで移動していく。
「ぱっくりおま●この奈津紀ちゃん、ぱっくりしながら失格ですぞぉーー。
これで選手宣誓した子のおま●こが増えましたぞぉーー」
これが正月に放映する番組なの?それにこんなものをするためにわざわ
ざ巨大なアスレチック施設を作るなんて信じられないわ。
聞いた話によると、駅のない市に臨時の路線や駅を作ったり、航空手段
でも来れるようにしてあるから異常すぎる。
次の選手の靴中あすみもこの異常さに涙ながらに抗議をした。
「こ・こんなの卑怯よぉぉぉーー!まるで私たちをわざと追い込んでるで
しょ!これって正月番組なんでしょ!おかしいわよ」
「別に正月だから羽目を外してもいいじゃありませんか〜。それに追い込
むのも当たり前じゃありませんかぁ〜。クリアを邪魔するのが私の役目な
んですぞ〜。当然ながらあすみちゃんのちょび毛ま●こもバンバン言いま
すのでよろしくぅ」
「ひどすぎる..ひどすぎるよぉぉぉーー」
司会者は彼女の抗議に何の罪悪感も感じず、平然とした顔で答えてきた。
そんなひどい答えを聞いたせいか、彼女は我を忘れたかのように大声を
叫びながら丸太を思い切り渡っていった。
「ふざけんな、ふざけんな、ふざけんなぁぁぁぁーーー!あああぁぁぁ!」
当然ながら、無謀すぎる走りでは渡りきることは出来ず、彼女もまた温
泉に落ちていってしまった。
ドポォォォォォーーーーンンッ
「う〜ん、残念ですなぁぁ〜。くっくくくくくぅぅ〜〜!」
「そこの司会者ぁ、黙れぇぇ!黙れ黙れ黙れだまれぇぇ!」
次の選手の月川みさきが大声で司会者に怒鳴ってきた。もちろん司会者
が動じることはなかった。
「そんなに怒鳴ると、次の晒し者はあなたですよ〜。くくくっ」
「!ちくしょぉぉ〜」「みさきちゃん、落ち着いて」「そうよ。平常心よ」
月川みさきを怒りをおさめようと後続の選手たちが声をかけてきた。
よく見るとどこかで見た子たちであり、後ろで待ってる4番手・5番手
の選手を見て私は驚いた。
(うそぉー、確か月川みさきって新体操のオリンピック候補選手じゃない
の・・・それも新体操の若き5聖女が全員、参加してるなんて・・・)
新体操の若き5聖女と言えば、次期オリンピックの候補選手で有名な5
人であり、その選手が全員、この競技の3番手から8番手として並んでい
たのだ。
だが、バスタオルでの丸太渡りなどは経験したことのない競技であり、
会場で見るいつもの自信はすっかりなくなっている感じだ。
少し落ち着いた月川みさきがおそるおそる丸太を渡る。
3本のロープは、さほど競技には影響しないが、後ろで手が縛られてい
るのはかなり負担になっている。
(駄目だわ..あんな弱腰じゃバランスは取れないわ...)
そう、私の予想通り彼女は真ん中の地点に行く前に丸太から足を踏み外
してしまった。
「きゃああああぁぁぁぁぁぁーーー」
足を踏み外し、連続での失格者となってしまった月川みさき。
彼女の足は左右に引っ張られ、またしても司会者が卑猥な解説を始めて
きたのだ。
「さあ、憎まれ口を叩いた彼女のおま●こをゆっくり説明しましょうか〜」
「や・やめてぇぇぇーー!!」
「月川みさきの大陰唇は薄いですね。これは、やや上付きですね。クリト
リスはどうやら半露出といったところですね」
「説明しないでぇぇーー!!」
「楕円形に綺麗に整ったヘアーの中に少しビラがはみ出ているおま●こっ
てとこですね」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!」
司会者はこまめに彼女の秘部の様子を説明した。そして、その後はウイ
ンチが温泉の端まで連れていった。
「くくくっ、あまり悲しむ必要はないですぞぉ〜。すぐにお仲間も同じ格
好できますからぁぁ。くくっ」
(悔しいっ..何て司会者なのっ!)
「さあ、早く次の選手はスタートしてください」
司会者が次のスタートを言ってくるが、こんな状況では次の子が平常心
で渡れるはずがない
それが新体操の若き5聖女と呼ばれた彼女たちでも..
「負けてたまるものですかっ!いくわよ」
二番手の火川みいが勢いを付けて渡っていくが、これは焦りすぎだ。
(あんなに焦ったら、すぐに落ちてしまうわ...)
私が思ったとおり、彼女は最初の地点で丸太から足を踏み外してしまう
ことになった。
「ああぁぁっ..しまったぁぁーー」ジャパァァァーーンン。
「おやおや、あっさり落ちましたなぁぁーー!じゃあ、次も落ちるという
ことですな」
「そ・そんなこと、させないわ」
火川みいがあっという間に失格となったことに次の水川ゆみが動揺を隠
せないままで挑戦することになる。
「あ・足が震えて..渡れない..渡れないよぉぉ..」
ドパァァァーーンン。
水川ゆみはわずか数歩で温泉に落ちてしまい、3人が続いてリタイアし
たせいか、悪いイメージが止まらなくなり、四番手の木川あこまでも無残
に丸太から足を滑らして落ちてしまった。
ジョボォォォーーーンンーーー
温泉の端には、あっという間に次期オリンピックの候補選手と言われた
4人のおま●こが並ぶことになり、最初に逆さ開脚で吊るされてる月川み
さきに列を作る様におま●こが一直線に並べられてしまった。
そんな光景に観客はますます盛り上がり、司会者も遠慮をせずプレッシ
ャーをかけてくる。
「さあ、新体操の若きおま●こが次々と並んでいるぞぉぉぉーーー!!5
聖女全てのおま●こが揃ってしまうのかぁぁぁぁーーーー!!」
だが、五番目の選手、金川 ひなのは何とかクリアが出来、ようやく悪
夢の恥辱の連鎖がたき切れたのであった。
ここからはクリアの連続が起こり、そのまま私の番に来るまで失格にな
る選手は出なかったのであった。
今のところ、この競技でのクリア選手数は120名を越えており、私のと
こでクリアの連鎖を断ち切るわけにはいかない。
(あんな惨めな全裸姿で並べられてたまるものですかっ!)
競技自体はそんなに難しくはないっ!
この競技で失格になった6人は動揺したままで競技に挑んだのが敗因だ
から、普段のとおりで行けば問題はないわ。
(落ちつくのよ。私は絶対に7人目の痴態を晒してたまるもんですかっ)
もうこうなったらクリアし続けるしかない。
そう心に誓いながら私の丸太渡りがいよいよ始まろうとしていたのであ
った。
「さあ、次はミス純越学園、2年連続の渚野 祐衣美ちゃんだーー」
「・・・・・・」
「はたして、ミス純越学園のおま●こは、みんなの前に晒されるだろうか!!」
(なんて下品な説明..)
私は司会者の声を無視し慎重に丸太を渡っていたのだが、とんでもない
ハプニングがおこってしまった。
パラリッ!「えっ!!」
何と結び目が甘かったのか、バスタオルが途中ではだけてしまったのだ。
当然、私はあっという間に全裸の状態になってしまい、最悪の展開にな
った。
「おおっ!ミス純越学園の祐衣美ちゃん、落ちる前に裸を晒したぁぁぁぁーー!!」
「くぅぅ..」
「純越学園の男子諸君、見てるかい!!これがミス純越学園のすっぽんぽ
んだぁぁーー」
(このエロ司会者めぇぇーー!!)
本当だったら今すぐでも落ちてリタイアしたいが、落ちれば更なる恥辱
が待っている以上、裸を晒しても渡らなければいけない。
そう、タオルが外れたからって失格にはならない。要は渡ればいいのだ
から。
「おおっ!祐衣美選手、すっぽんぽんでも進みます!いやあぁぁーこっか
らだとおま●こ丸見えですなー!」
(んもうーー!!気が散るぅぅぅーーー)
「カメラマンさん、祐衣美選手が足を開く時がおま●こシャッターチャン
スですよ!」
(おま●こおま●こって言うなぁぁぁーーー)
「今頃、純越学園の男子諸君は下半身からものを取り出して応援してるで
あろう!」
(・・・・なんて司会者...)
私は恥辱な言葉を出来る限り、聞かないようにして先に進むが、カメラ
に秘部が撮られてると思うと悔しくてたまらない。
「みなさーん、モニタに注目ぅぅーーついに、祐衣美選手のおま●このア
ップに成功いたしましたぁぁーー」
(ああぁぁっ..アップで撮られるなんて..最悪だわ..)
今すぐにでも恥ずかしさでバランスを崩しそうになるが、ここはじっと
我慢して先へ足を伸ばすしかない。
(ここまで晒してリタイアしてたまるものですかっ)
そんな私の恥ずかしい努力が実ったのか、何とか丸太を渡りきることが
出来たのだ。
「おおっ!おま●こ丸出ししながらも、無事に渡ってしまいました!残念!」
(何が残念よ!!ああぁぁぁーーみんなに見られちゃったぁぁぁーー)
今頃、みんな私の裸を見て喜んでいるんだわ。く・くやしいよぉぉーー!!
何とか裸を晒しながらも第2競技をクリアする事が出来た私。
とても恥ずかしかったが、リタイアをして恥辱な目に遭うよりはましだ
ったかも知れない。
ただ、バスタオルを失った私は次の競技がくるまで代わりのタオルを配
布されないルールのため、恥ずかしい全裸姿で待つことになった。
当然かも知れないけど、きっとまともなバスタオルをくれるわけがない
だろう。
(悔しいけど、ほんの少しだけでも恥部を隠せればいいわ..)
私以降はまたしばらくクリアの連続が起こり、最後の方の浅野晴子の前
まで失格者が出ることがなかった。
「さあ、次は巨乳女子高生の浅野晴子ちゃんだぁぁ〜。はたして見事なお
っぱいが我々の前に晒されるだろうかぁぁーー!いや、晒されろっ!」
「そ・そんなことになってたまるものですかっ!」
大きな胸を揺らしながら競技に挑んだ彼女だったが、皮肉な事に揺れる
おっぱいが邪魔をして温泉に落ちてしまった。
「いやぁぁぁぁーーー!」バッシャァァーーンン。
「おっぱいの揺れが原因とはたまらんですなぁぁーー!じゃあ、その立派
なおっぱいを拝見しましょうかぁぁーー!」
「いやぁぁーー、見ないでぇぇー」
巨乳の浅野さんが胸が邪魔になって失格となったことに次の中川菜津子
が動揺しはじめた。
実は彼女もそこそこのおっぱいを持っていたからだ。
「おお、連続のぼいんちゃんとなりましたなぁぁぁ〜。今度のはロケット
ボインってとこですなぁぁぁー」
「ぅぅぅっ..」
司会者のロケット乳発言に足が震えて先に進む出来ない彼女が失格にな
ったのは言うまでもないだろう。
「あっ!もうだめぇぇぇーー!」
ズパァァァーーンン。
中川菜津子はスタート地点で温泉に落ちてしまい、この連鎖が次の選手
までにも響いてしまうことになった。
と言うか、司会者が次の選手の平然さを失う言葉を見事に出したせいで
あろう。
「おやおや、次はぺったんですかぁ〜。これは途端に有利になりましたな。
乳がなくてよかったねぇぇ。くっくくくっ〜」
「ないないって言うなぁぁぁーー!少しはあるもん、あるもんっ!」
微乳のことを馬鹿にされた北麻衣花が怒りを露にしてしまい、荒っぽい
足取りで丸太を渡りはじめた。
当然ながら、クリアすることが出来ず、足を滑らして落ちてしまった。
ジャバァァァーーーンン!
この後も地下ドルの双子、緋村 めるるともるるが失格して温泉に落ち
てしまい、温泉の端には11人のおま●こが追加され一直線に並べられて
しまった。
最後まで私たちが今後も恥かしい姿を晒さない方法は1つ...
それはこの競技を全てクリアをしなければならないのであった。
高部奈津紀(たかべ なつき) 第2競技失格
靴中あすみ(くつなか あすみ) 第2競技失格
月川みさき(つきかわ みさき) 第2競技失格
火川みい(ひかわ みい) 第2競技失格
水川ゆみ(みずかわ ゆみ) 第2競技失格
木川あこ(きかわ あこ) 第2競技失格
浅野晴子(あさの はるこ) 第2競技失格
中川菜津子(なかがわ なつこ) 第2競技失格
北 麻衣花(きた まいか) 第2競技失格
緋村めるる(ひむら めるる) 第2競技失格
緋村もるる(ひむら もるる) 第2競技失格
【失格者11名:残177名】
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