悠子がいじめられていると聞いて、急いで
いじめをしている場所へ行くと本当に悠子
が内川さんたちに囲まれていたのであった。
「内川さん!そんなとこで何やってるんで
すか!」
「・・・新宮?ちょっと、この子の罰を今
からしようとしてたのよ」
「さっちん..私が悪いの..悪いの..」
「一体、悠子が何をやったと言うんですか?
内川さん!」
「さっちん..私のことはほっといて..」
「悠子..ここは私に任せて..」
私は悠子の前に行き、この場を何とかしよ
うと内川さんたちと話しあうことにした。
「詳しく教えてくれないかしら..内川さん」
「いいわよ..元々はこいつがミスの連発
するんで、あたしのとこのソフトが負けた
んだよ」
「それは仕方の無いことじゃ..」
「あたしは、こう見えても中学の時はソフ
トで大会にも出たんだよ。こいつさえミス
しなければ勝てたんだよ」
「でも、罰はあんまりじゃありませんか」
「始めから決めてたんだよ。試合する前か
らミスが多かったやつは罰を受けるとな」
「そんな..」
「私もね。出来ればクラスメイトにこうい
う事はしたくないんだけど、こいつが急に
嫌がったからこうして囲ってんだよ」
「だって..あんな事、こんなとこで..
人が来たら私..私..」
「悠子...」
「そういう事だから新宮、あんたも口出さ
ないでくれるかな。これは、あたしたちの
問題なんだから」
「・・・・・・」
「さっちん..私の事はもういいから..」
そう言われても後に引くわけにはいかない
私は最後まで悠子を守ることにした。
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