かんたん、かんたん♪
私は順調に両手を広げながら
進んでいく。
横からは水上カメラマンが私を
追いかけて収録している。
「がんばれー、さやかー!!」
周りからは、4人のメンバーが
応援している。
「さすが運動神経いいですね。
白い肌が夜のプールに浮かび上
がっています。おへそがかわい
らしいですね。」
司会者が実況を続けている。
なんかエッチだわぁ〜
「ブルマからはかわいいおしり
が浮かび上がっています。おっと、
Tシャツの下はノーブラか?」
ちょ、ちょっと、何実況してるの?
「おっぱいが大きいですね。C
カップ以上ありますよ、おっと、
2つのポッチがうかびあがって
いるぞ!」
・・・やめてよぉ。恥ずかしいよぉ。
この時から、この収録が異常の
ものであると感じ始めた。
しかし、気づくのが遅すぎたこと
がやっとわかった。
私はアナウンスに動揺しながらも、
1stチェックポイントの浮島に
たどり着いたのであった。
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