それいけ!バイブマン!(読切)
ぼくの名はバイブマン!
未来からやってきた羞恥ロボットで、バイブ型のロボットなんだ。
ぼくの使命は、うぃるすまんを倒す事だけど、不感症の女の子や、困った女性も助けるのさ。
頭がバイブで出来ているから初対面の子には驚かれるけど、可愛い目鼻と口のおかげで
すぐに受け入れてくれるんだ。
不感症の女の子を察知する能力があるので、うぃるすまんと戦わない日は不感症の女の子
のとこへ飛んで行って、ぼくの自慢のバイブを堪能させてあげるんだ。
「ああぁぁ〜んん、バイブマン最高っ!これが感じるって事なのねぇぇーー!イっちゃうぅ」
ヴヴヴヴヴヴゥン!ヴヴヴヴヴヴゥ〜ン!
「まだまだ、ぼくのバイブの技はこんなもんじゃないよ!今日の頭はハイパワーモーター
搭載のストロング機能つきなんだ。強力な回転力を思い切り見せてあげるよ!」
ギュルギュルゥゥーー!ヴヴヴヴヴヴゥン!
「すごいぃぃぃっーー!何回でもイっちゃうよぉぉぉーーー!ああぁぁぁぁっ・・・」
今日も数人の女の子をイかして満足なぼくだ。
ぼくのバイブの動力には”勇気の電池(シャムねえ作)”が入ってるから強いんだ。
ただ、バイブだから、普通のバイブと同じで使い方を雑にされると壊れてしまうんだ。
愛液には大丈夫だけど、水の中に落とされると普通のバイブと同じで壊れてしまう。
たまに、うぃるすまんがその弱点をついてくるけど、その時はシャムねえさんが作った
防水バイブにチェンジするから大丈夫なんだ。
あと、女性器を弄りまくるぼくだから衛生面などを考えて、毎日頭を変えてるんだよ。
毎日作るシャムねえさんにはちょっと大変だけど頑張ってもらってるんだ。
「ただいま〜シャムねえさん」
「おかえり、バイブマン。今日も頭が愛液でキラキラしてるわね。何人イかしたの」
「8人ほど満足させてあげたよ。シャムねえさんのバイブはやっぱ最高だよ」
「あたり前じゃない。けど売上げに繋がらないとこがちょっとツライわ..」
「その辺なら、ちゃんと宣伝してきたから大丈夫だよ」
「さすが、バイブマン」
ビビビビビビィィィィィィーーーー♪
シャム姉さんと話してる中、警告音が鳴り響く。
そう、この警告音は、うぃるすまんの悪さを察知してなる警報機なのだ。
「どうやら、また、うぃるすまんが悪さしているみたいね。場所はここから北の方ね」
「北だね。じゃあ、すぐに行ってくるよ」
「お願いね。バイブマン」
シャムねえさんに詳しい場所を聞いて、すぐさま、うぃるすまんの所へ向かうバイブマン。
一方、うぃるすまんは今日もまた男性不能ウィルス「妹型」をばら撒いていたのであった。
「ばびぶぅぅーーべぇぇぇぼぉぉぉーー!」
「俺様はうぃるすまぁぁーーん!今日は男性を妹萌えにしてしまうウィルスをばら撒きに
来たんだぞぉぉーー」
「俺様は天才ロボットだから、いろんな改良型ウィルスをつくることが出来るんだぞ!
妹萌えになった男は他の女性には全く目を向けなくなるんだぞぉぉーー!
だからと言って近親相姦はダメなんだぞぉぉぉーー」
「さすがね。うぃるすまん。今日も冴えてるわね♪」
「萌たん、来てくれたんだ。今日は妹萌えを増やして見せるよ」
「それは楽しみね♪けど、またいつものバイブマンが来たらどうするの?」
「その辺も大丈夫だよ。俺様はちきんと手を打っているんだ」
「なら、安心ね。今日こそエッチな男性どもを根絶やしにさせるのよぉーー」
「まかしとけーー」
自身満々に言ううぃるすまんだが、突如、空の彼方より何かがすごい勢いで飛んできた。
バイブパンチィィィーーー!!ドカァァァァーーン!
萌たんの目の前でうぃるすまんが、吹っ飛ばされる。どうやらバイブマンがやってきたのだ。
「・・・早い到着ね..うぃるすまん、しっかりしなさいっ!」
「油断しただけだ..くらえぇぇーー俺様開発の精液バズーカーを!!不要になった精液を
回収して武器にしてみたんだぞーー」
どっぴゃぁぁぁぁーーーんんん!大量の白濁色の精液が思いきりバイブマンにかかって
しまったのだ。
「うぎゃぁぁぁぁぁーーー精液は苦手なんだぁぁーーー、頭が腐るぅぅーー溶けるよぉぉーー」
「どうだぁぁーバイブマン!今日こそ積年の恨みを晴らすだぞぉぉーー」
「素晴らしいわ。うぃるすまん♪さあ、早くバイブマンにとどめを刺すのよ!」
「わかってるよ!萌たん。いくぞぉぉーーバイブマン!」
「まずい...このままじゃ負けちゃう...」
いきなり大ピンチになったバイブマンだが、襲い掛かるうぃるすまんに1つのローターが
飛んできたのだ。
バチィィーーンン!ドカァァァァーーーンン!
蒼い高速ローターで吹き飛ばされるうぃるすまん!どうやら、バイブマンのピンチに仲間の
ローターマンが駆けつけたのであった。
「大丈夫か。バイブマン!」
「助かったよ。ローターマン」
「きゃぁぁぁぁぁーーー私の愛しのローターマンさまぁぁぁーー♪」
ハート印になった目をした萌たんがローターマンの方へ寄っていく。
「愛しのローターマンさまぁぁ〜、こんにちわぁぁ〜」
「こんにちは、萌たん。また悪事かい?君には悪事は似合わないよ。そろそろ僕のために
更生しれくれないかな」キラリンッ
「きゃぁぅんん〜ローターマンさま、それは言わないでぇぇーー萌たんはバイブマンだけが
憎いだけなんだからぁぁーー♪」くりくりっ
「しょうがない奴だなぁぁ〜ははは」
「ローターマンさま、萌たん、結構たまってるのぉぉーー。久々にイかしてくれないかなぁ♪」
「しょうがないなぁぁぁ〜、よし僕のおすすめスポットに行ってイかしてあげよう」
「嬉しいっ♪」
「じゃあ、そういう事だから後は任したぞ。バイブマン!」
そういって明るい笑顔で萌たんを連れて去っていくローターマン。
一体、彼はバイブマンを助けに来る気があったのだろうか?
とりあえず、萌たんを取られた事に、うぃるすまんに精神的ダメージを与えた事には
間違いないだろう。
「・・・・・ゆ・ゆるさないぞぉぉぉーーー!これも全てお前のせいなのだぞぉぉーー」
「何で、ぼくのせいなんだよぉぉぉーー!こういう時は落ち着いて話そうじゃないかー」
「問答無用なのだぁぁぁーーー」
「ちょっと待ってくれぇぇーーうぃるすまんーー」
再びピンチになったバイブマンだが、後ろからバイブマンを助ける声が聞こえたのであった。
「バイブマン、新しい頭よぉぉー!受け取ってぇぇぇーーー」
「バター犬お姉さん!」
バター犬お姉さんが、クリバイブ搭載、50個の球が並列にセットされたパール回転バイブ
を投げてくる。
「げっ!また、あのバター犬お姉さんかぁぁーーーー!まずいぞ!」
今日もまたバイブマンの新しい頭を持ってやってきたバター犬お姉さん。
すでにピンチになることを想定してシャムねえさんが新しいバイブを作って、届けさせたので
あった。
「あのバイブがついたら負けてしまうのだぁぁぁーー」
慌ててバイブマンのとこへ向かってバイブの交換を阻止しようとする。
何せ、バター犬お姉さんの投げるバイブの装着率は100%なのだ。
一生懸命に阻止へ向かううぃるすまんだが、いきなり目の前にさすらいのこけしまんが
現れたのであった。
「ここはあっしが止めるでござんすよ」
「うげっ!こけしまんっ!」
「どけぇぇーーこけしまん!」
「嫌でござんすよ」
「ううぅぅ..」
うぃるすまんが、こけしまんに行き手を妨害されてる内に、バイブマンが新しい頭を交換
してしまったのだ。
「元気100倍ぃぃぃぃーーー!バイブマン!!」
「うげぇぇーーー、バイブマン、こういう時は落ち着いて話そうじゃないか?」
「駄目なのさぁぁぁーーー」
「さあ、覚悟しろーーうぃるすまん!バイブパンチィィィーー!」
元気100倍のパンチが、うぃるすまんに炸裂して空の彼方に吹っ飛んでいった。
「ウイウイバーイ!次こそ覚えとけよぉぉぉーーーー!」
今日もこうしてうぃるすまんの魔手から男性を救ったバイブマン。
明日もうぃるすまんのウィルスから、みんなを守るために立ち上がるのだ!
正義のバイブをみんなの為に役立てるのだぁぁぁーーー!
おわり...
「ちょっと待ったぁぁぁーー!何が”おわり..”よぉぉーー!このままじゃ私の出番が
ないじゃないのぉぉーー」
息を荒くして訴えるシャムねえさん。考えてみればこの物語の主人公だったのだ。
「危なかったわ..たったの3・4言で終わらせてたまるものですか..よく考えたら私の
紹介もほとんどないじゃないの!」
鯉町 写夢(こいまち しゃむ)、バイブ作りの名人。これを読んでる限りでは、ただの
エログッツ作りだけの人に見えるけど大間違いよ。
時たま、バイブマンたちを助ける鯉町アイテムも作ってるんだから♪
まずは持ち前のエログッツ作成能力を活用して、作ったバイブモーターバスター!
羞恥パワーを結集させて出す大型の媚薬エネルギー砲。うぃるすまんに操られた女子
軍団に狙いを定めて、強力な上下ピストン運動で媚薬エネルギー波を発射するのよ。
その他にもバイブマンを一時的に巨大化させて技を出させる作戦も進行中なのよ。
そう、いずれ”うぃるすまん”を作った未来の女科学者軍団を倒す為にね。
特に”うぃるすまん”を作り上げた美しき超天才女科学者、大博士ピアスは今の
バイブマンでは勝てない相手なんだから要注意だわ。
奴らが手下を連れて、こっちの時代に来る前に、いろいろ準備しなくちゃね。
そう、本当の戦いはこれからなのだ。
とりあえず、仲間をどんどん増やして、まずはうぃるすまんを倒たなくてはならない。
その時は、嫌な光景だけどエログッツロボットだらけで怪しい街並みになりそう..
でも、これもこの時代を救うためなのだ..(おそらく)
<完>