☆後日談☆
「上手くいったわよ〜。ありがとう凛」
「ちっちっ!礼は無用だぜ」
実は派手な演技を凛に教わっていた
美紗里。
「だが、まだまだ甘いな。せっかくなら
これぐらい演出しないとな」
教室の扉の近くの廊下で話していた2人
のとこにちょうど蘭が慌てて出てきた。
ドカァッ!「おっと悪ぃ」
軽く凛の体に当たっただけだが、何と
すごい勢いで10mほど凛が廊下を
空中を跳ねながら転がっていったのだ。
ギュルギュリリリリィィィーー!
ゴロゴロゴロッ!ドカァァァーンン!
まるで猛牛に体当たりされたかの様に
吹っ飛んでいった凛。
「り・凛っ!てめぇ..」
わざと吹っ飛んだ凛に抗議しようと
思った蘭だったがすでに野次馬が来て
手遅れとなっていた。
凛のせいで蘭の危ない伝説がまた1つ
作られてしまった。
(これは凛しか使えないと思うわ..)
心の中で深く思う美紗里であった。
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