魔法のステッキ(挿絵:さばにしきさん)

※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。
【おしゅうちさま 第19話】より抜粋。
魔法のステッキを実現させてしまう「おしゅうちさま」であった。

お昼すぎのホームでは今日も騒がしい者が、はし ゃぎながらやってきた。 それは小学生低学年の女の子たちであり、「おし ゅうちさま」の対象には数年足りないので、ただ の騒がしい集団でしかない。 顔も可愛く、発育もいい感じのため、あと7・8 年も経てばどの子も素晴らしい女性になるだけに 残念な思いで見ていた「おしゅうちさま」。 そんな中、相変わらずステッキみたいなおもちゃ を振り回して遊んでいる女の子たち。 どうやら魔法少女のアニメで主人公が持っている ステッキのおもちゃで遊んでいるらしい。 「プリリパ、パレラ〜婦警さんになぁれ〜」 「私はスチュワーデスさん」「私はナース」 「じゃあ私は保母さん〜」 その言葉を聞いて何かを閃いた「おしゅうちさま」 が女の子たちのステッキに力を与えたのだ。 そして、力を含んだステッキで唱えた女の子の身 体が何とアニメと同じに17歳の女子高生時に成長 したのだ。 ただし、アニメの様に服が変化するわけではなく 服がそのままでビリビリに敗れた恥ずかしい姿に なってしまった。 見事なおっぱいやいろんなとこが丸出しになって もしかしたら泣いてしまうかとハラハラした「お しゅうちさま」だが、どうやらそれは無く、大人 になった事に大喜びしていた。 こうして、夢見る女の子の夢をかなえてあげた 「おしゅうちさま」であった。