沙智菜の露出譚・拾参(原案:鋼夜さん)


※ この短編は、通常の1人称視点ではなく3人称視線となっています。

  図書館 <アイデア投稿日:2006-03-22(水)>  図書館にいく沙智菜。  ここの図書館には検索ブースがあり、パソコンがおいてある。  ブースとの境目は半透明の腰部ぐらいの高さのガラスだけだ。  あらかじめ予備の巻きスカートをイスの上においておき、机にはノート や筆箱をおいておく。  これでここには座らないはずだ。  そのまま検索ブースへ行き、パンツとスカートを脱ぎ、小さなポーチに いれて、スカートを置いてある場所へ向かう。  下半身丸出しの美少女が歩いていれば確実に犯られるだろう。  だが半透明のガラスによってそれはかろうじて妨げられていた。  だからといって安心は出来ない。  なぜなら半透明であるため、よくよく考えればのっぺりとした肌色の足 の色しか見えていないからだ。  検索ブースを抜けると本棚に隠れる。  先ほどまで気にもしなかった人数がとても多く感じ、どこからか見られ ているのではないかとドキドキしてしまう。  テーブルの向かい側には男の人が座っていた。  ポーチに入っているスカートをつければすむ話だが、見られてもいいと いう衝動が起こった沙智菜はそのまま机に向かう。  イスに座っている人がこちらを向けば、机の高さから大事な部分は見ら れないだろうが、はいていないと言うことはばれてしまう。  イスに座り、スカートを手に取った沙智菜はそのまま座る。  すると目の前の男がメモのようなものを出した。 {最初から見てたよ。手伝ってあげるょ}  メモを読んだ沙智菜はすぐさま男を見た。  だが男は表情一つ変えずに次のメモを渡した。 {服を脱いで裸になって}  ためらった沙智菜だが、言われるがまま服を脱ぎ、ブラを取った。  今、沙智菜が座っている後ろにはガラス張りの大きな窓がある。  その向こうには親子ずれの家族なんかが大勢いる公園になっていた。  沙智菜が裸だとは思わないだろう。  だが背もたれに隠れていない肩や背もたれと座部の隙間から見えるおし りを見ればすぐに裸だとわかってしまう。 {外を向くようにそのままイスにまたがるように座れ}  要するに沙智菜は男の後ろに広がる図書館内の様子を見れないどころか、 おしりが見えていたであろう部分から、おま●こを外にみせ、裸であるこ とを皆に見せつけろと言われているようであった。 {ほら、早く向け!}と言われたままに従う沙智菜。  すると「なかなか良いプロポーションだな。普通に座って良いぞ」と言 葉を出してきた。  これだけ?とおもったのだが、体がなかなか言うことを利かない。する と、男が身を乗り出し、沙智菜の背中を指でなぞった。 「ヒャッ」  近くに人がいなかったため声を上げたことに気づかれなかった。  男は次のメモを渡した。 {しまったプリーツのスカートと今手にもってる巻きスカートを渡して。 あと、脱いだ上着とブラも一緒にね}  ポーチから出したスカートと巻きスカート、脱いだものを男に渡す。  すると男はまず巻きスカートをはさみでジョキジョキと上着風の布にす る感じで切り落とした。 「えっ!ちょっと」「大丈夫、後日、同じサイズのを新品で返すから」と 次にプリーツのスカートに一箇所切込みを入れた。 (って何で私、こんなに素直に危険な命令に従ってるの..まあ、理由は 何となく分かるんだけど..)  実はネットで見つけた露出調教サイトのマスターに風貌がすごく似てい るとビビっと感じたからだ。  このサイトには色んな素人女性を露出調教してる写真と文章が載ってお り、沙智菜は定期的にチェックしていた。  写真の方はマスターも写っているが、顔は当然、出ていないが、服装は かなり似てるし、図書館での露出調教もあったが、ここと幾つか似ている 感じがあった。 (やっぱ、他人の空似だよね..あのマスターって相手が露出狂だと確信 すると厳しい口調で攻めるはずだし..いやまあ〜、あの「この牝豚」と 言われてみたいのもあるけど、と、とりあえず、このまま様子を見るしか ないよね..)  沙智菜が素直に従う中、{巻きスカートは上半身に、プリーツは切り込 みが後ろに来るようにして着ろ}と新たな命令がきた。  言われた通りに着込む沙智菜に、男はそっと席を立ち、沙智菜のおま● こを擦るとクリトリスの根元を細い紐で結び、おしりのほうから紐を引っ 張り出した。 (糸を通すための切り込みだったの..) 「さあ、外に出るぞ!牝豚」「え?」ドキッ! 「この牝豚!さっさと行くぞ!」「は、はい」  今度ははっきりとした口調で沙智菜に命令してきた。  男は沙智菜にぴったりと寄り添うように歩き、手を肩に乗せていた。  その手には先ほど結んだ紐が握られていたのだが。 「いいか、スカートがまくれても押さえるなよ!」「はい..」 「それと誰かにばれて話し掛けられた場合は「調教中なので」とちゃんと 断るんだぞ!ほら、一度言ってみろ」「はい、あの私、調教中なので.. 話しかけないでください..ぁぁ」「まあ、及第点だな。牝犬であること も伝えるんだぞ」「はい、私は牝犬で調教中です..」 (これやばいよぉぉ〜。さっきクリトリスを剥かれて糸を結ぶときに、媚 薬を塗られてるよぉぉ〜。引っ張るのもすごく上手だし..)  まあ、誰にも最後までばれなかった(実際には、ばれていたのかもしれ ないが話し掛けられなかった)沙智菜だが、そのまま公園から外に出てレ ストランに連れて行かれた。  一番角の席に座ったので、店員からはほとんど何をしているかなど分か らないのだが、窓がとなりにあったため、外からは丸見えだ。 「それじゃ、全部脱いで!」  沙智菜はそれだけはいやだったので首を横に振ったのだが、クリトリス を結んだ紐をひっぱられ、否応無しに脱ぐ。  その格好のまま軽い食事をすませ、クリトリスについている紐をはずし てもらった。  今度は靴は脱ぐように言われる沙智菜。  男はそれを自分の鞄の中にしまった。そろそろ会計をするから、脱いだ 2枚の服を着るように促される沙智菜。  そして、会計を済ませ、外に出た瞬間に・・・ 「キャッ」  いままでかろうじてその身を隠してくれていたたった2枚の服を男は奪 い去って走っていってしまった。  靴もなく、本当に丸裸にされてしまった沙智菜。  走り去る男の後姿をおっていると、わざと何か紙を落としていった。 {楽しませてもらったからな。俺は絶対に嘘はつかない。こういうことを 書くとうそだと思われるだろうがな。さっきの図書館のどこかにお前の服 …といえるかどうかわからんがおいておく。さっき俺が持っていた鞄の中 にはいっているから見ればわかるだろう。}  沙智菜は急いで図書館に戻り裸のまま必死に鞄を探した。  やっとのことで見つけた鞄には、ちゃんと服が入っていたが、沙智菜の 着てきた服は切り刻まれていた。 「え?こんなの着れないよぉ..でも何か違うのも入ってる?」  変わりにエプロンが入っていた。  それしか着るものがない沙智菜は、裸エプロンになる。  鞄の裏にメモがはってあった。 {その格好で靴は合わない。フロントに預けておいた。まぁ、取りに行っ てもかまわんがその格好が見られたくなかったらやめとくんだな。服の一 番下にサンダルを入れておいた。エプロンをしてるかは遠くでちゃんと見 ておくから、その姿で家まで帰るんだぞ!}  切り刻まれた服をよけると、ビーチサンダルとURLが書かれたメモが はいっていた。  URLの方は見覚えがあった文字列だったが、携帯を持ってないので、 今は家に帰ることだけ考える事にした。 「こ、こんな姿、誰かに見られたら、一発アウトだよ。いやまあ、裸でこ こまで来たのも充分アウトだけど..」  とりあえず、どこかで見られてるのは間違いないので、靴は諦めて、ビ ーチサンダルを履いて、裸エプロンで家まで帰ることになった。  明らかに場違いな服をきて外を歩く沙智菜。家までの距離は絶望的な距 離と化していた。 「行きはバスだったのよぉぉ〜。こんな姿でバスに乗れるわけないでしょ!」  誰にも見つからないように歩き続けたが、途中からイきかけた状態のま ま歩いていたので、あまり記憶にも残っていなかったし、長かったような 短かったような感じだった。  ようやく家に着いた沙智菜は、メモに書いてあったURLを開いてみる と、やはり例の露出調教サイトに繋がり、しかも個人の専用ページが開い た。 「こ、これ、調教本人とマスターしか見れないページだ..それも、さっ ちんのページって..まさか私の個人ページが出来てるの?」 <最初の命令:このまま調教を受けるのなら、下の送信フォームに制服姿 の全身写真と全裸の全身写真を送るように。もちろん、顔出しでね> 「いやいや、それじゃ全部、バラしちゃうようなもんだし..でも、さっ ちんのページってことは..もう名前は分かってるってことよね..」  色々、考えた沙智菜の出した答えは、送信ボタンをポチっと押すことだ った。もちろん、2枚の写真を添付しており、教室の黒板を背にしたもの だった。
  図書室 <アイデア投稿日:2006-01-28(土)>  今日は放課後に図書室で露出しようと決意した沙智菜。  図書室の一番奥の席に座り、あたりを見回すと服を脱ぐ。本棚のほうに 裸のままいくと、数人の男子生徒が入ってきた。  どうやら入り口付近に陣取ったようだ。沙智菜は大型本を手にとり、裸 のまま席についた。どうやらばれていないようだ。  大型本を広げ、胸が隠れるようにする。肩は出ているので、裸だとばれ てしまうかもしれない。そんな不安をよそに、男子達は本を読んだり宿題 をしたりしていて、気づかない。  すると一人の生徒が顔を上げ、「この前の本って向こうの奥のほうの棚 にあったよな?」と言う。「あぁ、そうだょ」と一人が言うのを聞くと、 立ち上がった。このままだと沙智菜の方にやってくる。  沙智菜はすぐに隠れようとしたが、時間がない。椅子を奥までしまい、 隣にある椅子も使って仰向けに寝るような格好をすることで隠れようとし た。右半身はテーブルに隠れているのだが、左半身はテーブルからはみ出 している。生徒の足音が近づく。  沙智菜が下のほうを見ると、なんと目の前に生徒の姿が見えるではない か!「こっちにむかないで」と心の中で叫びながらじっと耐える。生徒は 本をとると、さっきの席に戻っていった。 沙智菜はごそごそとテーブル の下で服を着た。まだ下半身は何も身につけていないが、すぐに穿くつも りだったし、テーブルの下でうずくまっている態勢では上手く穿けない。  とりあえず椅子に座った状態で穿こうと思い、そのまま椅子に座った。  パンツを手にとり、穿こうとしたとき、向こうで座っていた男子の一人 が自分のクラスの男子だということに気づく。向こうも気づいたようだ。 「新川さーん」と呼び、なんとほかの男子達とこちらにくるではないか。  下半身丸出しの沙智菜はこのままだとどんな格好をしているのかばれて しまう。隣に座ろうとすれば・・・・ そんなことを考えていると、男子 達は全員前に座った。隣に座ろうとする人はいなかった。そのまま男子達 と会話をし、彼らは先に帰っていった。  愛液をだらだらとながしながら羞恥に悶えていた沙智菜を一人残して…
  お祭りで露出 <アイデア投稿日:2005-12-27(火)、2006-03-09(木)>  地元の大きなお祭りにクラスの男子たちといく沙智菜。  学校近くの公園でのお祭りと違って、多くの人でにぎわっており、人混 ではぐれてしまう。男子の一人もはぐれてしまう。  一緒にみんなを探そうとするが、途中で足をくじいてしまう沙智菜。 「俺がおんぶしてやるよ」「ありがと」  こうして、おんぶしてもらうことになるが、実は沙智菜はスカートでノ ーパン。風が吹いても腕をまわしているのでスカートを押さえられない。  しかも上はノーブラで男子の背中に胸を押し付けてしまう。太ももには 男子の手。はしたない汁が出そうなので我慢をする沙智菜。  もし濡れちゃったりしたら、男子の洋服について、すぐに気がついてし まうからだ。 「近くの祭りも、これぐらい人が来たら良いんだけどな〜、はぁぁ〜」 「あっ、そうか。雄二くん、祭りの実行委員だよね?」 「去年から高校生が地元を盛り上げようと俺も祭りの実行委員やってるけ ど、毎回閑古鳥が鳴くだけだよ、はぁぁ〜」 「そうなんだ..」  今日は祭りの視察も兼ねてきたらしく、真剣に盛り上げようとしていた ので、沙智菜のノーパン・ノーブラに興奮しなかったようだ。  ただ、下着を着けていないことに気づいたらしく、とんでもないことを 言い出した。 「もしかして新宮って、今日浴衣を着るつもりだったのか?」 「え?何で」「いや、ノーブラだろ?浴衣って下着を着ないのもアリなん だろ?」「そ、そうね..うんっ、そうそう着るつもりだったのよ」 「そうか、それなら法被なんかも着ても大丈夫か?もちろん、ニップレス は付けていいから」「それって今度の祭りで着て欲しいってこと?」 「!おおっ、話が早いなっ!新宮の法被姿なら、PR効果も高そうだし」 「まあ、そういうことなら着てもいいけど..」 「サンキュー!助かったぜ!」  こうして、近くの神社のおみこしから参加することになった沙智菜。  今から着る法被も用意してもらって準備万端!あとは仮設の更衣室で下 着を脱いで着るだけだ。が、ここで大きな問題が発生した。 「ちょっと、雄二くん。下の方、何か2種類あるんだけど..」  用意されたのは、半股引(半ダコ)とフンドシだった。男性ならフンド シはアリだが、女性が外で身に着けるのはかなり際どいだろう。 (まあ、ノーパンで半ダコもかなり危険なのかも..こっちの方が透け度 はすごそう..) 「一応、フンドシは女性用なんだ。着け方のメモも用意してあるから、ど ちらでもいいよ」「う、うん。わかった」 (さて、どうしよぉ〜。女性用なら..フンドシでもいいかも..ノーパ ンであるのも正当化できるし..おみこしは法被だけでやってみよう!)  大胆にも沙智菜はノーパン、ノーブラで法被だけを着た。しかもニップ レスも付けずに、白シャツも着なかった。  もちろん、法被だけなので生足が見えるし股下数センチしかないので、 ちょっと捲れたり、しゃがんだだけでノーパンだということがばれてしま う。前もしっかりと合わせることなく、胸元がちらちら見えるようにセッ トした。しかも帯もゆるく結び、ほどけやすいようにした。 「これって、かなりヤバいよね..でもきっとバレないと思う!」  いつもより大胆な沙智菜だが、これには大きな理由があった。実はおみ こしを担ぐ際、沙智菜は内側の位置になり、男たちに囲まれて、ほぼ見え ないからだ。  男たちの方は基本、前全開きの法被にフンドシ一丁なので、沙智菜の法 被だけの姿にあまり違和感を感じなかった。  結局、男たちの熱気で沙智菜も露出行為どころでなく、何1つばれない ままで終わってしまった。  もちろん、完全な消化不良で終えた沙智菜が本番の祭りの方で半ダコを 着るわけはなく、上はさっきより丈が短くなった法被に、フンドシを付け て参加したのであった。 <完> ※当時、「沙智菜の高校日記。」アイデアショートとして個別で出してま  した。ただ、リンク切れのままお蔵入りになってしまった経緯がありま  したので、元々まとめていたものを誤字脱字だけ直して公開することに  しました。


「沙智菜の露出譚・拾参(原案:鋼夜さん)」完