「あ、あ、ぁぁっ..ク、クラス学級委員の相川 唯花です。今から私は
みんなに宣言いたします。エアコンを導入しない学校へ抗議するために..
汗が止まらなくなった..相川 唯花は..す、全て脱いで..裸になり
ます!!」
大汗をかいた唯花は教壇の上で正面に見えるクラスメイトの前で制服を
脱いでいく。もちろん、脱ぐのは制服だけではない。下着姿となった唯花
はそのまま下着も外して、一糸まとわぬ姿となってしまった。
猛暑の暑さを忘れるほどの激しい火照りがおさまらず、唯花の股間から
は愛液が床に垂れ続けていた。
身体を滴る汗が唯花の愛液を誤魔化すように混じりあうが、粘り具合が
増してくる。
「ど、どうしてこうなっちゃたの?な、なんで、、私、こんなことをして
るの?でも、私ったら満面の笑みを浮かべてる..口から涎が垂れるほど
悦んでいる..ああぁっ、あ、あぁっ」
ゾクゾクッと身体が何度も震える。快感の震えだが、まだクラスメイト
には屈辱の震えに見えていた。
クラスメイトに、こんな宣言をする日が来るとは思わなかった。
白昼堂々、全裸で立ち続ける唯花の机の上には脱いだ制服と下着がたた
んで置いてあった。
何故、唯花はこんな宣言をしてしまったのだろうか..
そう、数週間前は唯花は真面目な優等生として過ごしていたのだが、あ
る日を境に変化していったのだ。
事が起こる前日の放課後の2年3組。今ここで10人の女子がとんでもない
作戦を練っていた。
それは1人の優等生をいかにして公然の場で自発的に脱がすかだ。
そう、強制的じゃない。脅迫や盗撮でもない。
優等生が自らの意思で服を脱ぎ、下着を剥いで素っ裸になる。
一般的なのは更衣室など脱ぐことが当たり前の場所を優等生に誤認識さ
せて脱がすのが考えられるが、それは実につまらない。
「脱いではいけない場所」を自覚させた上で最後まで脱いでもらう。
このことを大前提にして10人の女子は話し合っていたのだ。
彼女たちがターゲットにしている優等生の名は相川 唯花(あいかわ
ゆいか)高校2年生。
クラス内では学級委員をやっており、教師から絶大な信頼を寄せてる
女子である。
容姿はクラス1で、学年の中でも5本指に入るほど可愛く、Dカップの
美乳の持ち主だ。
すごく真面目な性格であり、曲がったことが大嫌いな正義感が高い優等
生なので変な性癖なども持っていない。
逆に人前で肌を露出するのが苦手なぐらいだ。
こんな優等生を自発的に裸にするなんて出来るはずはない。
が、10人の女子たちはまだ諦めていない。何故なら、彼女たちはすでに
相川唯花以外の女子を全員裸に剥いたからだ。
ただ、それは自発的なものじゃなく、強引に近い限りなく違法な手で剥
いていた。
自発的な手で責めるのは今回の相川唯花が初めてである。
「なあ〜、やっぱ今までのように力ずくでいこうよ〜」
「駄目よっ。あの女の親父は市議会議員だし、堅物彼氏の親父は警察幹部
でしょ。下手なことをすれば私たちがアウトだわ」
「そーだね。せめて彼氏の斉藤拓哉が他のクラスならいいんだけど、同じ
2年3組だしね。斉藤の奴もくそ真面目だから参ったね〜」
「ねえ?その真面目さを逆手に取ったらどうかしら?確か唯花ってみんな
が苦しいときに自分だけ逃げたり出来ないとこあるじゃん」
「どーいうこと?それが脱がすことと何か繋がるの?」
「・・・いや、あたしにも分かってきたよ。そーいうことなら、いけそーだ」
「ちょっ、私にも説明してよっ!」
どうやら、彼女たちは何か決定的な策を見つけたようであり、それを明
日に実行することにした。
翌日、朝から気温が上がり、午前9時の段階で30度以上の真夏日とな
った。
相川唯花の学校は節電やエコに積極的なことからエアコンはついておら
ず教室はサウナ状況となっていた。
窓は全開にしているが暑さは収まらず、ほとんどの男子たちはワイシャ
ツのボタンを全部外した状態で涼んでいた。
「ちょっとぉぉ〜!男子たち。ここは男子校じゃないんだからね。私たち
女子がいることを気にしなさいよ」
「いいじゃんか、敬子。お前らもボタン外せばいいだろ?どーせ、ブラな
んて汗で透けて丸見えなんだからよ」
「スケベ!まったく〜、唯花も何とか言ってよぉ〜」
「そうね、敬子の言い通りよ。暑いからって乱れた服装で居るのは間違い
よ!心頭滅却すれば火もまた涼し!暑くないと思えば何とかなるものよ!
拓哉もそう思うでしょ?」
「ああ、唯花の言うとおりだな。けど、こうも暑いとエアコン導入を学校
に考えて欲しいものだ..暑さを我慢しすぎて熱中症になっても大変だか
らな..」
「・・・そうね..この暑さは尋常じゃないし、何か考えたほうがいいかも
ね」
卓也と唯花は一切の服装の乱れがない姿で真剣にいろいろと話し合って
いた。そして、男子に文句を言った敬子は2人に見えない所で舌打ちをし
ながら、こう思っていた。
(ちっ、あんたらみたいなバカ真面目が居るから、いつまでもエアコンを
入れてくれねーんだよ!この暑い中で一番上のボタンまで留めてるなんて
信じられねーバカね。けど、それも今日でお・わ・りなの♪)
そう、この敬子こそ先ほどの10人の女子を束ねる中心人物であり、優等
生の唯花を裸にしようと企んでいるのであった。
そしていよいよ、敬子は男女別の保健・体育の授業を行う3時限目で作
戦を実行することにした。男子は体育館でバスケで、女子は保健教師が急
用のために自習となっていた。
女子しか居ない教室で敬子が席を立って大声でこう呼びかけた。
「ねえ、みんな!こんなに暑いんだから、私たちも脱いじゃおうよ!男子
も居ないことだし、下着姿になっちゃおうよ〜」「いいね」「賛成っ」
「!ちょ・ちょっと敬子っ!駄目よ、そんな破廉恥なことは!」
「何言ってるのよ、唯花。こんな汗で透けてるワイシャツの方が余計破廉
恥じゃない?男子たちだってさっき暑さに耐え切れなくなってパンイチに
なった奴が何人かいたじゃん」(まあ、それは私が頼んだんだけどね)
「あれは拓哉が厳重に注意したわよっ!女子が居る中であんな姿になるな
んて信じられないわっ!」
「まあ、確かにやりすぎだけど、わかる気がするわ〜。どーせ、今日のバ
スケなんて男子たちは上半身裸でやってるでしょ?拓哉くんも一緒にやっ
てるよね?」
「・・・あ・あれは、ほらスポーツで..その変じゃないし..汗もいっぱ
いかくし..」「まあ、そういうことにしておきましょう。でも〜、もう
みんな下着姿になっちゃったね〜」「えっ?」
敬子と唯花が言い争っている間に他の女子は全員、制服を脱いで下着姿
で涼んでいた。
「み・みんな!はしたないわよっ!窓も全部開いてるし、恥ずかしいと思
わないのっ!さっさと服を着なさいっ!」
「・・・・・」「・・・・・」「敬子ぉ〜、あんたから何か言ってよ」
「ん?ちょっと待って。私も脱いでるところだから」
「敬子っ!あんたまで何脱いでるのよっ!服を着て私と一緒に皆を説得し
てよ〜」
すごい形相で敬子を睨みつける唯花。どうやら、このイカレタ状況にか
なりご立腹の様だ。
が敬子は呆れた表情で唯花にこう反論してきた。
「・・・いいわね〜。汗をかかない人は〜。ほら香菜子の方を見てよ。唯花
と違って太ってるから、すごく汗かいてグロッキーだったよ。他の女子も
かなりやばかったし、そーいう連中は無視ってことかしら〜」
「ち・違うわっ。そういう問題じゃないでしょ!ここは教室で!今は着替
え中でもないし、窓もカーテンも開いてるのよっ!常識的に考えて破廉恥
でしょ!」
「・・・・・」「・・・・・」「・・・・・」
「ちょっと、みんな?・・・ぅぅ」(何なのよ..この冷たい視線は..)
下着姿になった女子が無言で唯花を見つめてきた。それはまるで唯花の
方が場違いであることを意味しているようなものだった。
「・・・け・敬子..あなたも何か言ってよぉぉ..」
周りからの冷ややかな視線に耐え切れなくなった唯花が敬子に助けを求
めてると、唯花の耳元に近づいてこう囁いてきたのだ。
ぼそぼそ。<唯花の言うことは正しいけど、協調性も大事なんじゃない?>
「ぅぅ..でも..」
ぼそぼそ。<唯花らしくないわね。拓哉くんだってバスケの時は上半身
裸でしょ?それとも暑苦しいジャージでも着てやってるかしら?>
「・・・そ・そうよね..」
ぼそぼそ。<協調性。協・調・性!>
「・・・わ・わかったわよぉ..」
(み・みんな脱いでるんだから..ここは我慢するしか..)
顔を真っ赤にしながら、唯花が1番上のボタンから外してきた。開いて
る窓をチラチラ気にしながらブラウスを脱ぎ、スカートの方へ手を伸ばし
た。
(ブラだけで..許してもらえないかしら..これ以上は無理よ..)
唯花の首が左右に振られる。真面目な唯花にとってはブラ姿になるだけ
で精一杯だった。
「どーしたの?唯花。スカートも早く脱いだら〜」
「あ・あの..敬子..スカートは」
唯花の手がガクガクと震えてる。他の女子たちは動揺する唯花を見て、
もっといじめたくなる思いに駆られていく。
「やっぱ、相川さんは協調性がなかったんだ〜」「私たちと違うものね」
「!ち・ちがう..そういうつもりじゃ..」
「それじゃ、さっさと脱いでよ〜」「もしかして過激なパンティなの?」
「えっ?」
「ああ〜、納得〜。相川さんみたいのが意外と凄いの穿いてるんだよね〜」
「スケスケとか紐パンかしら〜」「いやいや意外とノーパンかも〜」
「そ・そんなの穿いてませんっ!」(何なのよ..その疑いの目つきは)
戸惑う唯花に再び敬子が近づいてこう囁いてくる。
ぼそぼそ。<このままじゃ変な噂が立っちゃうわよ〜。みんなをまとめ
る学級委員なんだから、和を乱しちゃ駄目でしょ?>
「・・・そ・それは..」
ぼそぼそ。<今は女子しか居ないし、みんな堂々と下着姿で談笑してる
じゃないの?スカートぐらいでウジウジしてるの唯花ぐらいよ〜>
「・・・確かに..そうよね」
ぼそぼそ。<みんなとの和を大事に。学級委員さん>
「うん..私は学級委員よね..」
(このままじゃ、敬子の言うとおり、みんなの和を私が乱してる..)
唯花は目に涙を浮かべながら、スカートを脱ぎ、作り笑顔をして話しか
けてきた。
「・・・や・やっぱ暑いよね?こ・こういうときは下着姿になるのがいいか
もね?」(・・・今更、こんなこと言うのも変だけど..)
「さすが相川さん。物分りいいよね〜」「変なこと言ってゴメンね〜」
「唯花はやっぱ白の下着が似合ってるよね♪」「うんうん」
女子たちが冷ややかな態度を一変して明るく唯花に話しかけてきた。
いつものクラスの雰囲気に戻ったことに恥ずかしさよりもホッと一安心
した唯花であり、これで良かったと女子たちと談笑を続けていた。
それを遠くから眺めてくすくす笑う敬子。
そんな敬子の近くに敬子の友人の美帆が笑いを堪えながらやってきた。
「ぷぷぷ..あの唯花が下着姿になるなんて滑稽ね〜。さすが敬子」
「まあ、こっちも身を切ってやってるんだから、こうなってもらわないと
脱ぎ損よ」
「で、マジでこれ以上やるの?男子たちにサービスしすぎじゃね〜」
「まあ、それだけ得るものも多いってことよ。美帆はやっぱ裸を見られる
のが嫌かしら?」
「う〜ん、タダで見せるのは釈然としないけど〜、あの唯花が裸を晒すな
ら脱ぐ甲斐はあるっしょ」
「そうね〜。見てみて、唯花ったら皆に窓の方へ誘導されてるわ。身体が
小刻みに震えてるわね。本心はすごく恥ずかしいだろうね」
「ぷぷぷ..制服着てるときより汗かいてない?全身真っ赤にしちゃって
可愛いわね〜」
「そうね〜。それじゃ次の作戦に移りますかぁ〜」
敬子が何かを合図を送ると唯花の隣に居た香菜子が承諾のサインを出し
て予定通りの会話を切り出してきた。
「それにしても相川さんはスタイルが良くて羨ましいよ〜。私なんてほら
お腹がタプタプよ〜。こんなデブ、誰も見たくないよね〜。きゃはは」と
外に向けてお腹の贅肉を手で揺らしながら話す香菜子。
「・・・そんなことはないわ..香菜子も男子に人気あるんだから..」
「そうかしら〜。そう言ってくれると嬉しいわ〜」(ふんっ、何よ。どう
せダラシナイ身体だと思っているんでしょ!目つきで分かるわよ)
「・・・あ・あの香菜子は..えっと恥ずかしくないの..こんな窓の近く
で..外から丸見えなんだし」
「そうね、でも校庭での授業が無いんだから、人も居ないし〜。ここは一
番涼しくてちょうどいいのよ!」「・・・そ・そうよね..」
「それにしても..さっきは相川さんらしく無かったよ」「えっ?」
「相川さんがあんなにクラスの雰囲気壊すなんて初めて見たよ」「・・・・・・」
「でもやっぱ相川さんは私たちの味方よね。ホッとしたわ」「そう?」
「ただ、まだギスギス感が残ってると思わない?」「(ぎくっ)ええ..」
「ここはいつもの相川さんらしく皆をまとめてくれないかしら〜」
「まとめる?何かいい方法があるの?」
実は唯花もギスギスした雰囲気を感じており、さっさと下着姿になった
方が良かったと後悔していたのだ。
(やっぱ、あういうときは恥ずかしさよりも協調性を大事にしなくちゃい
けなかったのよ..)
香菜子は太目の女子であるがクラスの人気者であり、ここはアドバイス
がどうしても欲しいところであった。
「私だったら、やっぱドカンと冗談を言って、一気に和ますわね」
「冗談?」「そう、冗談。こういうのはどうかしら?」
香菜子は唯花にある事を言うと、唯花の顔が更にぼんっと真っ赤になる。
「ちょ・ちょっと..そ・そ・それは、不味いわよ。絶対駄目よっ!」
「大丈夫。みんな本気にするわけないでしょ?それとも本気ですると思う」
「・・・そりゃ、思わないけど..その冗談はキツクない?」
「いやいや、唯花が堂々と言えば皆、さっきの言動を許してくれると思う
よ!」
「そ・そうかしら?」
「言うだけで済むんだから、いいじゃないの?皆も冗談と思うものだし」
「・・・そうね..こんなの真に受けるわけないし..」
(これでクラスの雰囲気が和むなら..お安いことだわ..)
クラスで人気者の香菜子に背中を押されて、勇気が出た唯花は大き目の
声で香菜子に言われた冗談を言ってきた。
「ねえ、みんな!さっきは私、どうかしてたわ。こんな暑いんだから、も
っともっと開放的にならなくちゃね!どうせなら、みんなで下着も脱いじ
ゃおうよっ!みんなで裸になれば恥ずかしくないでしょ!」
(・・・恥ずかしいけど、誰が聞いてもこれは冗談と思ってくれるし..)
だが、これが最大の罠であることを唯花は知らなかった。
自分から言ってしまった責任感がこれからどれだけ重くのしかかってく
るかを..
さらに、この台詞を聞いた女子たちは皆、心の中でガッツポーズを取っ
た。プールの授業で水着を男子に見られるだけで恥ずかしがる唯花を自発
的に脱がせられるからだ。
唯花の言葉のあとで教室中に数多くのブラとショーツが舞い散っていく。
計画通りに、唯花以外の女子があっさりと下着を脱いで裸になっていっ
た。もちろん、この提案をした香菜子も「やっぱ暑いのには敵わないか〜」
と舌をペロッと出して脱いでしまった。
またしても1人だけ下着姿で取り残された唯花であり、嵌められたという
感覚より、私のせいで大変なことになっちゃったという失態感の方が強か
った。
そう、唯花は自分が罠に嵌っている事に全く気づいてなく、これからど
うすればいいか激しく動揺し、答えを出せずに呆然としていた。
もちろん、唯花に選択肢などはない!唯花がすることはただ1つ。
身に着けている下着を自ら脱いで裸になるしかなかった。
が、これを受け入れたら、唯花は次々と恥辱な条件を受け入れることに
なるだろう。
そう考えれば、唯花は皆に嫌われても、強引に跳ね返すしかなかったの
だ。皮肉なことだが、これを受け入れないようにすべきであり、1度でも
受け入れてしまったら、先に待ってるのはより恥辱な未来であったのだ。
<完>
※補足
ぺた@ぺんです。この作品は2年後の2014年に開始した「優等生を全裸
に剥く方法」の第1話となっています。
と言うより、殆どの部分をそのまま第1話にしていますので、思い切り
内容がダブるのは、ご了承ください。
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