お父さんの強引な押しによって背中を
洗ってもらうことになってしまった私。
諦めてイスに座った私を見て、お父さ
んは早速タオルに泡を立たせ始めた。
「じゃあ、洗うぞぉ・・」
「はい、どうぞ..ぅぅ..」
お父さんの持つタオルが私の背中を往
復する。
意外にお父さんの方も丁寧にやってく
れせるせいか気分が落ち着いてくる。
(何か子供の頃に戻っていく感じ・・)
だんだんとリラックスしていく私だっ
たか、それを一瞬でぶち壊すような事
をお父さんは聞いてきた。
「ところで沙智菜ぁ・・お父さん、1
つ聞いていいか?」
「うん..いいけど..何のこと?」
「お前、高1という事は..もうヌイ
てるのか?」「ぬいてる?」
「いや・・・ほら、もう自慰をしてる
かなと思って..」
「!!な・な・な・・なに馬鹿なこと
いって・て・てんのよ!!」
私はお父さんの質問に一瞬で顔を赤ら
めてしまった。
でも、この慌てつきがお父さんへの無
言の回答となってしまったのであった。
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