最終話「サキミ、南極さんと会う」(挿絵:奇界皇帝さん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 咲美は大量の媚薬に飲まれて気を失ってしまった。  身体の疼きで目を覚めると、そこは城の頂上にあたる位置の小部屋であ った。  窓を覗くと崎見市が一望でき、咲美は感動を覚えた。 「綺麗..こんな変なとこにも素敵な場所があったのね..」 「・・・けど、どーしよう・・これから。早く何とか家を出ないと..」  ここから出ることを考える咲美..だが身体の疼きがちょっと耐え切れ なくなってくる。  きょろきょろ..(誰もいないよね..ちょっとしても大丈夫よね)  秘部にそっと手をあてる咲美。 「う・うわぁぁ・・・すごく濡れてる..やっぱり感じてたのね..」  濡れている秘部を軽くなぞり始める咲美。  これだけ身体が疼くと、どうしても自然に指が動いてしまうのであった。  陰唇をそっと開きながら、指を滑らすようにいれていく咲美。  媚薬のせいで、もう陰唇はすっかり充血している。  次々と溢れ出てくる愛液を指に付け、クリトリスを包皮の上からなぞっ ていく。 「はぁぁぁぅ!!」  息が荒くなる中、さらにクリトリスを弄り始めると固く膨らんでいくの がよくわかる。  べっとりと糸をひく指と陰唇の間で淫らな水音が響き出す。  いよいよ興奮も高くなり、自慰のクライマックスを迎えようとした咲美 だったが.. 「何、こんなとこでオナニーしているんだわ」  誰かが突然、咲美に話し掛けてきたのであった。 「い・いやぁっ!」  咲美は顔を真っ赤にして起き上がった。

「あ・あなた、いつの間に?
あなたもエ・エロモン?」
「あたし?あたしはこの崎魅
家にお手伝いにきている南極
280号なのだわ。この度、
愛するダーリンと結婚が決ま
った恋する南極さんなんだわ」

「南極さん?確かにもいかに
も南極*号の顔だけど..」
顔が昔のダッチワイフをして
いる南極280号なのだが、
身体はドラムカンみたいな寸
胴でいったい何の為に作られ
たのが考えさせられる様な容
姿であった。
そもそも280号って何?
280回も試行錯誤を繰り返
して出来たのがコレ?
コレを考えた人、きっとどっ
かで道を歩み間違えたに違え
ないわ。
「あんた、何が失礼な事、考
えているんだわね」
「・・い・いえ..別に私は
そ・そんな事・・ち・ちっと
も・・・」
「まあ、別にそれは構わない
のだわ。さあ、あたしの代わ
りに食事を作るのだわ」
「なんで!私が!どうして食
事なんかを!」
「つべこべ言わないで早く来
るのだわ。けど、オナニーで
すっきりしたいのもわかるの
だわ」

「お・オナニーな・なんてしてないわよ」 「隠す事なんてないんだわ。あたしが一気に解消してあげるんだわ」 「へっ?解消?」  ガチャンッ!ガシャガシャッ! (咲美の前で謎の変形をしていく南極280号) *****<南極280号による秘密のすっきり解消プレイ中>**** 「ひゃぁぁぁぁーーーー」「うひょぉぉぉぉぉーーー」 「げひょひょひょひょひょひょーーー」 「ふぇふぇふぇふぇふぇーーー」 「ぷぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃぴゃーー」 ***********<プレイ終了..>*********** 「どうなんだわ。すっきりしたんだわ」 「・・・はぁはぁ・・・さ・さすが280号も改良された事があったのね ぇぇ..」カクッ。 「ほら、失神してる場合じゃないんだわ。早く手伝うんだわ」  南極さんは無理矢理、失神手前の咲美を厨房に連れて行った。  そこにはすでに羞左右衛門が待ち構えており、何か答えを出したらしく 咲美に話しかけてきた。 「サキミとやら、お前を外に出してやろう。ただし我々のこと決して人間 に話してはならぬ!もし喋った時は、その時はいつでもどこでも服を透明 に変える。さあ早く出ていくのじゃ!」 「・・・はぁはぁ、い・言われなくても出て行ってやるわよ」  2人が睨むあう中、南極さんが2人の間に割り込んできた。 「だったら今日の食事は誰が作るのだわ?」 「ぬぬ・・・それは..」 「でしたら私めが。成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬは人のな さぬなりけり」  ガシャリ♪ダンッバババッバババババ・・・パパパパンンッ・・・・  名乗り出た桃芽はいきなりマシンガンを取り出して撃ち始めたのであった。 「・・・もう、そのやり方が間違ってるのだわ」 「あはははは・・・・・わ・私がつ・作りますぅぅ...」  結局、マシンガンをぶちかます桃芽に呆然としながら、咲美は食事を作 るはめになってしまった。  ようやく食事が出来、みんなの感想にドキドキする咲美。 「これは、なかなか美味しいのだわ。人間の割にやるのだわ」 「サキミン美味しいよ。羞ちゃん、おかわりー」 「サキミンさん、とても美味しいですよ」 「そうかな..えへへ..」  皆が咲美の料理を誉める中、1人だけ批判するものがいた。 「まずい!まずい!」 「・・・まずいなら食べなきゃいいでしょ」 「これもまずい!」パク「そっちもまずい」パクパク! 「まずいくせに何でそんなに食うわけ?んもう!」  結局、全部平らげてしまった羞左右衛門。食事が終わった頃にはすでに 夜遅く、咲美は今日1日だけ泊まるはめになってしまった。 「はぁ・・・明日からどうすればいいのよ..」空を悲しげに見上げる咲美。  何、落ち込んでいるのよ。私らしくないわよ!パパとママが心配しるわ。  そうよ!ふぁいとよ。ファイトォォォー・・・・はぁぁ..」  何とか元気を出そうとする咲美だが、やはり不安であった。  そんな咲美を心配していた●●ショップ、カメラ亀、こぶ縄達エロモン が咲美の部屋の前まで集まってきた。 「サキミン、大丈夫かな..」 「これは我々が元気を出させるでありまする」 「サキミンを元気にさせるだに〜」 「お主ら、そこで何をしておるんじゃ!」いつの間に羞左右衛門も来てお りエロモンたちを睨みつけていた。 「羞左右衛門さま・・・」「どうしてここに・・・」 「お主らこそ何しに来たんじゃ!言っとくが明日にはサキミには出てもら うからな!」  ガチャ!!バキィィーー!!急に開いた扉が羞左右衛門の身体を跳ね飛 ばした。 「ちょっとぉぉーーうるさいわね!何なのよ!」 「っっ..急に扉を開けるんじゃない!!」 「!羞左右衛門さん?まさか、私の寝込みを襲うつもりじゃないでしょう ね。じじいに襲われるなんて冗談じゃないわよ!」 「誰が貴様など襲うか!」 「はぁぁー、じじいが夜這いをして眠れないよ..とってもとっても不幸 な私..」うるるっ 「それなら、今すぐ出て行くがよい!!」  カチンッ「わかったわよ!私だってこんなとこ居てたまるもんですか!」  かっときた咲美は着の身着のままで崎魅家を飛び出していった。  真夜中のピンクの庭..さすがに辺りは真っ暗であり咲美は出口を見失 ってしまう。 「あ・あれ?確かこっちで良かったような..?」  庭を彷徨う咲美の後ろに突然、何かの気配が漂った!  ゾクゾクッ「!!な・何かう・う・後ろにいるような..」そぉぉーーー  そーと後ろを振り向くと1本のピンクの木が・・・だが、その木に開い てる下の方の穴からはとんでもないピンクのものが見えた.. 「私のおま●こぉぉーーピンクぅぅ?」「ひゃぁぁーー!!な・何なの? あなたは!!」 「ねえ?私のおま●こぉぉーーピンクぅぅーーー?」「うわぁぁーーそん なもん近づけないで!」  穴からおま●こを丸出しにしているピンクの木がまるで歩くように私に 迫ってきた。 「ねえ?あなたのおま●こも見せてぇぇーー」「お断りしますぅぅーー!」 「そんなぁぁーーお願いぃぃーー」「ひぃぃぃぃぃーー!!」 「よさんか!!桃樺マリ代!!」闇夜の中から聞き覚えのある声が聞こえた。 「羞左右衛門さま..」ピンクの木は突然、止まった。よく見てみると顔 のとこにも穴が開いておりピンク色に染めた女性の顔がでていたのであった。  そう、彼女はこの崎魅家の庭に住む露出狂なエロモンだった。 「そのものは一応、客人じゃ。手荒なことはやめるんじゃ!」 「そんな手荒だなんて・・私はただこの子のおま●こを・・・」 「桃樺マリ代!」「わ・わかったわよ・・・んもう・・・」マリ代はブツ ブツ言いながらまた闇夜の庭に消えていった。 「サキミ、帰るぞ!」 「帰るって・・・あのエロ城に戻れっていうの?」 「今日はもう遅い!!これ以上、迷惑をかけるんじゃない!!」 「そっちでしょ!!人の寝込みに襲ってきたのは!!」 「誰が襲っただと!!」 「襲ったのよ!」 「襲ったか?」 「襲ったの!」 「襲うか!!」 「襲った!」 「もう、絶対!ずえっったい!明日出て行ってやるんだから!!」  結局、崎魅家に戻るはめになった咲美。  この先、果たして咲美に何が起こるのであろうか...  そう、咲美の物語は、これからが本番かも知れない。 <おわり> リクエストがあったら再開するかも..(^_^;)


「サキミン」完