聖羞恥学園−女勇者の章−(読切)
−女勇者 リンセーナ!ー
「聖羞恥学園」、全国いや全世界から美少女が集まる学園。
名前からすると学園に羞恥な仕掛けがあったり、羞恥教育が
されてると思われがちだが実はそんなのは全くない学園で
あった。
ただ、1つ違うところは全ての争いごとの決着には羞恥カード
を用いて収める事であった。
今日もこの学園ではその羞恥カードによる戦いが日常茶飯時的に
行われていた。
今回はこの学園における、あるユニットの1日を追った物語である。
昼休み、学園内では生徒たちがあちこちの場所で楽しく食事を
取っているが、その中に異様な出で立ちをしている者がいた。
この学園の女生徒なのだが、なぜか身には西洋の甲冑を纏っており
まるでRPGに出てくる勇者そのものであった。
その上、周りに連れている3人の女生徒たちもそれぞれ僧侶、魔法
使い、拳士を思わせる場違いな格好をしていた。
「リンセーナさま。カード今どれぐらい集まりました?」
魔法使いの格好をしている少女、ルィザーが勇者姿の少女に話しかけた。
「大体、100枚はいったかな..」勇者姿の少女リンセーナは応えた。
「リンセーナさま?私たちは本当に元の世界に戻れますよね?」
「当たり前よ。いつでも戻れるわよ。でもまだ戻れないけどね。」
「・・・本当に例のカードは存在するんでしょうか?」
「存在するわ。このカードだって私たちにとっていい武器となるわ。」
「・・・そうですよね...」
実はこのリンセーナ達は他の世界から時空魔法を使ってここにきたもので
あった。
ただ実際はリンセーナの未完成魔法と何かの力が重なってここまで飛ばされた
のが事実なのだが...
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーー」僧侶姿のリスラーニュが何かを言ようとしていた。
「ん?リスラーニュ、どうしたの?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーリンちゃん...あの魔法...失敗したんじゃ...ゅゅゅ」
「失敗じゃない。ちゃんと時空を越えたんじゃない。ちょっと違った世界に
飛んだだけよ!!」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー本当は城下に行くので唱えたはずなのに...」
「あああ゛――いいのよ!!結局、いい場所に着いたんだから。」
「そうですよ。リンセーナさまならきっと何とかしてくれますわ。」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーそうだといいんだけど...」
「どっちにしても今、戻ったところであの魔王は倒せないでしょ?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーファルちゃんはどう思う?」
「・・・・・・・」(拳士姿のファルターイ)
「相変わらず無口ね...」
「・・・・・・・」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーファルちゃんもそれでいいんだ..」
「・・・ちょっとリスラーニュ。今のでわかったの?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーファルちゃんはリンちゃんに任せるって言ったよ。」
「・・・・・・・・」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーそうなんだ?ファルちゃん。。」
「こらっ!その謎の会話をやめぃ!!もうっ。こっちが疲れるわ。」
「・・・そういえばリンセーナさま?私、まだ魔王とは一戦を交えたことが
ないのですがやはり相当アレなんですか?」顔を少し赤めるルィザー。
「ええ。あれは鬼畜巨人男と言っても過言ではないわ。」
***************回想***************
かってリンセーナは勇者見習いとして勇者と共に魔王を倒しにいったパーティで
あった。
魔王は人の数十倍の身長でありまさに巨人の様な姿であった。
勇者リクカバー(青年)は、その世界に伝わるあやゆる物を切り裂く伝説の剣で
魔王に飛びかかっていった。
「魔王―――!!!我が最大剣技を今こそ見せてやる!!!ソルディーガ(最大呪文)」
「甘いわ。勇者よ。我がいち物にそんなもんきかんわーーー!!!」
魔王は腰の中心に聳え立つ立派ないち物を勇者の剣に向けて振りあげた。
パキィィィィィーーーンン。伝説の剣が魔王の立派ないち物によって砕かれてしまった。
「な・なにぃぃぃーーー!!我が剣が!?」
「勇者よ。もう少し腕をあげてくるんだな!!」カキィィィィーーンン!!
勇者がボールの様に魔王の立派なバットで遠くまで吹き飛ばせれてしまった...
「勇者さま!!よくも私たちの勇者さまを!」僧侶(男)が攻撃のスペルを唱え始めた。
「ほう?そのスペルは禁断のスペルだな?プリーストよ。」
「そうだ!!あやゆる魔を砕く最大のスペルだ!!」
「なるほど。なら我も最高のスペルをお主らに見せてやろう。」
魔王は立派ないち物を僧侶(男)に向けたのであった。
「!?な・何をする気だ?魔王!!」
「これが我が最大の白きスペルだぁぁぁ!!」どばぁぁぁぁぁぁーーー!!
「うわぁぁぁぁぁぁーーーー」
*************回想おわり**************
「ふぅぅーーーあの時・・・とっさに気づいて逃げたから助かったけどあのパーティ
はきっと全滅したわね...」少し青ざめてるリンセーナ。
「リンセーナさま..魔王って相当とんでもないやつみたいですね。」
「そうよ。やつが巨人であるのはたいした問題じゃないわ。問題なのはやつに
ついてるアレがやっかいなのよ。」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーそんなに凄いんですかぁ?」
「ええ、巨人の上にさらにアレも巨大サイズだからとんでもないアレね。」
「リンセーナさま。多くの女性が捕まっているとききますが、まさかその..」
顔をさらに赤めるルィザー。
「まあ、噂では毎晩、自慢のアレを多くの女性たちに磨わせていると聞くわ。」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー何人ぐらいなんですかぁ?」
「あの大きさじゃ数十人ぐらいね。まあ挿れられる子は絶対にいないけどね。」
「・・・・・・・・・・」<何かを言ったファルターイ>
「リスラーニュ、ファルターイは何と言ったの?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーどれぐらい硬いかって?」
「か・かかかか硬いぃ?」顔を真っ赤っかに染めるルィザー
「・・・そうね。あの伝説の剣と最大剣技が重なっても歯がたたないんだから
相当な硬さってとこね。」
「・・・・・・・・」<また何かを言ったファルターイ>
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー常に硬いの?それって?」
「噂ではやつの最大の白きスペルを唱えたあとは硬さが消えると聞いたわ。」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーそれって出したら縮むってこと?」
バキィィィィーーー!!リンセーナの拳がリスラーニュの頭をごついた。
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー痛いよぉぉーリンちゃん!!」
「単刀直入に言うんじゃない!!」
「出すって出すって出すってぇぇ・・・ぁぁぁぁーー」顔を赤らめ混乱するルィザー
「落ち着きなさいよ。ルィザー...」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーでも、それってただのスペル*じゃないんでしょ?」
バキィィィィーーー!!再度リンセーナの拳がリスラーニュの頭をごついた。
「だから、*を付けて言うんじゃないっ!!!」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー痛いよぉぉーリンちゃん!!」
「・・・確かに一応ただのスペルではないわ。男は一瞬にして白き石像になり、
女は魔王に忠実する性奴に変えられてしまうわ。」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーつまり男はパリパリで女は奉仕なのね。」
バキィィィィーーー!!
「リスラーニュ!!」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーーー」
「奉仕奉仕奉仕奉仕ほうしぃぃぃーーー!!」
「ルィザーも落ち着きなさい!!」
「・・・・・・・・・・」<何かを言ったファルターイ>
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーそんな魔王を本当にこのカードで倒せるのかって。」
「倒せるわ。このカードは通常のカードでも様々な羞恥をあたえるのよ。
これが幻カードならそれ以上の効果があるはずなのよ!!」
「・・・・でもリンセーナさま..本当にそのカード見つかるんでしょうか?」
「見つかるわ..いや絶対に見つけてやるわ。そしてその時こそ魔王を!!」
「・・・・・・・・・・」<何かを言ったファルターイ>
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーリンちゃん...気付いているかって?」
「・・・ええ、人が食事中って言うのにまたバトルって事なのね..出てきなさい!!」
ザザザッ。リンセーナの周りに1人の女性と多くのごつい男たちが現われた。
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー男の人、ここの学園の生徒じゃないぞ。」
「リンセーナさま..どうやらここの世界の...」
「ああ、あのド*ツとやらの某組織の人たちね..私に何の用かしら?」
「オトナシク、ドウシカラ、ウバッタカードカエセ!!」
「いやよ!」きっぱり!!
カチャカチャカチャチャッ!!多くの銃口がリンセーナたちに向けられた。
「コレデモ、Noトイウカ?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーリンちゃん?カード渡す?それとも使う?」
「冗談!!どっちも嫌ね。この手の男に使うとカードの色が悪くなるからやめとくわ。」
「リンセーナさま...とりあえず張りました..」
「オイ!!ハヤクワタセ!!」
「べろべろばー嫌よっ!!」思い切りリンセーナが挑発してきた。
「!!!KILL!!」男の掛声と共に物凄い銃撃の音が響き渡った。
だが、全ての弾はルィザーが張ったバリアで全く平気であった。
ダダダダダダダダッンンンン!!「リンセーナさま..この後どうします?」
ダダダダダダダダッンンンン!!「とりあえず、リスラーニュたのむわ!!」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーOKなのだーーー!!」
「ブシャキ!!絶頂ぉぉぉーー!!ゅゅゅゅゅゅーー!!」
リスラーニュが僧侶の呪文である”絶頂の言葉”を男たちに投げかけた!!
周りにいた男達は次々と卑猥な声を上げて昇天していった。
「なっ?ワタシの精鋭部隊が!!」男達の後ろで指示していた女性が真っ青な
顔して困惑していた。
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー。リンちゃん。あの女はどうするんだ?」
「どうやら同じ学園の子みたいだから当然バトルよ!!」
リンセーナがカードを空中に数枚放り投げた!!
「くっ!!マケテたまるか!!」相手の女性もカードを空中に放り投げた!!
「コール。アイテムカード{鰐口}!!
アンド、{狙い}カードに{電撃}カードでゴーよ!!」
バリバリリュ!!「くひゃあああんん!!」リンセーナの身体が大きく跳ねた!
「フフフ。どうね?乳首の電撃責めは?」
「・・・・ぐぬっ..こいつ..拷問カードの使い手ね...」
「マダマダです。コール。アイテムカード{スティック}!!Wプラスカードで
{狙い}カードね!!」
バリバリリュ!!「あひゃぁぁんんん!!」リンセーナの腰が大きく落ちた!
「フフフ。どうね?電撃棒の味は?」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー。リンちゃん。イきそう?イきそう?」
リスラーニュは平然とリンセーナの中に喰い込んでいる棒をつついてきた。
「こらぁぁーー!!リスラーニュ!!つつくなぁぁーー!!くふぅぅーーんん!」
ぽたぽたっ。リンセーナの足元にはしたない雫が垂れ始めてきたいた。
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー。リンちゃん。結構好き者だね。つんつん。」
「やめぇぇーー!!リスラーニュ・・・・」
「フフ。ドウヤラこの勝負もらいましたね。」
「残念だけど、これしきでは負けないわ..今度はこっちよ。勇者カード{スライム}
カードよ!出でよーー!!」
ブパァァンンーーー「オオゥゥゥォォーーー」<巨大なスライムに包まれる女性>
「アンド{溶解}カード!!」女性の服が次々と解かされ全裸になってしまった。
「アハハハ!!コンナノ問題ナイネ!!」
「まだまだよ!!プラスアイテムカード{媚薬}カードで、名付けて媚薬スライムよーー!!」
「What!?ウァァァーーーンンンン!!!Oh−−−−!!」
媚薬スライムの中で悶え喘ぐ女性。開いた膣内にはびっちりと媚薬スライムが侵入し
詰めてしまった。
「アアアアアッッッッッンンンンッッッッ!!!!」女性は完全に失神してしまった。
それと同時にリンセーナへの攻撃も消え、カードだけが地面に落ちていた。
「じゃあ、あなたのカードもらうわね。」リンセーナは失神している女性からこの場で
使ったカードを回収した。
「ぅゅゅゅゅゅゅーーー。リンちゃん。あんまり入らなかったね。」
バキィィィィーーー!!リンセーナの拳がリスラーニュの頭をごついた。
「あんたがくだらない事をするからよ!!」
「ぅゅゅゅゅゅゅーーーだってぇーー面白いんだもん!!」
「全くこの子は...」
「リンセーナさま..そろそろ昼休みが..」
「ええ、とりあえず着替えていかないとね。」
リンセーナたちは、失神している女性を置いて校舎に戻っていった。
こうして今日もまたリンセーナの羞恥な闘いが終わったのであった。
だが魔王を倒すべくその日まで勇者リンセーナの羞恥な闘いはこれから
まだまだ続くであろう...
<完>(本編につづく。)