最終話「愛樹、晒す快感を覚えて」(原案:甘栗さん)


「愛樹ちゃん、すまんが客が証明するものが欲しいと言ってきたんだよ」 「えっ?証明って..」  どうやら客が言うには、この下着が本当に若い女性の物か分からないと の事で証明する物が欲しいらしい。  もちろん、顔(目)を隠したままで構わないので、下着を脱ぐとこや、パ ッケージに居れて梱包するところ、その後のパッケージに直筆サインをい れる全ての工程をDVDに録画して、証明DVDとして商品に付けて販売して欲 しいとのことだった。 「そ・そんな破廉恥なこと、出来ませんっ!大体、それじゃ裸を見せるこ とに..」 「そこは上手く見せないように脱いでくれればいいよ。カメラは貸すから」 「それでも無理です..カメラで録画するなんて!」 「でも、それを付けてくれたら今までよりも高く買い取るから。あと愛樹 ちゃんが欲しい商品を取り寄せておくから」 「欲しい商品を..」ごくりっ。  結局、商品の誘惑を愛樹は跳ね返すことが出来なかった。  主人の言うとおり、肝心なとこを見えないように上手く隠しながら脱ぐ ことにしたのだが..  いざ、カメラをセットして下着を脱ごうとしたら、すごい快感が襲い掛 かってきた。 「な・何なのっ..この感覚は..ぁぁっ」  カメラで撮られてると思うと、愛樹の股間から愛液が溢れてきたのだ。 「撮られてるって..こんなに感じるのぉぉ〜」  まるでカメラに全身を舐め尽くされてるようであり、初めて大人のおも ちゃを使った時と同じぐらいの快感が襲った。証明DVDというのを忘れて、 夢中になってカメラで自分の恥部を撮り続けた。 (恥ずかしいとこを撮られるって..こんなに気持ちいいんだ..でも今 のは撮りなおさなくちゃ..)  再度、証明DVDを撮りなおし、今度は恥部を上手く隠すことが出来た。  が、脱いだ後も愛液を流し続ける愛樹の股間は新たな性癖の目覚めを意 味してるのだろう。 (欲しい..自分専用で撮るカメラが欲しい..けど高いんだろうな..)  あまりにも分かりやすい態度を見せる愛樹に次の要求をさせるのは実に 簡単だった。  数日後、主人が自分用のカメラを引き換えに証明用DVDに少しだけ恥部 を見せることを要求してきた。  日増しにカメラが欲しい欲求にかられていた愛樹は、あっさりと恥部を 映すことを承諾してしまった。  そして、気がつけば少しだけ見せるという約束もなくなっており、証明 DVDにはおっぱいやおま●こを映され、裸を晒すことになったことに愛樹 は後悔していた。  愛樹自身もどんどん道を踏み外していることは分かっているが、それを 止めることが出来ないほど、商品の虜になっていた。  だが、こんなことまでして商品が欲しいのだろうか?いや、おそらく商 品が欲しいだけではない愛樹が知らない隠された理由があったのだ。  実は、この頃になると店の一部分に愛樹が売った下着のコーナーが出来 始めており、自分が晒されてることの快感に目覚めてきたらしい。  そんな愛樹の隠された露出願望に気づいた主人は、本人に露出癖がある ことに気づかせないようにしながら、商品を餌にして恥ずかしい行為をエ スカレートさせていた。  愛樹は自分が売った下着のコーナーに人気があることを知ると、股間が ジンジンと疼いてくる。そして下着だけしかないことに気になってくる。 (他の子のコーナーにはいろんな使用物があったため)  そんな愛樹にタイミングを計って、主人が下着以外も客が欲しいことを 伝えると、あっさりと私服・制服・体操着、あげくにスクール水着まで色々 と愛樹から買い取ることができた。 (ちなみに、名前の部分は塗りつぶしている)  ただ、下着以外には証明するものが付いてないので、しばらく経つと客 の要望として脱いだ証明をつけてくれと言ってきた。 「愛樹ちゃん、悪いけど下着以外も証明写真をつけてくれないか。録画で なくていいから着てる時と脱いで見せる写真を用意して欲しいんだ」 「着てる時と..脱いで見せる写真ですか..」  翌日、愛樹はアルバムを持って店にやってきた。まずは着ている時の写 真を提供するためであり、黒マジックで目の部分を隠す条件で主人に全て 渡した。 「じゃあ、次は脱いで見せる写真をお願いするよ。少しずつでいいから家 で撮ってきてくれないか。もちろん、恥部はこっちの方で黒マジックで消 すからさ」「わ・わかりました」ドキドキッ。  この日から脱いで見せる証明写真を撮るために、引き渡した服を借りて 写し始めたのだが.. 「う・うそぉぉ..こんなに感じるなんて..ぁぁっ」  脱いだ服を手に持って写す時の愛樹の股間は激しく濡れていた。これほ ど感じることに自分でも驚く愛樹だった。気が付くと、なるべく服を着た ときと同じポーズで裸を撮っていた。  いや、これだけじゃ物足りないとばかりに愛樹は大胆な行動をとった。  体操着やスクール水着などは、わざわざ運動をしたあとの更衣室で撮っ ていたのだ。  どうやら危険な行為ほど、感じてくることに愛樹は気づいたらしく、イ ケナイ行為と分かりつつも少しずつはまっていった。 (もっと..私の写真を撮りたい..気持ちいい..気持ちいいよぉぉ)  写真で撮ると思っただけで愛液が洪水のように溢れてくる。裸を晒すこ との快感に少しずつ目覚めていく愛樹だった。  そして、いつの間にか店の中には愛樹の品を展示する専用コーナーが出 来ていた。  どの品も愛樹のものである証明写真(目隠し入り)が展示しており、通 学している制服姿の愛樹、元気に運動している体操着の愛樹、明るく遊ん でいる私服の愛樹が飾られていた。それも、この写真の横にはこの服を脱 ぎましたと脱いだ服を手に持って裸で見せてる写真が晒されていた。  ただ、恥部をマジックで隠す条件は守られてないらしい。  そのことを知った愛樹は心の中で怒っていたが、今回も口に出して文句 を言うことはなかった。 (恥部は黒マジックで隠してくれるって言ってたけど、ほとんど写ってる よぉぉ〜。細いマジックで線を引っ張ってるだけじゃない..)  主人の裏切り行為で自分のいやらしい写真が増えてくることに嫌悪感を 示す愛樹だが・・・  どきどきっ..どきどきっ..  心臓の動機が激しくなり、何か奇妙な熱い感覚が身体中に襲ってくる。  何故か頭の中には、まだまだ出せるものがあるんじゃないかと思ってい た。いろんな姿の愛樹を増やしてみたいという願望。 (足りない..たりない..もっといろんな私を飾ってほしい..)  この頃の愛樹は商品欲と違う露出癖が本格的に開花し始めてきた。  そんなある日のこと、小屋の奥の小部屋で愛樹が下着を脱いでるとき足 が滑り、板切れに思い切りぶつかって転んでしまった。  怪我はなかったが板切れは見事なまでに壊れてしまい、元に戻すまでし ばらく掛かると言われた。 「すいませんっ。あとで弁償しますので、修理をお願いします」 「いや弁償はいいよ。日曜大工のようなものだし。ただ、作るのに日にち が掛かるから、しばらく愛樹ちゃんのものを買い取るのは控えることにし よう」「・・・えっ?控えるって..」  こうして、主人が修理するのを待つことになった愛樹だが、3日も待た されると痺れを切らした愛樹が早く直してくれるように訴えてきた。 「もう3日です..私も手伝いますので早く直してくれませんか..」 「いや、ちょっと忙しくてね。もう少しだけ待てないかな」 「・・・・・」この時、愛樹は主人にここを直す気がないような気がした。  いや..主人が何を求めているのかを分かったようだ。 (わ・私の口から、それを言えと..)  愛樹は必死に喉から漏れる声を我慢しており、その様子を主人が無駄な ことだよと言わんばかりの顔を見せていた。  もう愛樹の負けは確実だった。主人はただ待つだけでいいからだ。  そのことに分かった愛樹は言葉ではなく、行動で主人が求めるものを見 せてきた。 (も・もう..写真ではいっぱい見られてるんだから..今さら板なんて 無くても..)  その場で服を次々と脱ぎ始めて裸になった愛樹が脱いだ下着を手に持っ て主人に渡してきた。 「きょ・今日の下着です。買取をお願いします」「わかりました」  これでやっといつものように下着を渡すことが出来た愛樹だが、もう板 を完全に取り払った販売所の中で脱ぐことが決まったようなものだ。  翌日からは、何時客が来るか解らない状態での脱衣をすることになり、 真っ赤な顔をしながら急いで脱がなければならなかった。  それも主人から下着の代わりの商品を受け取るまでは裸のままでいるこ とを強制されるようになり、ハラハラしながら販売所の中で裸で待ってい た。 (誰かきたら..おしまいだわ..ぁぁっ..おっぱいもおま●こも丸出 しだよぉぉ〜)  まだ露出癖をはっきり自覚してない愛樹にとっては、この状況は耐え切 れなかった。だが、身体の方はいつ来るか分からない客のことを考えると 激しく疼くようだった。 (なんで私..こんな恥ずかしいことまで商品が欲しいの?)  自分がしている愚かな行為に恥ずかしがる愛樹が考えた。このままじゃ、 どんどん恥ずかしいことをさせられそうだから..  だけど、考えてみると何かで脅されてるわけじゃない。いつでも断れる 立場なんだから、拒絶すれば止められるはずだ。  それなのに愛樹は主人の次の要求を心待ちにしている。主人がその言葉 を口に出すと、はしたないほど股間から愛液が溢れてくる。  結局、主人に言われるがままに今度は下着を着けた状態で玩具でオナニ ーをして、下着が愛液でグショグショに濡れさせてから脱ぐことが決まっ てしまった。 「あんっ..いいっ..このサンプルさいこぉぉー」  店側で用意した新しい玩具のサンプルで下着姿でオナニーに興じる愛樹。  近くでは主人がサンプルのレビュー映像を撮ってるにも関わらず、喘ぎ 声をあげ、パンティ越しに透けて写るおま●こを愛樹が一生懸命に弄りま くる。最後にはここが店内であることを忘れて軽くイってしまう有様だ。    もう、ここまで痴態を見せてくる愛樹に主人の遠慮ない要求が次々とく るのは当然の成り行きだろう。  今度は小屋内での脱衣から小屋外での脱衣を要求されることになり、も ちろん撮影込みの行為となった。  それも行為の方は販売所から段階を踏んで徐々に遠くになるようにされ、 脱いだ制服と下着は腕にかけ全裸状態で店に来なければいけない。  愛樹は嫌がりながらも続けることになり、主人によって露出癖をどんど ん開花されていく。  別に脅されてしてるのはないから、愛樹が望んでるということなのかも 知れない。    愛樹がすっかり主人に調教されるようになると、制服の脱衣は路地入り 口に店が特別に置いたボックスの場ですることになった。  ボックスに制服を入れ、残った下着は脱いで手に持った状態の全裸姿で 来店させるようにする。 (脱衣から店来店間の映像とその下着をセット販売している)  帰りは全裸のままボックスまで行き制服を取り出し、下着無しの状態で 着込み帰宅する愛樹だった。  どこまで恥ずかしい女性に変えられるかは分らない。そして恥辱の魔手 が既に美依や椎歌に襲い掛かってることも、まだ知らないようだ。  いや、その事実を知ったところで、愛樹の悪化した性癖が元に戻ること はないだろう。  店の主人は、いずれ美依や椎歌と辱しめの共演させることを企んでおり、 着々と準備を進めていた。  店を出て帰路を歩いてると、いつかと同じ突然の豪雨が降ってきた。  けれど、愛樹は傘を差すことなく歩いていた。びしょびしょになった服 に透けた恥部が夕日を浴びながら、いつまでも恥ずかしく映っていた。 <序章・おわり>


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