「お母さん〜、まだ描き終わらないのぉ〜」
「もうちょっとよぉ〜」
「もう3時間も座ったままよぉ〜」
「だから、もうちょっとよぉ〜」
「いったい、どこまで描いたのよっ」
我慢できなくなった私はお母さんの絵を覗き
に行くことに決めたのだ。
「ちょっとぉーモデルが動いちゃダメよ」
「それよりもまだ全然出来てないじゃないの」
「まずは雰囲気をつかまなくちゃね♪」
「3時間でそれじゃ、いつ完成するのよっ」
「だいたい、私は人物画は苦手なのよ〜」
「ううぅっ、描く前は大得意って言ったじゃ
ないっ!」
「もちろん大得意よ♪沙智菜ちゃんが協力
してくれるなら、腕を見せてあげるわよ」
「だから、こうして協力してあげてるじゃ
ないのっ!」
「ふふふ♪お母さんの得意な絵は裸婦画なの
よぉぉぉーー」
「裸婦画ってぇぇーーそんなぁぁぁーー」
私の必死な抵抗はむなしく、あっという間に
服を脱がされて全裸にされてしまいました。
「さてっ♪これで準備OKねっ」
「んもう〜、お母さんったらっ。今度こそ早く
描いてよね」
「んん〜、けど、ただの裸じゃ芸術度が低す
ぎるわね〜」
そう言って、縄を用意してくるお母さんに私
はどうしたらいいのっ!
周兄さん〜、お母さんが暴走しはじめてるぅ〜
縄で縛る芸術なんておかしいよぉぉぉぉーーー
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