第1話「翌年になって．．」

　去年、恥ずかしい賭けをしたことで散々な目に遭った亜代佳。
　しかし、賭けは去年で終わったわけでなく、今年も賭けが続行されるこ
とになり、亜代佳にとっては覚悟の1年となりそうであった。

　去年のように、あの石谷のセクハラ番組が再開してしまうと思うと憂う
つな亜代佳であったが、何と石谷は司会者としての資質を横々ペターズ側
より問われて、復帰することはなかった。
　つまりは亜代佳だけの復活となるのだが、これで番組が上手く進むので
あろうか？
　だが、どうやら今回の賭けはパリーグが公認したものになったので、進
行を上手に行うプロを局が用意してきたのであった。
　そのプロがプロデューサーを行うということになり、早速番組を明るく
上手に進行する司会者を用意してきた。

　新しい司会者は一見、石谷のようにスケベなおっさんを演じて、亜代佳
にエッチなことを言ってくるが、不思議に嫌な感じはしない。
　すごいエッチなトークをしても、それを笑いに変えてしまう高い技術を
持っており、数多くの番組を司会している実績が石谷との大きな違いであ
った。
　逆に亜代佳からエッチな言葉を自然に出させる時もあるぐらいだから、
大した司会者であろう。
「亜代佳ちゃん〜。今日も誘惑しすぎやでぇー。それじゃ乳首見えるがな」
「んもー変なとこ、見ないでくださいっ」
　ペターズが連勝しているため、すでに水着姿を披露している亜代佳。
　今日の水着は例のプロが提案した貝殻水着を着ており、かなり大胆な水
着で恥ずかしいのだが、前の石谷のようなセクハラが無くなったせいか嫌
な気持ちにはならなかった。

　そう、かっての石谷のように過激な水着だけを着せることはなく、スク
ール水着や競泳水着、葉っぱ水着など、フェチさを全面に出す時もあった。
　時には白水着を着させて水を浴びて乳首スケスケシーンまでやらせてし
まうのだが、どれも亜代佳が素直にやってしまったのだ。

　どうやら、例のプロが言うには亜代佳には元々、人に肌を見せたい欲望
があり、上手く誘導すれば、次々と過激なことをしてくるようであった。
　現に今日の貝殻水着も以前のような両面テープで押さえるようなことを
しないで、時々本当に乳首がポロリしてしまうほどだった。
　もちろんＴＶの方は上手くベテランカメラマンが外してくるので映って
ないのだが、近くにいる司会者は美味し過ぎることだろう。
　けど、石谷と違うのは、それを上手くカバーするとこだった。
「亜代佳ちゃん、今乳首こぼれてたで」「えっ！もしかして見たんですか？」
「見たんじゃないで、見えたんだで〜。もう勃起もんやで」「んも〜エッチ♪」

　顔を真っ赤にして本気で恥ずかしかる亜代佳だが、笑顔を見せてるとこ
から、少しずつ亜代佳の中で何かが変化している感じだろう。
　そんな亜代佳の様子を見て、例のプロがニヤリとする。
（だんだん、見せるのが癖になってきているようだな．．このまま行けば
他の番組でもいろいろやらすことが出来そうだな）

　例のプロは亜代佳を他の番組に出す企画も考えており、いろいろ思案し
ている中、別の番組の大物プロデューサーが声をかけてきた。
「さすが、数多くの清純アイドルを堕とした男だな。大したもんだ」
「堕としたなんて人聞き悪いですね。そんなことはしてませんよ」
「そうかい、そうかい。そういうことにしておこう」
「今日は何の用でここに？」
「もちろん人気女子アナの亜代佳ちゃんをうちの番組に出してもらえない
かと相談にきたんだよ。そろそろ大丈夫なんだろ？」
「まあ、もう大丈夫な頃だろう。俺が上手く、亜代佳ちゃんに話を持ちか
けてみるよ」
「さすが頼りになるぜ。作山ちゃん。今まで見せた手腕の凄さ見せてもら
うぜ」「ふふっ、おだてるなよ」

　そう、何と例のプロはあの敏腕マネージャーの作山であり、巧みな方法
で亜代佳にいろんな水着を着させて番組をすすめていた。
　どうやら、作山は石谷のようにただ水着を過激に変えることはせず、途
中から、わざと露出度の少ない可愛い水着を連続で着させるようにしていた。
　もちろん、ペターズの選手のやる気を無くさない様な絶妙なツボをつい
た水着となっており、それでいて隠れた過激さやエッチなワンポイントを
加えながら、レベルダウンさせない流れとなっている。

　作山が言うにはただ過激にするだけでは飽きてしまうことを見通してお
り、絶妙な緩急をつけることによって見る人を惹きつけてるみたいだ。
　一見、派手な水着から大人しい水着へ移しただけじゃないかと思うのだ
が、見る人が見れば過激路線を一貫していることがわかるのが作山の凄い
ところだろう。
　可愛い水着やおとなしい水着の時ほど、とんでもない過激さを潜ませて
おり、それを見つけ出すとたまらなく興奮が止まらなくなる。
　見事に形成させている作山のすごさに亜代佳の魅力もどんどんと引き出
され、女子アナとしての人気も高くなってきた。
　特に作山の過激さの隠し方は無駄が無く、後でわかって驚くほど完成度
の高いものとなっており、見る方も見掛けで騙された時が何度もあるぐら
いだ。
　そして、亜代佳自身も見られる快感を覚えてきたようであり、時たま淫
らなことを思うようになった。

　もっと恥ずかしい水着を着たい．．もっと露出度の高いことがしたい．．
　心の奥の願望が自分の理性を飛ばしてしまい、露出行為の魅力に惹かれ
てしまう亜代佳。
　時々、番組で着た派手な水着のままで帰ってもいいと思ってしまう。
「だ・駄目よぉ．．私ったら何を考えてるのよ．．どうしてこんなことに
なったの？何で自分から恥ずかしいことをしてるのよぉぉっっ！」
　大声を出しながら、自分に対して責めの言葉を浴びせる亜代佳。
　どうしても、露出行為にはまっているなんて信じたくなかった。
　けど、もう亜代佳が考えてるほど、亜代佳の中の露出癖は大きなものへ
と変わってきていた。
（露出狂なんて、なってたまるものですかぁぁーー！私は女子アナなのよ。
しっかり自分を持たないと．．）

　こうして亜代佳が自分の露出癖と葛藤を続けている中、ペターズの連勝
は止まることを知らなかった。
　夏堂＆冬山バッテリーの豪速球コンビ、星白＆張梨バッテリーの打ち取
りコンビ。　それに加えて今まで目立たなかった百の変化球を持つ海藤と、
　どんな球でも取れる明地バッテリーまで現れてしまい、ペターズの投手
陣は無敵に近いものとなっていった。
　その上、天才バッター・豪腕バッターなど、次々と打撃の才能を発揮す
るものまで出てきてしまう有様だ。
　全員、不純な動機で才能に開花されたものばかりであるが、もうそのこ
とを責めるものが居なくなった。
　理由はどうあれ、ペターズが強くなるにつれて、パリーグのチーム全て
が引っ張られる感じで強くなってきたからだ。
　セパ交流試合では、どの試合もパリーグ側の圧勝となり、自然とセリー
グのチームも負けずに頑張って強さをあげてきている。
　正直、女子アナの賭けぐらいで、これだけプロ野球が盛り上がるなら、
大歓迎であり亜代佳の罰はどんどんと公認されていくようであった。

　そんな中、ペターズがついにリーグ6位から5位になる時がやってきた。
　つまりは亜代佳の水着の罰は次の番組で最後となり、次からは下着姿の
罰と変わることになるのだ。
　作山が最後の水着は視聴者が驚くほどのインパクトあるものにしようと
提案し、ＴＶカメラで乳首などの恥部を映さないという条件で完全透明の
水着を着ることになった亜代佳。
　早い話、素っ裸で出てるようなものであり、すでに亜代佳は作山にここ
までするほど堕とされており、露出癖もどんどん開花させられていってる
ようだ。
　
　ただ、こんな淫らな姿に変わっていく亜代佳に対しての視聴者の抗議が
１つもこないので作山の手法は見事としかいいようがない。
　普通、女子アナがこんな姿になれば人気はがた落ちするするはずなのだ
が、何故か逆にどんどんと人気があがっていってるのだ。
　各局が注目する某オリ●ンのリサーチの人気女子アナランキングでは何
と、1位を取ることになり、男性からは驚異の７０％の支持を集め、女性か
らも６０％とした男女共に1位をなり、ダントツでの総合1位となった。

　男性からの支持されたのは、言うまでもない男のツボをついたエッチな
格好と、その格好に引けをとらないグラビアアイドル顔負けのスタイルで
あろう。
　しかし普通、こういうことをすれば女性の支持は低くなるのだが、どう
やら元気なエッチさが女性の好感を引き出したのだ。
　エッチだけどすかっとするという、本来エッチから見えてしまう嫌悪感
を吹き飛ばすことに成功してしまった。
　亜代佳本人もいやらしいことはすごく嫌いだけど、してしまうんですと
女性がいえない事を告白していることも共感を呼んでいるらしい。

　そのせいか男性よりも女性の方の番組リクエストの方が過激で、「番組
企画で脱衣テニスやらしてください」や「男子校でヌードモデルしてくだ
さい」など男性の方が赤面してしまう意見がきてしまうのであった。
　また元々、亜代佳にはアナウンサーの才能があったことから、今では深
夜スポーツ番組だけではなく、報道番組、お天気番組、バラエティなど何
でもこなせてしまう腕があった。
　だから、いろいろな番組の進行をやらせても上手くこなし、ただのお色
気女子アナとは言えないアナウンサーになっていた。
　正直、ここまで人気を独占してくると他局がいつまでもほっとくことが
出来ない。
　何とかフリーにしてくれという要望が作山にどんどん来るようになった。
　そんな時に何と亜代佳が石谷との騒動の時に局より自主退社を強制され
て、1度退社していた事実が発覚した。
　つまりは今の亜代佳は再入社扱いで、仮社員期間が終わってなかった。
　これを作山が見逃すわけがなく、局が手を打つ前に亜代佳を自分が所属
する事務所にフリーとして転身させてしまった。
　そして一度退社に追い込んだ非があるせいか、局は承諾するしかなく、
今担当している番組も全てそのまま続投という形になった。

　ただフリーになったからといっても、数ヶ月は他局に出ないという放送
業界の不文律があるせいで、他局はしばらく亜代佳のオファーを我慢する
しかない。
　こうして、作山のおかげで超人気女子アナに登りつめることが出来た亜
代佳だが、本人はそれほど嬉しくない。
　何故なら、次の下着の罰を作山が利用して、自分の露出癖を高めてきて
いるのを知っているからだ。
　作山のプロダクションに入ってからは、少しずつ理性を崩されている気
がしてならない。
　今の亜代佳は自分に次々と襲い掛かってくる恥ずかしい罰を、楽しみに
待ってしまうとこがある。
　特に下着の罰になってから、何回かはおっぱいをハプニングで出す機会
が出ており、亜代佳を公共の場で辱めているからだ。
　辱めるばかりかなと思えば突如、全然いやらしくない下着などを着けさ
せて、終始可愛さを全面に出す形で亜代佳を焦らす時もある。
　そう、作山は水着の時と同じ、ただエスカレートさせるようなことはし
なかった。
　亜代佳は作山が巧みな方法で自分を少しずつ堕としているのを頭では理
解しているのだが、今のところ、それを跳ね返すこと手段がないようだ。

　何せ、派手な露出をした時の快感が癖になってきており、おっぱいをポ
ロリした時の男性の視線にゾクゾクくるものを感じてしまう。
　そんな視線に応えるかのように、おっぱいが出ると同時に亜代佳の乳首
がカメラの前で淫らな変化を見せてくる。
　最初は柔らかそうな乳首が、すごい勢いでどんどんと立ち上がり見事な
円柱状の乳首へと屹立しているのであった。
（ぁぁ．．私の乳首がすごく立ってきてるわぁ．．）
　すっかりビンビンになってしまった乳首に快感を覚えてしまう亜代佳。
　けど、別に露出狂のように自分から肌を見せるようなことはせず、快感
を求めて過激なことをしようという考えも微塵もない。
　だから、作山が何もしてこなければ、露出行為をすることもなく、肌を
必要以上に見せない、生真面目な亜代佳に戻ってしまう。

　もちろん、これが亜代佳の露出癖を悪化させることに繋がっており、ス
トレスがたまったあたりで番組の中で恥ずかしいことをさせてストレスを
発散させるので、快感が倍増して襲ってくるのだ。
　その気持ちよさは半端ではなく、時にはショーツを愛液でひどく濡らす
ことが何度かあった。
　さらにひどい時は、我慢できずに収録後にトイレに駆け込んでオナニー
に没頭する時があり、声をあげてイってしまう亜代佳だった。
（何で素直にこんなことをしてるの？）

　すっかり露出女子アナと調教されてしまった亜代佳だが、作山にとって
はまだこれは序の口らしく、更なる恥ずかしいことをどんどんやらせるつ
もりであった。