矢井中 知緒（ちおん）。 彼女は赤い縫製と言われるほど、 天才的な裁縫の腕を持ち、プロの 裁縫士からもその速さに驚きの言 葉を出してしまうぐらいであった。 その腕を見込んで、親友のヒトミ ィー（仁美）が自分が着るコスプ レの衣装をよく頼んでくるのであ った。 もちろん、ちおんの腕を持ってす れば、どんな衣装でも作れるのだ が、どうしても作れないものもあ ったのだ。 ヒトミィー「ねぇねぇねぇ〜〜、 どうしても！どうしても作って欲 しいコスプレがあるのよぉぉ〜」 ちおん「私に作れないものはないっ」 ヒトミィー「さすが、ちおん〜♪ それでこそ紅い縫製よっ！」 ちおん「で、何を作ればいいんだ．．」 ヒトミィー「悪●将軍さまぁぁ〜♪」 ちおん「・・・・・・・・・・・・」 ヒトミィー「ちゃんと鉄の方は工 面するからぁ〜ねっねっ〜♪」 ちおん「私は鍛冶屋じゃない．．」 さすがのちおんでも鎧を作るのは 無理であった。
