最終話「アイコラ」
例の写真集の約束が決まってから数日後、絵里代は顔を真っ赤にしなが
ら、早足で安希の控え室に向かっていた。
ガチャリ!
絵里代はノックもせずに、いきなり安希の控え室に入ってきた。
「ん?絵里代ちゃん?いきなり入るなんて礼儀知らずじゃない?」
「安希お姉さまっ!!こ・これはどういう事です!!」
絵里代はえらい剣幕で安希に向かって1冊の雑誌を投げた。
「どういう事って一体何のことかしら?」
「その雑誌、よく見てください!」
「ん?これってよくあるアイドル投稿雑誌じゃないの?絵里代ちゃん、何
か撮られたの?」
「・・・・ふ・ふざけないでくださいっ!!」
絵里代は顔を真っ赤にしながら、安希に何かを訴えようとした。
「絵里代ちゃん?どうしたの?私が何かしたみたいな顔してるわね?」
「安希お姉さまっ!!わ・私怒っているんです!!」
「そうなの?で、この雑誌が何か関係してるってこと?」
「お姉さまっ!!!」
「はいはい、そんな怖い顔しないでよ。見ればいいんでしょ?」
安希は絵里代が投げつけたアイドル投稿雑誌をパラパラとめくって見た。
「ん?もしかして、この生パン撮られたのに怒ってるの?」
「違いますっ!お姉さまっ!もっと後の方ですっ!!」
「・・・はいはい、何そんなにカリカリしてるのかしら?」
「・・・・・・」
睨みつけてる絵里代の前で雑誌をパラパラとめくる安希、そんな安希の
指がふとあるページで止まった。
「・・・あちゃぁぁ..そういう事か..」
安希は少しマズイ顔をして手で頭を軽くかき始めた。
安希が止めたページはアイドルコラージュ、いわゆるアイコラのページ
だった。
このアイドル投稿雑誌ではネットで見つけたアイコラを載せて採点する
という特集を毎回やっていたのだ。
もちろんグラビアアイドルの絵里代は人気が高く、毎回いろんな裸のア
イコラが載っていた。
「・・・へぇ〜みんな上手いわね♪これなんか、本当に脱いでる感じよね。
これも凄いわね」
「お姉さまっ!ふざけないでくださいっ!その先を見てください!」
「この先?やっぱり見なきゃだめなのかしら?」
「お姉さまっ!!」
「はいはい、わかったわよ..この先は..えっと今月の論外アイコラコ
ーナーね」
論外アイコラコーナー、それは今、現在アイコラ技術が進んでいる中で
あまりにも下手なアイコラを紹介するコーナーだった。
要するに下手なアイコラを雑誌担当者がバカにするコーナーであるのだ
が、どうやら絵里代の怒りはこのコーナーに原因があるようだ。
「何々、このアイコラは首と身体の間にはっきりとラインが出て下手すぎ
です。身体の素材はまあまあですが笑顔の顔は全然マッチしません。論外
すぎるアイコラです」
「・・・そのアイコラどう思います?」
「かなり駄目押しされてしまったわね。アイコラにもテクニックがあるのね」
「お姉さまっ!真面目に答えて下さいっ!!」
絵里代は凄い形相で安希を睨みつけてきた。
「何、こんな下手なアイコラに怒ってるのよ?絵里代ちゃんのM字姿の秘
部ぱっくりアイコラだけどこんなの誰が見たってアイコラってわかるじゃ
ないの?」
そう、絵里代が怒ってるアイコラは絵里代の裸のアイコラで卑猥な姿と
なっているが、誰が見ても加工写真とわかるほどの最悪の下手さであった。
だが安希は、こんな写真に絵里代が何故、怒っているか本当はわかって
いた。
そもそもアイコラで文句を言ってきた段階で全てを把握していた安希だ
からだ。
「安希お姉さまっ!そのアイコラ!安希お姉さまが作ってネットに出した
んでしょ!!」
「・・・・・なんで、そんな事がわかるのかしら?」
「そ・それは...」
「それは何なの?」
「それは、その身体が私の身体だからですっ!!」
そう、本来アイコラは本人とは別の身体を加工するのが基本なのだが、
その身体自身も本人だと絵里代は言ってきた。
安希はそんな絵里代の問い掛けに白々しい事を言ってくる。
「たまたま似てるんじゃないのかしら?」
「そ・そんな事はありませんっ!!自分の身体なんですから見間違えるこ
となんてないです!」
「私が加工したといいたいのかしら?」
「そうですっ!その写真、安希お姉さまがこの前デジカメで撮った写真っ
て事ぐらいわかります!あの時、私をM字にさせて秘部を開かせた時に撮
ったのはわかっているんです!」
そう、例の写真集を決めた夜の時に安希がふざけて絵里代の写真を撮っ
ていたらしい。
それも裏本まがいのポーズを無理矢理、絵里代に頼んで撮ったのだ。
「ふぅ...そこまで確信づけられたら言い逃れは出来なそうね..」
「じゃあ..やっぱり安希お姉さまが!?」
「ええ、このアイコラは私が面白半分で作ったのよ。もちろん、あなたの
言うとおり身体もあなたのをそのまま使わせてもらったわ♪」
「!!ひ・ひどい..お姉さま..なんでこんなひどいことをっ!!許せ
ないっ!」
絵里代は涙を流しながら安希に怒り出した。自分が心から信じていた安
希に裏切られたことにショックを隠せない感じだ。
「何、そんなに悲壮な顔をしてるんのよ?そんなにヒドイことしたかしら♪」
「ふ・ふざけんなっ!あなた何したかわかってんのかっ!!」
まったく反省の色を見せない安希に絵里代がついにきれかかろうとして
くる。だが、安希は全く動ぜず絵里代を刺激するようなことを言ってきた。
「ねえ、絵里代ちゃん。これモザイクかかってるけど実際のものをネット
で見たことある?」
「実際って?ま・まさか..」
「そう♪実際はおま●こ丸見えよ♪モザイクなんて面倒なことしないわよ」
「・・・・・そ・そんな..」
「いいじゃない?おま●こ晒したぐらい♪こういうの本当は好きなんでしょ?」
「ふざけるなっ!!誰がそんなの好きなのがいるもんか!あんた頭がおか
しいんじゃない!」
「ふふ♪おかしくないわよ。本当の事を言っただけよ。絵里代ちゃん」
「何が本当のことよ!最初から私をヒドイ目にあわせるつもりだったのね!」
「心外だわ。じゃあ、あなたに1つだけ確認していいかしら?」
「?何を確認するっていうのよ!」
「そんなに怒って悔しいってことは、ものすごく不快感ってことよね?」
「当たり前よっ!誰がこんなので快感をおぼえると言うの?」
「そう♪じゃあショーツを脱いでもらって確認してもいいかしら?絵里代
ちゃん?」
「えっ!?そ・それは..」
「あら?どうしたの?今、不快感でいっぱいなんでしょ?」
「そ・そうよっ!不快感でいっぱいなんだから..なんだから..」
急に弱腰になってくる絵里代..そんな絵里代に安希は逆に強気になっ
てくる。
「じゃあ、今すぐ確認しましょう♪不快感ってことは濡れてないってこと
よね?まさか、ここまで怒ってる最中に濡れてたら、あなたこそおかしい
わよ」
「あ・安希お姉さま..わ・私、濡れてませんからっ!確かめなくても結
構です・・・」
「念の為よ。もし濡れてなかったら私は全裸になってあなたに土下座して
謝罪するわ。それだけじゃ許されないから自分で無様な姿を撮って自分で
街中にばら撒くまくから」
「そ・そこまでしなくていいですから..あの..もういいですから..」
「どうしたの?絵里代ちゃん?さあ、確認させてもらうわよ」
「安希お姉さま..それだけは許してください..ぁぁ..」
「許してもらうのはこっちの方じゃない?おかしな子ね」
「・・・・・・・ぁぁ..」
安希は絵里代の言葉を無視して手馴れた手つきで、素早くスカートのホ
ックを外してスカートを床に落としたのであった。
「あら♪絵里代ちゃんって結構汗っかきね?ショーツが汗でぐしょぐしょ
になってるわよ〜」
「ぁぁぁ...」
「汗もかいてることだから取替えましょうね♪絵里代ちゃん」
「・・・・・・・・」
安希はそう言うと同時にショーツの腰の所に指をかけて一気に下に下ろ
してきた。
絵里代は、安希の行動に対して目をつぶって小刻みに震えている。
そう、絵里代には自分の下半身がどうなっているのかを大体わかってい
たからだ。
「ふふ♪絵里代ちゃん、これって何なのかしら?」
安希はくすくす笑いながら絵里代の恥丘を指で軽くなぞってきた。
ショーツを下ろされて露になった絵里代の秘部からは粘り気のある愛液
が糸のように次々と垂れていた。
絵里代は安希の言葉に観念したかのようにつぶっていた目を開き、自分
の淫らな秘部を確認してきた。
「・・・・ぅぅ...」
あまりにも淫らな姿に絵里代は顔や身体を真っ赤にし始めた。
「ふふ♪絵里代ちゃん、これは汗かしら?絵里代ちゃんは何に見える?」
「・・・・ぅぅ..安希お姉さまのイジワルぅぅぅ・・・」
「さあ、はっきり言いなさい!絵里代ちゃん♪」
「それは..私の愛液です..」
「ふ〜ん、そうなんだ♪何だかんだ言って感じていたんだ」
「ち・違いますっ..い・今・・脱がされたから溢れてきたんです..」
「そう?それなら中を開いても大丈夫よね?」
「えっ!?お・お姉さま、それだけは許して!!」
「もう遅いわよ♪」
安希は既に絵里代の陰唇に指をかけており止められる状況ではなかった。
絵里代が何かを言ようとしたが、もう間に合わず絵里代の陰唇は安希に
よって左右に大きく開かれてしまった。
「ぁぁぁぁ...」
絵里代の軽い喘ぎと共に大きく開かれる陰唇。開かれると同時に中に溜
まっていた愛液が一気に溢れ出してくる。
もはや、絵里代は何の言い訳も出来ない。
そんな絵里代に安希が意地悪く問い詰めてきた。
「絵里代ちゃん、すごいお汁ね♪ここに来るまでに男と遊んでいたのかし
ら?」「あ・遊んでなんかいましぇん..ぁぁ..指で擦らないで..」
「まだまだ垂れてくるわよ。わかったぁ♪絵里代ちゃんが怒った理由わか
ったわぁ♪」
「!?り・理由って..」
「私が変なことをしたので濡れすぎて仕事になんないから怒りにきたんで
しょ?」
「そ・そんなこと・・・ありません・・」
「嘘・うそ♪こんなにぐしょぐしょで何言ってるのよ。ほら、こうすると
音が響くわよ」
安希はわざと水音を立てながら絵里代の秘部を弄ってきた。
「お・音立てないでぇぇ・・・安希お姉さまぁぁ・・・」
絵里代は自分の秘部から流れる卑猥な音にだんだんと快感が増していき、
頭の中が空っぽになっていく。
怒りにきたはずなのに、気が付くと絵里代はあっさりと安希に負けて堕
ちてしまった。
「安希お姉さまぁぁ〜もっと弄ってぇぇ〜かき回してぇぇ〜〜〜」
「ふふ♪やっと素直になったわね。絵里代ちゃん♪」
あまりの快感に絵里代はもうどうでもよくなってきた。そんな絵里代の
表情に安希は妖しい微笑をしながら絵里代をさらに堕とそうとしてきた。
「ねえ?絵里代ちゃん♪アイコラの件、笑って許してくれるわよね?」
「はい♪もういいですぅぅ〜その代わり絵里代をもっと弄ってくださいぃ〜」
「ふふ♪しょうがない子ね。でも、これでわかったでしょ?絵里代ちゃん
って見せたがりなのよ」
「・・・・・そ・それは..ち・違うぅぅ・・・」
「強情な子ね。じゃあ今日も何でノーブラなの?この前もノーブラだった
気がするけど?」
「たまたまです..今日も暑かったから..」
「そう..まあいいわ。けど絵里代ちゃん濡れすぎよ。ここまで感じるな
んてやりすぎたかしら?」
「・・・・・・・・」
安希の言葉にビクっとする絵里代。まさか、自分でもこんなに濡れてい
たなんて思ってもいなかった。
さっきまでは本当に安希の事に腹を立てて悔しい思いでいっぱいだった
のは間違いない。
ただ裸を見ず知らずの人に見られたという恥ずかしさは強く感じており、
これがこんな形で出てくるとは夢にも思わなかったのだろう。
(私?本当は感じてたの?そんな事ない..私はそんな女じゃないもん..)
そう、絵里代は信じることが出来なかった。きっと安希の責めが上手い
からだと..安希に責められる事が好きだからと必死に自分をごまかす事
に決めた。
(アイコラはどうせバレないんだし..濡れてたのも、きっとお姉さまに
弄ってもらいたかったのよ..)
絵里代は安希に弄られながら必死で自分への言い訳を作る。そんな絵里
代の様子を秘部を弄りながら安希はニヤニヤしていた。
「ふふ♪可愛い子♪一体何を考えてた・の・か・な♪」グリグリッ♪
「ふぁぁぁっっっ!!」
「そう言えば、写真集ではヌードが決まったんだよね?」
「は・はい..まだ打ち合わせはこれからですが..」
「そう♪じゃあ、まだしばらくは時間があるわけね」
「はい..」
「せっかくのグラビアアイドルが何のステップも無しで、すっぽんぽんじ
ゃ勿体ないわね♪」
「・・・・勿体ないって..」
「写真集を出す前に少しずつ、露出慣れしてもらおうかしら〜♪」
「お姉さま?ど・どういう事です..」
「せっかく普段からノーブラでいるんだから、そのおっぱいを少しずつ晒
していくってことよ♪」
「えっ..おっぱいを!?そんなこと出来ませんっ」
「そうかしら?絵里代ちゃんなら、きっとやってくれるよね♪」
「だから、やりませんから..!ああっ..弄らないでぇ〜」
「そんな我がままは、ダ・メ・よ♪やってくれたら今、ご褒美あげるから♪」
「・・・・・・・」
「どうしたの?ご褒美欲しいんでしょ?それともぐしょぐしょのおま●こ
のまま帰る?」
「・・・わ・わかりました..お姉さまにお任せします..」
「ふふ♪いい子ね。じゃあ、ご褒美をあげるからソファの方でしようね〜」
「・・・・はい..お姉さま..」
結局、絵里代は更なる安希の策略にはまっていく。
いや、もう絵里代には何を命じても一切の抵抗が出来ないことを安希は
確信した。
愛液を垂らしながら、ご褒美を楽しみに待っている絵里代を見ていると
アイドルを堕とす行為がまだまだ止められない安希だった。
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